日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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刺激とは 4

では、経絡を手技で効果的に操作をするとどうすれがよいのでしょうか?ツボを指圧みたいにぐいぐい押すのは私も疲れますし、あまり効果があるようには思えません。ただ手を当てているだけでは自分で自分にやってみてもフーンて感じで鍼をされているような感じがありません。きっと患者さんであれば手を当てているだけでは「何サボっているんだろう」あるいは「気を入れているのかな?」と変に誤解されそうです。自分の痛いところ(魚際)に指を当ててじっとしていても私の「気」の力では圧痛は5分経っても消えてくれませんし、あまり軽減されているような感じもありません。

では誇張法のように皮膚を動かしてみたらどうなるだろう?と思ってやってみました。魚際に指を当てて皮膚を経絡の流れにそって皮膚の動きやすいかなという方向に引っ張って(押して)みました。すると気のせいか、なんか鍼をしたときほどは強くは無いものの、ジーンとする感じが魚際から肺経にそって腕の方に流れる感じがするような、しないような。では圧痛がとれるかな?といつも痛みのある魚際を押さえてみると「あれ、痛みが減っているような」。もう少し時間をかけてみると嬉しいことにいつも痛い魚際の圧痛が無くなっています。「えっ?」とおもいながら、痛みのある合谷、労宮、足心、然谷を同じように経絡に沿って皮膚の動きやすいかなという方に皮膚を動かしているとやはり、経絡線にそって鍼をされた時の弱めの感覚が走り、早い時では十数秒、時間がかかるところでも1~2分もそうしているとその場の圧痛が無くなるようです。

この方法で患者さんに応用してみると、患者さんのからだの圧痛が不思議なことに消えていきます。長野式のように2点を押さえることなくターゲットの圧痛が皮膚を滑らすだけで消えていきます。

面白いことを発見した、と喜んで日々の施術で使いながら仲間内の勉強会でこんなの発見したんだよと話しました。すると不思議なことにもう一人の仲間も同じように皮膚を動かすやり方でからだの圧痛をなくすことを発見、日々の臨床で効果をあげているとのことでした。しかし、彼のやり方は筋繊維にそって動きやすい方向を見つけてさらに筋繊維を横切る方向で動きやすい方向と2方向に皮膚を引っ張るというものです。どうやらこちらの方が効果がありそうかな?という感じがしますので私もこの方法を使わせてもらい、経絡線にそって動きやすい方向に加え経絡線を横断する形でもう一方向動きやすい方は皮膚を動かすやり方で圧痛を操作するようにしてみました。

ありがたいことにこの方法でも患者さんの圧痛がとれてきます。経絡だけでなく、臀部や首の凝りや圧痛、腹部の圧痛もこの方法でとっていくことができます。特にお腹の季肋部の圧痛がどの経穴を使っても消えないとき、一番そこの圧痛が軽減する経穴をえらんで、季肋部の皮膚を動かしやすい方に動かすとこの方法を併せて使うと、なかなかお腹の圧痛がとれなかった患者さんの圧痛がとれるようになりました。

まったく強く押さえずとも指を皮膚にあて、動きやすい方向に動かすだけで深いところの痛みも消えるなんてどうしてでしょうか???
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by kaiondo102 | 2009-08-30 23:37 | 長野式とオステオパシー | Trackback | Comments(5)

刺激とは 3

鍼に勝るとも劣らない効果が出せる手技とはどんなものだろうと色々考えここ数ヶ月、今時点でその答えの第一歩がここ数週間でおぼろげながら見え初めてきたかも、と思えてきました。

その答えのきっかけになったのはなんといっても誇張法を学んでいることが挙げられます。誇張法の講習会で始めて背骨の調整を受けたとき、その感じが鍼を受けたのとよく似ていました。背中にやわらかく手を当てられると始めは「あっ手が当たっているな」ということしか感じません。しかしそれから少しするとその手を当てられたところから何かジーンとした不思議な感覚が足の方や背中の上や下、お腹の方に走ります。その感じはまるで鍼を打たれたような、それも深く鍼を入れるのではなく、ほんのちょっとだけ浅く入れた鍼の感じとそっくりな感じがしました。自分でも施術に訳が分らないながらも取り入れて始めると、患者さんの中でも経絡治療を受けた経験のあるような患者さんには「なんか鍼をしているみたいですね」と言われることが度々ありました。誇張法の練習の為、自分でも手首の骨を調整していると、調整しているところから指先や肩の方に向かってジーンという感覚が手首の骨の場所によって肺経や大腸経、小腸経といった経絡線にそって走るのを感じ、「一体この鍼に似た感覚は何なんだろう」と不思議でした。

そして、数ヶ月前誇張法の創始者である斉藤先生の治療を受けてきました。背骨の調整を受けているとまったく手の当たる感じがしません。本当にやわらかく調整されるのですがそれでいて鍼をされたような感覚がからだ中を走ります。この受けた感じを忘れないように仲間内での勉強会で練習しましたがその時に気がついたのは、別に骨を動かしているわけではないのかもしれない、ということです。特に背骨の調整では棘突起を指で押さえるというよりは、棘突起の上の皮膚に指を引っ掛け棘突起の動きやすい方に皮膚を引っ張ると、指の当たりはまったく感じないもののジーンと不思議な感じがでるということがわかりました。

今までも5グラムの圧を目指して背骨を調整していましたが、やってやる、動かしてやるといった感じが自分にはあり、どこか力が抜けないでいました。それでも均整や長野式をやっていた時に比べ十分刺激が弱いのですが、この皮膚を動かすやり方ですととさらに刺激が弱い感じがします。患者さんにそのやり方で施術しているとそれこそ刺激の弱さに心もとない感じがします。こんなんで効くのかなと毎回不思議なのですが、ほんの数ミリ棘突起を皮膚で引っ張るように微妙~に調整をするだけで、首の痛みや腰の痛みが改善し、以前よりもその効果が高いような感じがするのです。
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by kaiondo102 | 2009-08-28 00:51 | 長野式とオステオパシー | Trackback | Comments(5)

刺激とは 2

始めは今までどうやってもとれなかった患者さんのからだの圧痛が面白いようにとれるので手技で長野式を施術することに夢中でした。きっとこれで自分も長野式並みの効果を出すことができた、と思っていました。しかし、やはり数年それだけでやっていくと鍼灸の治療法を手技に応用することに限界が見えてきました。

一番強く感じたことは、長野式を手技で行うとどうも鍼灸をしたときほど患者さんのからだに与える変化がないということです。手技で行っても圧痛は確かにとれるのですが、その効果が圧痛を解消するということだけに限定されているような感じがするのです。例えば、左下腹部のオ血の反応である天枢や大巨の圧痛を中封を押さえながらとると左下腹部の圧痛は勿論解消はするのですが、それ以上の効果が無いようなのです。これを鍼で行ったら左下腹部の圧痛だけでなく右の下腹部の免疫の反応や右の季肋部の圧痛、そして右の肩や首の凝りといったオ血や肝臓に関係するところまで影響が中封の鍼だけで起こるのではと思うのです。当然、患者さんによって変化の度合いや部位は違うのでしょうが、手技で中封を刺激するより、鍼をしたときの方が広範囲にその影響を患者さんのからだに与えるような気がします。また、L5周辺の圧痛を陰陵泉でとると、手技ではL5周辺の手で触ったところだけの圧痛しかとれませんが、鍼では手で圧痛を確認したところよりも、広く、深くL5周辺の筋肉を緩め、さらにはL5の変位も矯正しているかもしれません。

その理由の一つはまず、鍼の場合は置鍼の時間があるためではと思います。中封に何分鍼をするのかは患者さんや、鍼灸師それぞれの状況にもよると思いますが、少なくとも手技ではオ血の圧痛が中封でとれたら次の圧痛へと移る為、中封を刺激をしている時間は数十秒ということになります。また、鍼のオ血処置では本来は中封だけでなく尺沢という2つの経穴を同時に刺激することが処置の基本となります。置鍼の時間と2つの経穴を同時に刺激することによって、その処置の効果がオ血の圧痛の解消だけでなく、からだのその他の場所へとその効果が広がっていくのではと考えられます。

それだけでなく、鍼やお灸といったまったくからだにとっては異物といえるも、数千年の長きにわたって使われてきた実績のある手とは違った2つの治療道具の効果もあるのではないか?と最近考えるのです。
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by kaiondo102 | 2009-08-20 23:27 | 長野式とオステオパシー | Trackback | Comments(3)

刺激とは 1

先日、長野式の勉強会のとき長野式で鍼灸の治療をさせてもらいました。モデルになってくれた子は20代の男性、顎が痛いとのことでした。私が鍼灸の治療をするといっても、鍼灸師でもない私が鍼をうったりお灸をすることはできません。私がターゲットと治療点の選択をして一緒に勉強している鍼灸師の方にその選択した治療点に鍼をうってもらいました。

2回連続でやらせてもらいましたが一回目の施術で確か痛みが半分になり2回目の施術の後で痛みが無くなったとのことでした。確か、一回目の施術ではオ血の処置でお腹ががらっと変わり、側湾処置で背骨のゆがみが随分改善しました。2回目の施術では副腎、免疫、オ血、胆経の目の反応点に痛みがあったためヒジュ、この時点でさらに顎の痛みは改善したそうです。背中を診てみるとC6から上の頚椎がC7より左にズレ、胸椎11番が捻れて左の脾ユが腫れていました。C6の左横をおさえると違和感があるので陽輔を押さえるとその違和感が解消します。また、圧痛のある脾ユは上太白をおさえると圧痛が解消する為、陽輔と上太白に鍼をうってもらいました。陽輔に鍼を打ってすぐに頚椎のズレを確認すると、もう頚椎のズレがなくC7から上の頚椎が真っ直ぐになっていました。また、上太白に鍼をすると胸椎11番のねじれがこれまたあっという間にねじれが解消していました。

顎の調子を聞くと、背部の施術をすると顎の痛みはその日は戻ってしまいましたが、数週間後の鶴崎先生のセミナーで彼にあって顎の調子を聞くと顎の痛みはその2日後(?)ぐらいになくなってしまって今は痛くないと言っていました。

ここで不思議なのは刺鍼をしたときの背骨のゆがみの改善です。陽輔に鍼をうったその数秒後のチェックでは、それまでずれていた頚椎がもうすでに真っ直ぐになっていました。また、上太白に鍼をうって脾ユの圧痛を確認のすぐ後に胸椎11番をみるとその時点でねじれていた11番がもうすでに真っ直ぐになっていました。こんなに簡単に背骨のゆがみが改善するということは長野式で手技をやっていたときには無かった気がします。また、今では誇張法で気になる椎骨を一個ずつ調整していますがやはりある程度時間をおかないとこんなにずれていた椎骨が真っ直ぐになることは私の誇張法の実力では考えられません。

鶴崎先生のセミナーを見ていてもそれまでは生理的湾曲が無くなって直線のような上胸椎が腹部の治療の後には少し生理的湾曲をとりもどしていたり、それまで肋骨が扁平であったのが膨らみ、呼吸が深くなっているように見受けられました。

骨格のゆがみには鍼は効果がない、なんて時折聞きますが私はそんなことは無いと思います。ただ鍼灸師の方たちが骨格のゆがみを普段診ないで、脈や圧痛を主に中心に診ていらっしゃるので骨格のゆがみの改善にただ気がつかないだけではと思います。しかし、私のなんちゃって鍼灸治療の経験や鶴崎先生のセミナーでのモデル患者さんのからだのゆがみの改善をみると、手技療法の骨格のゆがみの改善に勝るとも劣らない力が鍼にはある気がします。

しかし、ここで疑問なのは手技で経穴を操作をしても、骨格の改善が鍼をしたときのようには見られません。少なくとも私の実力では見受けられません。何故なのでしょうか?

一体、鍼や灸と手技の違いというのは何なのでしょうか?実際問題どちらのほうがからだに対する効果は高いのでしょうか?もし針灸のほうが手技よりからだに対する影響力が強いのなら、では手技では鍼灸と同じような効果を出すにはどうすればよいのでしょうか?
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by kaiondo102 | 2009-08-19 00:07 | 長野式とオステオパシー | Trackback | Comments(2)

鶴崎先生のセミナー

先日の日曜日、カナダで鍼灸をされている鶴崎先生の長野式のセミナーがありました。

昨年のセミナーと違い、今回は通常通り鶴崎先生の治療を見させていただきました。モデル患者さんはセミナーに来ていた人。初めての人を中心に3人の方がモデルになられました。おひとりはiga腎症の方、もうお一人は多汗症、のどと鼻の違和感など、最後の方は側屈時のからだの痛みでした。

あらためて驚かされたのが理論と実技が直結しているところです。鶴崎先生は患者さんの既往歴や腹部や背部の圧痛からモデル患者さんの病因を推測、その推測に基づいて処置(なぜそうするのかの説明付)をして確実にモデル患者さんのからだを変化させ、主訴を改善させていきました。もちろんiga腎症の方は別として、残りのお二人の方の症状は外から見た限りは消失していましたし、モデル患者さんもお二人とも長野式は初めてでしたがからだが確実に変わって、症状が改善したのを実感されていたようです。長野式は効果があるとはもちろん思っておりましたが、目の前でモデルさんのからだが変わっていくのを見させて頂くと、鶴崎先生の技術の高さと長野式の治療法としての完成度に正直いって度肝を抜かれました。

ただでさえ、衆人環視の中で治療をするのは緊張を強いられますし、本来の実力が出ないことも十分考えられます。しかし、その場で手を挙げた人を治療して確実に改善させていくことなど、私が今まで出た某均整法の講習会では考えられないことです。長野式では圧痛がある場所にシールを付けていきます。そしてその圧痛が消えたところでシールをとっていきます。押さえる場所も押さえる強さも同じ状態で圧痛が変化しているか厳密にチェックしていき、圧痛が変化しない場合はちがう処置法で攻めて、確実に圧痛を除去しシールをはがしていきます。

こんなことは私が過去に出たことのある某均整の講習会ではありえません。圧痛を確認するも、別にシールをはるわけではありませんので手技を施して圧痛の確認をするときには結構違うところを押さえていたり、また圧痛の確認の時はぐっと強めに押して「ほら、痛いでしょ」とやるも、圧痛の有無の確認の時にはぐっと押さえず皮膚を滑らすような感じで、「ほらゆるんだでしょ」、なんてやっております。また、講習会の時実際に調子の悪い人がいたとしても、あまりみんなの前で治療を見せることはなく、講習生がお互い練習している間に先生が横の方でそういった人を調整しているのをよく見ました。それでその人たちが良くなっていたか、というと相変わらず痛みのあるところをその後も痛そうに押さえていることは度々です。さらに、雰囲気的にも痛みがとれていない、症状がなくなってはいないと言えない雰囲気が醸し出されており、学生時代初めてそういった勉強会に行った私はあまりよく分らないながらも「八百長じゃん」とひそかに思ったものです。

今回のセミナーにでてあらためて強く思ったのは私たちのような手技療法に従事するものは長野式の厳密さに学ばなければいけないのではないでしょうか。改善しなければ、なぜ改善しなかったのかもっと真剣に原因を考えなければ技術は上がっていきませんし、本当に患者さんに信頼されるものにはなりえないような気がします。

とにかく、今回のセミナーは色々な意味で勉強になり、また考えさせられたとても良いセミナーでした。また、このブログを見てくださって参加された方がお二人いらっしゃった他、私のように長野式を自分の手技療法の中に取り入れようとする方も私を含め3人おりました。その方たちからオステオパシーやカイロ、均整や療術のことを色々と教えていただきこのお話もとても興味深いものでした。

次回の鶴崎先生のセミナーはこの冬に行われるそうです。またこのブログでもお知らせさせていただきたいと思います。
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by kaiondo102 | 2009-08-06 23:00 | Trackback | Comments(2)

誇張法と長野式の統合 4

今では誇張法の使用頻度は自分の施術の中ではかなり高いのですが、ここまで使っていて効果がある程度出ているのはやはり長野式と均整法を学んでいたおかげであると思います。

均整ではからだのゆがみを結構細かく診ます。肩の高さ、腰の高さ、からだのねじれ具合、重心側はどちらか、動かせてバランスも診ることも行います。また、からだの背骨の一つ一つの意味、あちこちの場所の相関関係や経絡まで勉強します。治療の技術としては均整法を今では使用しませんが、患者さんの観察にはいまだに使わせていただいています。長野式では、腹部や背部の圧痛の意味から患者さんの主訴への関連を考え、そしてその圧痛に応じてそれぞれの処置法を使って圧痛を解消、患者さんを改善の方向にもっていこうとします。

逆に誇張法にはまったく理屈っぽいところがありません。固いところをゆるめる、ただそれだけです。技の数も数えるほどしかありません。よく思うのですが、最初に習った治療法が誇張法だったら逆に途方にくれてしまっただろうと思います。多分どこから手をつけてよいか分らないであろうし、改善しなければ他にどんな方法があるかも思いもつかなかったのではと思います。

長野式と均整を学んだおかげで、患者さんのからだのどこを変化させれば症状の改善につながるか一応自分なりに考えることができます。また、からだは繋がっていることがわかるので、肩の問題だったら肩だけみるのではなく、肘や手首、肋骨、股関節などを考慮にいれながら施術にあたることができます。腰であれば、腰椎や骨盤だけでなく、足関節や膝、股関節、頭蓋骨などを考慮にいれながら施術にあたることが出来ます。また、経絡や相関関係の考えから遠い関節を操作することによって問題の箇所を変化させることも可能になってきます。さらに、誇張法の技術だけでは患者さんの改善が難しい時、長野式的にからだの他の部分を変化させたり、その症状にあった経穴を併用することにより、患者さんの改善がもっとスムーズになるかもしれません。誇張法だけを学んでいてはこういったアイデアは自分には出せなかったのではと思います。

外国に行けば自分の国のことがよくわかる、と私が高校時代アメリカに行く前によく言われたことがあります。確かにアメリカで3年間暮らした経験から、逆に日本ってすごい国だなぁと思うことしばしばです。同じようにまったく正反対の性格をもつ誇張法と長野式、それも手技と鍼灸という畑違いの治療法を学ぶことによりお互いの特長を生かすことが少しずつ自分の中では出来ているような気がします。

これからも誇張法の技術を長野式から見たり、逆に長野式の処置を誇張法の技術から見ることにより少しでもこの2つの治療法が自分の中で統合できるようになればと思います。
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by kaiondo102 | 2009-08-05 22:43 | 長野式とオステオパシー | Trackback | Comments(0)

誇張法と長野式の統合 3

斉藤先生や長野先生のお話を伺うと、駅で古賀先生と乗り降りする人々を観てその人のからだのどこに問題があるか見つける訓練をひたすらしていたり、長野先生は脈を診ることにあまりにも集中しずぎて体重を何十キロも落としてしまったというお話があります。斉藤先生や長野先生はお二人とも最初から達人であったわけではなく、天性の才能に加え常人からは考えられない訓練をされての上での神技であるはずです。そんな先生方ですから、別に患者さんにいちいち伺わなくても、骨がどう動いたか、脈がどう変化したかで患者さん自身がどう感じているからかなりの程度分るのではではないでしょうか。

そのお2人の達人がやっていることをそっくりそのまま真似ただけでは、一般人の私には到底同じような効果が出せるはずがありません。ではどうやって少しでも効果を上げ、治せない患者さんを一人でも減らすにはどうすれば良いのでしょうか?それには自分の感覚と患者さんの実感をすりあわせていく以外方法がないような気がします。

ぱらぱらと医道の日本のバックナンバーを読んでいたらこんな内容のことが書いてありました。それは経絡治療の池田先生という方のインタビューの中で、シンポジウムなどで「脈が変わったら症状がよくなるのか?」と聞かれるそうですが、「患者本人が悪いといえば当然治っていない」というのがその先生のお答えでした。また、その先生曰く、診察や治療においても確かめる作業が大事とのこと。治療をして、その場やその次のときにどうだったか聞いて、よくなれば治療が正しくそうでなければ間違っていたことになり、その繰り返しで上達するのだが、みなそれをやらない(医道の日本平成17年5月号)ともおっしゃられていました。

確かに患者さんに「どうですか?」と伺うのは勇気のいることです。「あ、治りました、痛みがとれました」と言われれば良いですが実際はそうは問屋がおろしてはくれません。「まだ痛いです」とか「あまり変わらないです」と患者さんに言われることはとてもつらく、あれこれやってもやはり答えが同じであればへこみます。しかし、それを乗り越えて、自分自身の出来の悪さに直面しなければ上達しないような気がします。

そうするとあれこれ聞かなければ治療がすすんでいかない長野式(キー子スタイル)を何も聞かない誇張法の前に学んだことは治療効果を上げるだけでなく、私自身の上達にも大きな役割をはたしてくれているような気がします。
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by kaiondo102 | 2009-08-04 00:12 | 長野式とオステオパシー | Trackback | Comments(0)