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色々と皮膚の操作をここ数ヶ月、夢中になってやっていましたがその効用は関節痛や圧痛をとるだけではないようです。
一番面白いのが、痩身の効果があるようなのです。来られる方の中には少し下半身が太めの方がいらっしゃいます。そういう方数人にふくらはぎや太腿の少し肉厚のところの皮膚を何も言わずに操作してみました。すると、何回かの施術のあとそのうちのお一人が「最近ズボンがゆるくなってきた」とおっしゃいます。確かに皮膚を操作していると、あるところでふっと例えばふくらはぎの私の手の中のサイズが小さくなるような感じがします。その他の方にそれとなく伺ってみると、少し足首が細くなってきたという方やズボンのお尻のところに余裕ができた、という方もいらっしゃいました。とはいえ私は痩身や美容なぞ全然興味がありませんので、実験はそこで終わってしまいました。 また、お一人だけ糖尿病の方の足の痺れに効果がありました。その方は肩こりで来られていましたが、私のところに来るようになって血糖値も下がってきたとのこと。そんな時、実は足が痺れて気持ち悪いということをおっしゃられました。両足にしびれがあるそうですが、左足の方が強く膝から下がしびれているとのこと。上太白、大都、解ケイ、地機の圧痛を皮膚を滑らせとってみると右足の痺れがそれでなくなりました。左足は随分減ったけど3割残っているとのこと。そこでふくらはぎを私の両手で包むようにして皮膚を上下の動きやすい方に引き伸ばしてみました。膝下から足首近くまでやってみて、しびれ具合をうかがうと痺れが無くなったとおっしゃいます。「もっと早く相談すればよかった」とおっしゃっていました。その後、足のしびれにはあまり悩まされずに時折しびれはくるものの皮膚の操作ですっきりするそうです。 また皮膚の操作をすることで手技にとても幅がでてきました。以前ここでも書きましたが、長野式で直接鍼をするところを手技でどう操作するかここ数年困っておりました。しかし、皮膚の操作ができるようになって、S2だけでなく、胃の気、帯脈、内股、鼠ケイ部などにこの方法を使えるようになり、それなりの効果があるようです。また、松本先生は足のタコや魚の目が原因で引き起こされるからだの他の場所の不調をタコや魚の目に直接鍼や灸をすることで改善されます。これも手技でどうタコや魚の目の痛みをとっていけばよいか難しいこともありましたが、皮膚を操作することで簡単に解決できるようになりました。また気水穴処置の時に火穴の圧痛、例えば魚際の圧痛を確認→尺沢を押圧→魚際の圧痛が無くなるなるかもう一度確認→魚際の圧痛がなくなればしばらく尺沢を刺激→魚際の圧痛を確認→圧痛がなくなれば終了というちょっと面倒くさいプロセスをとっていました。しかし、皮膚の操作では魚際の圧痛を確認→ここが尺沢かというところの皮膚を動かす→もう一度魚際の圧痛を確認すると魚際の圧痛が消えていることが多いのです。こうすると患者さんにどうですかと聞く回数を大幅に減らすことができます。そして、尺沢の位置もそこまで鍼をするときのように厳密にする必要もなくなって、多分皮膚を動かす範囲に尺沢があればそれで効果がでるようです。 誇張法と長野式がなかなか自分の中で統合できずにここ数年おりましたが、もしかしたらどちらも皮膚を操作しているのかもしれない、と考え皮膚を誇張法的に動きやすい方向に操作することで長野式の処置法がさらに手技でやりやすくなってきました。また、強い力も必要とせず、以外と大柄でマッサージなれしているような患者さんも「えっそんなんで痛みがとれるの??」と不思議がります。そして以外と気持ちも良いようで、緊張感の強い方でもすぐうとうとしてしまうようです。 やっと誇張法と長野式が自分の中で一つになってきました。どうやらありふれてはいるものの意外に解っていない皮膚という存在が長野式と誇張法を結ぶ鍵であるような気がします。これに気がつけたことが今年のとても大きな収穫でした。
by kaiondo102
| 2009-12-06 00:23
| 長野式とオステオパシー
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