日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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S2の操作 1

施術をしている最中に「からだが温まってきました」といわれず、逆に「寒くなってきました」と言われる経験を何回かして、お灸を使わずになんとかからだを温めたいと思い色々研究してきました。その過程で澤田先生がからだの冷えはリンパの流れの悪さから起こるとおっしゃっていたことを知りました。ではそのリンパの流れを妨げる要因として隔膜が挙げられ、そこをゆるめる重要性をクラシカルオステオパシーの講習会や靭帯性関節ストレインの本で学びました。

横隔膜や骨盤隔膜をゆるめていると確かにからだが温まってくるようです。そのお陰でここ1年位は施術の終わりにからだを震わせながら帰られるということが無くなってきました。しかし、お一人だけなかなか足の冷えが最後までとれない方がいらっしゃいました。骨盤隔膜と横隔膜をゆるめると膝下から足首ぐらいまではなんとか時間を懸ければ暖かくなってくるそうですが、足はなかなか温まりません。そして家に帰るころにはまた冷えがぶり返してきてふくらはぎが引きちぎられそうになるほど痛むそうです。お風呂に入ったり、青竹踏みや足湯をやってもらっても全然効果がないそうです。湯たんぽを入れてなんとか寝ているときはふくらはぎの引きちぎられる感じは感じずにすむそうですが、布団から出た早々からその痛みにすぐに悩まされるそうです。
精神的にも非常に不安感の強い方で、初めて私のところに来られたときから施術中はずっと喋りっ放しで、ひと時も黙ることがありません。ご本人も強迫神経症気味なところがあり、家の鍵とかは何回も確認しなければ外に出ることができないそうです。最初の一年はずっと施術中しゃべりまくって私もそれに付き合っておりましたが、これでは改善しそうにないと判断し何とか施術の終わりにはうとうとしてもらうように出来ないかと試行錯誤しておりました。

その方は2年前からいらっしゃっておりますが、その間にぎっくり腰になったり腕や肩が痛んだりするたびにそういった症状は改善します。しかし、そのふくらはぎの痛みだけはどうがんばっても改善してあげることができませんでした。しかし、施術の順序を手足→お腹→背中→頭で操作していくと背中の途中くらいからうとうとし始めます。しかし肝心のふくらはぎは変化がありません。そんなんでそれまで週一回ペースで来られていましたが、今年のはじめからは何か困ったときにだけ(からだのどこかが痛い時)だけ来られるようになりました。

横隔膜をやっても骨盤隔膜を操作してもその場では温まるものの家に帰るころには元に戻ってしまうということは、その2つの隔膜の操作は足の冷えのメインの原因では無いということになります。ということは何か他にするべき操作があるはずですがそれがなかなか見えませんでした。そんな時、澤田先生の鍼灸真髄を読み返してみると「次リョウが張ってくると手足が冷えていけません」とのう一文。張っているということイコール圧痛があり、ということはこの圧痛をとってみると手足の冷えが改善しないかと思いました。ちょうどその時に皮膚をずらすと圧痛が消えると発見しこのやり方で次リョウを緩めれば上手くいくかもしれないと思い、たまたま来られた方(ふくらはぎとは違う方)の次リョウの圧痛を皮膚をずらして操作してみました。すると「足が温かくなってきました」と私が聞く前にその方がおっしゃいます。「お、いけそう」と思い次リョウの圧痛が無くなるのを確認、施術が終わっても足がポカポカしてますということでその方は帰られました。

この方法でふくらはぎは改善しないか、と思いふくらはぎの方の来院を待っていると「ぎっくり腰になりそう」とのことで9月の始めに久しぶりにその方から来院のご予約がありました。
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by kaiondo102 | 2009-09-27 23:53 | 長野式とオステオパシー | Trackback | Comments(3)

骨盤隔膜と腰痛 2

きっと骨盤隔膜を緩めたことが腰痛の大幅な軽減に寄与したと思われる症例が30代前半の出産後の女性の腰痛でした。聞くところ、腰痛は社会人になってからずっと悩まされていたのだそうですが、出産のときに分娩にも時間がかかりその時凄く腰が痛くなり、出産後もずっと困っているとのことです。右の腰が中心に痛み、しびれが右足の胆経に走るそうです。

最初はまだお若い方ですし右足の外側のしびれときくと内心「結構簡単かも」と思っていました。しかし施術を開始してみると右の臀部と腰は圧痛だらけですし、骨盤は表現しよう無い形で歪んでおり、背中もとてもいびつです。治療台の上でやっとのことで寝返りをうたれます。最初の2回は誇張法を中心に骨盤と背骨を調整、臀部と腰部の圧痛をゆるめていきました。施術が終わるとらくになるそうですが、次に来られた時は腰の痛みも臀部や腰部の圧痛も相変わらずでした。ご本人も冬までに改善できればとのことですがそれでは私が困ります。

3回目の時にこれだけ圧痛が多いのは同じようにやっても次の時には変わらないなと思い、どうしようか考えてふと右の骨盤隔膜を押さえて見ました。今まではテキストの通りに左の隔膜しか押さえていませんでした。右の骨盤隔膜を押さえてみると、ぎゃっと痛がります。お、いけるかなと思いながら風市をおさえると隔膜の痛みが消えます。そのまま座位で誇張法で腰椎を調整してその日は終了しました。

それから2週間後来院されたとき、どうでしたか?と伺うとそれまではやっぱり痛みがありましたとおっしゃっていましたが、その日は「夏休みに車に長時間乗ることがあったが今まではすぐに痛くなっていたのですが、今回はあまり痛くなりませんでした」とのこと。実際に臀部や腰部の圧痛はほとんどありません。前回の右の骨盤隔膜が効いたのかなと思い、また前回と同じように右の骨盤隔膜を調整を忘れずに行いました。それからさらに2週間後に来られたときには「随分良くなりました、冬までかからなそうです」とおっしゃっていました。

その他にも右の腰痛がなかなかとれなかった方(他の理由で来院)がふと右の骨盤隔膜を押さえると、強圧痛があるため、そこを緩めると次に来られたとき「あれで右の腰がすっかり良くなりました」とおっしゃっていました。

いつも思うのですが、なぜ最初にこの患者さんは骨盤隔膜をやると良いと気づかないのでしょうか?その方の症状を改善させる鍵になる場所がどこであるのか十年経ったいまでもさっぱり見えてきません。もし最初からテキストにある左だけということにとらわれず、右の隔膜を操作していたら皆さんもっと早く改善されていたはずです。他にも何人か症状の改善が相変わらずの患者さんがいらっしゃいますが、今のままコンスタントに来ていただいて本当に良いのだろうか?と時折悩みます。とはいえその方達がいらっしゃるからこそなんとか良くなっていただきたく勉強をするという側面もなきにしもあらずです。

その人のどこを変えてあげれば改善するか、この鍵をいかに見つけるかが今の私の課題であると同時に骨盤隔膜はその鍵の一つであるようです。
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by kaiondo102 | 2009-09-21 01:28 | 臨床雑記 | Trackback | Comments(0)

骨盤隔膜と腰の痛み 1

靭帯性関節ストレインという本は結構役に立つ本ですが、その中で特にお気に入りなのは骨盤隔膜の操作です。結構デリケートな場所を触るので始めは敬遠しておりましたが、やられてみるとそんなに変な感じはしないどころか、お腹がすっとするのでほとんどの方に使うようにしています。お腹が張ったり動かないような感じのする方に効果的で、原因不明の腹痛や腸炎といわれたお腹の不快感、悪性リンパ腫の方のお腹の重たい感じにも効果があります。効果があるのはお腹関係だけかなと思っていましたが、この数ヶ月でお腹の痛い方以外に腰や股関節の痛みにも効果がある事がありました。

まずお一人目は月に一度定期的に来られている方。2年ぐらい前に左の股関節の痛みを訴えてこられたことがありました。歩いているとトンと踵が地面についたときに股関節の中、ちょうど鼠経靭帯のちょうど真ん中の奥の方が痛いそうです。しかし、押さえてみても鼠経靭帯に圧痛がなく股関節をどう動かしても痛みがでません。不思議だなぁ、何が悪いんだろうと思いながらあてもなく施術をするも痛みがとれることがありません。週一度のペースで2~3回来てもらいましたが痛みが改善することなく痛みはあまり変わらないまま、また一ヶ月に一度のペースになっていつの間にか痛みが無くなってしまったそうです。 

それから股関節の痛みに悩まされることはなくなりましたが、7月に来られたときにまた左の股関節に同じような痛みが出て、時折痛くて歩くのがつらくなるとのこと。実際その場で足踏みをしてもらうと足が床に下りたときに左の鼠経靭帯の奥の方に痛みが走るそうです。内心、またか~嫌だな~と思いながら施術を開始しました。腹部の圧痛もほとんんど無い方なので誇張法で徹底的に背骨を調整して一度立ってもらい、また足踏みをしてもらいました。「どうですか?」と聞くと「まだ痛みますね」と、少し痛みが減ったかな程度だそうです。困ったと思い鼠経靭帯をあちこち押すも痛みがありません。前に股関節の痛みが恥骨の痛みをとったことで改善したこともあったので恥骨の痛みのあるところをとってみるも痛みは変化しません。骨盤隔膜はどうかなと思い、左の骨盤隔膜を押さえると随分硬い感じがするものの痛みはないそうです。変わんないだろうなと思いながら頭を調整するもやはり足踏みをしたときの痛みは来たときとほとんど変化なしだそうです。少しぐらいは良くなってもらわないと私も気分が悪いので座位で誇張法をして時間稼ぎをしながら数分考えていると、先ほどの骨盤隔膜のあの硬さが少しひっかかります。座位の誇張法の後にも痛みは変わらないのでもう一度仰向けになってもらい試しに右の骨盤隔膜を押さえると硬さがありません。もういちど左の骨盤隔膜を押さえてみると右に比べて硬さが気になります。クーラーで冷えたのかなと思い、左足の野口整体の冷えのポイントを押さえてみるとすっと指が入る感じがします。患者さんもさっきより硬くない感じとおっしゃいます。そのまま数分、手首の痛くなるのを我慢して押さえ続けもう一度立ってもらって足踏みをしてもらうと「痛くない」。

その日はそれで一旦施術を終了、8月に来てもらった時には「あれから痛みはありません」とのことでした。そして先週また来られたときは「もう忘れていました」とのことでした。
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by kaiondo102 | 2009-09-13 23:45 | 臨床雑記 | Trackback | Comments(3)

刺激とは 6

皮膚をずらすと圧痛が消えると分って、施術がやりやすくなった面がでてきました。例えば、長野式では圧痛をとるのではなく、その場所に鍼を打つ施術、例えば婦人科系疾患のため次リョウに鍼をすることがあります。効果が凄いありそうだなぁと思っておりましたが、手技ではどうしようという感じでした。指圧しているのも面倒くさいし効果があるようにも思えませんが、皮膚をずらして圧痛がとれるのなら次リョウの圧痛を確認してそこに指を当て皮膚を動かすことによって、次リョウの圧痛を消していくことができます。湧泉や頭部の圧痛など、長野式では2点式的に圧痛をとるのではなく直接鍼をしていくような場所にこの皮膚ずらし操作を使うと、少なくとも圧痛を確実にとっていくことができます。

そうなると疑問がまたでてくるのですが、2点式的に圧痛をとっていた場所にこの方法を使いターゲットを直接ゆるませるとどうなるのでしょう?長野式、特にキー子スタイルでは圧痛のある場所には基本的には鍼をしません。必ず遠隔の経穴でその圧痛を緩めてから鍼をしていきます。例えば、気水穴処置であれば火穴に圧痛があれば、水穴と金穴を押さえると火穴の圧痛が消えるのでそこに鍼をして特に火穴には鍼をしないはずです。しかし、直接火穴の圧痛がとるとどうなるのでしょうか?手技で皮膚をずらしていく方法を使うと、直接火穴をゆるめることが出来ます。その効果は水穴と金穴を使って劣るのでしょうか?

効果が劣るか?というとどうもそういう感じはありません。今日、親指が痛い人がいましたが肺経と大腸経の火穴である魚際と陽ケイを皮膚をずらす形で緩めると、親指の痛みがとれました。四十肩の人には肩の痛い場所に対応する経絡の火穴の圧痛を直接とると四十肩の痛みが軽減します。大腿外側の坐骨神経痛の様な痛みの方には胆経の火穴の陽輔の圧痛を皮膚をずらして直接とっていくと、大腿外側の圧痛が大幅に軽減、その後L3,4の一側の圧痛を直接皮膚を緩めてとると、その痛みは無くなりました。

長野式ではここの圧痛にはこの経穴、こちらの経穴の圧痛にはこちらの経穴という形でターゲットと治療点がそれぞれ処置法として決まっています。でもここの圧痛をとる為にこちらの経穴を使わないでこの圧痛を直接とってしまったらどうなるのでしょうか?扁桃の反応である天ユウの圧痛を曲池三点を使わずに天ユウを直に緩めたら扁桃の治療の効果はなくなってしまうのでしょうか?命門の圧痛をD7や天宗を使わずに直接ゆるめたら、宗気漏れの治療の効果はなくなってしまうのでしょうか。

その考えを大きく広げていくと、例えば肝ユの圧痛をとるのに長野式のように会陽を使うのとオステオパシーのカウンターストレインを使ってそこの圧痛をとるのと、さらにはごりごり指圧をしてその圧痛がとれるのとでは結果は肝ユの圧痛の消失ということに繋がってもその効果には差がでてくるのでしょうか?

まだまだ答えの出ていない疑問や妄想が私の中にはたくさんありますが、これも全ては長野式を勉強して鍼灸師の皆さんに鍼灸の効果の凄さを目の前で見せていただいたお陰であると思っています。さらに妄想を続けていく為、これからも長野式の勉強を続けていかなければと思った今年の夏でした。
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by kaiondo102 | 2009-09-10 00:08 | 長野式とオステオパシー | Trackback | Comments(4)

セミナーのご案内

カナダの鶴崎先生の長野式(キー子スタイル)のセミナーがまた、この冬に開催されるそうです。今のところの予定だと12月14日の日曜日とのことです。忘年会やら年末組手大会などがあり皆様もお忙しい時期かと思いますが、長野式を学びたい方は是非ご出席されると学ぶところ大のセミナーです。

詳細が決定次第、またこの場でご案内させていただきます。
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by kaiondo102 | 2009-09-06 23:45 | Trackback | Comments(0)

刺激とは 5

皮膚をずらす方法、やりながらなんか昔にもやったことがあるなぁと思っていたら、均整法の経絡反射の方法にそっくりなのです。均整では経絡線に指をあて、例えば合谷をに親指をあてそこからぐーっと引っ張ってすっと抜くとC7の調整になるとか、学生時代には色々聞いたことがあります。しかし、自分がいくらやってもそれだけでC7の変位を直せたこともなく、からだになんらかの変化が本当に起こっているか確信が出来ない為、また出来る先生に講習会そういった操作を見せてもらったこともないため、自分のなかではあまり関係がないものと思っていました。

しかし、皮膚をずらす操作を臨床で使っているとその操作の格好が、以前自分があきらめた均整法の形にそっくりです。そこで気になって均整法の本をひさしぶりに紐解いてみました。

するとびっくり、私がやっているような方法はすでに均整法では当たり前のこととして書かれてあります。例えば黒川ノートと呼ばれる、古い均整法の先生の講習内容を集めた分厚い本には、皮下に刺激を与える方法として触圧刺激というものがあると書かれています。野口整体の愉気、長生のプラナ操法、鍼灸の接触鍼と同じものとのこと。また、類別克服法という脊髄神経反射の講座集には亀井先生の言葉として、経絡の操作には皮膚と筋肉の間を刺激するようなやわらかい操作がよいと書かれてあります。経絡の流れに沿う形で経穴をずらすと補に、逆に流れに逆らう形でずらすと寫になるとのこと。また、経絡の操作ではありませんが、患者さんの実の所を直接操作するのではなく、その実に片手を当てもう一方の手で虚を押さえその虚を操作するのが名人の方法とも書かれてあります。まるでこの形、私が長野式を手技に応用している形そのものではありませんか。 へへ、名人の方法だって。

また、経穴でなく臀部や背部などの筋肉を緩める為に皮膚を2方向にずらす方法を使っていると、その形は均整法の大御所先生がよく使われる引き伸ばしという操作にそっくりです。私も開業したてのころはこのやり方を使っていましたが、筋肉をぐっと押さえマッサージのように刺激をしていました。この方法では凝りや圧痛がとれたことがありませんでした。しかし、皮膚を引き伸ばすような形で操作するとあっという間に圧痛がなくなります。きっと大御所先生もこんな感じでやっていたのではないでしょうか。

正直いいますと、私は均整法にはとても懐疑的でした。自分で均整法の技術を使っていても、効果があるような感じもしませんでしたし効果を出している先生も講習会で見た事がありません。さらに鼓舞抑制、平衡、可動、強弱といった均整法の大原則の概念もどう患者さんに応用してよいかわかりませんでした。その為、なにか他の方法をと思って長野式に出会い、オステオパシーにも出会いました。しかし、回りまわって自分が使い始めた方法がすでに均整法に存在していました。もしかしたら、均整法は実は宝の山かもしれないとすこしづず思い始めております。
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by kaiondo102 | 2009-09-06 01:24 | 長野式とオステオパシー | Trackback | Comments(4)