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日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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皮膚の働き

3年間のアメリカ生活を終えた私は特にやりたいこともなかったので帰国、大学生になるも折角入ったレスリング部はバブル真っ盛りの時代、遊びたいがためにやめてしまい遊び呆けておりました。先輩や同級生が3年生の後半ぐらいから就職活動に一生懸命なる中、どうも「御社の経営方針に賛同いたしまして・・・」なんてちゃんちゃらやってられませんので、手に職をということで通訳の学校に通い、いずれは通訳でなんて考えておりました。

しかし、実際に通訳の学校で授業を受け、また仕事に何回か出るもこれは自分が一生かけてやる仕事ではないと感じ断念、皆と同じく就職をすることになりました。

その時感じたのは日本語と英語の違いです。はっきりと口に出して日本語と英語はここが違うとは言えませんでしたし、現在も詳しく言えません。しかし、同じ人間が話す言語であっても違いがあり、そこを埋めていこうとする人しか通訳になれないと感じたものです。

それから20年後、ひょんなことからクラシカルオステオパシーのセミナーの通訳をさせていただくことになりました。最初は何回かは無我夢中でやっていたのですが、だんだん少し余裕がでてきますとその英語と日本語の違いがまたどうしても気になってくるのです。

英語から日本語に通訳するとき、学校で習う英文和訳のようには訳していません。そのまま訳すと本当に変な日本語になるのです。ですから、英語と日本語の違いを考えながら通訳していきます。その違いとは簡単な例だと、英語は主語がはっきりしていますし、過去形や現在形、未来形と時制がはっきりしています。あとは一個以上だとsをつけたりします。非常に理論的でいってみれば直線的であります。日本語はといいますと主語は無くても平気ですし、現在・過去・未来などの時制も必要ありません。複数形もあまり考える必要がありません。理論的で直線的な英語に対して、感覚的でありもやっとしている感じがします。

ですから聞きやすい日本語にしていくためには、英語では大事な時制や単数複数なんかをカットして、内容として大事だと私が感じるところをお伝えします。しかしそのあくまでも重要、と考えるところは私個人の感覚でしかありません。もしかしたらその日本語にしたら変な部分に大事なことが隠されているかもしれません。

何年か前にアレキサンダーを受けたことがあります。この時非常に違和感があったのがその指示の言葉で「頭が首の上に乗ることを許して下さい」というものです。イスラエルに行った時、昔アレキサンダーをやっていたマービン先生が一人の患者さんに同じことをやっていました。しかし、この時は英語で「allow your head to stay on ~」なんて患者さんに言って姿勢を指導していました。

これを聞いて初めて日本語アレキサンダーが「許して下さい」を使っていることがわかりました。英和辞典だとallowの意味が許可とかしか載っていないのです。しかし、私のつたない英語の知識ですとこの場合のallow は許可というよりも、自然にそうなるようにするという意味合いが強いようです。日本語の許してだと悪いことをした時に使うどちらかといえばネガティブな感じも入ってくるのではないでしょうか。そうなりますと、日本語アレキサンダーの指導の言葉に違和感を感じるのは私だけではないはずです。

国際セミナーでクリス先生やマービン先生の話を通訳する時は必ず一度私個人の感覚を通って私が考える分かりやすい日本語に訳されます。いわは複雑な過程を通った一人伝言ゲームのようなものですので、先生方の口から出た言葉はかなり薄まって受講生の皆さまに伝えられます。そしてもしかしたら先生の意図した概念とは変化して伝わっている可能性も大であります。

そして通訳をしながらもっとも違和感を私が感じるのが、アメリカで誕生しイギリスで発展したクラシカルの哲学の背景にあるものです。そこにあるのはユダヤ教ーキリスト教と続く一神教の理論なのではないでしょうか。他の神を認めない宗教をもつ国で発展した技術が八百万の神を持つ日本に伝わる時、その伝わる間にはとても深い河が流れていてその深い河を上手く渡れたものしか日本には伝わらないのかもしれません。

そうなりますとオステオパシーというものは本当の形で日本には根付かず、日本の八百万の神と湿気によって変容し今から数十年後はまったく違った形のオステオパシーが日本に存在していることになるのでしょう。

でも100パーセントの形で日本に伝わらなくてもよいとも考えられます。その伝わらなかったところは日本の風土に合わないところかもしれませんし、また足りない部分を日本人が補ってさらに発展させるのかもしれません。

この数カ月そんなことを考えておりますが、よく考えますと通訳というのは皮膚によく似ております。外界から来たものをまず受け取ってそして体内に伝えていく、いわゆる境界線でありモノは違いますが似た働きがあるような感じです。

子供のころからアトピー性皮膚炎で苦しみ、施術では皮膚を操作することに喜びを感じ、時おり出稼ぎで通訳という皮膚のような仕事をする、何か不思議な人生の流れを感じます。

by kaiondo102 | 2012-07-30 01:03 | セミナー 海外 通訳 | Comments(0)
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