日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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凸凹操作を考える

自分でふと思いついた技に効果があるととても嬉しいものです。今まで色々試しては上手くいったりいかなかったりですが、その中でも特に効果があるな、といつも感じるのが凸凹操作です。

ある時うつ伏せになった患者さんの体をみているとなんか左右対称ではありません。左側の胸が凹んでいたり、右側が凹んでいたり。その凹んでいるところを押さえてみるとあら不思議、関節の動きが良くなったり、圧痛がとれたりすることから色々模索してこの凸凹操作が今に至っております。

でもなんでこの凸凹操作が効果があるのかさっぱり分かりません。ですがとにかく効果は抜群なのです。施術が終わって最後まだ腰や首が痛かったり膝や肩の具合が悪い時があります。こういう時にそのまま帰っていただくのはこちらとしても忍びないものです。そこで身体の凹んでいる所に手を当てるとあら不思議、それまでの痛みが無くなったりあるいは大幅に軽減します。そうすると私も自信もって「今日はこれで終わりです」と言って終わることが出来ます。ですが何故これに効果があるかずーっと分かりませんでした。

そんな時、ある方が寝違いで来院されました。ある日目覚めたら首が動かなくなって、一週間経ってもまだ少ししか痛みは軽減しないということでした。首は前後左右回旋、どれも痛みます。特に痛む所は首の中ほどC3~5当たりです。

いつも通りうつ伏せで骨盤と背骨を調整、仰向けで帯脈の圧痛をとり首の下から手を差し込み一個ずつ頸椎を押さえてみました。するとC4
を中心にC3とC5に圧痛がありました。ちょうどここは横隔神経に関係するところ。ということで一度深呼吸をしていただきました。すると右胸が開かない感じがする、とのこと。実はこの患者さん数年前に肺がんの手術をしており、そのあと少ししてから私の所に通うようになりました。隔週の施術を続けること数年、それまでは呼吸の度に右の胸が引き連れた感じがしていたのがいつの間にか無くなりました。ですが、久しぶりにその感じがするそうです。

「なんかあったんですか」と聞くと寝違える前はインフルエンザに罹っていた。あと家でも心配事があるそうです。

そこでC4を押さえながら右の横隔膜らへんを押さえると頸椎の圧痛がとれました。

座ってもらうとずいぶん楽に首が動くようになりましたが、また左向いたときと前に倒した時に痛みます。そこで凸凹の登場です。身体の凹んでいる所に手を当てること3か所。もう一度動かしてもらうと「あー痛くない!!」とのことでした。

この寝違いの施術をして思ったのですが、もしかしたらこの凸凹操作は横隔膜や骨盤隔膜、あるいはシブソン筋膜といった所謂ジンクパターンの調整をしているのかもしれません。特に肋骨の凸凹を行うと身体の芯まですーっと抜ける感じがします。きっと横隔膜の変位がこれでとれ、横隔膜に付着する色々な筋肉、筋膜がそこから影響され、身体あちこちの関節の動きまで改善されるのかもしれません。アキレス腱の痛みから足底痛までこれでとれるので身体の繋がりを改めて感じさせられます。

ほんとに凸凹で横隔膜の調整になっているかよくわかりませんが、自分が思いついた技法の作用機序を少しだが掴めたかもしれない施術でありました。



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# by kaiondo102 | 2018-02-21 23:19 | 臨床雑記 | Trackback | Comments(0)

フルフォード先生のテクニック 3

フルフォード先生の三角形の話を思い出して、最近色々さらにやっております。

50代女性、左手の平が右手と比べ手袋をしているような感じがして、左右同時にぐ―パーしてもらうと左が圧倒的に握りつらく、そして遅いそうです。ということで肘を直角にして力を抜いてもらいながら手首を持ち上げるとすーっと腕の角度が開きます。そこでぐーぱーしてもらうとさっきよりスムーズに握れます。その角度(だいたい体幹にたいして45度くらい)前腕と手首の雑巾しぼりをして腕を身体の横に戻してぐーぱーさせると、中指から手の平にかけてしびれ感が残ります。そこで今度は中指を軽く持ち上げ腕が開く角度にしたら、そこで中指を誇張法。腕を戻してもう一度ぐ―パーすると「右とおなじに握れる」。

40代男性、歯医者さん。左の中指の第二関節が腫れ、握ると痛みます。治療中とてもつらいそうです。年末に一回来院、その時から比べると半分くらいに痛みが減ったそうです。腫瘍と疑われ検査を受けるもその疑いは無くなったそうです。

この方も同じように左手の中指を痛くないようにもって腕を開きます。その角度でぐ―パーしてもらうと先ほどよりも痛くありません。その角度で誇張法的に調整、腕を戻してぐ―パーするとさらに楽に握れます。中指は心包経、まだ第二関節を摘まむと痛みがありますのでだん中に片手を当てると摘まんでもいたくありません。痛むところを探しながらその都度だん中で痛みをとりますと、「あー本当にらく」。

右手の第二~第四指がしびれる70代の女性。その三本指を把持して持ち上げて角度を決めます。その角度でぐ―パーするとやはりしびれがかなり軽減します。そのままその三本指を誇張法で操作、腕を戻してぐ―パーしていただくと「しびれが減った」。来た時よりも半分くらいに減ったそうです。

脚の親指が外反母趾っぽく痛む20代の男性。左足親指を把持して持ち上げると足の角度が広がります。その角度で親指を曲げるとさっきより痛くありません。その角度で誇張法。もう一度足を戻して動かすと「痛くない」
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どうやら四指の末端は腕や脚の角度を開いていくとそれだけでもしかしたらフルフォード先生のおっしゃる三角形の効果が出るのかもしれません。関節を動かしたときの痛みがそうすると軽減するだけでなく、ツボの圧痛もずいぶん減ります。不思議です、この三角形。でも良く考えたら均整法でも同じことをよくやっているですよね。腕や脚の角度を開いたり、肘や膝を三角に曲げて体形をとってから治療、なんてことも。

ベルリンまで行って改めて均整法を見直すことになってしまいました。

この三角形、身体で角度をとるのも良いですが、私のように治療ベッドが狭い場合はなかなか三角にしにくい場合があります。こういう時は身体はそのままで、術者の視点を身体上でも空中でもよいですから三角形の頂点に持っていき合わせるだけでも効果がありそうです。がこういう摩訶不思議系は嫌なので、これからしばらく研究いたしますが、このブログでは報告いたしません。

このフルフォード先生のテクを教えてくれたジョーダン先生、こんど来日してワークショップを開かれるそうです。どんな発見、温故知新があるか今から楽しみです。

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# by kaiondo102 | 2018-01-31 23:38 | Trackback | Comments(0)

フルフォード先生のテクニック 2

篩骨と仙骨のテクニック以外に最近実験し始めたフルフォード先生のテクニックは三角形を応用したものです。ワークショップでジョーダン先生が教えてくださったのはこの三角形というのは不思議な力があることは昔から色々と言われており、フルフォード先生も特に関節を三角形にすることによって治療をしていた、とおっしゃられていました。

この三角形、不思議です。私は患者さんの身体を診るときは三角形と丸で何となく診ておりましたが、上手く施術には応用できておりませんでした。

しかし深谷灸の深谷伊三郎先生も澤田健先生も治療点は三角形に現れる、とその著書に書かれておりますし、均整法の亀井先生も身体を三角という話は読んだことがありませんが、よく45度の角度に身体を合わせるなんておっしゃられていたようです。
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ベルリンからの帰国後しばらくこの三角関節治療を使っていたのですが、誇張法的な操作の方が効果的な気がしてすぐにやらなくなってしまいました。ですが、これだけ偉い先生方が三角というので、何かあるのかなと思いまた日々の臨床で使うことにしてみました。

60代後半の女性、左ひざの痛みを訴えております。全身を施術後に膝を見ますとパトリックテストの時に膝の内側が痛みます。そこで膝を立てて三角形を作り、膝のお皿に片手を当てました。フルフォード先生はそのまま膝が内側に倒れる感じがするまで手を当てていた、とジョーダン先生が確かおっしゃっておりましたが、私は膝で足先を固定し片手は膝のお皿、もう片一方の手は大転子に当てました。すると何となく大腿骨がぐーっと手の下で捻じれる感じがします。その捻じれのサイクル3回感じたらもういちど膝を見ます。するとパトリックテストをやっても「痛くない」。

以前このブログでも螺旋、活元操作を書かせていただきましたが、もしかしたらその螺旋の動きを感じるときはその部位を三角形にしてみると良いのかもしれません。

とはいえ、三角形は手足以外の場所ではどうやって作っていったらよいのでしょうか?体幹部はどう三角形を応用すればよいのでしょうか?
謎が深まります。

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# by kaiondo102 | 2018-01-24 23:13 | 臨床雑記 | Trackback | Comments(0)

リウマチと椎間板ヘルニアの施術

昨年末の最終日の最後の方は十二歳のリウマチの男性でした。といっても人間ではありません。ダックスフントです。飼い主さんからのお話を伺うと、昨年の10月くらいから急に朝固まって動かなくなりました。いつもはとても元気なので朝もすぐに飛び起きて餌を食べるそうですが、全く動けません。20分くらいするとようやく少しずつ動き始め、他の犬が食べ終わったあとにようやく食べ始める事が出来るそうです。1件目の動物病院では原因が分からず、2件目の動物病院で色々調べてリウマチと診断され、今はステロイドを投薬されているそうです。ですが見た目全く効果がないそうです。

ということで早速施術を開始しました。ベッドの上に載せるとしっぽをめちゃくちゃ振って、私の方を見ようと一生懸命です。ですが何とか飼い主さんに反対側からなだめてもらい、施術をします。といっても犬の施術ではいつものことですが、抑制技法しか行いません。

抑制技法とはクラシカルオステオパシーの中のテクニックで、脊柱のすぐ脇をゆっくり指圧していく技法です。交感神経を抑制して全身の血液循環を促進していく技法です。

バタバタ暴れる中、何とか肩腰移行部から仙骨くらいまで3回くらい抑制をしました。次に手の形は同じまま腹部に回した四指でリズミカルに圧迫、リリースをしていきます。この技法はリンパポンプといって免疫力を高めていきます。といってもこの犬の場合、すぐにお腹に力が入る為なかなかポンプを行うことが出来ません。

ものの3~4分くらいの施術でしたでしょうか、あまりにも暴れるので「今日はこのへんで」と終わりにしました。正直治すことなんて出来ないだろうな、と思ってその年の営業を終了して私はそそくさと飲み会へ出かけました。
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年明けにその犬の事を紹介してくださった方がいらっしゃいました。すると開口一番「あの子(犬)物凄い調子が良いんだそうですよ」とのこと。伺うとあの施術したすぐ後に車の中で大量に大を排泄したそうです。それもこんなに小さな身体から出るんだろうか、と飼い主さんも始めてみる量だったそうです。しかもその排便は一回でなく、自宅に帰ってからもう一回それも大量にしたそうです。するとその次の日から見違えるほどに身体の様子が改善したそうです。もう朝も20分動けないこともありません。他の子と同じように楽しく遊べるようになったそうです。

実はこの飼い主さんの他のダックスフントはそれより1年前に椎間板ヘルニアと診断されたことがありました。獣医さんによると、手術しか方法が無く、もし手術しても治るとは限らず治らなければ安楽死、といわれていたそうです。その子にも同じように抑制技法からリンパポンプしか行わなかったと思います。その子はその一回で痛みが無くなったみたいで、それから1年経つ今でもとても元気に他の犬と遊んでいるそうです。

犬の自然治癒力にびっくりすると同時に、クラシカルオステオパシーを改めて知ってよかったと思いました。フルフォード先生のテクニックではありませんが、本当にシンプルな技法で大きな効果をもたらすことが出来ました。

お知らせー東京でクラシカルオステオパシーのファンデーションコースが4月よりまた始まります。計7回のコースでイギリスのクラシカルオステオパシー協会4週間ある大学院教育に準拠するカリキュラムの第一週目にあたります。詳しくは是非、日本クラシカルオステオパシー協会のホームページ、及びフェイスブックページにそのうち情報がアップされると思うのでご覧になってください。それに先立ち1月から3月まで毎月イントロダクションコースといってクラシカルオステオパシーを紹介するワークショップも開催します。一月は1月28日日曜日、午前11時から12時半まで行います。開催場所は大井町にあります私の施術所です。お問い合わせ参加ごきはこのブログをご覧の方は私に下さっても構いません。kaiondo102@yahoo.co.jpまでメールください。





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# by kaiondo102 | 2018-01-17 00:38 | 臨床雑記 | Trackback | Comments(2)

フルフォード先生のテクニック

ベルリンのオステオパシーカンファレンスでのワークショップで学んだのはカウンターストレインのテクニックと呼吸循環モデル、そしてフルフォード先生のテクニックであります。

フルフォード先生のテクを教えてくださったのはその晩年の5年間、フルフォード先生のに師事したジョーダン先生というオステオパスです。アメリカのDOには珍しく、というか殆ど絶滅危惧種となった手技のみでクリニックを開業している先生です。その先生はワークショップでフルフォード先生の学びと思想、そして技術の変遷をお話くださり、いくつかのフルフォード先生が使って、ジョーダン先生も使っているテクニックを教えてくださいました。
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テクニックは幾つかあるのですが、私が昨今自分の施術の中にとりいれて良いな、と思うのが仙骨へのアプローチと師骨へのアプローチです。その他にもトラウマのショックのリリース、大脳鎌の治療、三角形を利用した関節へのアプローチ、あとはインテンションの使い方など学びましたが、色々やりましたが今のところ自分はその仙骨と篩骨に効果を感じております。

仙骨のテクニックはそもそもフルフォード先生がADHDなどの動きが異常に活発すぎる子供に使っていた、というテクニックです。先生が行うと余りにも効果が高く、治療した次の日にはそれまで手の付けられなかった子供が別人のように大人しくなり学校の先生もびっくりするほどのものだったそうです。これは出生時に上手く呼吸が出来なかった子供たちに使っていたそうです。

うちに来る子供たちは特に手の付けられない子はおりませんので、私はそのテクニックを大人にも使って見ました。するとまず脊柱起立筋の緊張が緩むこと、また脊柱上の圧痛が無くなることが分かりました。技法自体は非常にシンプルですが仙骨にアプローチすることで副交感神経が優位になるのかもしれません。また名前は忘れましたが長野式では尾骨の上の経穴は交感神経緊張を緩めるツボであり、また野口整体では尾骨は狂人の調整になるとも言っています。大人でも非常に気持ちの良いテクニックとのことです。長野式で言えば膀胱経への気水穴処置に対応するのかもしれません。

篩骨のテクニックはどんな人に使うのか?とワークショップで質問したところ、顎などを地面や交通事故でハンドルにぶつけ顎から頭部へ向け衝撃を食らった人、と先生はおっしゃっておりましたがもっとそれ以上に適応範囲は広そうであります。

まず顔の形がはっきりと変化します。この篩骨のテクニックと誇張法の上顎骨と蝶形骨のテクニックを行うと鼻筋が通り、顔の左右差が減ります。また鼻に何の炎症もないにも関わらず、鼻呼吸がしにくい方がいらっしゃいますがこの技法を行うと呼吸がしやすくなります。勿論鼻炎の患者さんにも効果的です。

人生に苦しみを感じている人はこの眉間の皺が深いです。松本キーコ先生のお弟子さんの開発されたアキュゾーンセラピーでは眉間のツボを使ってだん中の圧痛をとります。ある有名な先生は眉間の少し上を上印堂としてそこにお灸をすることにより扁桃体の治療になるとおっしゃられています。きっとこのエリアは脳の機能に大きな影響を与える部位であるのでしょう。この篩骨のテクニックはそういった脳に好影響を与えるかもしれません。少なくとも自律神経やホルモンバランスを整えるのには大きく役に立ちそうであります。

この二つのテクニックは非常にシンプルで誰でも容易に使うことの出来るテクニックです。ですが本当の技法というのは非常にシンプルでありながらその効果は大変なものがあるのかもしれません。シンプルイズザベストではありませんが、野口晴哉先生も技はシンプルであればあるほど良い、とどこかでおっしゃられていた記憶があります。この二つのテクニックを使いながら改めてもっとシンプルを目指さなければ、と感じさせられた2018年の始まりであります。

お知らせー東京でクラシカルオステオパシーのファンデーションコースが4月よりまた始まります。計7回のコースでイギリスのクラシカルオステオパシー協会4週間ある大学院教育に準拠するカリキュラムの第一週目にあたります。詳しくは是非、日本クラシカルオステオパシー協会のホームページ、及びフェイスブックページにそのうち情報がアップされると思うのでご覧になってください。それに先立ち1月から3月まで毎月イントロダクションコースといってクラシカルオステオパシーを紹介するワークショップも開催します。一月は1月28日日曜日、午前11時から12時半まで行います。開催場所は大井町にあります私の施術所です。お問い合わせ参加ごきはこのブログをご覧の方は私に下さっても構いません。kaiondo102@yahoo.co.jpまでメールください。



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# by kaiondo102 | 2018-01-08 01:54 | Trackback | Comments(4)

ベルリンオステオパシーカンファレンス

11月17日から19日までベルリンで行われたオステオパシーカンファレンスに日本クラシカルオステオパシー会長のお伴通訳として参加してまいりました。伺うところでは、オステオパシーのカンファレンス(学会というのかな?)ではヨーロッパでもっとも大きいものであり、物凄い人数の参加者でした。多分600~700人くらいは来ているのではないか、とのことでした。
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最初の2日の午前中はアメリカのDOやヨーロッパのオステオパスが一人30分で講演をします。オステオパシー博物館で有名なジェイソンハクストンさん、あとは有名なアメリカのクチェラ先生やスタイルズ先生、ノルウェーのフォッサム先生、ICOのマービンウォルドマン先生、他にも沢山錚々たるメンバーでありました。
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午後及び最後の日の午前、午後はそれぞれの先生に分かれてワークショップです。ほとんど講義のワークショップもあれば実技中心のワークショップもありました。

通訳として参加させていただきましたが、とても楽しい三日間でありました。講義は次から次なので内容もほとんど覚えられませんが、クチェラ先生の呼吸循環モデルはたいへん面白かったです。またクリスチャンフォッサム先生の講義も流石見せてくれます。

ワークショップは会長と私は別々のに参加しました。会長は最初の2日間はアメリカのDOのほとんど講義のワークショップに参加してしまったためお辛そうでしたが、最後の一日は午前中はたまたま私と一緒のクチェラ先生のワークショップ、午後はフォッサム先生のワークショップで講義と実技が本当にうまい感じで組み込まれているので、大変満足されておりました。

私は最初の二日はフォッサム先生ご推薦のアリゾナの大学病院のオステオパシー手技治療部門の一番偉くほとんど手技だけで治療している先生の実技中心のワークショップでした。カウンターストレインの主に使っており、その技法をもって筋骨格系の痛みだけでなく内臓や筋膜、リンパ系に対してもアプローチされている先生です。長野式を学んだ経験から、私はずっとカウンターで背部兪穴を緩めれば内臓の治療になるのでは、と思っておりましたが、やはりやっている先生はいらっしゃるようです。
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その先生が初めてカウンターを内臓やリンパの治療に用いたそうでした。カウンターのテンダーポイントとチャップマン反射点、そして経穴は重複するとことが多い、とのこと。あらためて東洋医学は進んでいるな、とその講義を受けて思いました。フォッサム先生ご推薦だけあって、素晴らしい先生でした。空軍時代に日本に来られたこともあって、懐かしそうに「また行きたいな~」とおっしゃっていたのが印象的でした。一人体調の悪い参加者がいましたが、カウンターで数か所リリースして、上胸椎をドックでさらっとアジャストします。流石臨床経験40年の動きでありました。

最後の日の午後はあの有名なロバートフルフォード先生の晩年の5年間指導を受けた、これまたアメリカでは珍しいオステパシーの手技だけで開業しているDOのワークショップでありました。フルフォード先生の生涯と学びと治療の遍歴、実際にフルフォード先生がその晩年に用いられていたテクニックを教えていただきました。フルフォード先生のワークショップでの治療動画なども見させていただきました。きっと日本のフルフォードファンの先生方は絶対に出席したいワークショップではなかったでしょうか。
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その先生もとっても良い先生でした。やはり手技だけで勝負されているだけあって、フルフォード先生以外にも沢山の事を学ばれているようです。参加者も10人弱とのんびりでしたので、その先生から「どこで何年くらい臨床やっているのか?」と質問されたことをきっかけ色々お話させていただきました。

日本の整体のことも少しお話させていただいたら、そこから松本岐子先生は知っているか?という話になり、実は私は松本先生のお弟子さんから長野式を学び、鍼でやらず手技でやっていることをお伝えしたら「メールくれ」と名刺をいただきました。その先生のご兄弟が鍼灸師で松本先生の治療ビデオを見たことがあるそうです。先生は「キーコは素晴らしい!!!」と絶賛しておりました。本場のDO絶賛されるキーコ先生、長野式を学んだ私も大変うれしく誇らしく思いました。

ベルリン滞在中は会長にお世話になっただけでなく、JOPAというオステオパシー団体の会長先生にもお世話になりました。本当に素晴らしいい3日間でありました。とても楽しかったですが、日本に帰国してすぐに現実に引き戻されました。

ですがそういった素晴らしい先生方からお話を伺うたびにクラシカルオステオパシーや均整、東洋医学の素晴らしさを逆に感じてしまう旅でもありました。

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# by kaiondo102 | 2017-11-26 16:38 | セミナー 海外 通訳 | Trackback | Comments(2)

クラシカルオステオパシーのすすめ 7

お知らせ・・日本クラシカルオステオパシー協会は正式に2018年1月からのファンデーションコースの開催を決定しました。それに先立ちましてクラシカルオステオパシーを知っていただく為のワンデイの紹介セミナーも行います。紹介セミナーは12月10日(日)に私の施術所で行います(午前と午後の二部制)。詳細は日本クラシカルオステオパシー協会のフェイスブックページをご覧になってください。私のメールkaiondo102@yahoo.co.jpに直接ご連絡下さっても構いません。本当はリンクを貼れればよいのですが、すみませんやり方が分かりません。よろしくお願いいたします!!


何度も申しますように、私はクラシカルが初めさっぱり理解できませんでしたが約10年に渡るお付き合いの中で、ようやくクラシカルの素晴らしさが少しずつ理解できるようになりました。

20分のシンプルなルーティンの中に人様の身体を治す全ての要素が入っていると思います。身体の筋肉や靭帯といった軟部組織を緩め、骨格を整え、血液やリンパ液、脳脊髄液といった体液の循環を改善し、内臓を賦活し、免疫細胞を活性化させ、自律神経を安定させていきます。さらにはそれらを全て司るバイタルフォース(生命力)へアプローチしていきます。そして何よりも大事なスティルの時代から息づく、人の観方と治癒への導き方を説く原理原則と哲学が色濃くのこされております。もう手技療法家としてこれだけ学べば十分といっても過言ではないでしょう。
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しかしそれだけに実際に効果を出せるようになるまで難しく、時間もかかる場合もあるかもしれません。そのためでしょうか、多くの先生がせっかくクラシカルを学びながらどのように臨床で結果をだしていけばよいのか分からず、結局クラシカルから離れていくという悲しい現実もあります。
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私はクラシカルを知ることで改めて今まで学んできた身体均整法と東洋医学理論を見直せただけでなく、技術的には均整と長野式鍼灸(手技に応用します)、オステオパシー誇張法をクラシカルという接着剤で一つにまとめることができました。さらには生命力に対するアプローチという自分に最も足りない事を教えてくれたのもクラシカルオステオパシーでした。私も確かに一時期クラシカルとは縁遠くなりましたが、通訳を仰せつかり、再び付き合うことが出来たのはようやく20年になる自分の施術家人生で非常に幸運であったと思います。

そんなこんなで私の考えるクラシカルオステオパシーをかなり自分勝手に書かせていただきました。クラシカルってどんなものか知りたい先生方、あるいは学んでみたいな、という先生方に少しでもお役に立つことが出来れば幸いであります。

今週の木曜日から協会の会長のお伴でベルリンのオステオパシーカンファレンスに行って参ります。クリスチャンフォッサム先生をはじめ、ヨーロッパやアメリカの有名な先生方が講演、ワークショップをされます。そんな凄い大会に出席できるのは本当に光栄であります。いくつかのワークショップに私も受講生として参加しますので、帰国後はそのご報告が出来ればと思っております。

ということでクラシカルのファンデーションコースのご参加、お待ちしておりま~す!!







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# by kaiondo102 | 2017-11-14 14:31 | オステオパシー | Trackback | Comments(0)

クラシカルオステオパシーのすすめ 6

お知らせ・・日本クラシカルオステオパシー協会は正式に2018年1月からのファンデーションコースの開催を決定しました。それに先立ちましてクラシカルオステオパシーを知っていただく為のワンデイの紹介セミナーも行います。紹介セミナーは12月10日(日)に私の施術所で行います(午前と午後の二部制)。詳細は日本クラシカルオステオパシー協会のフェイスブックページをご覧になってください。本当はリンクを貼れればよいのですが、すみませんやり方が分かりません。よろしくお願いいたします!!


クラシカルオステオパシーは疾患を発症させる要因である、そういった「流れ」を滞らせる要因に対して身体の歪みや病変部を操作することによってアプローチします。

筋骨格系だけでなく、皮膚や様々な軟部組織の異常による物理的な脈管系への圧迫をリリースしていきます。自律神経にアプローチすることにより、高すぎる交感神経は下げ、低すぎる副交感神経はあげていきます。血管運動にアプローチすることにより、血液循環を正常化し、身体全体の体液分布を平衡化していきます。内臓運動にもアプローチすることにより、臓器の活動も正常化します。もちろん、スティルが大変重要視した脳脊髄液に対しても頭部や脊椎の治療により、その流れを改善していきます。クラシカル特有の身体力学を考慮したアプローチにより、体腔間のバランスをとり全身の体液の流動性を正常化していくこともします。また、リンパポンプ技法のように、ダイレクトに免疫力を上げていくこともできます。

昨今では筋膜に対するアプローチが大人気のようです。しかしスティルは当時から筋膜の重要性を「疾患を見つけ、治療する場所である」と重要視しておりました。そしてクラシカルオステオパシー技法の特徴である支点を作り四肢をテコとして大きく動かしていく見た感じ物凄く単純な方法は、カークスビルで研究、教育されていたノルウェーのクリスチャンフォッサムD.O曰く、最も筋膜をリリースするのに効果的な方法である、とのことであります。

まだまだ、他にも色々な方向から身体にアプローチしていると思いますが、クラシカルオステオパシーでは、Total Body Adjustment,といって、20分程度で全身を治療していくルーティンがその治療のメインになりますが、それだけで全てやっているのです。ただ、ゆらゆらさせて、くるくるして、もみもみしているだけのように見えますが、実は物凄いことをやっていたりするのです。人さまの身体を改善していくための全ての要素が、あのルーティンに入っているのです。

正直、私はクラシカルの素晴らしさをついこの間まで全然理解できませんでした。あまりの見た目のシンプルさを大きく誤解しておりました。お恥ずかしいことです。

しかし、JACOの皆さま、クリス先生やマービン先生、キャンベル先生、そしてリトルジョンの文献から、私のこの曇った目もお陰さまで少しずつ開いてまいりました。ありがたいことです。




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# by kaiondo102 | 2017-11-08 23:46 | オステオパシー | Trackback | Comments(0)

クラシカルオステオパシーのすすめ 5

お知らせ・・日本クラシカルオステオパシー協会は正式に2018年1月からのファンデーションコースの開催を決定しました。それに先立ちましてクラシカルオステオパシーを知っていただく為のワンデイの紹介セミナーも行います。紹介セミナーは12月10日(日)に私の施術所で行います(午前と午後の二部制)。詳細は日本クラシカルオステオパシー協会のフェイスブックページをご覧になってください。本当はリンクを貼れればよいのですが、すみませんやり方が分かりません。よろしくお願いいたします!!

人は何故病気になるのでしょうか?
今日これだけ医学が発達しているのに、なぜ病に苦しむ人は全く減らないのでしょうか?

自身も3人の子供を髄膜炎で亡くした元々M.DであったATスティルも同じようなことをきっと考えていたのかもしれません。そして当時の医学に失望したスティルは沢山のインディアンの遺体を解剖し、自身でも様々な体験を積み、筋骨格系の位置異常が疾患に大きく関わることを発見しました。

さらに筋骨格系の位置異常から考えを進め、「液体の流動性が途絶えたとき疾患が発生する」「動脈の支配は絶対である」「血液の流れが停滞すると、そこで血液がfetmentation(発酵、もしくは腐敗)する」といった体液循環の重要性を示唆する言葉をスティルは遺しています。

JMリトルジョンは筋骨格系の位置異常による人体の生理学変化が(過剰な反応、あるいは反応の低下)となり.体液の流動性が損なわれることが疾患の大きな要因であると考えておりました。

余談でありますが、東洋医学の世界でも昭和初期の超名人鍼灸師、澤田健先生は疾患の原因は血液の不均衡である、と確か鍼灸真髄で述べておりました。流れのない水が腐り、そしてボウフラが湧くように、洋の東西にかかわらず流れが滞ることが病気の大きな原因であると考えられていたようです。そして身体の中の流れが順調であれば、ウィルスや細菌、ストレスといった外的な要因の負けることはない、ということでしょうか。

では、何の流れが滞るのでしょうか。それは血液やリンパ液、脳脊髄液、様々な内分泌液といった目に見える体液だけでなく、リトルジョンのいうNerve Force(神経力?)やあるいは経絡の流れもそこに含まれるのでしょう。

それでは、何が流れを滞らせるのでしょうか。その一つは筋骨格系の緊張や硬直といった脈管系への物理的なブロックが考えられます。あるいは自律神経のアンバランスによって血管やリンパ管が収縮あるいは拡張し、その流れが阻害されることもあるでしょう。脊椎病変や全身の姿勢異常によって、身体の浅い層や深い層、各体腔間や四肢における体液循環の不均衡が作られる場合もあります。私はよくわかりませんが、脳脊髄液や神経force、経絡もそういった要因によって流れが滞るのではないかと思います。

そういった流れの滞りが、免疫力を落とし、消化吸収、排泄、循環、内分泌に悪影響を与え、疾患が発症しやすい体内条件を作るのでしょう。

その内的要因が身体の歪みを作り、脊椎や骨盤、肋骨や頭蓋骨に病変を作ります。また、その逆、外的要因が内的要因を阻害することもあります。その身体に現れる様々な形の「歪み(オステオパシー病変)」を整えていくことが病気を改善することに繋がる、という考えを実臨床で証明しさらに深く探求続けたのがスティルとリトルジョンでありました。

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# by kaiondo102 | 2017-11-08 14:15 | オステオパシー | Trackback | Comments(0)

クラシカルオステオパシーのすすめ 4

リトルジョンの素晴らしさはそれまでスティルの解剖学的位置異常を治すことのみに終始していた考えを、さらに発展させたことです。
ではその位置異常を治すとどのような生理学的な反応が身体に引き起こされ、身体は治癒にいたるのか。オステオパシー的な観点から疾患はどのように人体で作られ、その時、身体の生理学はどうなっているのだろうか。そして、人体の力学や内臓と体表の関係、個々の疾患の背景とその原因及び治療方法を詳細に研究したことだと思います。

いわばスティルがある意味感覚的に作り上げた(勿論スティルは解剖学に精通しておりました)オステオパシーをリトルジョンはさらに医学的に深めていったのではないでしょうか。

実際、リトルジョンがカークスビルを離れることは大きな頭脳的損失であったと、フライエットの法則のハリソンフライエット博士はおっしゃっていたそうです。

また、リトルジョンはどんどん現代医学的になり、部分的な処置で満足するアメリカやイギリスのオステオパシーを嘆き、本来スティルが伝えていたオステオパシーの姿を頑なに守り続けました。

そのリトルジョンの業績はジョン・ワ-ナム先生に引き継がれました。

ワーナム先生はあまりにも西洋医学的になってしまったイギリスのオステオパシーから袂を分かち、ご自身で大学を設立、リトルジョンの研究を纏めながらさらに深化させ、本物のオステオパシー(これはワーナム先生の言葉です)志す若者たちを教育し(しごき)、多くの患者を治療していたそうです。

2007年に99才で亡くなられましたが、その2週間前まで一日20人の患者を治療していたそうです。

そのクラシカルオステオパシーは現在、イスラエルのマービンウォルドマン先生、アイルランドのクリスキャンベル先生、イギリスのクリスバッテン先生らが受け継ぎ、イギリスからヨーロッパ全土、カナダ、そしてこの日本にまで拡がっています。

※ ということで11月3日より始まるキャンベル先生のワークショップの前にクラシカルオステオパシーのすすめを終わらせたかったのですが、無理でした。すすめの続編はワークショップ終了後また再掲させていただきますので、またよろしくお願いいたします!!!

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# by kaiondo102 | 2017-11-01 22:45 | オステオパシー | Trackback | Comments(0)