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最近出版された本に「閃く経絡」という本があります。この本は原題を「The spark in the Machine」といい、イギリスのERのドクターでもあり、中国で鍼灸の勉強をしたダニエルキーオンという先生が書かれたものです。ご著書を拝読すると、どうやら鍼灸には昔から興味があり、鍼灸を学ぶためまず医学部に入られた、現代の丸山昌朗先生のようなお方であります。現在はそのままERの医師として働きながら、そこで鍼灸の技法を応用して治療したり、あとご自身の鍼灸のクリニックをもってそこで治療もされているようです。 キーオン先生はこの本の中で、経絡は筋膜と筋膜の間に存在する一つの情報伝達経路であり、気というものは人体各部位の発生に先立ってみられる放電現象的なものでもある、とおっしゃれています。特に前半は発生学と経絡的な内容なので非常に読むのが難しかったですが、後半は東洋医学の五臓六腑を生理学的に解説するセクションですので、こちらは私の頭にも入りやすかったです。 先生曰く、東洋医学の五臓六腑のそれぞれの働きは、ある程度ホルモンで説明できるとのこと。例えば、肝はヒスタミンを分解しますが、肝の状態が悪くなるとこのヒスタミンを上手く分解出来ず、婦人科系の問題やアレルギー、精神的な問題に繋がったりするとのこと。また解剖学的にみても肝臓と腹腔内の臓器の繋がりから、腹腔内の循環不良を作り出しやすい、と書かれておりました。また脾の免疫器官としての存在だけでなく、膵臓とセロトニンとの関係、腎のアドレナリンやドーパミンとの関係も書かれており、非常に臨床のヒントになる本でもありました。 そうすると肝臓脾臓ポンプによって肝臓と脾臓の機能を整えることが可能であれば、アトピーや喘息といったアレルギー、糖尿病とそれからくる末梢神経のトラブル、卵巣嚢腫、胃腸のトラブル、そしてうつやパーキンソンといった症状にも効果があることも考えられます。実際、リンパポンプを行うとアトピーの方の顔の赤みが薄くなったりかゆみが大幅に減ったりします。これはリンパポンプによって肝臓の機能が正常化し、ヒスタミンを効果的に分解出来るようになったからかもしれません。 先生は本だけでなく、YouTubeでも幾つか動画をアップされており、この閃く経絡のインタビュー動画だけでなく、なぜ膀胱経の背部兪穴は各臓器とリンクするのか、発生学的に解説されております。英語が分かり、経絡に興味がある方は是非ご覧になってください。 オステオパシー的にも経絡的にも効果のありそうなリンパポンプ。今後も使って色々な症状にどこまで効果があるか見てみたいと思っております。
by kaiondo102
| 2018-11-01 23:58
| 臨床雑記
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Comments(2)
Commented
by
Isiah
at 2018-11-16 23:41
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もう読まれたのですね!私はまだ買ってもいないので、読み終わったら色々お話ししたいです。
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Commented
by
kaiondo102 at 2018-11-17 20:50
久しぶりに私にとって勉強になる本でした。
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