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私は今でも身体の根本を治療すれば、出ている症状は自ずから消えていく、という根本治療に憧れを持ち、何とかそれを体現したくもがいております。そういった点では、この根本治療であるクラシカルオステオパシーとの出会いは本当に幸運なことでありました。クラシカルを知ることで、これまで自分が学んできた均整、長野式、誇張法を一つに統合することが出来ました。クラシカルの理論から東洋医学の理論を生理学的に理解することも出来ました。またそのルーティンは身体を治す全ての要素が入っていることを理解したことによって、自身の治療に対する考え方も確固としたものになってきました。個々の技法も非常に効果的であり、日々の臨床で非常に良く使わせていただいております。また、海外講師の臨床力の低さとやる気の無さに通訳しながら少々がっかりしていたところ、キャンベル先生という超尊敬でき臨床力抜群の先生に出会うことも出来ました。もしクラシカルを知らなければ、自分の治療はどうなっていたのだろうか?とたまに思うこともあります。 しかしこのクラシカルオステオパシーはこれまで失伝、あるいは失伝の危機にある根本治療の幾つかの流派と同じく、日本では存続の危機に瀕している感じがします。 それはまず日本国内において、クラシカルを学ぼうとする治療家が激減していることです。私も東京でのクラシカルの基礎コースの開催のお手伝いを昨年末と今年の前半にさせていただきましたが、そのコースへの申し来みはゼロでありました。関西でも基礎コースの募集をしたそうですが、こちらも申込者はいなかったそうです。学びたい!と熱望する治療家のいない治療法に未来はありません。 またクラシカルの団体は私が通訳をさせていただいた団体の他に、もう一つありました。しかしそちらの団体はクラシカルは効果が無い、ということで見切りをつけ、現在は他の流派のオステオパシーを学んでいると聞きます。 ATスティルによってオステオパシーは1800年代の半ばアメリカの大地で産声を上げました。そのオステオパシーはイギリスからやってきた超天才、JMリトルジョンによってスティルの教えと技術に忠実な形でヨーロッパにもたらされました。リトルジョンは多くの患者を治療し、教育機関を立ち上げ、ワーナム先生を始めとする優秀なオステオパスを育て、今日ではヨーロッパで大きく花咲いたオステオパシーの礎を築き上げました。 そのクラシカルオステパシーは広大なユーラシア大陸を越え、この極東の島国の日本にやってきました。源流に近いクラシカルがこの日本で花咲くか?と思われましたが、一旦は咲き掛けたクラシカルのその花は今や、しおれ始めているように感じます。これまでクラシカルを多くの先生が学びましたが、その学びを続けている先生はどんどん減っています。十年以上クラシカルに賭けてきた先生方も今では違う学びをされていると聞きます。また学びたい先生もおりません。残念な気もしますが、それも仕方ないのかもしれません。レベルの高い日本の治療家にはすでにクラシカルオステオパシーは必要のないものだったのでしょう。 一つの治療法が生き残っていくのは難しいものです。それが根本治療的な物なら尚更です。改めてクラシカルの日本での盛衰を見るに、その事が強く実感されたこの8年間でした。
by kaiondo102
| 2018-09-13 23:10
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Comments(2)
Commented
by
Isiah
at 2018-09-14 08:04
x
先生よりもクラシカルに対して愛情深く歴史に触れて実践もされている方はいらっしゃるでしょうか。終焉を見届ける、なんてならないといいのですが…
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Commented
by
kaiondo102 at 2018-09-14 13:40
一旦壊れ始めると、あっという間かもしれません。
残念です。
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