日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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オステオパシー考 10 座位での調整(その2)

また、昨日来られた方は初めての方(三十代男性)。ご紹介してくださったお姉さまと一緒に来院されました。主訴は左の肩こり。日ごろはコンピューターをよく見ているとのこと。オステオパシーでおおまかに調整して肩こりがとれなければ長野式で直接圧痛をとればいけると少々気楽な思いで施術を開始。

この方の腹部をみると下腹部には圧痛がないものの上腹部の緊張はとても強いものがありました。日ごろ忙しいせいか早くもうとうとし始めます。まず、クラシカルで四肢の調整ご背部を誇張法で調整します。うつぶせになったとき「どの辺りが凝るんですか」と聞くと「ここら辺です」と左の斜角筋のあたりをさします。そこでその辺りを押圧してみるも痛みを感じるところがありません。「おかしいなぁ」と思いながらとりあえず脊柱を誇張法で調整、特に上胸椎は念入りに施術しました。

どのくらい変化したかみたいので一度座ってもらいます。結構ラクになっただろうと思いながら「どうですか?」と聞くと、「いや、全然変わりません。」とおっしゃられます。もう一度凝っているところを確認したくて、「この辺がこっているんですよねぇ」と左の斜角筋のあたりを少し強めに押すと「痛くはないです」とおっしゃられます。「え、でも左の肩が凝るんですよね?」とあらためて聞くと「首をまわすと痛いんです」。では「どうすると痛いのですか?」と聞きながら頭を動かしてもらすと、前屈したときと左右に曲げたり回したりすると左の首の付け根にズキッと痛みが走るとのこと。「いつもそんな感じで凝っているんですか?」と聞くと、「いえ、さっきフットサルとやってきたらだんだん痛くなってきました。今日は凝っているというより痛い感じです。」

なんだよ~早く言ってよ、それって肩こりじゃないじゃん、と思いながら仰向けで腹部の調整。特に脇腹と上腹部が痛むので脇腹は太衝で、上腹部はサン竹でゆるめます。また、首の痛みは結構胸鎖関節や胸肋関節に痛みがでて、それをとると結構首がラクに動くようになるので圧痛を診てみると、胸鎖関節とR4,5,6と胸骨との接合部に過敏な痛みがあります。そこで誇張法でそこを調整、しかし、圧痛がとれません。4~5分やっても痛みがとれないのでちょうど腎経にあたるためへそ脇の盲ユを押さえるとそこの痛みがとれました。これでどうだ、と思い座ってもらい首を動かしてもらうと、少しらくになったけどまだまだ痛いとのこと。「ずいぶんラク」というコメントを期待していたため、この辺からすこし焦り始めます。すると次の患者さんが入ってきます。

こうなったら座位で調整と思い、誇張法で胸椎4,5辺から調整します。胸椎5番は長野式の首の反応点、胸椎4番はクラシカルオステオパシーでの首の支点となっています。ここが変化すれば首もラクになるはず、と思い動きがさらによくなったところで「どうですか?」と聞くと「まだ、痛い」とのこと。焦りレベルが少しあがり始めます。

そうなったら胸椎2番と3番で勝負をしようとおもいましたが、調整後「まだ、痛い」。次の人も待っているし、お姉さまの心配そうな雰囲気が私の焦り度をさらにあげます。

今度はC7と胸椎1番できっとなんとか変わるはずと思い調整。

数分押さえ、動きが良くなったところで「どうですか?」と聞くと「まだ、痛い」とのこと。「痛みには全然変化はない?」と聞くと「ほとんど変わらない」。やばい痛いまま帰すなんて、ましてご紹介者の方もいるのに、と思うとますます焦りが増してきます。そんな時うちから間抜けな電話が。「お父さん、カード買っていい?」。知るか!こっちはそれどころじゃない。

もう一番痛む格好をしてもらうと頭を下に向けたときだそうです。すると頚椎の6番がやけに左にズレいるのが目に入ります。そこで「お願い、変わって」と思いながらC6を調整。力が入りそうになるのをなんとか抑えて恐る恐る「どうですか?」と聞くと「あ、随分ラク」とのこと。やった、と思いさらにC6を調整しスムースに動けるようになったところで終了となりました。

焦りながら調整をしましたが、無事乗り切ることができました。しかし、腰痛にしろ頸部痛にしろ立位や座位などで重力のかかる状況でのからだの痛みには重力がかかった状態での調整が本当に良く効くような気がします。また、寝ているときにからだの歪みが見られないのに座ってもらうと大きく崩れるなんて方も少なくありません。そういう方にも座位での調整は必須のものとなってきます。

かなり冷や汗をかきながらでの治療でしたが、やはり首には座位だとあらためてその重要性を認識するとても良い体験になりました。
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by kaiondo102 | 2007-07-30 00:27 | オステオパシー | Trackback | Comments(2)

オステオパシー考 9 座位での調整(その1)

初めて、東北オステオパシー会に行って驚いたことはいろいろありますが、その一つに座位での調整があります。脊柱の練習はほとんど皆座位で行います。この姿が初心者の私にはとても不思議にうつりました。しかし、今では私も座位での調整をよく使います。

特に効果があると感じさせられるのは首や腰の痛みなど、重力がかかったときに特に痛む場合大変有効な感じがします。

たとえば今週来られたぎっくり腰の患者さんは前屈がほとんど出来ません。よくあることですがお子さんを持ち上げようとしたときにギクッとやったそうです。圧痛は免疫の反応点である右の大巨と中カンのみ、腰部を押さえても特に鋭い痛みを感じるところもありません。また、コンピューターのエンジニアという職業上はやくも腹診の段階で眠ってしまいそうになります。となるとやはりオステオパシーでの調整がメインとなってきます。

背骨をみるとL1からL3までが大変硬く感じられました。またT5からT9ぐらいまでがこれまた硬く感じられます。そこで仰向けで軽くクラシカルで調整、右足→右手→左足→左手という順番で行いますが、左足を回そうと思うと「あ、イタッ」とのことなので左手での調整の後左足に戻ると軽く痛むもののの調整は出来ます。その後うつぶせで軽くオシレーション(ゆさぶることです)の後、誇張法でL5からL4、通常のL5からL1、中胸椎、上胸椎と硬いところを調整、もう一度腰部を調整後して仰向けになってもらいます。先ほどより少しスムースに動けます。今度は長野式で腹部の調整をします。右の大巨を手三里で、中カンをサン竹でゆるめ、C2と頭頸部をサン竹でゆるめ、一度座ってもらいます。内心スムースに座ることを期待していたのですが「あたたた」とまだまだ期待通りには行きません。そこで座位でもう一度調整します。

うつぶせで調整していたときは誇張法L5もL4もまた腰椎もきれいになった気がしたのですが座っていただくと歪みがまた感じられます。そこでL5から気になるところを調整、座位のほうが左右差が良く感じられます。

なんとなく左右差が感じられなくなったので「どうですか?」と少し動いてもらうと「あれれ?」とずいぶんラクに動くこともできます。ぜんぜん出来なかった前屈もスムースに。そこで調整を終わりにしました。帰りがけかばんを持ち上げたり、靴を履く動作もずいぶんスムースで「本当にらくになりました。普段とあまり変わりません」とおしゃられ帰られました。
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by kaiondo102 | 2007-07-29 00:25 | オステオパシー | Trackback | Comments(0)

私のオリジナル 太衝

治療にあたって必ず私が最初にゆるめようと思うのが鼠経部と脇腹です。なんとなくここをゆるめると骨盤が整うような気がするだけでなく、軽く股関節に痛みのある人でもここをゆるめるだけで痛みがなくなることもあります。

長野式(キー子スタイル)では胴と足の関所にあたり、ここが固くなると胴と足の流れが悪くなり足への血行が悪くなったり、逆に足からの静脈の流れが悪くなりオ血が出来やすくなるとされています。また、脇腹は帯脈という大事なツボがあり、体の捩れや腎虚、上半身の痛みにも関係するとされています。また、夢分流という古い鍼灸の流派では肝相火とかかれているのを見たことがあり、確かに肝実の患者さんには脇腹に必ず圧痛や不快感があるようです。

長野式では鼠経部は中封、内臓下垂がある場合は内陰あるいは陰陵泉、帯脈は復溜を使います。ですが、なかなか変わらない人もいます。また、私の個人的な感じでは復溜は少々とりにくいので使いづらいところがあります。

そこで均整法の教科書を読んでいると脇腹に太衝が効くというのを読んで試したところ確かに帯脈にはよく効きます。それ以来、ずっと帯脈は太衝を使い、鼠経部は中封や内陰を使ったりしていました。

しかし、ある患者さんの脇腹をゆるめようと太衝を押さえたとき「その足のところ気持ちいいですね」とおっしゃられました。気持ちよいことは良いことです。せっかく気持ちが良いのに手を離すのは悪い気がして、そのまま太衝だけでどこまでゆるめられるかやってみました。
すると、なかなかゆるみにくかった鼠経部だけでなく、キー子先生の骨盤のゆがみポイントである上前腸骨キョクに鼠経靭帯がつくところまでゆるみました(ここは八難治療といって、普通は築賓、上四トク、ユフを使います)。また、そのまま左下腹部の天枢や大巨までゆるませることができました。

ツボを探すのも意外と時間がかかるときがありますし、面倒くさいのでなるべく手数は少なくしたいもの。太衝一穴で患者さんによっては左の鼠経部周辺が全部ゆるみます。どうやら右の季肋部に圧痛のある肝実の患者さんによく効くようです。

長野式を取り入れ始めたころは教科書に書いてある以外のツボを使ってもいいのかなぁと不安がありましたが、いまではターゲットがゆるみさえすればどこでも良いという気がして、オリジナル(厳密にはオリジナルではありませんが)なツボをを見つけては喜んでおります。
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by kaiondo102 | 2007-07-27 00:04 | 経穴 | Trackback | Comments(2)

何が効いたのかな?

先週の土曜日に月一回のペースで来られている、脳梗塞をやって右半身が麻痺している患者さんが来られました。本人の努力もあり最初の頃より随分足の運びもスムースになり、会話もスムースになってきました。が、しかし足首は背屈できません腕も上げることができません。でも月一回なので私も関節が固まってしまわなければ良いと思い施術をしていました。

そこで今回もいつもと同じつもりで調整を始めました。腹部にも背部にもまったく圧痛がないためオステオパシーでの施術だけになります。

きょうはそこでクラシカルオステオパシーも沢山混ぜてみました。

足首から股関節、上腕とクラシカルで調整、動きの悪い右足には膝と股関節には誇張法、そして指の曲げ伸ばしがしにくい右手の指5本と手首の8個の手根骨をすべて誇張法で調整。うつぶせになって股関節と背部をオシレーションというクラシカルの手技で調整後、L5から気になるところを誇張法で調整していきました。今回はとくにひっついているL1からL3、そして上胸椎および下頚椎を重点的に調整しました。そしてもう一度仰向けになって後頭骨及び頭頂骨の調整をしました。頭頂骨の調整をしていると右手をベッドからたびたび持ち上げます。「あれ、動くよ」と患者さん。私は最初頭頂骨が効いていると思いましたが、患者さん曰く、仰向けになったときに腕の感じが違ったとのこと。今まではベッドから右手を自力で持ち上げることができませんでしたが、この日は肩を支点とするとだいたい30度の角度まで腕が持ち上がっていました。

うーん、何が効いたんでしょうか?クラシカルの手技なのでしょうか、それとも誇張法の背骨の調整、あるいは手首の8個の骨を一つずつ調整したためでしょうか?

来月またいらしたときは一箇所調整するたびに腕を動かして何が効いたかしっかりチェックしないといけません。
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by kaiondo102 | 2007-07-23 23:59 | 臨床雑記 | Trackback | Comments(0)

鶴崎先生のセミナー

今日は約一年ぶりにカナダで長野式を実践されている鶴崎先生が帰国、セミナーが開催されました。

以前は村上先生やキー子先生のセミナーにも出席しましたが、鶴崎先生のセミナーは参加人数も約30人以下とアットホームな雰囲気だけでなく手技を間近に見れること及び質問も気軽にできますので私にとっては大変勉強になるセミナーです。また、キー子先生の新しい治療法も我々に分かりやすく教えてくださいます。

今回のセミナーも大変勉強になるものでした。

松本先生の新しい治療点である「心ユ」の婦人科系や胃とからめた使用法、胃の気処置の重要性などなどモデル患者さんに実際治療を施しながらの説明となります。聞くところカナダで18年鍼灸をされており、開業もされている臨床家のため言葉の端々が私にとっては大きなヒントになります。そして最近はオステオパシーに夢中ですが久しぶりに長野式を学ぶとやはり扁桃や腹部の調整は治療の根幹であることが実感させられます。また、どうしてもオステオパシーは肘なら肘、手首なら手首、横隔膜なら横隔膜と場所を限定した治療の考えしか学ぶことができません。しかし、長野式の考え方やひいては東洋医学の考え方を導入させれば一つの手技の応用範囲がもっと広がるのでは、とオステオパシー初心者には思われました。とはいえ、長野式にオステオパシー、均整法には通じるものが大変多いことが改めて実感させられました。

私の課題は長野式のさまざまな処置法を手技でいかに再現するかになります。頭部オ血はなんとかできましたし澤田流を応用した冷え抜きの方法はこれでいけるだろうというところまでなりました。しかし、今日セミナーで行われた胃の気処置をはじめ腎虚の治療もどう手技で応用す
るかまだわかりませんでした。しかし今日のセミナーで胃の気処置の応用はヒントをいただけた気がします。

今日もとてもよい日でありました。また、来年のセミナーも楽しみです。

追伸 仲間内の勉強会に来ていて長野式を勉強している鍼灸師でもある均整師がこんど身体均整法学園で東洋医学理論及び長野式を応用した手技をセミナーで教えると師会のホームページに載っておりました。長野式が均整法を学ぶ方々にどう受け止められるか興味津々です。
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by kaiondo102 | 2007-07-22 23:47 | 長野式 | Trackback | Comments(0)

長野式とオステオパシー 6

以前にも書いたキー子先生発案の陽池と中渚、リウマチの患者さんが母乳が出ているときは症状がでないのでそのどちらかを使うとリウマチが改善するかも?とのことを聞いてその後ちょこちょこ使っていますが、なかなか効果があるのではという感じがします。

今日来た方も両方の手の指を握ると指全部に痛みが出るそうです(50代女性)。お母様にリウマチがあり、ご本人はそこまで痛みが強くないので病院などには行っていないそうです。また、肘も曲げると痛いそうです。

そもそもの来院のきっかけはぎっくり腰。いまはほとんど腰は痛くないので、とりあえず鼠経部を下垂処置(内陰)でゆるめ、左の斜角筋を少海でゆるめます。左の斜角筋は全身のリンパの3分の2がここの下に集められるとクラシカルオステオパシーの講義で聞いて以来、すべての人に使っています。うつぶせで誇張法で脊柱を調整、もう一度仰向けで腹部をゆるめます。

そこで手を握ってもらうとまだ痛みます。そこで右手首の陽池を押さえもう一度握ってもらうとスムースに握れます。そこで陽池周辺の手根骨を誇張法で調整します。すると指は一本もいじっていないのにラクに握れるようになります。また、肘の痛みもなくなりました。左手も陽池を押さえ握ってもらうとこれまたスムースに握れます。そこでまた手根骨の調整。するとこちらもスムースに握れます。左の肘の痛みもなくなりました。

現在週一(今まで5回来院)のペースで来ていただいていますが、この調整で3~4日は調子がよく、また痛みがぶり返してくるそうですが私の治療院にこられる前よりは痛みもうすくなっているそうです。

確かにリウマチと診断されたわけでないので確かに効果的ですと胸を張っていえませんが陽池周辺の手根骨を誇張法によって調整すると、いじってもいない指の痛みがなくなりますのでまるで効果が無いとはいえません。

また、20代後半の現在授乳中の女性も左親指側の手首の腱鞘炎と左手の握りにくさ(痛みあり)を訴えていましたが、陽池を押さえるとスムースに指が握れるようになり、陽池周辺の手根骨の調整後には親指を除く指の痛みがなくなったこともありました。

やはり同じ人間がやるもの、長野式とオステオパシーには共通項がたくさんある気がいたします。

いま、オステオパシーの靭帯性関節ストレインのテクニックと澤田流をあわせて「冷え抜き」に使えないかな?と考えております。また、後日報告させていただきます。
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by kaiondo102 | 2007-07-19 00:17 | 長野式とオステオパシー | Trackback | Comments(0)

治療家考 1

先日のクラシカルオステオパシーの講習会では医師である会長先生の講義が大変良かったです。ほとんど説明もなくもくもくと技を磨くような感じのする東北オステオパシー会とは同じオステオパシーでも違い理屈が先に来る私にはそそられました。

その会長先生のお話の中にこんな感じのことをおっしゃられていました。

皆さんのような治療家はいってみれば人々の健康を守る尖兵隊みたいなもの。それが病に苦しむ人を救うだけでなく、これから病になっていくであろう人をも救うことになる。だからただ理屈もなく揉んだりするだけでなく、確実にからだを改善させるメソッドを学ぶ必要があるのでは、とのことでした。勿論内容が盛りだくさんであったため正確ではないもののこんなことを聞いた記憶があります。

この話を聞いて以前ある古武道の先生がおっしゃられていたことを思い出しました。

それは「侍のなかで一番強かったのは誰だと思う?」「さぁ~」「足軽だよ。殿様を守るのが役目だろ、強くなかったら殿様を守れないだろ」ということでした。

足軽は名も無く、地位も低いのだが剣や柔の実力はぴか一。う~んなんか我々に通じるものがある気がしませんか?

均整法をやって均整師を名乗ろうが、オステオパシーを学んでオステオパスなんていくら日本で声を大にしていっても世間が我々を見る目は所詮整体師です。法律的には日陰者で、いくら国家資格化をわれわれが要求しても多分私が生きている間には無理な話でしょう。お医者さんからはうさんくさくいわれ、いってみれば同業者でもあるあはき師には目の敵にされる。まるで古武道の先生がいっていた足軽そのものではないでしょうか(いや、足軽以下かも)。

地位も名誉も後ろ盾もないわれわれの唯一の頼りは患者さんの信頼のみでその信頼をつなぎとめるのは治す力だけではないでしょうか。

名はないけど実力はぴか一。早くそんな治療家に私もなってみたい今日この頃です。
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by kaiondo102 | 2007-07-12 23:57 | Trackback | Comments(0)

守破離 6

長野式(キー子スタイル)では、症状に関係する圧痛をターゲットとしてその圧痛を解消できるツボを治療点として選びターゲットの圧痛を消失させれば症状は改善される、という理屈になっていると思います。

胃の不調であれば中カンの圧痛、肝機能の異常であれば期門、婦人科系のトラブルであれば気穴(子宮)あるいは水道(卵巣)の圧痛があげられます。また、筋骨格系のトラブルでも腰痛ならば臀部や腰部の圧痛、四十肩であれば三角筋の圧痛、腱鞘炎ならば手首周りの圧痛がターゲットになります。

内科的な疾患や自律神経の乱れによる諸症状であれば、腹部の圧痛を解消していけばほとんどの場合解消します。しかし、腰痛をはじめとするからだの痛みの場合は勿論それで改善するケースも多いのでしょうが圧痛だけを頼りにしてよいのだろうか?と均整法出身の私としては疑問があります。腰痛などは寝ているときの圧痛は触れる限り全部とっているのに立位になってみるとそこまで改善していないなんてことも良くあります。また、四十肩はあまり三角筋の圧痛は関係ない感じがしますし、頚部痛には頚部の圧痛をいくらとってもこれもまたあまり症状の改善には関係がないようです。

背中や肩こりはこれもさわれる限り圧痛をとっているにもかかわらず「どうですか?」と聞いてみると「うーん、まだ残っています」ということも少なくありません。逆に圧痛にさわらず肩を動かしてもらったり、凝った感じや自覚できる痛みをターゲットにそれに関係するツボを操作するとさわっても圧痛が残っているにもかかわらず、「すごいラクになりました~」といわれることもあります。

また、瞳孔の調節が上手くいかないせいでしょうか、まぶしくてしょうがないという患者さんが何人かいらっしゃいましたが、この時は目の周りの圧痛をターゲットを解消させてもほとんど症状は改善せず、圧痛は無視してまぶしさだけをターゲットに目のツボ(橋本先生の目のポイントかヒジュ)を刺激したところそれでいままでにない改善がみられたこともあります。

きっとからだに痛みをおこさせるのは触れるところの筋肉の圧痛ではなく、触れないところの細かい筋肉や深いところの筋肉、あるいは靭帯の緊張が原因だあったり、立位では当然重力がからだにかかってきますので、寝ているときとは違ってくるためではないからでしょうか。

私が圧痛だけを頼りにするこの長野式に疑問を抱いたのは、このまま圧痛だけを頼りに治療をすると名人にはなれないのではというのが最大の理由であります。
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by kaiondo102 | 2007-07-10 23:56 | Trackback | Comments(0)

オステオパシー考 8 なぞのL5と山のような背骨

L5の位置がなかなかわからず諦めていた脊柱への誇張法への操作ですが、ふとしたことからヒントを得て前回の東北オステオパシー会でもL5の位置を再確認することができました。最初はこんな軽い圧で患者さんにどう思われるかなぁとおっかなびっくりやっていましたが、最近では背部の調整はほとんど誇張法のみで終わらせられるようになりました。実際患者さんも結構背中がすっきりするとおっしゃられますし、長野式で緩めることなく脊柱の操作だけでで肩や背中の凝りや痛みがなくなります。

でもどう考えても誇張法でいっているL5の位置は均整や長野式でいうS2の位置にあたるような気がします。ですから自信をもってここがL5とはいえないので姑息な手段を使いL5を確認して調整をしております。

まず、L5を左か右に微妙に押したとき、患者さんのからだがどのくらい変わるか診ます。例えばうつぶせで膝を曲げて腰が痛いなんて人はL5を押さえると結構ラクに膝を曲げられるようになります。肩がこっている人はL5を押さえ凝っているところを押さえるとラクになります。また、自律神経失調症なんて人は症状が多すぎますのでL2,3の外側、経絡でいう志室の圧痛の改善をターゲットにして、志室の圧痛が消えればそこをL5として確定します。これは鍼灸の積ジュ治療からいただきました。積ジュでは創始者の小林先生の経験から、ほとんどの患者さんに志室の圧痛がみられるため、圧痛の強いほうを患側としてその圧痛の解消が治療の効果が出ているかの目安としているためです。おもしろいことに志室の圧痛が強いほうにL5も動きやすいことがほとんどです。

L5を調整した後、脊柱を上にのぼって硬いところをゆるめていきますが、最近不思議なことに気がつきました。キョク突起を軽く左右に押し動きやすいほうにそのまま押さえます。その時、例えば右から押しやすくて左から硬いばあいはキョク突起の右側面が左に倒れているような気がします。そして左側面が逆にえぐれているような感じがするのです。私の指で触った感じでは左側をさわるとスイスにあるマッターホルンという山の急な斜面を思い出し、右側を触るとなだらかなスキー場(岩原スキー場のような)を思い出します。それまでは脊柱がなかなか難しかったのですが(斉藤先生は脊柱は簡単とおっしゃられます)これが感じられるようになってからいままでよりは少しは自信をもって脊柱の調整が出来るようになってきました(といってもまだまだですが)。

誇張法は本当にシンプルですがその効果は目を見張るものがあります。本当に不思議な治療法です。
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by kaiondo102 | 2007-07-08 00:46 | オステオパシー | Trackback | Comments(4)

守破離 5

また、圧痛をターゲットとして設定して治療点を選ぶ時、なかなかうまくその圧痛が解消しないときがあります。そうなるとその圧痛が消えるツボを探していきますがこれが時として患者さんに負担をかけてしまうことがあります。

もちろんツボを押す角度や位置を微妙に変え、2~3回のトライで上手く圧痛を取ることができることがほとんどですが(年々それは上達しています)、なかにはなかなか圧痛がとれず、あれこれあれこれツボを探すたびにターゲットを押しますので患者さんも痛いところを何度も押され、嫌な気分になってしまうのではと心配してしまいます。そのなかなか改善しないところこそ、その患者さんの病気に深くかかわっているところであることも多いのです。長野式初心者のころはなんとか改善させようと必死になってツボを探しておりました。がしかし、最近は知恵がついて他のターゲットを改善させてからもう一度戻ってきて再挑戦したり、次の治療日に残しておけるようになり、患者さんに嫌の思いをさせることも減ってはきていると思いますが。

また、腱鞘炎などは逆側の陽陵泉を長野式では使います。うまくツボにヒットするとそれまで動かすと痛かった手首がどんどんラクになりますので患者さんもびっくりしますが、どこをどう押さえても手首の痛みが改善しないこともあります。首の痛みでは同側の章門を使いますがこれもなかなかうまくツボにヒットしないことがあります。そうなるとツボを探すたびに手首や首を痛い思いをさせて動かしてもらわなければなりません。そんなに動かしているとかえって痛みがひどくなる可能性も否定できません。

うつっぽい患者さんにはとくに注意して使わなければいけません。とくに拒食気味でものすごくお痩せになっている患者さんは治療前のおなかのチェックで少しおなかを押しただけでおなか全体が張ってしまう人もいらっしゃいます。
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by kaiondo102 | 2007-07-06 00:52 | Trackback | Comments(0)