日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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火曳きの手技

火曳きの鍼というのがあります。これはそもそも江戸時代の夢分流という鍼の流派の治療法らしいです。どういうものかと申しますと、産後の肥立ちが今一つで出産したあとの女性がのぼせたりするのを改善させる鍼とのことです(首藤傳明先生の本からの受け売りです)。鍼をするのは下腹部のツボである関元周辺の硬いところを狙うとのことです。

私の施術所にいらっしゃるのは40代から50代の女性がメインです。第一子出産の高齢化、子宮や卵巣への手術、帝王切開、不妊治療などで婦人科系にもうすでに負担がかかっており、それに加えて更年期に差し掛かりホットフラッシュに悩まされている方も少なくありません。もちろん普通通りに施術をすればほとんどの方はかなりスムーズに更年期を経過することが出来ますが、中にはそうでない方もいらっしゃいます。冬でものぼせて頭から汗をかいている方もいらっしゃいます。気温が上がるとさらに汗が吹き出し、頭を私の手にのせていると手が汗でべちょべちょになり、ワイシャツの袖まで湿ることもあります。

軽いホットフラッシュですと横隔膜を天宗で緩めたり、C2を攅竹でゆるめたり、頭部瘀血処置である頭頂骨リフトをやったりすると落ち着きますが、汗がしたたり落ちる方にはあまり効果がありませんでした。

そんな気温が上がってきたある日、ふと攅竹で下腹部を緩めてみたらどうだろう、と思いつきました。おへその下の石門、関元、中極あたりの圧痛を、症状のひどい人には子宮の反応点である気穴も含めて攅竹でゆるめてみました。おへそから恥骨までのラインは基本的には腎のエリアであり、婦人科系とも深く関わります。攅竹は長野先生曰くホルモンの分泌の大きく関わる脳下垂体の反応点であるとのこと。そのせいでしょうか更年期の方の中には特に左の攅竹の自発痛を訴える方がよくいらっしゃいます。また攅竹は長野先生も松本先生も交感神経の抑制点である、ともおっしゃっています。

ということでここ数か月、頭から汗が噴き出ている女性に対して火曳きの手技をやってみております。すると結果はかなり上々のようです。私の施術所は基本涼しく、この夏もまだ数えるほどしかクーラーはつけていません。そうなりますと、頭からはかなり汗が噴き出ます。うつ伏せの時にお顔に当てているペーパーがぐっしょりなり、必ず仰向けになっていただくときには取り替えなければいけません。

ですが、この夏は皆様頭から噴き出る汗が圧倒的に少ないようです。頭頂部だけでなく後頭部を触っていてもそれまでは頭熱いなぁといつも感じておりましたが、普通の体温にかなり近い感じがします。ペーパーを変えることもあまりありません。試しに「最近頭からの汗どうですか?」と伺ってみますと、そういえばあまり汗でぐっしょりならないかも、と皆さんおっしゃられます。やった!

頭が熱い方だけでなく、夏でも足が冷えてつらいという方にも効果があるようです。この火曳きの手技をやっていると、足が冷えている方は「なんか足の方が温かくなってきました」と皆さんおっしゃられます。

ホットフラッシュは腎の働きが低下して、気をうまく身体の中で回せなくなり、軽いため上に集まってしまうことによる、というのが東洋医学の考えです。そうしますと火曳きの手技はその上に集まった気を下げるだけでなく、足の方にまで巡らせることが出来ているのかもしれません。

長野式に夢中になっていたときはその治療効果のあまりの素晴らしさに、自分も鍼が出来たらなぁと思ったことも正直ありました。しかしようやく鍼の技法を少しずつではありますが手技でかなりの程度再現できるようになりました。これも全ては鍼灸師でもない私を快く長野式の勉強会に招いてくださった鶴崎先生を始めとする皆様のお蔭です。最近私個人は長野式とは縁が無くなりましたが、それでも私に長野式を教えてくださった先生方には心より感謝を申し上げたいです。

松本先生は手で出来ることは鍼でも出来るということで手技治療の技法を鍼に応用しておりました。私はその反対に鍼で出来ることはある程度手でも出来るということでこれからも色々ツボの操作を工夫していきければ、と思います。

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by kaiondo102 | 2017-07-20 00:44 | 経穴 | Trackback | Comments(2)
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Commented by isiah at 2017-08-19 00:46 x
先生の感じる力(観察力)、発想力、応用力にいつも驚かされます!私も日々の些細な変化を見逃さないようにしたいです。
Commented by kaiondo102 at 2017-08-20 00:51
その些細な変化が大事なのかも、とようや解りかけてきました。
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