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上半身と下半身の左右交差(仲間の先生によるとたすき掛け、均整法では斜身相関)理論によって、右肘が痛ければ左膝、左股関節が痛ければ右の肩関節、左の足首の捻挫には右の手首を調整するとあら不思議、それだけでかなりの割合でそういった痛みがすーっと減ってくれます。
これは元はといえば北海道の有名女性鍼灸師の先生の「陰陽交差鍼法」を知り、最初はツボで色々工夫していておりました。ですが理論がメンドクサイので段々ご無沙汰になってしまいましたが、ある時関節操作で逆の相関する関節がどうなるかやってみたら上手くいったのがきっかけで色々使い始めました。 この陰陽理論とは、例えば患者さんが右の手首の肺経の原穴である太淵周辺の痛みを訴えたとします。それに対して、左足の太陰肺経に対応する太陰脾経の表裏の関係である陽明胃経の同じく原穴である陥谷に鍼をすると右手首の太淵の痛みが取れる、という手法です。これまでお読みになっていただければわかると思いますが、結構この経絡の関係性を考えるのが大変でした。鍼灸師でもないし、最近は固定したツボしか使わない私にとって、表裏がどうで同じ太陰が何でと考えるのがめんどくさくなってしまいます。ただ肘や膝などの大きな関節には、その関節のどこの経に痛みがあろうと、ぐっと捩じったり左右にずらしたりすれば経絡に関係せず逆側の痛みが改善してくれます。しかし、最近ずっと疑問に思っていたのは指ではどうなるんだろう、ということでした。親指が痛ければ反対の拇趾を捩じるのか、あるいは陰陽交差理論に基づいて胃経である第二趾を捩じればよいのかが分かりませんでした。 そんな疑問を解消してくれるヒントになる方が先週いらっしゃいました。その方は2~3週間に一度健康管理で来院されますが、先週はたまたま左の中指が痛い、と訴えられておりました。拳を作ろうとすると痛むそうです。ということでいつも通りのルーティンで調整し、今までだったら左の肩甲骨周辺をゆるめてみて、それで痛みが無くならなければ雑巾絞り、というのが指に対する手法でしたが、今回は左右交差でやってみることにしました。 左の手の中指はケツ陰心包経です。それに対応するのは同じケツ陰である肝経の表裏の少陽胆経の右の第四趾になります。そこでまず第四趾を捩じってみます。すると少しだけ左手の中指の痛みが減るそうです。やはり指は陰陽交差なのかな、と思ってしばらく第四趾を捩じるもあるところから痛みが減らなくなるそうです。そこで中指と中趾ではどうだろうということで、右足の第三趾を捩じってみました。その状態で左手を握ってもらうと「あれ~痛くない」とびっくりされます。しばらく捩じっていると左中指がどんどん軽くなってくるそうです。施術を終わると「これで無事夏休みが楽しめそうです!」とのことで痛みはゼロになって帰って行かれました。 手技でやる場合には経絡の表裏やなんやら考えず、とにかく指も同じ指を捩じればようのかもしれません。とはいえ、まだ指に関しては一症例だけですので、これから指が痛い日とには片っ端から反対の同じ指を捩じってみようと思います。 今まで経絡経穴にあこがれ、長野式を学び、そこから澤田流や深谷灸などを応用して自分の手技にツボの操作を取り入れてきました。しかし自分の中ではこのツボの操作と誇張法をベースとする関節操作の融合が今一つ出来ておりませんでした。ですが、左右交差の理論と関節操作を合わせることによって、ようやくツボと関節の距離が少し縮ん出来たような感じがいたします。
by kaiondo102
| 2016-08-03 00:34
| 臨床雑記
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Comments(2)
Commented
by
Isiah
at 2016-08-06 23:35
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またま「中野流」が進歩されたのですね!
凄いです!
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Commented
by
kaiondo102 at 2016-08-07 01:04
やっていることはあんまり変わってないんですけどね。
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