日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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クラシカルオステオパシーのすすめ 7

お知らせ・・日本クラシカルオステオパシー協会は正式に2018年1月からのファンデーションコースの開催を決定しました。それに先立ちましてクラシカルオステオパシーを知っていただく為のワンデイの紹介セミナーも行います。紹介セミナーは12月10日(日)に私の施術所で行います(午前と午後の二部制)。詳細は日本クラシカルオステオパシー協会のフェイスブックページをご覧になってください。私のメールkaiondo102@yahoo.co.jpに直接ご連絡下さっても構いません。本当はリンクを貼れればよいのですが、すみませんやり方が分かりません。よろしくお願いいたします!!


何度も申しますように、私はクラシカルが初めさっぱり理解できませんでしたが約10年に渡るお付き合いの中で、ようやくクラシカルの素晴らしさが少しずつ理解できるようになりました。

20分のシンプルなルーティンの中に人様の身体を治す全ての要素が入っていると思います。身体の筋肉や靭帯といった軟部組織を緩め、骨格を整え、血液やリンパ液、脳脊髄液といった体液の循環を改善し、内臓を賦活し、免疫細胞を活性化させ、自律神経を安定させていきます。さらにはそれらを全て司るバイタルフォース(生命力)へアプローチしていきます。そして何よりも大事なスティルの時代から息づく、人の観方と治癒への導き方を説く原理原則と哲学が色濃くのこされております。もう手技療法家としてこれだけ学べば十分といっても過言ではないでしょう。
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しかしそれだけに実際に効果を出せるようになるまで難しく、時間もかかる場合もあるかもしれません。そのためでしょうか、多くの先生がせっかくクラシカルを学びながらどのように臨床で結果をだしていけばよいのか分からず、結局クラシカルから離れていくという悲しい現実もあります。
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私はクラシカルを知ることで改めて今まで学んできた身体均整法と東洋医学理論を見直せただけでなく、技術的には均整と長野式鍼灸(手技に応用します)、オステオパシー誇張法をクラシカルという接着剤で一つにまとめることができました。さらには生命力に対するアプローチという自分に最も足りない事を教えてくれたのもクラシカルオステオパシーでした。私も確かに一時期クラシカルとは縁遠くなりましたが、通訳を仰せつかり、再び付き合うことが出来たのはようやく20年になる自分の施術家人生で非常に幸運であったと思います。

そんなこんなで私の考えるクラシカルオステオパシーをかなり自分勝手に書かせていただきました。クラシカルってどんなものか知りたい先生方、あるいは学んでみたいな、という先生方に少しでもお役に立つことが出来れば幸いであります。

今週の木曜日から協会の会長のお伴でベルリンのオステオパシーカンファレンスに行って参ります。クリスチャンフォッサム先生をはじめ、ヨーロッパやアメリカの有名な先生方が講演、ワークショップをされます。そんな凄い大会に出席できるのは本当に光栄であります。いくつかのワークショップに私も受講生として参加しますので、帰国後はそのご報告が出来ればと思っております。

ということでクラシカルのファンデーションコースのご参加、お待ちしておりま~す!!







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# by kaiondo102 | 2017-11-14 14:31 | オステオパシー | Trackback | Comments(0)

クラシカルオステオパシーのすすめ 6

お知らせ・・日本クラシカルオステオパシー協会は正式に2018年1月からのファンデーションコースの開催を決定しました。それに先立ちましてクラシカルオステオパシーを知っていただく為のワンデイの紹介セミナーも行います。紹介セミナーは12月10日(日)に私の施術所で行います(午前と午後の二部制)。詳細は日本クラシカルオステオパシー協会のフェイスブックページをご覧になってください。本当はリンクを貼れればよいのですが、すみませんやり方が分かりません。よろしくお願いいたします!!


クラシカルオステオパシーは疾患を発症させる要因である、そういった「流れ」を滞らせる要因に対して身体の歪みや病変部を操作することによってアプローチします。

筋骨格系だけでなく、皮膚や様々な軟部組織の異常による物理的な脈管系への圧迫をリリースしていきます。自律神経にアプローチすることにより、高すぎる交感神経は下げ、低すぎる副交感神経はあげていきます。血管運動にアプローチすることにより、血液循環を正常化し、身体全体の体液分布を平衡化していきます。内臓運動にもアプローチすることにより、臓器の活動も正常化します。もちろん、スティルが大変重要視した脳脊髄液に対しても頭部や脊椎の治療により、その流れを改善していきます。クラシカル特有の身体力学を考慮したアプローチにより、体腔間のバランスをとり全身の体液の流動性を正常化していくこともします。また、リンパポンプ技法のように、ダイレクトに免疫力を上げていくこともできます。

昨今では筋膜に対するアプローチが大人気のようです。しかしスティルは当時から筋膜の重要性を「疾患を見つけ、治療する場所である」と重要視しておりました。そしてクラシカルオステオパシー技法の特徴である支点を作り四肢をテコとして大きく動かしていく見た感じ物凄く単純な方法は、カークスビルで研究、教育されていたノルウェーのクリスチャンフォッサムD.O曰く、最も筋膜をリリースするのに効果的な方法である、とのことであります。

まだまだ、他にも色々な方向から身体にアプローチしていると思いますが、クラシカルオステオパシーでは、Total Body Adjustment,といって、20分程度で全身を治療していくルーティンがその治療のメインになりますが、それだけで全てやっているのです。ただ、ゆらゆらさせて、くるくるして、もみもみしているだけのように見えますが、実は物凄いことをやっていたりするのです。人さまの身体を改善していくための全ての要素が、あのルーティンに入っているのです。

正直、私はクラシカルの素晴らしさをついこの間まで全然理解できませんでした。あまりの見た目のシンプルさを大きく誤解しておりました。お恥ずかしいことです。

しかし、JACOの皆さま、クリス先生やマービン先生、キャンベル先生、そしてリトルジョンの文献から、私のこの曇った目もお陰さまで少しずつ開いてまいりました。ありがたいことです。




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# by kaiondo102 | 2017-11-08 23:46 | オステオパシー | Trackback | Comments(0)

クラシカルオステオパシーのすすめ 5

お知らせ・・日本クラシカルオステオパシー協会は正式に2018年1月からのファンデーションコースの開催を決定しました。それに先立ちましてクラシカルオステオパシーを知っていただく為のワンデイの紹介セミナーも行います。紹介セミナーは12月10日(日)に私の施術所で行います(午前と午後の二部制)。詳細は日本クラシカルオステオパシー協会のフェイスブックページをご覧になってください。本当はリンクを貼れればよいのですが、すみませんやり方が分かりません。よろしくお願いいたします!!

人は何故病気になるのでしょうか?
今日これだけ医学が発達しているのに、なぜ病に苦しむ人は全く減らないのでしょうか?

自身も3人の子供を髄膜炎で亡くした元々M.DであったATスティルも同じようなことをきっと考えていたのかもしれません。そして当時の医学に失望したスティルは沢山のインディアンの遺体を解剖し、自身でも様々な体験を積み、筋骨格系の位置異常が疾患に大きく関わることを発見しました。

さらに筋骨格系の位置異常から考えを進め、「液体の流動性が途絶えたとき疾患が発生する」「動脈の支配は絶対である」「血液の流れが停滞すると、そこで血液がfetmentation(発酵、もしくは腐敗)する」といった体液循環の重要性を示唆する言葉をスティルは遺しています。

JMリトルジョンは筋骨格系の位置異常による人体の生理学変化が(過剰な反応、あるいは反応の低下)となり.体液の流動性が損なわれることが疾患の大きな要因であると考えておりました。

余談でありますが、東洋医学の世界でも昭和初期の超名人鍼灸師、澤田健先生は疾患の原因は血液の不均衡である、と確か鍼灸真髄で述べておりました。流れのない水が腐り、そしてボウフラが湧くように、洋の東西にかかわらず流れが滞ることが病気の大きな原因であると考えられていたようです。そして身体の中の流れが順調であれば、ウィルスや細菌、ストレスといった外的な要因の負けることはない、ということでしょうか。

では、何の流れが滞るのでしょうか。それは血液やリンパ液、脳脊髄液、様々な内分泌液といった目に見える体液だけでなく、リトルジョンのいうNerve Force(神経力?)やあるいは経絡の流れもそこに含まれるのでしょう。

それでは、何が流れを滞らせるのでしょうか。その一つは筋骨格系の緊張や硬直といった脈管系への物理的なブロックが考えられます。あるいは自律神経のアンバランスによって血管やリンパ管が収縮あるいは拡張し、その流れが阻害されることもあるでしょう。脊椎病変や全身の姿勢異常によって、身体の浅い層や深い層、各体腔間や四肢における体液循環の不均衡が作られる場合もあります。私はよくわかりませんが、脳脊髄液や神経force、経絡もそういった要因によって流れが滞るのではないかと思います。

そういった流れの滞りが、免疫力を落とし、消化吸収、排泄、循環、内分泌に悪影響を与え、疾患が発症しやすい体内条件を作るのでしょう。

その内的要因が身体の歪みを作り、脊椎や骨盤、肋骨や頭蓋骨に病変を作ります。また、その逆、外的要因が内的要因を阻害することもあります。その身体に現れる様々な形の「歪み(オステオパシー病変)」を整えていくことが病気を改善することに繋がる、という考えを実臨床で証明しさらに深く探求続けたのがスティルとリトルジョンでありました。

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# by kaiondo102 | 2017-11-08 14:15 | オステオパシー | Trackback | Comments(0)

クラシカルオステオパシーのすすめ 4

リトルジョンの素晴らしさはそれまでスティルの解剖学的位置異常を治すことのみに終始していた考えを、さらに発展させたことです。
ではその位置異常を治すとどのような生理学的な反応が身体に引き起こされ、身体は治癒にいたるのか。オステオパシー的な観点から疾患はどのように人体で作られ、その時、身体の生理学はどうなっているのだろうか。そして、人体の力学や内臓と体表の関係、個々の疾患の背景とその原因及び治療方法を詳細に研究したことだと思います。

いわばスティルがある意味感覚的に作り上げた(勿論スティルは解剖学に精通しておりました)オステオパシーをリトルジョンはさらに医学的に深めていったのではないでしょうか。

実際、リトルジョンがカークスビルを離れることは大きな頭脳的損失であったと、フライエットの法則のハリソンフライエット博士はおっしゃっていたそうです。

また、リトルジョンはどんどん現代医学的になり、部分的な処置で満足するアメリカやイギリスのオステオパシーを嘆き、本来スティルが伝えていたオステオパシーの姿を頑なに守り続けました。

そのリトルジョンの業績はジョン・ワ-ナム先生に引き継がれました。

ワーナム先生はあまりにも西洋医学的になってしまったイギリスのオステオパシーから袂を分かち、ご自身で大学を設立、リトルジョンの研究を纏めながらさらに深化させ、本物のオステオパシー(これはワーナム先生の言葉です)志す若者たちを教育し(しごき)、多くの患者を治療していたそうです。

2007年に99才で亡くなられましたが、その2週間前まで一日20人の患者を治療していたそうです。

そのクラシカルオステオパシーは現在、イスラエルのマービンウォルドマン先生、アイルランドのクリスキャンベル先生、イギリスのクリスバッテン先生らが受け継ぎ、イギリスからヨーロッパ全土、カナダ、そしてこの日本にまで拡がっています。

※ ということで11月3日より始まるキャンベル先生のワークショップの前にクラシカルオステオパシーのすすめを終わらせたかったのですが、無理でした。すすめの続編はワークショップ終了後また再掲させていただきますので、またよろしくお願いいたします!!!

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# by kaiondo102 | 2017-11-01 22:45 | オステオパシー | Trackback | Comments(0)

クラシカルオステオパシーのすすめ 3

昨今では日本でも様々なオステオパシーが学べるようになりましたが、クラシカルオステオパシーの大きな特徴、他のスタイルとの違いというのはなんなのでしょうか。

西部開拓時代の1800年代の半ば、髄膜炎によって3人の子どもを亡くされたアメリカのATスティル博士がそれまで学んでいた西洋医学を捨て、オステオパシーを作り上げたというのは日本の先生方もご存じの話かと思います。

そのスティルが開発したオステオパシーは1800年後半から1900年の初頭、まるで「野火が拡がるように」全米に拡がりました。当時の西洋医学のレベルはお世辞にも高いとはいえませんし、抗生物質のような魔法の薬もありませんでしたので、オステオパシーが拡がるのも当たり前だったのかもしれません。

さらには1900年の初めに大流行したスペイン風邪に対するオステオパシーの治療効果の高さが認知されたことにより、全米あちこちに多くのオステオパシー病院が設立されていったそうです。

そのスティルの所で治療を受けたのがイギリスから渡ってきたJMリトルジョンでした。

リトルジョンは確か喉の結核か何かの病気でイギリスでは治らない、と全ての医師に宣告され、もっと乾燥したところに行け、ということでアメリカに来たそうです。

リトルジョンというのはもーの凄い頭の良い人で、ありとあらゆる学業に精通し沢山の博士号を取得しておりました。

コロンビア大学で学んでいたということですので、多分ニューヨークにいる時にスティルの噂を聞いたのでしょう、そこから随分離れたミズーリ州のカークスビルに行って治療を受けました。すると、どの医師にも治らない、死ぬだけだ、といわれた病気が治ってしまったそうです。そこでリトルジョンはびっくりしたのでしょう、オステオパシーを学ぶことになりました(ちなみにその病気は死ぬまで再発しなかったそうです)。

法医学を修めていたから生理学も修めていたものと思われますが、スティルの設立したオステオパシー大学で生理学を教えながらオステオパシーを学び、やがてD.Oになってからはその大学の長となり、臨床に研究にいそしんでいたようです。

やがてカークスビルの大学を離れたリトルジョンはシカゴに自身のオステオパシー大学病院を設立し、臨床、研究、教育、論文作成に多忙な日々を過ごしました。ここまで聞くと臨床家というより研究者のようですが、調べてみますとオステオパシーだけで様々な疾患に悩むかなりの数の患者さんをシカゴで治療していたそうです。実際に癌に対してのオステオパシー治療の臨床報告だけで約80例の報告がリトルジョンよりなされています。

やがてイギリスに帰国したリトルジョンはBSO(ブリティッシュスクールオブオステオパシー)を設立し、イギリス国内でも臨床、研究、教育に没頭し1947年に亡くなったそうです。


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# by kaiondo102 | 2017-10-31 14:53 | オステオパシー | Trackback | Comments(0)

クラシカルオステオパシーのすすめ 2

2007年に旧日本クラシカルオステオパシー協会の初級コースに出ました。その当時は全部で5回のコースでしたが、その時の正直な感想は「こんなんで治るの?」というものでした。当時、オステオパシー誇張法を学び始めてすぐの頃で、今までに無い筋骨格系に対しての誇張法の効果に驚き、そのオステオパシーの源流であるクラシカルだからもっと効果的な手技なのだろう、と思ってそのコースに出席することにしました。ですが、その内容は当時の私にとってはがっかりするものでした。

私にはあれだけで何が良くなるかさっぱり分かりませんでした。くるくる四肢を回し、背中をゆさぶって最後にボキッとやってハイ終わり。特に何かの症状を持つモデルに対しての治療デモもありません。鍼灸の長野式のセミナーに出てガチンコのデモ治療を見ていた私は、均整法の技法となあなあな講習会に通ずるものを感じ、がっかりしたことを覚えています。もちろんクラシカルの身体調整ルーティンを全部覚えたら使ってはいました。しかし、身体は楽になるものの症状の改善には一向に繋がりませんでした。また私の施術所は夏でも涼しかったので当時クーラーはありませんでしたので、たった20分のルーティンといえども夏にエアコンなしでやりますと私が汗だくになってしまいました。また誇張法の手を当ててじわーっと何かが動く感じの方が好きでした。やっている意味も今一つ掴めず、だんだん私はクラシカルを使うことは無くなってしまいました。

ですが今から考えますと、私がクラシカルを理解できなかったのは無理もないかもしれません。まだまだ経験を積み始めたばかり、治療の右も左もわからない状態でした。脳脊髄液だとかブレスオブライフやらフルフォード先生などまるで以前私が発勁やら合気など中国拳法や古流武術に抱いていた憧れ的な妄想をオステオパシーにも持っておりました。また当時協会で教えてくださっていた講師の皆さんも、そこまでクラシカルで長い間臨床を積んでいらっしゃらないようでした。いってみればイギリスで学んだ知識をあんまり良くクラシカルを分かっていない人がもっと分からない人に教えていたのですから、無理もないことかもしれません。

私がクラシカルってもしかしたら凄いのかもしれない、と思ったのは4~5年前のことでしょうか。2010年頃に初めてクラシカルの国際セミナーの通訳をはじめてもあんまりその良さはしばらくまったく分かりませんでした。しかし今のクラシカルの協会の会長をはじめとする理事の方々はもう何年もオステパシーを学んでいる方たちです。一流一派のトップの先生、モダンなオステオパシーをずっと学んでいた先生、将来の日本のオステオパシーを担うであろう先生が本当に一生懸命私にとっては意味不明なクラシカルに向き合っております。もしかしたらこのクラシカルには私には分からないが素晴らしい何かがあるのかもしれない、と少しずつ思い始めてきました。

もちろんそれまでにイスラエルに行ってクラシカルの神様といわれるマービンウォルドマン先生が現代医学の病院の中で難病患者の最後の砦として様々な病気を改善している事実や、クラシカルをアメリカからイギリスに持ってきたリトルジョンの文献を翻訳することでクラシカルに対する私の曇った目が少しずつ開かれてきたこともあります。

そうしてもう一回クラシカルオステオパシーを見直してみますと、本当は素晴らしい治療法なのかもしれない、ということが少しずつ実感できるようになってきました。

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# by kaiondo102 | 2017-10-30 14:03 | Trackback | Comments(0)

クラシカルオステオパシーのすすめ 1

来年の一月からまたこの大井町で日本クラシカルオステオパシー協会主催のフアンデ―ションコースが開催されることとなりました。地元ですし私も少しだけお手伝いさせていただくことにもなりました。さらにはイントロセミナーといって受講を考えている先生方にクラシカルをご紹介する一日セミナーも開かれ、それもお手伝いさせていただきます。あれほど興味の無かったクラシカルにここまで深く関わるとは思いもしないことですが、そんなこんなを考えるとふと思い出すことがあります。

ほとんど学校に行かなくてよかった大学時代、私はだいたい3つのアルバイトを掛け持ちしておりました。一つは大手スポーツクラブのインストラクター、もう一つは大手英会話学校の講師、そして通訳でした。一番長いのはインストラクターでしたが、私のバイトしていたスポーツクラブはフロントの女の子が可愛いことで非常に有名な店でした。実際フロントのマネージャーは全員顔で選んでいた、と言います。スポーツクラブで運動する会員さんも同年代の女性が多く、フロントの女の子に会員さんの女性、私は滅茶苦茶楽しくアルバイトをさせていたおりました。

しかしそのフロントの中に一人、他の女の子と比べてしまうとお顔の造りではどうしても見劣りしてしまう子がいました。最初私は何であんな子を入れたんだろう?と不思議に思っておりました。しかししばらくするとその子の笑顔がとびきり素晴らしいのに気がつきました。どんな人に対しても心からの笑顔で応対します。また非常に性格が素晴らしいかったです。本当に優しい子でした。一度皆でバイトが終わってから車で心霊スポットに肝試しに行ったことがありました。そのスポットを歩き始めてしばらくすると、一番若かった男の子がビビりだし、半泣きになりました。私たちはまだ若かったのでバカにして笑っておりましたが、その女の子は半泣きの男にぴたっと寄り添い「大丈夫だから、一緒行こう」となだめながらエスコートしていたのを覚えております。

それが終わってから「〇地(女の子の名前)は怖くなかったの?」と私が聞くと、「全然です、だって見えないし生きている人の方が何かと怖いじゃないですか!!!」ととびっきりの笑顔で答えました。その瞬間、私は少しだけ惚れてしまいました。今からもう27年も前のころになりますが昨日の事のように覚えています。

2007年に初めてクラシカルオステオパシーと出会って今年でもう10年になります。今まで何回かこのブログでも書かせていただきまいておりますが、私ははじめクラシカルの良さが全くと言ってよいほど分かりませんでした。ですが、臨床経験を積み、通訳を何回もして資料も翻訳し、実際に自分の施術にクラシカルを取り入れていくことによって、ようやくここ数年クラシカルオステオパシーは素晴らしい!!と言えるようになりました。

私とクラシカルの付き合いを思い起こしますと、そのスポーツクラブで出会ったお顔の造りは今一つですが、笑顔と性格のとびきり素晴らしかったあの女の子をどうしても思い出します。

そんなこんなで昔の記事の再掲も含め、しばらくクラシカルオステオパシーのススメを書かせてください。

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# by kaiondo102 | 2017-10-29 21:27 | オステオパシー | Trackback | Comments(0)

あと一週間

来週の11月3日から尼崎でアイルランドの名オステオパス、クリスキャンベル先生が来日され3日間のワークショップが開かれます。キャンベル先生とは今年の4月にアイルランドの先生の治療院、6月のウィーク4でイギリスでお会いしましたので、今回は今年で3回目の通訳となります。

キャンベル先生の素晴らしいところは、クラシカルオステオパシーを純粋に追求していること、理論と臨床がダイレクトに繋がっているところ、そして何を聞いても答えてくださるところです。リトルジョンの教えだけでなく、そこから自分がどのように発展させてきたかご自身の意見も教えてくださいます。さらに他の先生には出来ないような失礼な質問を私は時折先生にぶつけますが、嫌な顔一つせず楽しそうに答えてくださいます。
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そして何よりも素晴らしいのが実際に治せることです。

この6月にウィーク4でイギリスに行った時のことです。実技の練習で人が足りなかったので私も皆さんに加わって練習しておりました。その時私は両方の肘が痛く、クラシカルの中のいくつかの技が出来ません。私の肘はアメリカでレスリングをしていたときに痛めてから、何かあると痛くなり、ここ数年ずっと最初は右ひじ、次に両方の肘がずっとじくじく痛んでおりました。時折勉強会で施術してもらい、少しずつ痛みはあと2割のところまで和らぎました。

私の肘が痛い、ということを横で聞いていたのがキャンベル先生です。すると休み時間に「ちょっと来い、肘診てあげる」ということで呼ばれました。ちょうどセミナー室の入り口のところでしたが立ったままで「どこが痛む」と聞かれ「右の肘の内側、この辺」と指で痛いところを差します。ちょうどツボで言えば少海のところです。

するとキャンベル先生は私の右ひじを片手で把持、もう一方の手で右手をつかみ「内臓と同じように治療する、まずは圧迫」と言い右手の方から私の痛い部分へ圧縮をかけます。次に「そのままバイブレーションをかける・・・ほらバイタルフォースがやってきた」と私の右ひじに右手から圧縮をかけながらバイブレーションをかけます。「バイタルフォースに満ちたら、動きを与える」といって手首を回旋しながら肘の屈曲伸展を何回か繰り返します。

するとどうでしょう、その場で右肘の痛みは無くなってしまいました。ものすごい感動しました。やっぱこの人は出来る!!さらに素晴らしいのはあれから4か月経ちますが11月にもうすぐなろうとする今現在まで全く右肘は痛みません。

その時キャンベル先生はその右肘の治療をイギリス人のマーク先生に見せながらやっておりました。「じゃあ左はマークやれ」ということでマーク先生が私の左肘の治療をしてくださいましたが、大先生を目の前にしてビビッており、ちょこっとやってくれたらさーっとどこかへ逃げていきました。お蔭で左の肘はまだ痛かったのですが、帰国後の自分の勉強会でF先生に指ひねりをやってもらうと左肘も良くなってくれました。

なかなかその場で痛みをとってくださる先生というのは少ないものです。また理論は色々教えてくれるのですが実際にその場でやれる人は少ないということは皆さんもご承知のことだと思います。特に身体を治す的なクラシカルではなおさらでありました。ですがそのクラシカルをずっと追い求め、一日20人近く治療しているキャンベル先生はいとも簡単に私の肘を治してくださいました。ほんと感動でした。

その先生とまたお会いできるのは本当に嬉しいです。他のセミナー受講生のご迷惑いならないよう、合間を見ながら相変わらず失礼な質問をぶつけようと思っております。



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# by kaiondo102 | 2017-10-25 23:49 | セミナー 海外 通訳 | Trackback | Comments(2)

活元操作 2

25歳女性、高血圧と左手のしびれ。


今年の4月に会社の健康診断で血圧が高いと言われ、ここ数週間前から左手もしびれてきました。お母さんからの紹介で来院。顔全体が紅潮しており、いかにも高血圧の顔ですが、身体はフツーの女の子です。家族にも高血圧の人はいないそうです。


いつも通りのルーティンで施術、左の肩甲骨内縁をゆるめると少しらく。左前腕を雑巾絞りするために一度捻じると「痛い」。肘の内側が痛いそうです。そこでそのまま前腕を把持、自然とあらわれてくる捻じれの動きに着いていきます。3サイクルくらい動きについていったら、左手のしびれは母指と示指だけになりました。手首も同様に動きに付いていき、母指と示指は誇張法で操作。すると左手のしびれは無くなりました。2回施術をすると左手のしびれは無くなり、3回目に来院したときは血圧も正常に戻ったそうです。


50代半ば男性、右股関節の痛み


数日前から突然右の股関節から大腿前面、外側に痛み。歩くのもつらく特にしゃがむと膝が90度のところで痛みでそれ以上しゃがめません。仰向けで股関節を屈曲するとこちらも90度から深く痛みで屈曲できません。


腰方形筋と環跳を緩め、いつものルーティンで操作。仰向けで右足を見るとなんか大腿部の真ん中と膝で捻じれています。まず第二第三第四趾を誇張法で操作、すると「なんか流れてきます」とのこと。ここで股関節を一度屈曲させるとさっきより少し楽。膝を誇張法で操作するとさらに屈曲がしやすくなります。大腿部の捻じれているところを挟むかんじで両手で把持、すると動きが出てきますのでそれに着いていくことサイクル。もう一度股関節を屈曲させると「痛くない」。


立っていただくとさっきよりスムーズに動けます。しゃがんでもらうと「痛い」。そこで座位で骨盤、帯脈、左側胸部に手をあて凸凹操作。すると次はしゃがんでもらっても「痛くない」。試しに玄関まで歩いてもらうも「痛くない」。とはいえ、このように一回で綺麗に痛みがとれるとまた翌日か数日後に痛みがぶり返すことが私の経験上多いため、そうなっても心配しないでと伝えまた翌週来院されることになりました。


このブログでも何回か書いた今では19歳になった虚言壁と側弯症の女の子。側弯症は専門医から「もう良いです」と言われました。虚言は全くの嘘は話されなくなりましたが、実際にあったことの2割から5割はまだ虚言が入ります(私の感覚で)。良く言えば滅茶苦茶盛っているという感じでしょうか。


その子で気になるのが頭の形です。極度の「平たい顔」です。顔の前面に丸みがありません。そこでしばらく頭に手を当てておりました。側頭部から後頭骨にかけて、前頭骨と後頭骨を挟むように、左右の側頭骨を挟むようにです。それを何回か続けておりますとだんだん平たい顔に丸みが出てきたような感じがします。



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# by kaiondo102 | 2017-10-15 19:51 | 臨床雑記 | Trackback | Comments(0)

活元操作 1

長い間、ブログをほっぱらかしにして申し訳ありませんでした。多くの方にご訪問いただきながら本当にすみません。最近、翻訳の仕事をしなくてよくなり毎晩パソコンを開く必要が無くなりました。また目の調子も悪かったためさらにパソコンから遠ざかってしまいました。そういった物理的な面だけでなく、正直施術に行き詰まりを感じていたのもその大きな理由の一つであります。

これまで患者さんの凝りをほぐし関節の動きを整えることによって患者さんの痛みや不調を消すことに一喜一憂しておりました。ですがここ何年かそんなやり方ではいつまで経ってもモグラたたきの施術でしかなく、東洋医学の神髄である未病を治すという領域には全く届かない自分の施術に嫌気がさしておりました。

そんな中、クラシカルオステオパシーの通訳をするご縁でアイルランドのキャンベル先生に出会うことが出来ました。キャンベル先生はアイルランドで多くの患者さんを治療しながらリトルジョンの教えを受け継ぎそれを研究してこられた先生です。キャンベル先生は治療で生命力、バイタルフォースを非常に重要視し、それを感じながら治療をされている姿を拝見し、自分の足りていないのは「これだ!!」と教えられたのは去年のことでありました。

それ以来この生命力とは何だろう、どんな感じがしてどうやってそれを活かして診断、施術すればよいのか暗中模索しております。今年の4月には実際にアイルランドのキャンベル先生の治療院に行き、一人の患者さんに参加者全員で手を当て生命力を感じる練習にも通訳の身ながら参加させていただきました。参加者の皆さんはクラシカルを10年近く学び、さらには感覚のすぐれた先生ばかりです。皆さんが生命力を感じ、目で「もうそろそろ良いね」と合図し合う中、私は患者さんの体温の温かさしか感じることが出来ませんでした。ある時は皆さんが手を当てている中、私は手を当てているのに正直飽きてしまって、一人で勝手に手を離し皆さんが手を当てて生命力を感じている姿の写真を撮っていたこともありました。
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そんな感覚の鈍さに嫌気が差す中、一筋の光が最近見えて参りました。患者さんの頭や背中、腕や足に私の手を当てていますと、ふーっとある方向に一定のリズムで私の手が持っていかれる感じがします。もちろんこれがキャンベル先生のおっしゃるバイタルフォースではないことは重々招致しておりますが、これを手掛かりに何とかバイタルフォースに近づくことは出来ないか、と日々過ごしております。

手を当てて持っていかれることは、それ自体で痛みを軽減させたりあるいは形を変えることが出来る、と最近分かってきました。

業務連絡:ドイツの高橋先生、メールをいただき返信しましたがエラーになってしまいます。私の希望は21日木曜日の18時半からです。

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# by kaiondo102 | 2017-10-09 00:34 | 臨床雑記 | Trackback | Comments(4)