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日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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カテゴリ:長野式とオステオパシー( 79 )


扁桃に始まり、扁桃に終わる

こんな記事をイギリスの一流紙ガーディアンが掲載しておりました。結構面白い記事なので、簡単に要約してみましたのでご参考にしてください。オステオパシーを学んで、英語もやっている方は、是非原文にあたってください。http://www.guardian.co.uk/society/2013/may/07/antibiotics-cure-back-pain-patients・・・すみません、どうやってリンクすれが良いのか解りませんでした。

「抗生物質が40%の腰痛患者を治す」というタイトルです。内容は「腰痛患者の40%は手術ではなく、抗生物質の投与によって治る、ということがデンマークの研究によって明らかになった。あるイギリスの神経内科医であり脊椎専門医は、これは大変大きな発見で、ノーベル賞級のものであり、脊椎の手術を半減させ、医療費も大幅に下げることになる、と述べている。

細菌感染が腰痛の原因と考える医師もいたが、あくまでも例外的なものと考えられていた。しかし、デンマークの研究によると、慢性腰痛患者の20%から40%は細菌感染が原因ということが判明した。イギリスでは人口の400万人が生涯の間に腰痛に悩まされるが、その内50万人が抗生物質によって助かる見込みになる。

抗生物質によって改善する腰痛は慢性腰痛のみで、急性・亜急性は効果がない。

腰痛の原因となる細菌は、ニキビの原因となるものと同じであり、損傷している椎間板を修復する為に伸びた血管を通じて、細菌が流れ込み、そこに炎症を作り出し、椎骨にダメージを与える。

MRIによって椎間板の損傷が確認された、6カ月以上の腰痛患者に100日間抗生物質を投与、その80%に腰痛の改善がみられた(・・・以下省略)。」

長野先生は「長野式は扁桃にはじまり、扁桃におわる」とおっしゃられ、筋骨格系の問題も免疫系の弱体化が原因と何十年もまえから主張されています。クラシカルオステオパシーのリトルジョンも、腸腰筋が細菌感染しやすい筋肉と述べています。我々の伝統医学に携わる者からすると、そんなこと随分前から解っていたことでもあります。

ところで、100日間抗生物質を飲むなんて、どんなもんなんでしょう?その副作用や耐性菌は問題にならないのでしょうか?それだったら、鍼灸やオステオパシーの方がよっぽど安全で効果的な気がします。

先日、仲間内の勉強会のあと、急性腰痛の患者にリンパポンプとなんちゃってAKAをやったら、驚くほど改善した、と連絡を仲間の一人からもらいました。また私自身の経験でも、慢性腰痛だけでなく、急性腰痛の患者さんにリンパポンプを行うと、痛みの改善が非常にスムーズになる感じがしています。(リンパポンプ技法は白血球数を上げる、という研究結果が出ているそうです。鍼灸も三里の灸によって白血球が挙がるという研究があったと思います。)

我々のやっている伝統医学というものは、現代医学からは非科学的であり、医学ではないと見られてきました。伝統医学の側も、非科学的である、という言葉がコンプレックスになり、どうしても現代医学に対し卑屈になってしまう傾向があるような気がします。

しかし、我々のやっている伝統医学は、確かに経験の積み重ねであり、科学的では無い所も多々あります。しかし、何故科学的でないか、といいますと、それは現代科学が未発達であり、伝統医学の主張することを計測できない、してもお金にならない、だからやらない、ということもその一因ではないでしょうか。

伝統医学と現代医学がお互いを尊重しあい、車の両輪のように、うまく人々の健康に貢献出来る時代になればなぁ、とこの記事を目にして、心の底より思いました。
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by kaiondo102 | 2013-07-14 17:49 | 長野式とオステオパシー | Comments(5)

見えてきた胃の気

佐川のセールスドライバーの時代に松本先生や村上先生の長野式の論文を読み、自分自身でも知人や治療院で長野式の治療を受けその効果の凄さを身をもって体験しました。また、鶴崎先生のセミナーに出席させていただくことで、さらに長野式への理解を深めることができ、何とかこの長野式というものを手技に応用しさらにはその効果を手技で体現できないか、と試行錯誤する日々相変わらず続いております。

その中で長野式のやり方をそのまま手技に取り入れるやり方ができる場合もありますが、そうでないケースもありその場合が悩みの種でありました。誇張法とのリンクの中で何とか頭部オ血は頭頂骨リフトで対応できるのではないかということは発見できましたが、まだ胃の気、副腎処置、椎骨脳底動脈処置、指間穴、ネーブル処置、筋緊張緩和処置というものをどう、オステオパシー的な手技で表現できるか不明でした。

その中で長野式の基本である「胃の気」処置というのはオ血、免疫処置とならんで長野式の根本治療の一環をなす大事なものであります。治療はまずは「胃の気」からであり、「胃の気」が無い人は予後が悪く、まずは胃の気を改善することが病気を治すことに繋がると言います。長野先生はこの処置をするだけでなかなか治らない首の痛みを「胃の気」と帯脈だけでものの数分でとるという神業を披露され、それを聞いた私は何とかして胃の気を手技でできないか、とずーっと(多分7~8年)考えておりました。しかし、どうやら胃の気に繋がる手技が最近見えてきた感じがします。

長野式を使う鍼灸師の先生方と一緒に勉強をさせていただいている時、一番「胃の気」のなさそうな人を選んで、脈を診ていただき、私が考えていた手法が脈状や腹部の圧痛に変化を与えるか診ていただきました。その手法とは誇張法でやる踁ヒ関節の調整法と足関節の調整法です。それを行ってみると脈も変化し、腹部の圧痛も随分軽減しました。これはいけそうだ、思い早速臨床で試してみました。

まずはぎっくり腰の方。いつもだったら骨盤と脊柱と帯脈を念入りに行いますが、今回はうつ伏せでまず、骨盤と脊柱を誇張法で整え、踁ヒ関節を整えてみました。長野式では左からですので、踁ヒ関節がスムーズに動くようになるまで、時間をじっくりかけて行います。痛いのは右の腰で、足を仰向けの状態で屈曲してもらうと痛みがでるそうです。左のなんちゃって胃の気を終えると随分右足の屈曲がラクになり、右のなんちゃってを終えると屈曲時の痛みがなくなったそうです。そのまま帯脈をゆるめ、頸椎を調整、座っていただくと随分ラクに動けるようになり、歩くとまだ違和感がありますので、座位で骨盤を腰椎、帯脈をゆるめると、今度は患者さんいわくまったく痛みなくあるけ、動けるようになったとのこと。

また、うつの方がも~の凄く調子が悪くなり、本人は薬も飲みすぎたとのことでろれつが回らず、手が硬直して歩くのもやっとになってしまい、ご家族の方が先日慌てて連れてこられました。この方にもなんちゃって胃の気を少し時間をかけて行ってみました。すると両足の施術を終わるころには「頭がはっきりしてきた」とおっしゃり、ろれつも随分まわる(といってもいつもの半分ぐらい)ようになり、手の動きも少し出てきました。

他にも色々な方にまずはなんちゃって胃の気をやっていますが、もちろんこれだけで症状がきれいに取れることはありませんが、この両足の踁ヒ関節と足関節の調整だけで骨盤が整い、腹部の圧痛も随分なくなり、脊柱起立筋の緊張も随分緩み背骨や骨盤の調整も以前よりも時間が短く終わるような気がします。これはまぐれかもしれませんが、今四苦八苦しながらやっているリウマチの方もなんちゃって胃の気をいれると、結構スムーズに施術を終えることができます。

でもこの下腿への処置がどうして胃を整えるのか考えるとここに東洋医学の大変面白いところがありような気がします。三里の灸はとても有名ですが、深谷先生の本にも「雲助の灸」といって三里、上・下巨虚の三点とると足の疲れがとれると書いてありました。場所はその通りではありませんが、胃の気ではやはり前踁骨筋と踁骨がくっついていいるところをだいたい3点選び鍼をします。これだけみれば、足の疲労を取る処置でしかありません。しかしこの足の疲労を取ることがとうして「胃の気」に関係するのでしょうか?

ある本で読んだところ人間は自分の行動範囲のものを食べるのが一番良いとされていました。幼児の時は身の周りのもの、青年期は行動範囲も広く様々な食べ物を食べ、そして老年期にはまた身の周りの物に戻るというもの。いってみれば食べ物を得ることはどれだけ足で歩けるか、ということにかかってきているとのこと。と、なれば足の強く健康であればそれだけ、採ってきたきた食べ物も消化する胃を始めとする消化器系、つまり生命力が強いと考えられるのかもしれません。ですから、東洋医学では直接胃に処置をすることは出来ませんが、足を使って、足を強くすることで胃を整え、生命力を増進させているのでしょう。また、足関節が重要なのは勿論ですが、この踁ヒ関節というものはいってみれば、サスペンションにあたる重要な存在のではないでしょうか。サスペンションが十分に働けば、乗り心地も良いように、人のからだも動きやすくなるのかもしれません。

とはいえ、なんちゃって胃の気はまだやり始めて一週間しか経ちません。胃の気の脈の診方もわかりませんので、これからもっと色々試してたいと思っております。今月で開業12年目が終わりますが少しずつ、誇張法と長野式が統合出来始めた感じがします。

次は副腎処置をどう体現するかです。

by kaiondo102 | 2011-06-12 16:11 | 長野式とオステオパシー | Comments(6)

C6の次はL1

上肢や首の痛みの「痛い、痛い」と言って来られる患者さんにはC6の調整がどうやら効果があるのではないか?ということが2010年の臨床上の発見でありましたが、今年の最後の日にはどうやらL1が上肢に効果がありそうだ、ということが来年に持ち越しとなりました。

といってもこのL1というのは別に私が発見したわけでなく、松本先生の教科書には書かれている話ですし、先日大阪で行われた松本先生のセミナーの前日に行われた島村先生(字はあっているのでしょうか?)のセミナーに行った若い先生から教えてもいただいたものです。その先生曰く「島村先生は腕の痛みをL1でとるんですよ」とのこと。先日の今年最後の日にその言葉を思い出して、その日お一人だけ腕の痛みで来て下さる方がいたので使ってみました。

その方が来られたのは確か、11月末のイギリスに行くちょっと前だったと思います。左の肩から上腕にかけて夜も寝るのがやっとなほどの痛みに悩まされ来院されました。始めの日はうつ伏せになれなかったので横向きから始めました。S2を操作しているとじんじんと痛みが出てくるのでS2はやめてすぐにC6からはじめると痛みがらくになり、背骨全体をもう一度誇張法で調整、仰向けで骨盤、浮肋骨、頸椎を調整して均整の三角筋の調整が自発痛に効果があることも再発見したので、三角筋を調整、肩鎖関節を調整して、座位でもう一度C6を調整するというメニューで2~3回イギリス前に調整させていただくと、自発痛はなくなりました。その後は肩鎖関節を肩の可動範囲改善に使い少しずつ腕も動かしやすくなってきました。

そして、先日はふと「L1を腕に使っている」ということを思い出し、最後に座ってもらいL1を誇張法で試しに調整してみました。触ってみると動きの悪い左の方へ動きやすいのでそのまま調整します。十数秒経ったところで腕を万歳してもらいました。すると少し先ほどよりあがります。そのまま十数秒、万歳、十数秒、万歳、十数秒、万歳とやっていくとどんどん腕が上にあげることが出来るようになりました。最後の日にこれはとても気持ちが良いですし、患者さんも喜んでお帰りになりました。

松本先生はオステオパシーやカイロ、指圧の先生に師事をして、長野先生から学んだ治療技術に上手く取り入れ、とんでもない効果を出しています。ということは我々手技者も鍼からどんどん使えるものは頂いた方が患者さんのためにも良いのでは、と私は常々思っております。一流一派にこだわるのも良いですし、私のようにあれこれ取り寄せるやり方も悪くはないはず。

「鍼で出来ることは手技でも出来る(逆もアリ)」ということがちょっと証明されたかな?といったとても気分の良い今年最後の日でありました。

by kaiondo102 | 2010-12-31 00:54 | 長野式とオステオパシー | Comments(4)

上半身の痛みには

先日のブログで夏の疲れか「痛い痛い」という感じで来られる方が多く、座位の誇張法で調整をしていくと結構いい感じで痛みがとれているというご報告をさせていただきました。勿論、一度で完璧に痛みをとってあげることは私では無理なので何回かいらしていただくと、特に上半身に痛みがある方は、それが肩であっても腕であっても首であっても肩甲間部であっても皆さん上胸椎から下頸椎にものすごく乱れがあるように見受けられます。S字状を描いているというかノの字を描いているか、とにかく首が肩の上にしっかりのっていない感じがします。そういった方を骨盤、から順に下から調整していくと歪みがものすごく気になる椎骨が出てきます。私の目にはそれは頸椎の6番のような気がするのです。

例えば患者さんの痛みが右側になると、頸椎の6番の棘突起は左にずれているように見えますし、逆に左に痛みがあると右にずれているように私には見えます。それで、その6番を中心に調整していくと、特に首から上胸背部、肩や腕といった上半身の痛みがかなりラクになるようなのです。

夏休み明けに左の肩が痛い、痛いといっていらっしゃった50代の女性、最初は座位の誇張法でラクになり、次に頸椎6番の調整でその日は左の肩から背中にかけての痛みがなくなったとおっしゃいました。そして忙しいからとしばらくいらっしゃらず、先日一カ月ぶりに来院されました。するとまた、左肩が痛くなり、背中まで痛みが走るとおっしゃいます。そこでうつ伏せで調整していると「肩がだんだん痛くなってきた」とおっしゃいますので、仰向けになってもらうと痛みが減るそうです。そこで、骨盤、浮肋骨、左の肘を誇張法で調整し、痛みの具合を伺うと「さっきよりラクになった」とのこと。そこで頸椎を調整しようと思い、首をゆっくり捻ると左にはいくけど右には向きづらいとおっしゃいます。そこで頸椎6番を触ると棘突起が右にいっているような感じがしますので、右手の中指で頸椎6番の皮膚を右にずらしながら、頭が落ちないように気をつけてそーっと向きづらい右に捻っていくと今度は痛みなく頭を動かすことができます。そこでしばらく保持して、今度は頸椎6番なしに右に向いてもらうと今度は痛みなく向けるそうです。すると「肩が痛くない」とおっしゃいます。そのまま頸椎を誇張法で調整、後頭骨と側頭骨を調整、座っていただくと左肩から背中への自発痛はないそうです。しかし、左手を後ろに回すのは無理とのことなので、今度は座位で頸椎7番から5番まで調整すると左手は後ろに回しやすくなり、それから肩鎖関節を調整するとさらに回りやすくなりました。

こんな感じで以前、四十肩的な痛みには肩鎖関節を中心に考えていましたが、最近は自発痛が肩鎖関節ではとれないことも多いため、まず、頸椎6番を中心に念入りに調整すると自発痛がかなりラクになるので、そこから肩鎖関節を調整すると患者さんも満足して施術を終えることが出来るようです。

また肩から腕にかけてのしびれと痛みが合わさったような方にもまず、誇張法で6番を調整するとかなりラクになり、それから〆に6番の横突起を押しこむ誇張法で操作するとさらにラクになるようです。寝違いのような首の痛みも先ほどのようにまず、仰向けの状態で頸椎6番を操作しながら首を回旋できるようにして、もう一度座位で調整するとかなり改善するようです。また、肩こりのひどい方、肩甲骨の間がどことなく痛い方にも頸椎の6番を調整すると患者さんも満足して帰っていただけるようです。

この頸椎6番の調整を発見し、それまでは骨盤から頸椎まで一個ずつがんばって誇張法で調整していたものをだいたい頸椎7番か胸椎1~2番から調整していくだけで効果が出せるので時間短縮にもなりとても最近重宝している椎骨です。

均整法では頸椎6番は鞭打ちや肘の急所、甲状腺の調整点、呼気中枢と呼ばれています。ですから首の痛みには納得がいきますが、肩や肘だけでなく上腕から前腕までの症状、背中の症状までどうしてここで効果がこんなに出るのか非常に不思議です。

理由はなんであれ、とてもよい場所を発見できました。

by kaiondo102 | 2010-10-24 23:53 | 長野式とオステオパシー | Comments(2)

やはりあごの下

以外なところが結構肝心な症状に効果があるもので、その一つはあごの下の痛みをリリースすることです。首の痛みや頭痛にどうやら効果があり、ここをゆるめることで最後のひと押しでほぼ痛みがなくなるようです。

最近来られているのは、60代の男性ですが10年前から首を上に向けると首の痛みと、手はのしびれを訴えています。特に理由は思い当たらず、整形外科にいったら頸椎がどうのこうのといわれ、何回か首を牽引してもらったが効果がないのでそのまま10年経ってしまったとのこと。仰向けになると首の痛みがでるので、うつ伏せになってもらい施術を開始します。

骨盤と背骨を誇張法で調整、これで仰向けになってもらうと首は痛くないとおっしゃります。浮肋骨を調整、頸椎の調整を始めるとまた首に痛みが走るそうです。困った時は座位が頼りの昨今、早速座っていただきます。座った時点で首を上に向けていただくと、先ほどよりは上に少しむけるがまだ痛いし手にしびれが走ります。そこで座位で骨盤から背骨を調整して、頸椎の5番まで誇張法で調整するとまた一段と上に向けるようになりますが、まだ痛みは残ります。第一回目と2回目は2週に一度来院、7割改善したとおっしゃります。3回目は同じ感じで調整をして、上を向いてもらうと最後の最後で痛みがあり、手の方にも少ししびれが走るとおっしゃいます。そこでもう一度仰向けになってもらい、あごの下を押さえてみると首の痛みのある右側に強い痛みがあります。そこを皮膚を動かしてゆるめて、もう一度座っていただき上を向いてもらうと「痛くない、しびれない」とのこと。その後同じペースでもう2回調整しましたが、首はすっかり痛みがなくなったとおっしゃられていました。

また、高校三年生の女子高生は日々の受験勉強の疲労からか、頭を下に向けるとちょうど右の肩甲挙筋のラインでしょうか、鋭い痛みが走ると言います。仰向けになってもらいもう一度首を持ち上げともらうと痛いそうです。右の上前腸骨棘が左に比べ随分高いのが気になります。そこでうつ伏せで調整を開始します。骨盤と背骨を誇張法でいつものように調整、仰向けになってもらいもう一度首を持ち上げてもらうと、まだ痛いと言います。左右の上前腸骨棘の高さの違いが気になるので、仰向けの状態でまず左の腸骨を調整し、右も調整します。左右の高さが揃ったところで首を持ち上げてもらうとさっきより楽に上がるそうです。仰向けで頸椎と頭を調整、座って首を下に向けてもらうと痛みは半分ぐらいになったそうです。そのまま座位で上部胸椎から下部頸椎にかけて誇張法で調整すると、「痛くない」とのことなので、何かあったらまた来てねということで終わりにしました。

そうしたら翌日お母さんから電話がかかってきて「娘がまた痛いといっている」とおっしゃいます。そこで明日のお母さんの予約を娘に譲るということで娘さんがまた来院しました。聞くと最初は調子が良かったものの勉強しているうちにだんだん痛みが出てきてまた下に向けなくなったと言います。場所は同じところで痛みの度合いは半分ぐらいなのですが、勉強に集中できないそうです。帯脈をぬかしたのが悪かったのか、やはりあごの下かなと思いながら同じような調整をして座ってもらうと痛みがまだ残ると言います。左右の帯脈をあちこち押さえるも圧痛がありません。そこで仰向けになってもらうと右のあごの下に強い圧痛がやはりあります。皮膚を動かす感じで操作をしてゆるめ、もう一度座ってもらい頭を動かしてもらうと「痛くない」ということなので終わりにしました。翌週おかあさんがいらっしゃったときに娘さんのことを伺うと「あれから痛いと言わなくなりました」とおっしゃられました。

このあごの下はどうして効果があるんでしょうか??60代男性は社長、女子高生は受験生ということからきっと極度のストレスがかかっていると考えられます。そうなると人間結構知らない間に歯をくいしばっていたり、夜は歯ぎしりをすることでこの辺の咀嚼に関係する筋肉に大きな負担がかかっているのでしょうか。それが限度を超えた時にこのあごの下の筋肉の収縮が首の動きを制限するだけでなく、変な形で痛みを引き起こすのでしょうか???このあごの下を操作することで効果のある人は、そこの,圧痛はもちろんのこと、圧痛のある方にあごが引っ張られているように見えるのですが・・・

その他、顎関節症や片頭痛の人にも効果がありました。

いずれにせよ、目立たないところが実は要だったと楽しくなる発見でありました。

by kaiondo102 | 2010-10-04 23:37 | 長野式とオステオパシー | Comments(0)

あごの下

以前このブログで書かせていただいたふくらはぎが冷えて痛い方、先日久しぶりに来院されました。おなかが痛いとのことでお医者さんに行っても理由がわからずいらっしゃったということでした。おなかの方が肝実でしたので背骨と骨盤の調整、骨盤隔膜、左右の大巨をゆるめ右の季肋部をゆるめるとおなかの痛いのは無くなったそうですが、この方の特徴は次から次へと違和感を感じるところが出てくるということ。おなかはどう、と伺うとお腹は平気だけど喉に何か詰まった気がするとおっしゃられます。それも何かできているかと思い、お医者さんに行ったけど何でも無いと言われたそうです。よく東洋医学でいう梅核気というやつかなと思い長野式だと湧泉か小腸ユを使いますのでまず、仰向けのまま湧泉を押さえているとだんだん喉の違和感が少なくなったそうです。しかし半分からは減らないので、そのまま座っていただいて小腸ユを抑えるとさらに減るのでそこを刺激しました。するとほとんど無くなったのでその日はそこで終わりにしました。

次に来られた時もほとんど同じ症状を訴えられるのでまずお腹の痛みをとってから喉に移行します。しかし今回は湧泉も小腸ユもあまり効果がありません。どうしようかなと思いながらそういえば最近喉のあたりが気になるのであごのしたを押さえてみるとかなり痛がります。そのまま指を下顎骨に引っ掛けるような形であて皮膚を動かしてゆるめました。どう?と伺うとだんだん喉の違和感が減ってきているとおっしゃいます。「ラッキー」と思いながらさらにゆるめていくと違和感が無くなったとのことでした。

次の週もう一度いらしたときは喉の違和感は随分減っているそうです。もう一度同じところを操作すると無くなってそれから2回いらっしゃいましたがのどの違和感は無いそうです。

また、四十肩でこられた50代の女性は首がいつも寒いとおっしゃいます。肩の調整のあと誇張法で首を調整しようと回旋させると「いたっ」とおっしゃいます。そこでそーっと首をまわしてみると左右とも45度ぐらいの角度しか回りません。そこで頸椎を一個ずつ誇張法で動かしてもう一度回すともう少し回ります。すると顎関節症もあるとおっしゃられるのど梅核気の方と同じようにあごの下を押さえてみるとこの方もかなり痛がります。そこでゆっくり皮膚を動かしてその痛みをとってみるとかなりの角度で痛みなく首が回るようになり、次にいらっしゃったときに「あんなに首が楽になったのは久しぶり」とおっしゃっていました。

ほかにも首の周りが悪かったり痛かったりする方にここを緩めてみるとすっと首の動きが改善したこともありました。

最近どうもこの喉周りが気になります。何人か甲状腺に疾患を抱える方を診ているからでしょうか。また、長野式でも最近のブームは人迎周辺への鍼でもあります。胸骨は精神状態があらわれますし、斜角筋も呼吸に関与するだけでなく、ストレスに大きくかかわると靭帯性関節ストレインの本には確か書いてありました。また、甲状腺は人体のストレスへのショックアブソーバーに相当すると松本先生の著書には書かれてありました。となるとそこから続くあごの下はちょうど区切りの場所に相当します。きっとここが固くて痛みがありそれによって何らかからだの症状の原因となっていることもあるかもしれません。

これから首や頭、精神的に何かトラブルのある方には是非チェックをしてみたい場所であります。また何か著効がありましたらご報告させていただきたいと思います。

by kaiondo102 | 2010-06-27 23:33 | 長野式とオステオパシー | Comments(0)

足がむずむずする

月に一度ご夫婦で来られるだんなさん、先月施術していると足がむずむずしてしょうがないとおっしゃられます。伺うと鼠経部を緩めていたら右ひざのお皿の裏側に虫が動いている感じがするそうです。高校生ぐらいからこの症状がたまに出ていたそうですが、私の施術所に来られるようになってその発作は無くなったそうですが(私は知りませんでした)、今日はなんか変とのことでした。どういうときにそういう発作がおきるか伺うと、夜寝てたりあるいは起きていてじっと人の話を聞かなくてはならないような時に調子が悪いと足がむずむずして、切り落としたくなるほどつらくなることもあるそうです。解消法は夜なら散歩をしたりあるいは正座をして足をしびれさせてなんとかまぎらわすともおっしゃいます。その日もベッドの上に寝ていることがつらいとおっしゃられますので、まず正座をしてもらいました。その間に松本先生の第二巻に確かRLS(restless leg syndrom)
の治療法が確か載っていたので紐解いてみました。すると、胃の気ラインの圧痛、オ血の解消が必要と書いてありました。また、河合先生の頭のポイントも大切とも。

とりあえず正座のまま誇張法で背骨を調整して寝転がってもらいましたがやはりむずむずするのは変わりません。では右の胃の気ラインを押さえてみるとかなり痛がります。とりあえず皮膚の操作をしてみるもやはりだめ、誇張法で足関節とひざ関節を操作するも、やり始めて動き始めた数秒はよいのですが、形が決まってじっとしているとやはりむずむずがでてきてしまうとおっしゃられます。頭頂骨を操作するも効果なし、その方も「今日はだめみたいです、すみません」とおっしゃられとりあえずその日はそれで終わりになりました。なにをやっても効果がないのは最近ほとんど無かったので相当その日はへこみました。

何とかしなければと思いながらあっという間に一カ月が経ち、またそのご夫婦が来院する日になりました。だんなさんに「どうですか?」と伺うと「実はあれから一カ月調子があまりよくない」とおっしゃられます。夜もむずむずに悩まされ眠れない時も多かったそうです。今回こそはと思い施術を開始しました。とはいうもののどうして良いのかわかからないのでとりあえず足の方は触るのはやめようと思い、背骨の調整から始めました。しかし10秒ぐらいたつと「やっぱダメです」とおっしゃられます。そこで正座をして誇張法をするもやっぱり駄目。どうしようと思いふと「動かしているとどうなんですか?」とうかがうと動いているときはむずむずはまぎれて感じませんとのこと。そこで仰向けになってもらい足首をポンピングしながらむずむず感を聞くと「感じない」ということなので右の足首のポンピングを繰り返しながら胃の気ラインの圧痛場所を探しそこを軽くおさえながら圧痛を足首を動かしながらとっていきました。次にクラシカルの足をぐるぐる回す要領で右足をまわしながら鼠経部の圧痛を確認、指でおさえながら右足をぐるぐる回し圧痛をとっていきます。次にオ血の反応をみるとやはり圧痛がありますのでひたすら右足をぐるぐる回しながらあいている手で圧痛を押さえて痛みをとっていきます。

右足関節を動かし始めたときはまだ患者さんのお顔にこわばった感じがありましたが、鼠経部の圧痛をとるころにはなんとなく顔が穏やかになって眼をつぶるようになってきました。オ血を操作しているときにはさらに顔つきもリラックスされていますので、一旦ぐるぐるしていた右足を下して足の感じを伺うと「今はむずむずしていない」とおっしゃられます。「また、変になったら言ってください」と言い、首を誇張法で操作、頭蓋骨を操作していきます。後頭部のポンピングをするころにはうとうとされているようでからだ全体がリラックスされているようです。頭頂骨を操作して「どうですか?」と伺うと全然平気になったそうです。待合にいらっしゃる奥様にも「あれほど変だったけど無くなった」と話されていました。

以前左半身がむずむずするという女性がいらっしゃったとき、誇張法やツボを使ってまったく歯が立たなかったのが、クラシカルオステオパシーの基本ルーティンをやるとそのむずむず感が無くなったことがありました。他動的に患者さんのからだを動かしてあげるというのはかなり手技療法の中では基本的なところでありますが、かなり効果的なことなのだとあらためて実感させられましたが、このむずむず感にどうして効果があるのかはさっぱりわかりません。でもクラシカルをやって助かった一症例でした。

by kaiondo102 | 2010-06-20 23:18 | 長野式とオステオパシー | Comments(0)

やはり軸圧

先日来られたのはテニスの練習中にボールに乗り上げて右の足首をねんざしてしまったという50代の女性。やっちゃってから2週間も経つのにほとんど痛みが改善しないということでいらっしゃいました。

歩いてもらうとちゃんと歩けずびっこを引いているような感じで施術所内を歩かれます。仰向けになってもらうと底屈、背屈両方とも痛みがあるそうです。でも底屈の方が痛いとのこと。そこで施術をはじめます。

うつ伏せになってもらい誇張法で骨盤、背骨を整えます。仰向けになっていただいて足首を動かしてもらうと背屈はもう痛くないとのこと。そこで鼠経部、骨盤隔膜、横隔膜、左の斜角筋をゆるめ足を操作します。股関節を調整、ヒ骨の両端を調整、解ケイの圧痛をとります。距腿関節を調整し距踵関節のテストをしてみると「ぎゃっ」と痛がります。そこで誇張法の距踵関節の調整をするもどうも痛がります。誇張法では足を外反させそのまま踵とあわせ牽引します。しかし、この方は軽くでも牽引すると痛がります。どんなに微妙に牽引しても痛みがなくなることなく、とりあえずこの日はこのままで終了としてまた翌週にもう一度来ていただきました。

次に来られた時は足首は10段階評価で2ぐらいまで痛みが減っているとのこと。そこで前回と同じ形で調整をして、もう一度距踵関節にトライしました。しかしどんなに軽く牽引しても痛みが出るとのこと。こまったなぁと思いふと、そうだ軸圧をかけてみようと思い足の形はそのままで牽引ではなく今度は体幹に向けて圧迫をかけてみました。しばらく圧迫し軽く牽引すると痛みなく引っ張れます。もう一度圧迫、牽引、圧迫、牽引を数回繰り返すとかなり牽引を強くしても痛みがでなくなりました。立ってもらうと痛みがなくなったそうです。

誇張法の距踵関節の調整は牽引ですので今まで足首の痛みを訴える方にこの操作を用いても牽引する段階で痛みが出るのでいつも悩んでいました。しかし、ふと圧迫をかけてみるとあら不思議、あれほど引っ張ると痛みが出ていたのにあっという間に出なくなりました。

操体法の橋本先生は常々押してダメなら引っ張ってみな、とおっしゃっていたそうです。なるほどその通りと思った一症例でもあり、やはり関節は軸圧が効果があるのかなと思わされた症例でありました。

by kaiondo102 | 2010-06-17 00:04 | 長野式とオステオパシー | Comments(0)

その後の天宗 4

では長野先生のおっしゃる水分の拍動をとるのに滑肉門を鍼する代わりに何かできないか?と考えておりましたら、水分の拍動は宗気が上手く廻らないためということですから、天宗はどうかと思って押さえてみましたらどうやらこちらでも良さそうです。水分に拍動があるときは結構圧痛もありますがまず、天宗でこの圧痛はとれます。そして拍動はどうかな?と思っていると私の気のせいかもしれませんが、拍動も少しずつおさまってくるような感じがします。また、精神的なものはダン中に圧痛がでますが、天宗でも結構とれてきます。

また、天宗の近くに肩甲下筋というのがありますがこれはAKでは心臓に関係するといいます。また、野中操法ではこの鼠経部、帯脈、そしてどうやら肩甲下筋を刺激するとのこと。ということはこの肩甲下筋もとても大事な部分かもしれません。ここを触ってみると精神的になにかある方はしこりみたいな塊があることが多いですし、もちろん高血圧や不整脈などの心臓に何かある方も強い反応があります。そこをゆるめてみると肩甲骨周りのコリがスーッと楽になったり血圧や不整脈などもずいぶん改善するようです。また、どうしても今までなにやっても改善しなかった母指腱鞘炎がこの肩甲下筋の圧痛をとってみるとそれで親指の動きが改善し、誇張法で手根骨を操作したら初めて痛みが消えたことがありました。また、四十肩にも効果的なようです。

左の天宗、周栄、中府、肩甲下筋と左の肩周りはとても大事なのはよく分かりましたが、ではまだまだ精神的な疾患を持たれる方に著効があるということは私には言えません。ですがなんとかつらそうな方たちのための打開策の一つにならないかと考えております。さぁどうなるでしょう。

by kaiondo102 | 2010-06-05 23:33 | 長野式とオステオパシー | Comments(0)

その後の天宗 3

長野先生は精神的に何かトラブルのある方、あるいは虚弱な方は水分という経穴に拍動が見られるとおっしゃられ、滑肉門に鍼をするとその水分の拍動がだんだんおさまり精神的にも落ち着いてくるとされています。松本先生はこれに左の周栄を加えています。栄養を周らすという意味でパニック障害や心臓が変な方にも効果的とし、やはりここも滑肉門でとれてくるとおっしゃっているそうです。

ここで面白いのが左の周栄という点です。私のところに来られるパニック障害の方はそのほとんどがあおむけになってみると右の胸郭より左の方が小さく、精神的に疲れている方であればあるほど胸郭の左右差が顕著であり、それが以前から大変不思議でした。そしてその胸郭に左右差がだんだん無くなってくるとパニック障害の症状も改善してきた感があります。以前自分が超天才だと思った症例でパニック障害の既往歴を持つ8カ月の妊婦さんが左の坐骨神経痛を訴え来院されました。いまから5~6年前のことですが、痛みでびっこを引き来られた時は杖をついており、杖なしには痛みで歩けませんでした。仰向けになってもらうと胸郭の左右差がとても顕著でした。鼠経部や帯脈、背中をおさえてもまったく圧痛がありません。どうしようと思い、とりあえず胸郭の左右差を直してみようとおもって深呼吸をしてもらうと息を吸いにくいとのこと。そこで腎経の太ケイをおさえて少し刺激そしてもう一度深呼吸をしてもらうと吸いやすくなりました。そこでしばらく太ケイを刺激して左と右の胸郭がそろったところで一度足を動かしてもらいました。すると痛くないそうです。では試しに立ってもらうと、最初を恐る恐る動いていましたが、痛みを感じずに立ち上がれたそうです。まっすぐ立ってみると痛みがなく、では歩いてもらうとこれまた不思議、痛みなくすたすた歩けるようになってしまいました。患者さんよりも私がびっくり。たったの3分で施術が終わってしまい、患者さんは待合を大きなおなかであちこち歩き回り、嬉しさのあまり泣いていたのを思い出します。ご主人からも「助かりました」と感謝され、その方たちは杖を忘れて帰ってしまうところでした。太ケイ一穴で良くなっちゃった、まるで長野先生みたいと自分で自画自賛しておりましたが、それ以来そんな劇的に一穴で改善したころはまったく無く、自分が天才ではなくただのまぐれ当たりだったということがよく分かりました。

話は飛びましたが、そんな経験から精神的になにかある方の左の胸郭が制限されていること気になってしょうがありませんでした。そんなところに松本先生の周栄の話をうかがい、また中極がもし頭と関係しているのだったらその中極をゆるめるのがほとんど右ではなく左の中府近辺ということもやっと自分の中でつながってきた感じがします。ということは左の肩周りというのは精神的なものと深い関係があるということになるのでしょうか???

by kaiondo102 | 2010-05-30 22:58 | 長野式とオステオパシー | Comments(5)