日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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私の好きな経穴 大包 

肋骨の7番と8番の間にあり腋下線上にあるこのツボは不思議な働きがあります。

一番初めに知ったのは松本岐子先生の耳の疾患の治療の論文を読んだときでした。松本先生は長野潔先生だけでなく沢山の先生に師事されています。その中に久染直一先生という方がいらっしゃいました。この方は四国の方で手技で治療をされていたそうですし、どうやら均整法の創始者である亀井先生とも療術師の関係でお付き合いがあったそうです。

松本先生によると久染先生は耳の治療にこのツボを使っていたそうです。患者さんを横向きにさせてこのツボを腹側から背側へとマッサージをされ、耳鳴りや難聴、メマイなどを治していたそうです。そこで松本先生は鍼で挑戦、うまく耳の疾患を治したそうです。耳に効くのはこの大包だけではありません。同じく肋骨の間で腋下線上にあるスウキンやエンエキといったツボ、また長野先生が耳の治療に使っていた章門も耳に効果があります。

この大包が効果があるのは耳の症状だけではありません。松本岐子先生の教科書には耳の他、右半身あるいは左半身だけにでる症状に効果があると出ていました。例えば交感神経性ジストロフィという病気があります。これは腕などの皮膚がなにか(シャツの布とか)と接触すると、
激痛がしてしまう病気で、西洋医学だと最終的には腕の切断しか治療法がないと聞いたことがあります。この病気にこのツボが効くそうです。また、松本先生の教科書の症例集には右と左で血圧をはかるとどちらかで計ったときに超高血圧になってしまったのもこのツボで治ったそうです。

そして面白いのはこのツボは症状のある逆側のツボに効果があるそうです。

先日来られた方は他の原因で来院なのですが、右足では足の指を開いてぱーに出来るが左では出来ないとおっしゃられました。それでは、と思い右側の大包を押さえると痛いところがありました。そこをお腹側から背中側へ指で押さえます。すると不思議、左足がほぐれる感じがしたら左足の指が右側と同じとはいかないものの随分らくにパーにできるようになります。

その他、左腕が何かに触っただけで皮膚が痛いという方(まるで交感神経性ジストロフィのよう)にはもちろんそのツボを刺激しているとスーッと痛みが引いたこともあります。また、肘の上から手の先まで痛いなんて方にも効果がありました。また、おもしろかったのは帯状疱疹に効果があったこともあります。

帯状疱疹は長野式では通常、気水穴処置を使います。たとえばその帯状疱疹が胃経上にあれば胃経の火穴である陥谷に圧痛があります。その火穴の圧痛を気穴と水穴である内庭とレイダというツボを刺激すると陥谷の圧痛が消えます。

その方の帯状疱疹は左の背中、ちょうど胸椎6番か7番あたりにありました。背中ですから長野式では膀胱経の気水穴処置が適当です。ですからアキレス腱にある膀胱経の火穴である崑崙の圧痛を通谷と至陰で圧痛を消します。私の場合、手技でやりますので崑崙を押圧、痛みの消える通谷を刺激して崑崙の圧痛をとります。しかし、刺激の時間が短いせいでしょうか、左の背中の圧痛がきれいにはとれません。そうなると他の候補はどこになるでしょう?免疫のトラブルですから曲池や手三里、あるいは皮膚のトラブルですから肩グウも考えられます。でもなぜかそのときは大包でどうかな?と思いうつぶせのまま右の肋骨の7番8番間を探ると強圧痛。では、と思いそのまま大包を刺激するとだんだん左の背中の帯状疱疹の痛みが薄らいでいき、最後には手で触っても全然痛みがなくなったことがあります。

ツボは不思議ですがこのツボは本当に不思議です。そこを刺激しているうちに逆半身のからだの違和感がすーっととれたり、痛いところであればだんだん温かくなって痛みが薄らいでいくそうです。でも耳の疾患のときは同側を使います。

長野式ではネーブル(おへそ周りの治療)、扁桃、といった退化した器官を刺激することによってからだを活性化させ病気を治そうと考えます。この大包ももとはといえば魚の耳である側線器の名残です。そこを刺激しますのでからだが変化しやすいのでしょうか?

とにかくこのツボは効果があります。ぜひ使ってみてください。
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by kaiondo102 | 2007-08-20 00:03 | 経穴 | Trackback | Comments(3)
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Commented by 藤川大介 at 2017-04-10 23:40 x
はじめまして、大阪で整骨院を開業している藤川大介と申します。

先生の今回の大包について質問があり投稿させていただきました。

現在mills症候群という半側温痛覚麻痺の患者を担当しています。
半側温痛覚麻痺はブラウンセカール症候群やワレンベルグ症候群をイメージしていただければ良いかと思います。

温痛覚の麻痺側(上下肢共に)に『安静時に氷水に浸けているような冷たさを通り越した痛みがある』のですが、大包はこのような疼痛に対しても有効でしょうか。

歩いたり活動しているときには痛みを感じることはなく、座っているときや寝る前に強くなり、手で擦っている間は楽になります。

また弾性ストッキングなど圧迫力を加えていれば、その間は楽になります。

筋膜リリースを主体とした手技でその場の疼痛は緩和するのですが、どうしても症状が戻ってしまいます。

反射性交感神経ジストロフィーなどは比較的本症例に似ているかと思い、先生のご意見伺いたく質問させていただきました。

お手数お掛け致しますが、ご教授頂ければ幸いです。
Commented by kaiondo102 at 2017-04-11 00:15
ものは試しにやってみられても良いと思います。松本先生はその著書の中で右半身と左半身の感覚が違う患者に効果があると書かれてます。一番圧痛の強い所を探して、腹側から背側に押さえて症状に変化が出たら、有効と考えられます。もし鍼が出来るなら、そこにお腹から背側に向けて鍼をされるそうです。是非お試し下さい。
Commented by 藤川大介 at 2017-04-11 22:51 x
ご回答くださり、ありがとうございました。
疼痛緩和への一筋の光が差しました。
早速試してみようと思います。
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