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昨年の末から私の中学時代の友人が治療を受けに来てくれています。主訴は「うつ」ですが、良い時と悪い時を繰り返しながら、少しずつ快方に向かっているように感じます。
私は特に「うつ」だからこんな施術法がある、と言うことは知りません。とにかく身体を整えること、呼吸を深くし、真っ直ぐに立てるようにして、色々な主訴をとっていく、というのがうつの人たちへの治療方針です。まあ、他の症状となんら変化ありませんが・・・。 その彼ですが、訴えが結構あり、施術中もうるさくてしょうがないです。ここが変だ、息が吸えない、首が変、脇が変などなど、不快な場所が色々変化します。その不快さは「痛み」というものではなく、つかまれるような感じだったり、しめつけられるような感じ、といった今一つはっきりしない不快感であります。 そういったはっきりしない症状に対しては、私の誇張法的オステオパシー的操作はあまり効果がありません。また、圧痛をとっていくという方法も、あまりにもその不快な範囲が広かったり、はっきりと限局していないため、不快な場所の圧痛を探してとったとしても、あんまり変化はありません。 こういう時に特に効果があるのはツボである感じがします。 まず、一番始めうるさかったのは訴えが息苦しい、ということでした。施術中溜息がとまりません。深呼吸が出来ず、特に吸う時に空気が入ってこないそうです。 息が吸いにくい時はまず長野式の太谿です。ここを押さえながら深呼吸をしてもらうと深く息が吸えるようになります。太谿の操作に加え、骨盤隔膜と横隔膜の圧痛を天宗をとりました。そんな操作を数回入れますと息苦しさはほとんど無くなったそうです。自分でも溜息をほとんどつかなくなったと言います。 次にうるさかったのは喉の不快感です。喉というか首の前面がしめつけられるような感じがして、施術中にも頭の位置をしょっちゅう変え、その首の前が楽になるところを探しますがなかなか良い位置が見つかりません 最初の何回かは喉周りの圧痛をとってみました。斜角筋の圧痛や胸鎖乳突筋の圧痛をとったり顎関節の調整をしてみましたが、そんな効果がありません。どうしようかなと思い、座位で首を前後屈してもらうと前屈しにくいといいます。頻尿も以前ありましたし、膀胱経の問題かな、と思い仰向けで首を持ち上げてもらいました。すると首の前が疲れるそうです。それではと思い中極を抑えると圧痛があり、軽く押さえた状態で首を持ち上げてもらうと首の前がさっきよりラクだそうです。そこで旋機を押さえながら中極の圧痛をとり、それから中極をポンピングします。十秒ポンピングをすると首をラクに持ち上げられるようになります。もう数十秒ポンピングすると首が持ち上げやすいだけだけでなく、首の前の不快感もすーっと消えていくそうです。2回ほどその操作を行うとそれからは首の前の不快感は訴えなくなりました。 次に訴えていたのは顎の位置が変ということです。本人曰くかみ合わせが変な感じがすると言います。上と下の顎のどちらが変な感じがする?と聞くと下の感じがする。右と左のどちらがと聞くと左の感じがする、と言います。そこでツボではありませんが肩鎖関節の操作をしました。ここは大腸経が通りますので、下の歯の痛みや歯ぐきの不調に効果があります。肩鎖関節を操作していますと、だんだん顎のかみ合わせ感が楽になってくるそうです。この訴えは一回で無くなりました。 最近うるさいのは左わき下の不快感です。ちょうど肋骨6番から上あたりの胆経ラインが変な感じがするそうです。最初は左のその部分が思い切り凹んでいるため、手を当てて膨らまそうとしましたが、膨らんだ感じは少しするのですが、その不快感はまったく変わりません。ではツボの操作はどうだろう、と思い胆経の火穴に圧痛がある為、そこを操作しました。少し押さえて「どう?」と聞くと少しラクとのこと。そのまま数十秒そこを操作していると左の腋の不快感は無くなりました。 その操作を3回ぐらいやると左わきの違和感はなくなったそうです。 色々と今まで彼の訴える不定愁訴をとってきました。基本的には一年前に訴えていたものの8割はなくなってきました。うつの症状も滅茶苦茶元気というわけではまったくありませんが、最近は随分安定している時間が長くなってきたような感じがしますし、本人も昨年の今よりは全然良い、と言ってくれています。 もし私が筋骨格的な調整しか知らなかったら、彼が訴えていたような痛みとまではいかない不快感をとってあげられることが出来たでしょうか?オステオパシーは耳学問だけですし、均整は中途半端しか学んでいない私はそれは無理だったでしょう。ツボの使い方を知っている為、友人の彼のお役にも立てているような感じがします。 いまではほとんど長野式を復習することはありませんが、あらためて長野式を学んでいてよかったなと思う今日この頃です。
by kaiondo102
| 2014-10-06 00:46
| 臨床雑記
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Comments(2)
Commented
by
Isiah
at 2014-10-06 14:17
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いつも為になるブログありがとうございます。
先生の「対応力」といいますか「現場力」といいますか、柔軟な応対の仕方が参考になります。 また色々と教わりたいです。
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Commented
by
kaiondo102 at 2014-10-06 22:08
ただ、ずるいだけかもしれません。
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