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日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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クラシカルオステオパシーのすすめ 4

リトルジョンの素晴らしさはそれまでスティルの解剖学的位置異常を治すことのみに終始していた考えを、さらに発展させたことです。
ではその位置異常を治すとどのような生理学的な反応が身体に引き起こされ、身体は治癒にいたるのか。オステオパシー的な観点から疾患はどのように人体で作られ、その時、身体の生理学はどうなっているのだろうか。そして、人体の力学や内臓と体表の関係、個々の疾患の背景とその原因及び治療方法を詳細に研究したことだと思います。

いわばスティルがある意味感覚的に作り上げた(勿論スティルは解剖学に精通しておりました)オステオパシーをリトルジョンはさらに医学的に深めていったのではないでしょうか。

実際、リトルジョンがカークスビルを離れることは大きな頭脳的損失であったと、フライエットの法則のハリソンフライエット博士はおっしゃっていたそうです。

また、リトルジョンはどんどん現代医学的になり、部分的な処置で満足するアメリカやイギリスのオステオパシーを嘆き、本来スティルが伝えていたオステオパシーの姿を頑なに守り続けました。

そのリトルジョンの業績はジョン・ワ-ナム先生に引き継がれました。

ワーナム先生はあまりにも西洋医学的になってしまったイギリスのオステオパシーから袂を分かち、ご自身で大学を設立、リトルジョンの研究を纏めながらさらに深化させ、本物のオステオパシー(これはワーナム先生の言葉です)志す若者たちを教育し(しごき)、多くの患者を治療していたそうです。

2007年に99才で亡くなられましたが、その2週間前まで一日20人の患者を治療していたそうです。

そのクラシカルオステオパシーは現在、イスラエルのマービンウォルドマン先生、アイルランドのクリスキャンベル先生、イギリスのクリスバッテン先生らが受け継ぎ、イギリスからヨーロッパ全土、カナダ、そしてこの日本にまで拡がっています。

※ ということで11月3日より始まるキャンベル先生のワークショップの前にクラシカルオステオパシーのすすめを終わらせたかったのですが、無理でした。すすめの続編はワークショップ終了後また再掲させていただきますので、またよろしくお願いいたします!!!


by kaiondo102 | 2017-11-01 22:45 | オステオパシー | Comments(0)
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