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全然関係ない所を触って、症状変化させるは経絡を使った施術の醍醐味であります。先週色々実験したのは手足の指と経絡の関係を考えた操作です。
長野式には気水穴処置というのがあります。これは経絡線上に痛みや可動制限といった何等かの不調がある時、その経絡線の火穴の圧痛を水穴と気穴を刺激することによって火穴の圧痛をとることが出来れば、同時にその経絡線上の不調も改善する、という処置です。以前はこれを火穴の圧痛を消してやっておりましたが、経絡線上の指の捻じれをとってみたらどうかな、と思ってやってみますと、どうやら効果があるようです。 40代後半女性ですが、強い不安感が主訴でいらっしゃいました。2回目の施術の時、最近左の肩が痛むとのこと。いつも通り背骨と骨盤、帯脈を整え左の肩を診てみます。万歳と肘を直角にして頭の方に手首を倒していくと途中で痛っとなります。とりあえず肩甲骨の回りの圧痛をとるとさっきより随分動くようになります。でもまだ痛むので、どこが痛いですか?と伺うとこの辺といって肩の真ん中あたり、ちょうど三焦経の辺りを指します。そこで手の薬指を捩じりやすい方に捩じってみます。左右均等に捻じれる所でもう一度肩を動かしてもらうと、まだ痛い。あれ?と思いもう一度どの辺が痛い、と伺うと今度は肩の後ろ、小腸経の辺りを指します。そこで今度は小指を捩じります。動きが揃った所でもう一度肩を動かしていただくと「痛くない」。座っていただいて肩を好きに動かしていただくと「痛くない」。 また筋緊張緩和処置というのがあります。これは痛みや緊張側の逆側の三焦経と胆経から二穴(外関・臨丘、上四瀆・丘噓)に鍼をすると詳しいことは忘れましたが脳に作用して逆側の筋肉が緩む、という方法です。これに関しては、手足の指を同時に捩じることは出来ませんので、一本の指だけ捩じる方法でやってみました。 20歳の男の子、寝違えたということで来院しました。この子もいつも通り骨盤と背骨、帯脈を整え、肩関節を操作したところで頭を持ち上げてもらいました。すると左の首筋かた肩まで痛むとのこと。そこで右足の薬指を捩じりやすい方に捩じってからもう一度頭を持ち上げてもらうと、「痛くない」。頭と首を操作、座ってもらいます。首を動かしてもらうと施術の前は前屈、後屈、左回旋、左側屈がダメだったのが前屈したときだけ少し左の首筋が痛むと言います。最後に凸凹で調整すると「痛くない」。 20代前半の女の子、その日は生理二日目で腰とお腹が痛いとのこと。腰方形筋と臀部の圧痛をゆるめ、背骨、骨盤、帯脈、肩、首、頭といつも通りのルーティンの後「どう?」と聞くと、腰は楽だけどお腹がまだ張っているとのこと。婦人科には三陰交ですので、まず腎経の脚の小指を捩じります。しばらくして「どう?」と聞くと「すーっとしてきました」とのこと。しばらくやりますがほんの少し張りが残るとのこと。そこで肝経と脾経の足の親指を捩じると「痛くなくなりました」とのことでした。 先週は指週間ということで、他にも喉の痛み、咳、腰の痛みで試してみましたが、かなり指をひねるだけでいけるようです。ツボを探せなくても、指をひねるだけで十分ツボの操作の代用になるようです。 大学を卒業してサラリーマン生活2年目を過ぎた頃、自らの未熟さからのストレスと連日の酒席のおかげで、アトピー性皮膚炎が大爆発したことがありました。頭の先から足までアトピーでどろどろになり、外出することも出来ず数か月間、上司の計らいで自宅勤務にしてもらいました。ステロイドはもう使いたくなかった自分は、鍼灸の治療を受ける傍ら、自宅で出来ることはないか、ということでたまたまカミさんが買ってくれ来てくれたのが「足心道」、専門的に言うと「柴田式観指法」といって均整法にも大きな影響を与えた療術の本でした。その本の言うとおり足の指をぐるぐる回し、足の裏をよく指圧しました。するとすーっとお腹がすっきりした感じがしました。きっと不平不満と暴飲暴食で内臓の働きが落ちていたのでしょう。それがふっと動く感じがしました。 先週、患者さんの指を捻りながらまたそんな昔の事を思い出してしまいました。
by kaiondo102
| 2016-07-19 01:14
| 臨床雑記
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