日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
カテゴリ
以前の記事
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
お気に入りブログ
最新のコメント
なんなのか先生 そう、..
by kaiondo102 at 22:29
鍼師先生 誇張法の斎藤..
by kaiondo102 at 22:25
鍼灸>手技>鍼灸と勉強し..
by 整体師改め鍼灸師なんのかなんなのか at 14:49
誇張法でもそうですが、先..
by 鍼師 at 07:55
藤先生 私が軽くやった..
by kaiondo102 at 23:14
鍼師先生 私は虚実か分..
by kaiondo102 at 23:10
拙い鍼灸師の戯言です。 ..
by Isiah at 22:47
要するに氣の流れに沿って..
by 鍼師 at 11:55
久しぶりに私にとって勉強..
by kaiondo102 at 20:50
治療の仕事を人生で初めて..
by kaiondo102 at 20:49
メモ帳
最新のトラックバック
broadway dan..
from broadway dance..
alfred chicken
from alfred chicken
Come and Pay..
from Come and Pay m..
anniversary ..
from anniversary in..
ipod cover
from ipod cover
cooper like ..
from cooper like lo..
subject verb..
from subject verb a..
long distanc..
from long distance ..
alta vista b..
from alta vista bab..
animated smi..
from animated smiley
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

<   2010年 07月 ( 4 )   > この月の画像一覧


12年目を迎えて 4

この12年間には本当に沢山の方が改善せず、やがて来られなくなっていきました。また、コンスタントに来て下さっているにもかかわらず、良くなっているのか変わってないのかあんまりわかんない方もいらっしゃいます。そんな経験から自分が以前抱いていた東洋医学に対する考え方に最近疑問を感じるようになってきました。

その一つに東洋医学というのは対処療法的な西洋医学とは違い病気の原因をさぐり、その原因に直接アプローチしていく根本療法であるといいます。本当にそうなのでしょうか?

経絡的治療法(経絡治療、長野式、澤田流などなどの古典をベースとしている流派など)では病気の原因は五臓六腑の乱れからで、その乱れは脈や腹、背中に変化を起こすのでその変化を鍼や漢方薬、指圧といった手法で整えると五臓六腑の乱れが整い病気も治るという考え方ではないでしょうか。均整法でも、体表に現れた変化と体型の乱れを調整することによりからだを平衡化させることによって病を治すことができる、と考えています。オステオパシーを私は専門的に学んだわけではありませんが、スティル博士の「osteopathy,research and practice」を読むと盛んに骨格の乱れによって動脈、静脈のながれが滞り病気が発生すると繰り返し書かれております。

ということは、五臓六腑の乱れを整え、体型を調整し、骨格の乱れが病気の根本の原因ということになるのでしょうか?それらにアプローチすることが本当に根本的に人を治していく方法なのでしょうか?

このような巷でよく語られていて、自分もそうだと信じていた東洋医学が根本治療という考え方には今ではどうしてもはい、そうですねと簡単に信じることが出来ませんし自分のやっていることは根本的なところにアプローチしている施術ですなんて、口が裂けても言うことはできません。

根本治療であれば、一度治ったその症状に患者さんは再びかかることはないはずです。そして病気にもなることもなくなります。患者さん自体の数もどんどん減っていくこのになっても良いはずです。日本全国には鍼灸院や整体院がかなり多くありますし、名人も少なくないはずです。その方達が治療した人の数は相当な人数に上るはずです(少なくとも2人の有名な治療家の方の治療した数を足すと100万人にはなります)。そうなると、日本の病人はどんどん減って良いはずですし、医療費の高騰によって国が困ることもないはずです。

しかし、現実はそうではありません。一度腰痛が改善しても、「また腰がおかしくなっちゃった」といってまたいらっしゃる方は沢山います。根本を治しているのであれば再び腰痛に悩まされる人はいないはずです。適応症、あるいは禁忌症なんていうカテゴリーがあるぐらいですからやはり東洋医学にも治せる病気とそうでない病気が存在します。でも根本にアプローチできるんだったら治らない病気なんてないはずではないでしょうか???また、東洋医学系の治療院には国内でも相当な数の方が通っている、あるいは通ったことがあるはずです。しかし、ニュースでは患者さんが病院にあふれていて、医療費もどんどん高騰しているとよく耳にします。

私が今まで信じてきた東洋医学は根本治療であるというのは本当のことなのでしょうか?
[PR]

by kaiondo102 | 2010-07-27 01:09 | Trackback | Comments(3)

12年目を迎えて 3

開業して4~5年経ったころでしょうか、安保先生の自律神経と病気の関係が東洋医学界に歓迎されたことがありました。交感神経が過緊張になると、ガンや膠原病といった怖い病気にかかりやすく、副交感神経が優威になるとアレルギーの症状にかかりやすくなる、そして東洋医学はその自律神経のバランスをとることによってからだの病気を改善していくということで、一時期は一般の書店でも安保先生の本を(今でも)本当に良く見かけたものです。ここに光明をみつけた私は施術をしてからだをリラックスさせ、おまけに腹部や背部の圧痛をとればきっとガンの人もちっとは良くなるのではと思っておりました(開業して4人目に来られた方がガンの方でした)。

また、抗がん剤は副作用が強すぎるし役に立たない、手術も放射線も意味をなさないなんて本を眼にしたり、ガンはそもそも弱い細胞なので自然に治る可能性も高いな~んて本も読んでしまったから困ったもの、ますます素人に毛が何本かはえた程度の私はその意を強くしたものでした。

そんなある時、ガンの人が立て続けに来院したことがありました。卵巣がんや肺がん、肝臓がんに悪性リンパ腫、胆嚢がんのひとが紹介でいらっしゃいました。その中には安保先生の本を読んだことのある方もいらっしゃって、私も密かにきっと少しはお役に立てるはずと思って一生懸命施術をしました。

しかし、結果は惨憺たるものでした。確かに抗がん剤の治療からくるからだの不調にはかなり効果がありました。口の中が口内炎だらけだった卵巣がんの方は1回の施術で大幅に口内炎の痛みが減り、2回目でなくなったそうです。食欲不振に悩まされていた肝臓がんと胆嚢癌の方は食欲も増してきました。放射線によって喉が痛くなって声がしわがれ声しが出なくなった方も一回の施術で声が戻り、次に来られた時はもう喉も声も普通になっていました。そこまでは効果が出せたものの、皆さま体調はどんどん悪くなり、あっという間に亡くなられていきました。

唯一悪性リンパ腫の方だけ、抗がん剤の治療が効を奏したそうで、本人がおっしゃるには「リンパ腫がはがれてなくなった」とおっしゃられました???しかし、これは私の施術とは関係がありません。

その後も胆管ガンの方と悪性リンパ腫の方を施術させていただきましたが、確かに皆さん施術を受けてリラックスはされるものの、やはり胆管ガンの方はなくなり、悪性リンパ腫の方は数値が悪くなって移植を受けるということで来院されなくなりました(特に胆管がんの方他の理由で2年ほどコンスタントに来られた後にそうなりました)。

あの長野先生の本にもガンの方はすぐ病院に送るようにと書かれています。経験がないのと理屈を鵜呑みにして頭で何事も判断してしまうのは怖いもの、きっとガンの方にも役立つはずと思ってさせていただいた施術はほとんど役に立たなかったという現実にだんだんと私も夢物語から目が覚めてきました。
[PR]

by kaiondo102 | 2010-07-21 00:26 | Trackback | Comments(4)

12年目を迎えて 2

12年目を迎えてますますその思いが強くなってきたことは、自分の治療というのは本当に患者さんに与える影響力がとても少ないということです。

私が開業したころ、勉強会にいかせていただいた先輩の治療院のチラシの中に均整法の施術を受けることによって「大病は小病に、小病は無病に」という効果があると書いてある一文がありました。私はこの一文にいたく感激し、きっと自分も来て下さる患者さんの「大病を小病に、小病を無病に」するんだと意気込んでおりました。また、東洋医学の真髄は未病を治すことですので、少なくともうちに来て下さる方の健康管理には絶対効果があるはずだと思っておりました。

ところがです、最近自分が患者さんの健康管理には実はほとんど役に立ってはいないのではと真剣に思うのです。

例えば、開業当時から私のところに来て下さっている方が何人かいらっしゃいます。私は以前であればコンスタントに、例えば月2回ぐらい定期的に来て下さればきっとあまり大きなからだのトラブルも起こさずに済むのではと夢想しておりました。しかし、現実はそうあまくありません。腰の痛いのが治ったら、今度は肩が痛くなって、それが良くなったら足が痛くなってまた少ししたら反対側の肩が痛くなってという感じでその場その場はなんとか改善するも、長い目で見てみればなんだか体の痛みとは全然縁遠くなっていません。

また、70歳前後のある程度お年を召した方でコンスタントに来ていただいている方は「最近、だんだん昔のように体が動かなくなってきました」と口ぐちにおっしゃられます。品川駅から往復うちに歩いていたおばあちゃんも2週間に一度のペースで7年ぐらい通われていますが、最近はからだがつらく歩いて来られず、大井町から歩いてくるようになってしまいました。
[PR]

by kaiondo102 | 2010-07-13 22:54 | Trackback | Comments(2)

12年目を迎えて

この7月で開業して12年目になります。今から開業当時のことを振り返ってみるとよくもまあ、あの腕で自信を持って(?)開業したな、と当時の自分の無謀さと勢い改めて驚かされます。しかし、ここまで本当にたくさんの人に支えられて来ることができました。心の底から感謝しております。また、均整法だけでなく、長野式を学んだり誇張法やクラシカルオステオパシーを学び色々な先生や諸先輩、そして仲間たちに本当に沢山のことを教えていただきました。そしてなんといってもこんな私についてきて下さった患者さんには本当に感謝しております。その中でも特に私の技術が及ばず、全然良くならずに来られなくなった患者さんには申し訳ないと思うとともに、皆さまがいらっしゃって私の犠牲になって下さったから、少なくとも開業当時よりは技術的にもう少しマシになれた気がします。

この道を志してから、そして学生だった頃、さらには開業当時右も左もわからなかった頃からくらべ、10数年の経験をしておりますのでその当時よりは色々なことに目が開かれるようになりました。そしてその頃に自分の思い描いていた理想と実際今の自分がいる現実、そして限界もなんとなく観えてきているような感じがします。

干支でいえば、今年が最後の年にあたりますので今、自分が感じている現実と限界ということについて少しずつ書き進めていきたいと思います。
[PR]

by kaiondo102 | 2010-07-04 23:40 | Trackback | Comments(2)