私が必ず行く講習会に、カナダのトロントで鍼灸院を開業され長野式を実践されている鶴崎孝昌先生のセミナーがあります。
前々回のセミナーの時、膵炎を疑わせる所見をもつモデルの患者さんを鶴崎先生が治療され、「膵臓は隠れた臓器といわれ、西洋医学でもなかなか悪くなっているが分からない臓器で、分かった時には手遅れというケースも多い。だから、患者さんのなかで膵炎を疑わせる所見を持つ方には、継続的な治療をすすめたほうが良い」と説明されていました。
確かに、私の母親も胃がんでなくなっていますが、一回目の手術の前に担当のお医者さんから、膵臓にガンがあったら回復は難しいとの説明を受けたと父親が言っていたのを覚えています。
そんなセミナーを受け、数ヶ月経ったあるころ、膵炎ということで2人の患者さんが私の施術所にこられました。