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日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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やはり春ですね

最近よくある電話での会話。

「先生、お久しぶりです。あの~急に足が痛くて困っているのですが、またお伺いしたくて。」

「あーどうぞ、ちなみにそれって右足ですか?」

「はぁ~そうですが、・・・」

こんな予約の電話をよく頂きます。この足が痛いというのは患者さんによって首、肩、腰に変わりますが、99パーセントの方が右側が痛い、とおっしゃいます。

以前も書かせていただいたように、東洋医学では春には肝臓に最も負担がかかる季節といわれています。では、その肝臓のトラブルが顔を出すのはすぐにGTPとかGOTといった数値に出るのではなく、まずは体の右半身にトラブルをおこすことが多いようです。。

しかし、肝臓のトラブルは時として不思議なかたちで人のからだに影響を与えることがあります。

by kaiondo102 | 2006-03-28 23:17 | Comments(0)

症例報告

40代男性

主訴 右足の違和感

月に一回コンスタントに来院してくださる方。ぎっくり腰とアトピー性皮膚炎の既往歴があり。
数日前から階段を上ったり、椅子に座ろうとする時に右腿の前側(大腿4頭筋)が痛くはないのだが重だるく気持ちが悪いということ。
体型はやはり右の肩と腰が下がっている均整でいうf4という体型。立ったまま右足を上げて片足立ちをしてもらうと、右腿の前側に重だるい感じがやはりする。膀胱経(体の背側に走る経絡)がつっぱるせいで腿が動かしにくいのか?

早速仰向けになって施術を開始。
腹診すると、おへその左側から斜め下にかけて天枢や大巨、中注といった部分に強い圧痛あり(オ血の反応)。またおへその左際にある盲ユというツボにも圧痛。この盲ユは間中先生によると腎経の墓穴であるが、均整法の亀井先生によるとそこは肝経の反応もでるという。おへそ右側の天枢から大巨にも軽い圧痛があり、みぞおちにある中カン及び右肋骨下の期門にも強い圧痛。右足を膝を曲げないよう上げてもらうと(SLRテスト)やはりいつもの違和感を感じる。やはり春なので肝臓がオーバーヒートしている肝実という状態。春にぴったりの体。

とりあえず、まず肝実と免疫の調整をしてみることに。左の鼠経部は均整でいつ右の肋骨下と相関関係にあり、またここのつまりはオ血生み出しやすい。左足首の中封を押さえ左鼠経部の痛みがとれる。次に免疫の反応点である天ヨウという耳の後ろにある圧痛を手三里でとる。
そしてうつぶせに。
背部のオ血の反応のでる、T6、7の左際の圧痛を右の命門(L1,2間ー澤田流)でとり左右のL2,3の圧痛を手三里でとる。アトピーがあるので肝実の反応点である右の背中T6からT9のエリアの圧痛を肩にある皮膚病と解毒の特効穴である肩グウを押圧すると圧痛消失。
さて、右足の違和感だが、うつぶせのまま膝を曲げず右足を上げてもらう。すると、右腿の裏側がつりそうになる。やはり右足の前側の違和感は右足の膀胱経の引きつりが原因か?

均整では右足の膀胱経はT12ーL1間を押圧するとゆるむといわれているので、そこを押さえながら右足を挙げてもらうと先ほどは右足の裏側がつったのがもうつらないので、T12-L1間をそのまま1分ほど押圧。1分後そーっと押圧の手をゆるめ、もう一度右足を上げてもらうとつらないとのことなので、もう一度仰向けに。

仰向けになってまた右足のSLRテストをするとかなりラク。オ血の反応点である左天枢から大巨および盲ユの反応を皮膚病のもうひとつの特効穴である築ヒンというふくらはぎの内側にあるツボを使うとオ血の反応はなくなり、免疫の反応のでる右天枢から大巨は右の肩グウでとる。また肝実の反応である右肋骨下の期門の圧痛も同じ肩グウでとれる。

右足の違和感を感じる部分を押圧すると、気持ち悪いとのこと。そこで足三里を押しながら気持ちの悪い所を押すと今は平気とのこと。足三里は股関節から膝関節までのトラブルに本当によく効く。深谷先生が「雲助の灸」と呼び、足のトラブルによく使っていたのも納得。もう一度右足の違和感を感じる部分を押圧するともう気持ち悪くないし、SLRテストもスムーズに。

立ってもらい右足をあげてもらうと全然違和感を感じないので、ここで施術を終了。しゃがんだり色々していたが、まったく違和感は無いとのこと。

一月後の来院の際右足のことを聞くと、「そんなことありましたねー」だそうです。

by kaiondo102 | 2006-03-26 17:29 | Comments(0)

ちょっと複雑

東洋医学とは関係ないけど、とても気になった本日の出来事。

今日は息子たちが参加したドッジボール大会があり、あまり興味は無いのですが、行くはめに。
子供たちの元気にドッジボールをやっている姿はとても気持ちよいのですが、違和感を感じたのは子供たちを見に来た親御さんたちの応援。
「よし、当てろ!、あたったキャー」「よし今だ投げろ!あーはずれた残念」

そんな応援を耳にしながらなぜか、アメリカのニュース番組でイラクの建物に爆弾が落ちて、アメリカのニュースキャスターが喜んでいたことを思い出してしまいました。

ドッジボールですので標的になるのは生身の子供たち。少し複雑な気持ちになってしまいました。

by kaiondo102 | 2006-03-05 22:36 | Comments(0)

症例報告

30代女性

主訴 腰痛

この方は以前偏頭痛で来院された方で、2回の施術でそれ以来偏頭痛には悩まされていないそうです。今回は2月の初旬から2週間ほど腰痛に悩まされていて、特に座っていると右の腰の痛みが増し、大変つらいとのことでした。

早速からだを診ると、右肩と右腰が下がって右半身に重心のかかっている均整でいうF4という体型でした。この体型は肝臓に負担のかかりやすい体型とされているので、やはりこの腰痛は春になって肝臓が動き出したのかなぁと思い 少しからだを動かしてもらいました。すると上半身を後ろにそらすと右の腰がかなり痛くなります。座って腰が痛い人は立ってからだを反らすと痛みが出ることが多いようです。次はお腹を診ることに。

お腹を押していくと、おへその左横の天枢というツボから左斜め下の大巨というツボにかけて圧痛がありました。これは長野式でいうお血の反応で腹部の血流の循環不良をあらわし、またそれによって肝臓に負担をかけているというサインになります。また、10代に盲腸の手術をした後遺症のためか、おへその右横の天枢から右斜め下の大巨にも圧痛がありました。さらに耳の後ろにある天ヨウというツボにも圧痛があるため、免疫系の弱体化も考えられます。その他左右の鼠径部にも圧痛、そしてやはり肝臓のオーバーヒートを表す肝実のサインが右の肋骨の下の圧痛に現れていました。

施術はまず左の鼠径部の圧痛をとるため片手を足首にある中封というツボを押しながらもう一方の手で鼠径部を押すと痛みが無くなるのでそのまま、30秒ほど両手を動かさないでいると今度は中封を押さえなくても鼠径部は痛くない、とのこと。次に耳の後ろにある扁桃(免疫)の反応点である天ヨウを手三里のツボを押さえると圧痛が消失。右半身も同じように施術し鼠径部と天ヨウの圧痛を無くし、うつぶせになってもらいました。

うつぶせで背部をチェックすると左半身はL2,3辺りに軽い圧痛があるのみなのでこれも同側の手三里を押し、再びL2,3をもう一方の手で押さえると痛くないとのこと。
次に右半身を診ると、T5から10まで肝臓の反応を現す強い圧痛があり、やはりL2,3にも強い圧痛があるとのこと。そこでうつぶせのまま足首を持って膝を折り曲げながら踵をお尻につけようとするとちょうど腰が痛いところ、Lの2,3辺りが痛むのでこの動作が痛くなく出来るようにすることが腰痛の解消になると考え、まずT5からT10までの圧痛を左会陽という尾骨の横にあるツボで順次痛みをとりました。もう一度右足をまげてもらうと随分楽になったとのことで、さらにL2、3は右の手三里を押圧しながら押すと痛くないのでそのままL2,3を押さえながら手三里を刺激すること30秒、L2,3の痛みも無くなりました。
そこでもう一度右足をまげてもらうと踵がお尻についても痛くないのでもう一度仰向けに。
随分軽くなった左の天枢と大巨の痛みを中封を使い、右の天枢と大巨は手三里を使い痛みを消し、さらに肝臓のサインである右の肋骨の下の痛みは仕事柄パソコンに向かっていることが多いため、右のサン竹(眉毛の鼻側にある)を押さえると痛みは消えました。

そこでもう一度たって上半身を後ろに反らせてもらうと「ぜんぜん腰が痛くない」とのことなので施術は終了となりました。

その後、妹さんが来院された時、先の患者さんの様子を聞いてみると「腰は痛くないっていってたわ」とのことでした。

by kaiondo102 | 2006-03-03 00:10 | Comments(0)

春がきた

春といえば、東洋医学を知るものにとっては肝(肝臓)の季節として有名です。節分が終わってまだまだ寒いといっても、自然界だけでなく人のからだも春にむけて変化します。
それまでからだは冬の寒さに負けないよう、ぎゅっと縮んでいます。しかし、春の気配が近づいてくるにつれ、少しづつゆるみはじめ冬の間に溜め込んでいた色々をこの機会にからだから出そうとします。その出そうとするこの季節もっとも働くのは肝(肝臓)となります。
肝の働きといえば、まず食べ物や呼吸などでからだの中に入ってきたものを解毒して無毒かします。また、解毒のほかに吸収された栄養を蓄え、必要に応じてからだに放出します。さらにからだ中の関節や筋肉をコントロールしたり、「肝は目に窮す」といい目と深い関係にあります。

そんなこんなでこの数週間、肝が原因かなあと思われるからだのトラブルで来院する人が増えています。次は症例報告をしたいと思います。

by kaiondo102 | 2006-03-01 22:24 | Comments(0)