日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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おなかと頭

この間購入したオステオパシースティルテクニックはとても勉強になる本でした。

ざっと読んでみて思ったことは以前少しだけ通っていた均整法の80代になる元気なおばあちゃん先生の手技にとてもよく似ていました。角度をとって圧迫をかける、まるでその先生の手技を別な形で行っている感じがしました。また、誇張法の角度をとって頚椎の横突起を押し込む操作にもそっくりです。これを背骨でもできないかなと思っていましたが、その思っていたこともこのテキストには書いてありました。

もっと詳しく読むとまだまだ色々発見があると思いますが、一番初めに思いついたのはやはり腹部の操作は頭にとても関係がある、ということです。

この間のブログにも書きましたが、後頭部の違和感に中極が効果的だというものですが、これは中極だけでなく、下腹部の他のツボでも頭に効果があるような気がします。といのも澤田流では中極は頭全体に効果があるとされているだけでなく、長野式では心身症で交感神経過緊張の人には関元や気海に鍼をします。また、深谷灸でも気海に心身症の場合には灸をするそうです。さらに下腹部ではありませんがおへそのすぐ上の水分というツボも相当精神的に疲労している際は拍動するとのことで長野式では重要なツボにあたります。

実際、帝王切開などで下腹部に傷がある人は頭痛やのぼせ、うつなどに悩まされている人は少なくありません。また、不妊治療で相当下腹部を痛めつけていた方もそういう症状に悩まされている人は少なくありません。そういった方は逆に頭のてっぺん、百会のあたりを押すとぶよぶよしていたり圧痛があります。長野式では頭部お血と呼ばれ大事な診断点および治療のステップとなります。

長野式ではそういう場合、左手の労宮の圧痛から、その場に鍼をするか、内関、曲沢に鍼をすると頭部の圧痛やぶよぶよがとれてきます。長野式の頭部お血をどうにかオステオパシーの技術でなんとか出来ないかと考えていると、どうやら頭頂骨リフトが効果があるという見解に個人的には達しました。

そのほかに何かないかと思って、腹部と頭部が関係あるのなら、下腹部のツボで頭が変化するかもしれない、と思い下腹部のツボを押さえながら頭頂部の圧痛が消えるかやってみました。

基本的にうつの人や精神的に不安的な方、ストレスがたまりすぎの人はほとんど頭頂部に圧痛があります。其の方たちの頭頂部の圧痛を片手で押さえ、もう一方の手で下腹部のツボを押さえます。人によっては気海だったり、関元だったり、中極だったりしますが面白いことに下腹部
のツボを押さえると頭の痛みが消えるそうです。ということは、長野式の頭部お血の治療は手だけでなく、下腹部からも操作が可能ということになります。

スティルテクニックには小後頭下筋を緩めることは脳脊髄液の流れを改善させるとのこと。ということは後頭部をゆるめることのできる中極の操作はまた脳脊髄液の流れを改善させる可能性があります。さらに下腹部の操作でも頭頂部の循環を改善させることにより、これまた脳脊髄液の流れを改善させるのでしょうか?

以前から不思議だったのはあれだけ長い歴史を誇る古代中国の医学にオステオパシーのような頭部の拍動をみる手法がなかったということです。もちろん頭の操作が発展したアメリカはどちらかというと頭で何事も考えがちですので頭がからだでもっとも大事な部分として頭蓋骨への操作が始まったのかもしれません。一方、アジア各地では頭より腹部の方が大事にされていたという文化的背景もあるのかもしれません。

しかし、それよりも腹部への鍼や灸で十分に頭を変えられるということを古代中国の医師たちは知っていてなにもわざわざ頭なんて使わなくても頭を変えることができ、また頭の変化は他で判断が十分可能だったのでしょう。

EAST MEETS WEST,この日本はこういった治療技術をふくめ東西のさまざまな文化が本当によく出会う場所であるような気がします。その日本であらためてこういう仕事に携われたことに非常に感謝いたします。
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by kaiondo102 | 2008-10-26 17:52 | 長野式とオステオパシー | Trackback | Comments(2)

関元を使って

鶴崎先生のセミナーで最も印象に残ったのは、自己免疫性疾患に入る病気が増えているとのこと。いままでの膠原病といったものだけでなく、糖尿病や狭心症まで含まれるようになってきている、という説明でした。

長野式では自己免疫性疾患には下腹部にある関元を使います。ですから、リュウマチで手が痛い人には関元に押さえ、手の握りの変化があるならばそこに刺鍼するそうです。確かにリュウマチの人に使うとそれだけでかなり変化し、そのまま誇張法で痛い部分を操作するとかなりらくになるようです。

ですが、リウマチだけでなくもっと他の症状にも効果がある感じがします。例えば、産後の方の関節痛などは結構両方の手や足が痛くなったりします。また、なかなか治りにくい腰痛や変形性膝関節症などの体の痛みはいってみれば自分で自分を苦しめている、と考えてみるとなんとなく自己免疫性疾患の範疇にはいるような気がして関元の適用範囲かと思い、色々試しています。

今のところ特に効果があると実感できるのは産後の方の不調です。本日来られた方は右の手首の腱鞘炎と右の股関節痛でした。数回の施術でだいぶ良くなり、今日は久しぶりの来院、少し手首と股関節が痛くなり始めてきたとのことです。

赤ちゃん連れでしたので早めに終わらせなければならないため、すぐに誇張法で背骨と骨盤を整え、長野式で腹部を緩めます。そして関元かな、というところを十秒ぐらい押さえ、手首と足を動かしてもらうとまだ痛いとおっしゃるので少しへそよりにずらし押さえます。また、十秒ぐらい押さえると今度は少し痛みが減っているとのこと。そこでそのまま関元を押さえます。数十秒ごとに痛みを確認してもらうと、痛みがどんどん減っているとのこと。2分ぐらいおさえると手首の痛みは無くなり、股関節の痛みがすこし残る程度とのことでした。

そこで股関節を誇張法で調整すると痛みなく足が動かせるようになりました。

他にも産後の腰痛の方、腱鞘炎、膝の痛みなど、関元を使うとそれだけで大きく痛みが減り、その後スムーズに関節の操作に移れるようです。

この関元の関とはなにを意味するのでしょうか。内関、外関、陽関、関門、隔関など関がつくツボの名前はいくつもあります。関ですからバルブみたいなものなのでしょうか。そうすると広い所が急に狭くなっている場所にあたるのかもしれません。そうなると体でいえば関節にあたるでしょうし、からだのなかでは弁、あるいは膜などに関係あり、そういったところのつまりや滞りによっておきるからだの諸症状に効果があるのでしょうか???そうすれば脳梗塞や心筋梗塞のリハビリや予防にも詰まったところを流すという効果があるのならば関元の適応かもしれません。妄想はどんどん膨らんでいきます。

いずれにせよ結構効果のあるツボの一つです。今、ガンの患者さんや糖尿病の方、甲状腺疾患の方にも使っています。効果がでると良いのですが。
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by kaiondo102 | 2008-10-19 00:11 | 長野式 | Trackback | Comments(2)

後頭部痛と中極

先日また、同じ症状に悩む方が同日に来院されました。お二人とも首から後頭部にかけて凝りがきつくて頭が痛むとのこと。お一人は先週から痛み始め近場のマッサージに行ったものの半日しかもたなかったそうです。もうお一人はその日の朝から痛み始めたそうです。

お一人はウツの方のため、長野式の足指間穴への刺鍼をまねして、足の中足骨をゆるめ(効いているかはわかりませんが)、誇張法で背骨、骨盤隔膜と横隔膜をゆるめ、長野式で腹部をゆるめました。もうお一人は後頭部痛に加え腰痛もありましたが、クラシカル、誇張法と続き長野式で腹部をゆるめました。通常だったらここで首と頭を操作するのですが、ふと思うところがあって中極を操作してみました。

お二人ともベットから頭を上げるとつらいとのことなので、中極をおさえ十秒ほどゆさぶりもう一度頭をあげてもらいました。するとさっきよりスムーズにあげられ、後頭部の痛みも少しへっているそうです。中極は少々痛むそうですが、まあいいやと思いそのままもう数十秒指で押さえながらゆさぶると、後頭部の違和感は少し筒ぬけ、そのまま無くなってしまったとのこと。そして、頭もすっきりしたそうです。

澤田健先生は後頭部の凝りにはS2への鍼をし、頭全体がぼっとしているときは中極を使ったと鍼灸真髄にのっておりました。それでは中極も膀胱経の募穴、後頭部の痛みに効くだろうと思って使ってみたらうまく作用しました。じつはこれ数年前に結構何人かに試して成功しておりましたが、最近オステオパシーに凝っておりましたので使っておりませんでしたが、先日の鶴崎セミナーでやはりツボも使おうと思ってオステの代わりに使ってみました。

そしたら、今日注文していたオステオパシースティルテクニックの本が届きました。それをめくっていると後頭骨に付着する筋をゆるめることはCV-4という脳脊髄液の流れを良くするテクニックと同じ効果がある、と其の本にでておりました。ということは中極を操作し後頭部のつまりをとり頭をすっきりさせるというのはそのcv-4というテクニックと同様の効果があるのでしょうか。
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by kaiondo102 | 2008-10-16 23:58 | 長野式とオステオパシー | Trackback | Comments(0)

鍵穴と鍵

今40代の女性がいらしています。主訴は蕁麻疹と湿疹ですが、半年前に足首の捻挫をしてまだ痛みがある、とのこと。

施術を開始して4ヶ月経ちますが、とにかく改善しません。いつまで経ってもからだから力は抜けないため、クラシカルは使えず誇張法を中心として施術しています。蕁麻疹と湿疹の為、長野式で腹部を徹底的に緩めたいのですが、とにかくツボに反応がとにかく悪い。とにかく一箇所ゆるめるのに普通だったらあっという間ですが、なかなか変化しません。

そんなこんなで2週間に一度来ていただいていますが、その成果はまぁ湿疹が出にくくなったことでしょうか。蕁麻疹は相変わらずですし、一番治ってよさそうな足の痛みが一向に変化しません。この4ヶ月、本当にあちこちからアプローチしてみました。まずは足根骨や足関節、中足骨を誇張法で徹底的に動かしてみたり、あるいは斉藤L5を中心にアプローチ、股関節から膝、遠位と近位の脛ヒ関節、左なのでオッディを試したり、大包を使ったりしてみました。しかし、とにかく足首の痛みはとれません。おまけになんか最近痛みがさらにひどくなってきたといわれはじました。

私も知っている限りの技が通用しないし、おなかも変わらない、半分あきらめて足首はいじらず、しょうがない骨盤と背骨と頭だけやろうと思い施術をしてみました。

骨盤のAKA,背骨を誇張法で動かし、頭蓋骨を操作しているとなにか左の側頭骨がとても硬い感じがしました。性格的にも固執しやすく、不安感が強くおまけに私の言うことなんざなにも聞かないような方です。そんな理由で頭も動きにくいのかなぁとおもいながら左の側頭骨の動きが少しでもよくなるよう結構時間をかけました。

側頭骨だけで10分ぐらいはやっていたでしょうか。普段は施術の終わりまで目をぱっちり開けあーでもないこーでもないと色々お話されるのですが、この日は「なんだか眠くなってきました~」とおっしゃられ、うとうとしはじめました。そのまま顔面の骨を調整、其の日の施術を終わりにしました。

足首はだめだろうと思って「どうですか?」と聞くと今までは「まったく変化なし」というお答えでしたが、其の日は不思議そうな顔で「来たときより痛みが減っている」とのこと。そして帰りがけ靴を履くと「なんか痛みが今は少し引いている気がする、今は痛くないです」とも。

まだ一回だけですからなんとも言えませんが、どうして今までは変化しなかったのに今回は変化したのでしょうか。この側頭骨を時間かけて動かしたからでしょうか。確かに足首で痛むのは胆経のエリアです。側頭骨も胆経です。足首を捻挫したときに其のショックが胆経をあがって側頭骨まで達し、側頭骨の動きが悪くなりそこが引っかかって、どんなに足を操作しても足の痛みが変化しなかったのでしょうか?すると、今後は左の肋骨を丁寧に緩めるとさらに足首に変化があるのでしょうか?

正直言ってこの患者さんを診るのはとても苦痛でした。文句が多い割りには一向に改善しない症状。私の悪い癖でまたまた、これはこの人の性格が問題だから治らないんだと内心この方を攻めてもいました。

しかし、どうやらやはりこの方が改善しなかったのは私の技術不足にあるようです。

なかなか改善しない方は今までもおりましたし、今後もいらっしゃるでしょう。つい治らないと自分の技量を棚にあげ、ついつい患者さんを攻めてしまうことは今まで多々ありました。しかし、ただ単に私が患者さんの症状を改善させる鍵穴を見つけられないということとその鍵穴にぴったりな鍵を持ち合わせていないだけなのかもしれません。そして鍵穴をいかに早く見つけられるか、その為に日々の臨床を大切にして、勉強を怠らず、感覚も磨いていかなければならない、とこのいやだった患者さんになにか教えられたような先週の木曜日でした。

余談ですが、こういう変化をとてもしにくい患者さんにある共通項が存在するような気がします。それは○○なのですが、いかがでしょうか。
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by kaiondo102 | 2008-10-13 16:31 | 臨床雑記 | Trackback | Comments(5)

口内炎には

先日、専門学校に通っている男の子が来院しました。彼は昼眠くて夜眠れないとのことで来院していましたが、数回の施術で改善しその後は睡眠のパターンがおかしくなりそうな時を見計らって月に一度程度来ています。

其の日はやはりだんだん夜眠れなくなってきた、ということプラス口内炎が出来てきついとのこと。出来ている場所は舌の上だそうです。

全体を施術、どうかなと思い口内炎はどう?と聞くとまだ痛むとのこと。舌の上にできているのでチャップマン反射の舌炎はたしかR2の上に反応が出ていたかなと思い探ってみると痛いところがあるのでそこを刺激するも、口内炎の痛みには変化がありません。

いつも口内炎の患者さんには口内炎といえども免疫系のトラブルと考え手三里を使っていましたが、新しい場所を開拓したかったのですがチャップマンは効かなかったのでやはり手三里に戻ることにしました。

手三里を押さえ数十秒、口内炎の痛みに変化はある?と聞くと、なんか痛みが減ってきたかもしれないとのこと。そのまま数十秒間手三里をおさえて「どう?」と聞くと痛くないとの事。

結構口内炎はこの手三里がよく効く感じがします。また、がんの化学療法を受けていた方が副作用で口の中に口内炎だらけになった時は肩グウが効果がありました。

ツボはやはり面白い、と新たに感じた治療でした。
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by kaiondo102 | 2008-10-06 23:28 | 経穴 | Trackback | Comments(0)

動かないところを動かすこと 3

先日の土曜日、胸鎖関節を操作して面白い効果がありました。

お一人は50代の女性ですが、来院されたときは両肩が凝って苦しいとの訴えでした。そこでクラシカル→誇張法→長野式で調整し、どうですか?と伺うとまだ凝っているとのこと。そこで誇張法の肩関節の方法で腋下に指を差込、上腕骨の骨頭を肩甲骨から引き抜くようにしながら、凝っているC7周辺、肩井、肩甲骨の上の方をもう一方の手で押さえながら緩めました。「どうかな?」ともう一度伺うと今度は右の肩甲骨の内側が凝ってきたとのこと。後頭骨と側頭骨を操作したらとれるかなと思いやってみましたが、まだ凝っているとのこと。では、胸鎖関節を操作すればどうかなと思い、胸鎖関節を上下に動かして動きやすいほうに十数秒押さえ、「どうですか?」と伺うと「だんだん楽になってきました」とのこと。そのままもう数十秒押さえると右の肩甲骨の内側の痛みはなくなったそうです。

もうお一人は60代女性、右の胸の痛みを訴えられます。痛む場所は右の肩甲骨の外側、ちょうど天宗のあたりから右の腋下、さらに大胸筋の外側まで痛むそうです。ちょうど経絡でいうと胆経のスウ筋、淵腋周辺、R3,4,5,6辺り一帯でしょうか。

クラシカル→誇張法と調整します。D1、C7が大きく右にずれている感じがするのでそのまま調整していると天宗周辺の痛みはなくなってきたそうです。長野式で腹部を調整、「どうですか?」と伺うと「らくになったけどまだ痛む」とのこと。痛む場所はちょうど胆経、長野式の考え方では胆経と腎経はちょうど深い関係にあるとのこと(ちょうど耳(腎)の症状に肋間の胆経の経穴を使う)。ではその逆の腎を調整することで胆経は変わらないかなと思い、ちょうど腎経の終点にあたる胸鎖関節(経穴ではユ府の超近所)を調整してみればどうかなと思い胸鎖関節を先ほどのように操作してみました。すると十数秒後には右の肋骨の痛みは減り始め、一分も経たぬうちに痛みは消えました。

鶴崎先生は鎖骨は内臓から生まれた骨と先日のセミナーでおっしゃられていました。肩鎖関節を操作し、結構色々なところに効果があったので驚いておりましたが、同じように胸鎖関節の調整も思いもよらぬところに効果がある感じがします。これからさらに色々発見していきたいと思います。
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by kaiondo102 | 2008-10-06 00:18 | オステオパシー | Trackback | Comments(5)