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日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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鶴崎先生セミナー中止のお知らせ

12月14日、日曜日に予定してされていた鶴崎先生の長野式セミナーが残念ながら中止となりました。また、次回の日程が決まり次第、お知らせさせていただきたいと思っています。

by kaiondo102 | 2009-10-31 22:19 | セミナーのお知らせ | Comments(3)

天宗ってどう 3

きっと天宗は女性にとっては効果的なツボかもしれないと思って、何人かの方に試してみました。

まず、お一人は50歳の女性。卵巣膿腫を病院で手術といわれるも嫌なので私のところへ週一回来られていました。とりあえず膿腫の方は大きくなっておらず手術はよいでしょうとのことですが、ここ2ヶ月肩こりがとてもひどいとのこと。また、のぼせがひどくやはりここ2ヶ月頭から急に汗が吹き出してくるそうです。肩こりは施術の度に軽くはなるのですが、数日経つと戻ってしまうそうです。特に左の肩こりがきついそうです。

全身をいつもどおり調整、左の天宗を押さえてみました。するとやはりぎゃっと痛がります。皮膚を滑らせるような形でゆるめようもその部分の凝りがきつくなかなか緩みません。そこで誇張法の肩の調整をすると天宗の圧痛が無くなります。左の肩甲骨のあちこちをとりあえず誇張法を使って緩めました。すると肩がものすごく楽になったそうです。どうかな?と思いながら次の週に来られたときは肩の凝りはまったく無くなってしまったそうです。さらにその次の時にも肩凝りは感じなかったそうです。勿論毎回天宗は緩めましたがだんだん痛い場所が減っている感じがします。のぼせと発汗はあまり変化はありませんが。

次に50歳半ばの女性。右足が痛くはないのだが違和感があるとのこと。これまた全身を調整、左の天宗をゆるめると呼吸が楽にはなるものの右足は変化せず。右の天宗をゆるめてみると天宗から右上半身から右足にかけてすぅーと軽くなるそうです。天宗は小腸経、澤田流ではL5の3側は小腸ユ、結構このL5周辺は足のトラブルを解消させることがよくあります。天宗をゆるめることによってL5がゆるみ、下半身がらくになったのでしょうか?

さらに40代半ばのうつの女性。普段は大丈夫なのですが、生理のときにうつの症状がひどい方。ウツの方はさっぱりですが、手足の関節の痛みの解消に来られています。その日は胸が苦しくて息が出来ないそうです。やはり左の天宗をゆるめると呼吸がらくになり右の天宗でさらに呼吸がらくになったそうです。

30代半ばの女性は尿漏れになる度に来られます。ここ数年来られていますが尿漏れは施術をするとそれから数週間は良いものの、左の肩をすくめると痛みがでます。一度章門を押さえその肩の痛みは改善したものの、その後のとれが今ひとつでした。痛みの出る場所は本人曰く肩甲骨の裏、肋骨と肩甲骨の間だそうです。押さえても痛みはありません。また、左右の季肋部の圧痛も何をやってもとれません。そこで左の天宗をゆるめ、天宗を押さえると左の季肋部の圧痛がなくなります。右も天宗を使って季肋部の圧痛が解消しました。
肩の痛みはと座ってもらって確認するとまったく痛みがなくなったそうです。もしかしたら季肋部の痛みがとれるのは初めてかもしれません。また、左の肩の痛みはそれから数週間よかったそうです。

どういう方に天宗をゆるめる操作を使えば良いか今現在ではなんともいえませんが、とりあえず反応の強い方で婦人科にも何かある方にはとてもよい経穴かもしれません。長野式だけでなく、オステオパシーでも梨状筋が婦人科に大きく関係すると考えます。そうなると均整法的には梨状筋と天宗は相関関係が考えられます。また、横隔膜をゆるめる効果があるような感じがしますので左右の季肋部の反応がなかなか取れない方の選択肢のひとつにも考えられます。

いずれにせよ女性にはとても大事なツボのような感じがします。

by kaiondo102 | 2009-10-27 23:13 | 経穴 | Comments(0)

天宗ってどう? 2

松本先生の宗気漏れ治療がリンパ液の体内の循環の促進させることになるのなら、この天宗という経穴にはいったいどういう意味があるのでしょうか?

長野式では右の天宗は肝臓と胆嚢の反応、左の天宗は心臓の反応とされています。しかし、それ以外になにか意味がないのでしょうか?というのも、この天宗は結構痛いツボの一つでほとんどの方がちょっと押すと「ぎゃっ」となります。肩甲骨の上の薄い筋肉がそれこそ石のように硬くなってはれ上がっているような感じがします。また、不思議なのは女性の方がこの経穴の反応が強い感じがしますし特に婦人科系にトラブルを抱えていたり、あるいは以前に不妊治療や婦人科の手術など受けられている方の反応も強いような気がします。こういった方はそんなに年齢がいってなくても更年期障害のような症状、いわば血の道症といわれるさまざまなからだのトラブルに悩まされている方が多いようです。

澤田先生は血の道の原因の一つとしてリンパ液の流れが悪いことを指摘されています。ということは血の道の症状に悩まされている方のリンパの流れが悪い=横隔膜をはじめとする隔膜の硬化とするなら天宗のこの圧痛はそれらの反応がでているのでしょうか?リンパの流れを滞らせるのは横隔膜だけでなく骨盤隔膜も考えられます。そうなると骨盤隔膜も天宗で緩むかもしれない、と思い骨盤隔膜に反応を天宗でとってみました。それまでは骨盤隔膜に圧痛や抵抗感のある方には風市や野口整体の冷えの急所、至陰または痔の方には孔最でその反応をとっていました。天宗を使ってみると、ほとんどの方の反応があちこち押さえなくても天宗一穴でとれます。左の骨盤隔膜は左の右の骨盤隔膜は右の天宗でとれるようです。

となると天宗は全身にリンパの循環を改善させるにあたってとても大事な操作ポイントになるのではないでしょうか。天宗の効果を調べてみると、心臓の治療や胸の痛み、肩凝りや四十肩、腕の痛みとまではほとんどの本にのっていますがあまり血の道に効果があると書かれている本は私の手持ちにはありません。しかし、鍼灸真髄には澤田先生が天宗は小腸経だが三焦の作用があるとのこと、また深谷先生の本には卵巣欠落症状に効果があると書かれていました。澤田先生の三焦の考えイコールリンパの流れですが、深谷先生の卵巣欠落症状というのが意味がわかりませんでした。しかし、長野先生の本の更年期の章を読んでいると卵巣欠落症状というのがでてきており、いわば卵巣の働きが衰え女性ホルモンの分泌が少なくなってきたものと書かれていました。ということは天宗をゆるめることはいわば血の道や更年期障害の諸症状の改善に多少なりとも効果があるのでは、と思いとりあえず反応のある女性全員の天宗をゆるめてみることにしました。

by kaiondo102 | 2009-10-19 23:21 | 経穴 | Comments(5)

天宗ってどう? 1

ここ数年の私の気になることの一つとしていかに手技でからだの冷えを改善するかということでした。その中で浮かび上がってきた疑問の一つとして小腸経の不思議があげられます。何故、全然関係のなさそうな心臓表裏の関係があるのだろうか?こんなお腹にあるような小腸がどうして腕にその経絡が存在するのか?といつも気になっておりました。

心臓との関係については多分澤田先生のおっしゃっている小腸が吸収した栄養をリンパ管によって上にあげて心臓に戻すという関係上、表裏の関係が成り立つのでしょう。全身の70パーセントのリンパ液は左の肩から心臓に入り、そのリンパの流れが滞るとからだが冷えてしまうのでその滞りを解消するとからだは冷えず、栄養の吸収もよくなり血の道といわれるような女性の婦人科が原因の自律神経失調症は治ると鍼灸真髄に書かれております。その為には左の陽池と中カンのお灸が必要とその本の中でいわれていました。そしてそのリンパの流れが滞ると左の肩が凝るとも。小腸経ってとても大事な大事な経絡っぽいのは理解できました。

また、松本先生の宗気漏れの治療の理屈はいま一つ宗気という概念が分らない為なんともいえませんが、中焦で吸収された宗気が下焦の熱で蒸されて上焦に上がり、そして冷やされて下に降りてからだを潤し、この宗気の流れがどこかで漏れてしまうと、のぼせを始めとする全身の諸症状を引き起こすというところまでしか私は理解していません。その宗気の治療には隔ユ、命門、そして天宗のの圧痛をチェックすることがキー子スタイルではとても大事なバックグラウンドの治療の一環とされています。医道の日本を何度も読んでもいまいち心系とか心のツリオとか知らない単語が出てくるので宗気漏れの理解が進みませんが、この吸収されて下から上にあがるというのはリンパ液の流れのことをおっしゃっているのかな?と考えました。隔ユの反応が横隔膜と考えるとそこを天宗や命門を使ってゆるめることは横隔膜の動きを改善することによって乳び槽の流れを改善させているということが宗気漏れの治療で起きているのでしょうか?

オステオパシーの靭帯性関節ストレインの本にも横隔膜のリンパポンプテクニックによって横隔膜をゆるめることによって乳ぴ槽のリンパ液の流れをよくするということが書いてあったのでさっそく使ってみるも、このテクニックはなんといってもそのままやると患者さんにはかなりきつい操作になります。この本には「痛いということが分っている」と術者がいうと患者も耐えてくれると書いてあります(ホントかい?)が、個人的には短時間で労力を少なくしてやりたい私はこの横隔膜を緩めてくれる経穴は?ということで松本先生の宗気漏れの治療を応用して天宗をおさえると横隔膜が緩むことを発見、いまでは施術の一環としてこの横隔膜ー天宗のつながりを使わせていただいています。(ちなみにこの靭帯性のテクニックを使っている人はいるのでしょうか?頭蓋オステオパシーの創始者であるサザーランド先生が使っていたと書かれていますが、9キロで患者さんのからだを指圧して、指がだめのならなかったのでしょうか?そもそもからだは9キロで治療して、頭は5gで治療なんて随分大きな違いな気がするのですが???)

そうなるとこの天宗という経穴の存在が今度は気になってくるのです。

by kaiondo102 | 2009-10-14 23:33 | 経穴 | Comments(0)

虫刺され

先日、施術室に入ってきた蚊に刺された方がいらっしゃいました。左肘の内側に蚊が止まっていたのでやっつけはしたのですが、血は吸われてしまったそうです。その方は「私は蚊に刺されるとかぶれるんですよ」とおっしゃいます。

虫刺されに効くツボってなかったかなと思いを巡らせてみると、たしか野口整体でそんなツボがありました。肘の上の上腕のところでありますが、澤田流でいうとちょうど奪命にあたるはず。学生時代、野口整体をやっている学校の先生が確かこの場所は虫刺されに効くといっていたような覚えがあります。そこで、物は試しで奪命を刺激してみることにしてみました。

澤田流だと肩グウから曲池を結んだちょうど中間にあると鍼灸真髄に書いてあったかと思いますのでその辺を探ってみると上腕骨の上にポコッとした穴の開いている場所があります。押さえてみると「痛い」。そこで親指をあて、皮膚の動きやすいほうに刺激します。十秒ぐらい刺激していると、さっきまで真っ赤に腫れていた刺された場所の赤みが少し引いているようです。また、数十秒刺激を続けると、かゆみが最初より随分減っているとおっしゃいます。トータルで数分刺激していたでしょうか、赤みが随分抜けてきたかなというところで「どうですか?」と伺うと「かゆくないです」とのこと。

普通だったら刺された所のかゆみがひどくなり、掻き壊してしまうのでご自宅では犬がいることもあって常に蚊取り線香をつけているそうです。ですが、今回はかゆみがほとんど気にならないとおっしゃいます。ご主人がその次に施術を受けられて待っていらっしゃいましたが、ご主人の施術が終わって刺されたところはどうかと伺うと「かゆくないです。ツボを使ったんです?どこだか教えてください」とおっしゃっていました。

虫刺されに効果があるなんて経穴は本当に楽しいです。でも不思議なのですが、この虫刺されに効くかもしれない奪命、免疫力を上げる曲池、手三里、下半身の炎症(膀胱炎、痛風など)に効果のあるレイ溝、皮膚病一切に効くといわれる恥骨、あるいは肩グウ、これら全て骨の上にあるんですよね。やはり骨で造血している為なのでしょうか?その造血作用の鍵になる場所がこれらの経穴にあたり、そこを鍼なり灸なり、指なりで刺激すると造血作用が増して免疫力が上がったり、炎症がおさまったりするのでしょうか?

いずれにせよ経穴は面白いところに効果があると感じた一症例でした。

by kaiondo102 | 2009-10-07 23:47 | 経穴 | Comments(0)

S2の操作 3

S2の操作で冷えに効果があると知って以来、来られる方すべてにこのS2の操作を加えています。すると足の冷えの改善以外にも効果がある感じがします。

一つは頭痛や肩や首の凝りや痛みに効くということです。30代位からの女性で後頭部や頭頂部、前頭部と膀胱経の流れに沿って頭痛がしたり、首や肩の凝りに悩まさせることが多いようです。特に婦人科になにか抱えている方でこういった症状を訴えている方には、S2の操作をして圧痛が取れた頃には随分そのエリアの痛みが減っているようです。今までは中極をこういった場面に使っていましたが、S2でも十分効果が出せるようです。

またS2を操作してから誇張法を使って背骨を調整すると、S2を使わなかったときより背骨全体が動きやすくなり、脊柱起立筋が緩みやすくなるようです。そのおかげか、背骨の生理的な湾曲がとてもきれいになるような気がします。

以前来られていた方で頻尿、坐骨神経痛、背中の痛み、首の痛みに悩まされていた方がいらっしゃいました。坐骨神経痛と背中の痛み、首の痛みは何回かの施術で改善し、頻尿は仕方ないということでしばらく来られませんでしたが、ある時久しぶりに首の痛みを訴えいらっしゃったことがあります。前回も改善できたから今回も、と思って施術をしましたがその場では痛みがとれるものの、数時間すると元に戻ってしまうとのこと。何回か施術させていただきましたがあまり芳しくなくそのまま来られなくなってしまいました。

また、このブログでも以前書かせていただきましたが、外国でひっくり返って背中の手術をされた女性。最初はとても上手く調整の効果がでましたが、いつしかだんだん効果がでないどころか元のような状態に戻ってしまいました。仙骨の痛みと足の痺れを訴えていましたが、最後は何をやっても全然改善しません。やはりこの方も来なくなり、その方の娘さんも来られていましたが、腰痛がなかなかとれずやはり来なくなりました。その娘さんも確か仙骨に痛みを訴えていました。

開業して10年経ちましたが、今までの短い施術家人生を振り返ってみると本当に後悔の積み重ねの方が患者さんが改善した喜びよりはるかに大きく私の心の中を占めます。40年生きてきて、自分の人生に後悔することはありませんが、この稼業についてからは、あ~あの人にこの手を使ってみたらもっと結果が違っていたのではと本当に悔やまれることばかりです。

いつの日か後悔しない施術の日々を送れるようになるのでしょうか?長野先生や澤田先生、亀井先生だけでなく斉藤L5=S2とするならば斉藤先生といったそうそうたる名人が重要とされるS2。このS2の操作がこれからの施術家人生の後悔を少しでも軽減させてくれるのでしょうか?

by kaiondo102 | 2009-10-05 00:29 | 長野式とオステオパシー | Comments(2)

S2の操作 2

ぎっくり腰になりそうだとのことで来院されるも、久しぶりの来院の為かあるいはそれまでの私の施術があんまり効果が無かった為か他にも症状が色々とありました。ふくらはぎは夏が終わってからだんだん痛みがひどくなってきた他、先日に美容院で頭を染めようとしたらかぶれたせいか頭がびりびりする(但し皮膚科にいくもかぶれでないと言われる)、下腹部が張る、のぼせで頭から汗が吹き出す、そして腰が痛いという感じでした。

まずは主訴の腰の痛みをとらなければなりません。痛みのある場所はちょうど仙骨です。先日の鶴崎先生のセミナーではこの部分は自律神経の乱れで引き起こされるとのこと。びりびりするという頭を触ってみるとその熱さに驚かされます。百会を中心としてまるでその部分が40℃ぐらいあるようです。長野式でいう頭部オ血の状態です。これではのぼせて頭から汗が吹き出すのも無理もありません。頭がびりびりするというのも皮膚に赤みとか見られませんので、この頭部オ血の状態が作り出しているのでしょうか?お腹も圧痛だらけです。おしゃべりが止まらないのは変わりませんので、なんとか腰の痛みをらくにすると同時にうとうとさせてみようと思い施術を始めます。

今までは腹部の圧痛をとってから背中の操作をしていましたが、あれだけお腹の圧痛をとってもこの方のからだがそんなに変わっていないのはなにか他の操作が必要になるのでは、と思いお腹を今回は無視してうつ伏せから施術を開始します。

とりあえず主訴は仙骨の痛みです。うつ伏せで腰は痛いか仙骨のところが痛いとのこと。そこで昆ロン、飛陽の圧痛を皮膚を滑らせながらとっていきます。ちなみに両経穴とも押さえると痛みで飛び上がります。飛陽の圧痛をとったところで仙骨の自発痛が随分減ってきたとおっしゃいます。ふくらはぎの痛みを伺うとまだ結構痛みがあるそうです。そこでS2を探し、次リョウを押さえるとこれまたぎゃっと痛みで飛び上がります。そこをゆっくり皮膚を滑らせます。数分根気よくやっていると次リョウの痛みがだんだん薄くなってくるそうです。ふくらはぎのことを聞くとなんだか痛みが減っているとおっしゃいます。そのままもう1分ぐらい操作していると次リョウの痛みはなくなります。長野式では骨盤のうっ血に反応のある仙骨孔に鍼をするとのことなので次リョウの次に上リョウを診るとやはり圧痛があります。上リョウもやはり皮膚を滑らせながら操作をして圧痛をとります。昆ロンと飛陽を操作しているときはおしゃべりが止みませんでしたが仙骨を操作し始めるとだんだん静かになってきます。さすが副交感神経が支配しています。上リョウの圧痛がなくなったところでふくらはぎの痛みを聞くと、ほとんど痛みがないとのことです。

そのまま、背骨を誇張法で操作します。気のせいでしょうか、このS2の圧痛をとると背骨の動きが良くなるような感じがします。精神的にも何かあるためでしょうか、この方の胸椎7番から上は岩のようにがちがちで椎間がありません。腰椎と硬い胸椎を時間をかけ操作して仰向けになってもらいます。その方曰く「なんか眠くなりました」とのこと。腰は?と伺うと痛くないそうです。ではふくらはぎは?と伺うと痛みがないどころかぽかぽか暖かいとおっしゃいます。やはり仙骨が効いたのでしょうか?そのまま骨盤隔膜を左右押さえるとやはり痛みがあるので天宗を押さえ痛みをとります。骨盤隔膜を押さえているとこんどは胃経の流れにそってだんだん暖かくなってくるとおっしゃいます。骨盤隔膜の次は横隔膜をやはり天宗を押さえてゆるめました。横隔膜を終えた時点でふくらはぎはいつもと違って温かく、腰の痛みは感じないそうです。頭を触ってみると幾分熱さが減ったかなという感じなので、後頭骨、側頭骨、頭頂骨、顎関節を調整、サン竹の圧痛を皮膚を滑らせとって、終了としました。

立って頂くと腰の痛みは少し残るもふくらはぎはとても良いそうです。着替えられて帰られるときにはとてもからだがラクになったとおっしゃいます。その週にもう一回、それから週一で3回、計5回施術していますが、腰だけでなくお腹の張りは無くなり、なんといっても私のところに来てもまったく変化のなかったふくらはぎが始めて昔のように元に戻ったそうです(のぼせと頭の発汗は今ひとつ)。

2年間まったく変化しなかったふくらはぎの冷えと痛みがどうやらS2を操作したことで改善したようです。よかったよかった。

by kaiondo102 | 2009-10-01 00:31 | 長野式とオステオパシー | Comments(4)