一度このブログに書いた、左目の開きにくい患者さん。だいぶ体調もよくなり今は隔週で来ていただいています。左目もずっと調子が良かったそうですが、先日来られたときに左目が小さくなっていました。
「あれ、左目は最近どうですか?」と伺うと、「なんか昨日ぐらいから開きにくくなってきました」とのこと。
施術を開始、クラシカルの基本の身体調整で背骨のオシレーションから、動かない背骨を誇張法で調整します。すると胸椎5番が左にずれている感じがします。
長野式では眼の反応はT4,5間にでるとされ、確か均整法では5番だったと思います。前回はオッディを使いましたが、同じところでとっても面白くないので、胸椎5番をさらに左にずらし、「こうすると目はどうですか?」と聞きました。すると「なんか瞬きしやすくなりました」。そこでしばらく5番をそのまま押さえ、なんとなく左へのずれが良くなったかなというところで「今どうですか?」と伺うと「あ、もう全然平気」とのことでした。
誇張法では椎骨の間隔の狭いところを狙っていきます。しかし、右にずれていたり左にずれていたりする場合もあります。なんとなく思うのですが、間隔の狭い椎骨は慢性化したり体質によるものを表し、左右にずれた椎骨は急性の症状を表すような気がするのですが・・・。
だから、左の腰や臀部、太ももの外側が痛く坐骨神経痛のような症状を患者さんが訴えている場合、例えば腰椎の3番をみて、左にぶれていたら一回あるいは数回の治療で症状が無くなる可能性が高いと考えられますが、2,3,4とダンゴみたいにくっついていたら直りにくいと考えられるのでは?
どうでしょう?また、私の妄想かも。