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日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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レイ溝の威力 3

夏休み明けにお子さんをつれてその患者さんが来られた時、子供さんの施術が終わりお母さんにどうだったか伺おうと思っていると、逆にお母さんの方から「実はあの後楽なのがずっと続いている」との報告。お盆だし、また膿がたまって来たらどうしようと心配だったそうですが、そんなこともならず無事お盆を過ごすことができたそうです。

その週の木曜日と次の週の火曜日にもう一度今度はご自身の施術に来られましたが、特に腫れることもなく、痛みも随分改善してお医者さんには「良い方向に向かっている」と言われたそうです。ご自身もいつ痛くなるかとびくびくしながら毎日過ごしていたのに、お盆明けてからその不安とおっぱいの違和感もかなり意識せずに過ごせるようになったきたと、おっしゃっていました。

また、出産後の腰と背中の痛みでこられた20代の女性はうつ伏せになっていただくとおっぱいが潰されて痛い、とのこと。そこでまず橋本先生の目のポイントでおっぱいをゆるめるとうつ伏せになることが出来ました。骨盤から背骨を調整してもう一度上を向いていただくと、おっぱいの奥の方が熱をもってきたとおっしゃいます。そこでこれはレイ溝の出番かと思い探ってみると、やはりぽこっと穴が開いてかなり痛いところがあります。そこでそこに指をあて皮膚を柔らかく操作していると段々熱が引いてくるとおっしゃいます。私は足元から操作しているのですが、足元から患者さんのお顔の方を見ると、授乳中ですからおっぱいがかなり大きくなっています。腰かけている私の位置からは患者さんのお顔はおでこしか見えません。また、熱があるためでしょうか、さらに腫れているようにも見えます。しかし、レイ溝を操作しているとだんだんすっーとおっぱいが小さくなっていくようです。そして操作が終わることにはそれまでおっぱいに隠れていた患者さんのお顔が見れるようになりました。あ~不思議です。

レイ溝の作用はどうやら下半身の炎症だけに効果があるのではないのかも知れません。乳腺炎に効果があるのならきっと均整法でいう頭痛にも効果があるのかも知れません。炎症はつまりうっ血を意味します(クラシカルの国際セミナーからの受け売りですが)。ということは多くの場合は痛みはうっ血が原因で引き起こされるんですよね???ということはこういった乳腺炎や膀胱炎の痛みが治まるということ炎症が治まる、つまりからだのうっ血状態が改善、つまり動脈や静脈、そしてリンパ系の流れがこのレイ溝一穴で促進されるのでしょうか???

ですがこの経穴の位置、患者さんによってもかなり異なるし、教科書に書かれている場所でない場合も多い気がするのです。通常、本に書かれているのは三陰交より指何本か上のケイ骨上にありますが、探っていると三陰交の同じ高さのケイ骨上にあるような時もあります。たいてい、三陰交の高さかそれよりもうちょっと上にポコッと穴が開いており、どちらか痛みが強いほうがありますので大抵私はその痛みが強い方を使います。また、ここを操作して効果がなければもう一個の高さの方を操作してみます。

しかし、このレイ溝という経穴がもし三陰交と同じ高さにあるとこれは大変なことになります。つまり足首からやく四横指上には三陰交、レイ溝、膀胱経の附陽、胆経の陽輔か懸鐘、もしかしたら腎経の交信、そして胃経上には長野先生の胆嚢点が存在します。この四横指上の場所にはぐるっと一周かなり重要なツボが存在します。ということはこの部分というのは何か大きな意味合いをからだに持つのでしょうか???

そんな訳の分らぬことを夢想しながらあっという間に8月も終わりを迎えることとなりました。

by kaiondo102 | 2010-08-31 00:06 | 経穴 | Comments(2)

レイ溝の威力 2

長野式では経絡線上に炎症などの痛みが存在するとき、その経絡の火穴に反応がでるといいます。おっぱいの痛みがあるところはだいたい胃経ぐらいなので、その火穴である解ケイを押さえると特に患側の右の圧痛が強いため、最初は左をゆるめそして右の解ケイをゆるめます。残念ながらこの時点ではおっぱいの方はほとんど変化がありません。そして次に前から気になっていたレイ溝を触ってみました。すると右のレイ溝が飛び上がるように痛いとのこと。そこで両足のレイ溝をおさえながらゆっくりと皮膚を肝経の流れに沿うように動かしていきます。数十秒刺激をして、患者さんに自分でおっぱいの状態を触ってもらい確認してもらいます。すると来た時は触るのも痛かったのに今は痛いけど触れるようになってきたとおっしゃいます。

もしかして効果あり?と思いながらまだレイ溝の圧痛はとれないので再び刺激します。飽きてきたところでまずレイ溝の圧痛を確認すると左はなくなりましたが、右はまだ痛みます。この圧痛が消えるまでやろうと思い、ひたすら皮膚を動かして操作をし続けました。ときおりおっぱいを触ってももらい状態を確認していただくと、どんどん痛みが減ってきているそうです。でもレイ溝の圧痛はとれません。5~6分ぐらいレイ溝をひたすら擦っていたでしょうか、それまで指の下に感じられたぷつっとした粒のような感覚がなくなったような気がしました。そこでレイ溝の痛みを伺うと「痛くない」、そしておっぱいを触っていただいても「いたくなくなった」と患者さんが今度は驚かれます。

そこで誇張法で肩の操作をしながら天宗の圧痛、斜角筋の圧痛をとるとおっぱいはまだ幾分違和感はあるものの痛みはなくなったそうです。そこでうつ伏せで骨盤と背骨を誇張法で操作し仰向けになってもらい頸椎の調整をして胸部のリンパポンプをして終了としました。その方もすごい楽になったとおっしゃられながら、次は夏休み明けにお子さんをまず連れて来られるのでその時でも経過を教えてください、ということで帰っていかれました。

by kaiondo102 | 2010-08-26 23:58 | 経穴 | Comments(0)

レイ溝の威力

長野式では膀胱炎や痛風にレイ溝に沢山のお灸をします。結構手技でも使えるものでそういった脛骨に過敏なところありますのでそれを擦禍します。そうすると膀胱炎の方は皆さん「だんだん下っ腹がすっきりしてきました」とおっしゃり私も大変重宝しているツボの一つであります。

長野先生は膀胱の子宮、生殖器の炎症を止める作用があると確かその著書に書かれまた、痛風にも効果があるとされています(私は痛風をレイ溝を使ったことはありません)。均整法では頭痛一切の効果があるとされておりますが、最近の均整師はツボを使っているのかどうか知りませんので、亀井先生がおっしゃることが本当かは検証出来ていません(一度だけ頭頂部が痛い人に使ってその痛みがとれたことはあります)。

しかし、これだけ下腹部のトラブルに効果があるツボですから、下腹部以外に使えないかなとずっと考えておりました。そんな時にレイ溝の効果は下腹部だけに限られないかもしれないという症例にであいました。

その患者さんは40代の女性で今から半年ぐらいまえに右のおっぱいが痛くなって腫れあがり、お医者さんに行ったら確か「肉芽腫性乳腺炎(確かそんな名前でした、患者さんも良く知らないとのこと)」といわれ手術をされたそうです。手術をして一応は腫れも一旦は引いたものの、今度は傷跡が痛いなと思っていたら手術をしたところが化膿してきたそうです。それからは一週間に2度のペースでお医者さんでおっぱいを切開して膿を出していたそうですが、全然良くならないのでなんとかならいかと来院されました。

おっぱいのトラブルだったら結構診たことがありますし、そのほとんどが長野式の「橋本先生の目のポイント」で解消しますので、かなり自信を持って施術を開始しました。施術のパターンは鼠経部を緩め、橋本先生ポイントでおっぱいの痛みをとりうつ伏せにして骨盤と背骨を誇張法で調整、胸椎7番の圧痛、胸椎4番の圧痛をとり、仰向けで天宗と脇の下の圧痛ををとり頸椎を調整する、というパターンを繰り返していました。普通の乳腺炎ならこれでほとんど良くなっていたのですが、この方は施術後3日ぐらいは良いものの、4日目ぐらいにまた痛みはじめ膿もたまってくるのでお医者さんで切開してもらうということを5~6回ほど繰り返しました。おかしいなぁ、どうして良くならないのだろうと思うもなかなか良い解決方法が見つかりませんでした。

ある日、その方がまたいらして結構膿もたまってひどく痛いとおっしゃいます。次の日から私も夏休みでしたのでなんとか決めたいと思い、今までのパターンでは効果がないので今回は困ったときの長野式頼みで経穴の操作を主体にやってみました。

by kaiondo102 | 2010-08-19 00:21 | 経穴 | Comments(0)

12年目を迎えて 6

東洋医学が素晴らしいと私が感じたのは「未病を治す」というコンセプトでした。すでになっている病気を治すのではなく、これからなるはずの病気を未然に防ぐというこのアイデアにこれこそが21世紀の医学だ、と私はつい最近まで信じておりました。

とはいえ、ここでも何度も書かせていただきましたが私にそんなことが出来るわけはないと12年目に確信したわけです。

それもそのはずです。将来の病気が分かりそれを未然に防げるということは、それ以前に今現在の患者さんの状態というものが手にとるように分かっていなければなりません。患者さんに「どうですか?」と伺わずとも黙って座ればぴたりと当たるがごとく、背骨を触るだけで患者さんの症状を感じ取れなければいけません。また、今の状況だけでなく既往歴まである程度感じることが必要です。将来の病気がわかる大前提として現在および過去の患者さんの状態が伺わずともからだを触れただけで分かる診断力が必要となります。まるで長野先生が患者さんの脈を触れただけで流産の経験が分かるようにです。

背骨を触ればここが固いかな?ぐらいしかわかりませんし、お腹を触ってみても患者さんに「痛い、痛くない」を伺わなければいけない私は当然「未病」を語れる資格はありません。しかしよく考えてみれば東洋医学の古典には「上工は未病を治す」と書かれています。ということは「上工」しかできない業ということになります。

私が思うに東洋医学が根本治療であり、未病を治すということは東洋医学がそれができる、というよりも東洋医学の理想的な姿であり施術家が何年もの死に物狂いの修練の結果に出来るか出来ないかという微妙な境地なのかもしれません。

良く考えてみれば当たり前かもしれません。野球を練習すればイチローになれるわけはありませんし、タックルは世界を制すといって一生懸命タックルを練習してもレスリングでオリンピックのチャンピオンになるのは一握りです。太気拳をまなんでいくら立禅をやっても全力でかかってくる100kgの格闘家と互角に対峙して渡り合うのは夢のまた夢の話です。

同じことも東洋医学にいえます。東洋医学を学び開業したからといってすぐに根本治療が出来るわけでもなく未病を治せるわけでもありません。それは東洋医学の道の遥か彼方にあるといわれる理想郷であり、この道を志す我々が目指すべきまるで蜃気楼のようなゴールなのかもしれません。

やっと地に足がついたかなという12年目になりそうです。

by kaiondo102 | 2010-08-14 00:14 | Comments(1)

12年目を迎えて 5

治療というのはトイレ掃除に良く似ているなぁと時たま考えます。西洋医学さんがトイレを掃除したと考えると、非常に悪く言えば臭いだしたトイレに消臭剤を振り回しているだけといったところでしょうか。最初はほどほどの消臭剤でも効果があったのですが、段々汚れもたまり臭いもきつくなってくるとさらに強い消臭剤が必要になります。そしてさらに臭うのでさらに強い消臭剤、さらにもっと強いものというサイクルを繰り返し最後には消臭剤が効かなくなってきます。その間トイレはドンドン汚れていきどうしようもない状態になります。そうなると西洋医学さんはトイレを一度壊して新しいものに作り替える大工事を行います。くさいものにはふたをするというやり方が行ってみれば西洋医学さんの基本的なやり方であるように私は感じます。

では東洋医学さんのやり方はどうかというと、基本的には一生懸命掃除をします。ときたま掃除を忘れて軽い消臭剤を使うことがあるものの、ブラシで一生懸命便器を磨き、雑巾で床を丁寧に拭くことをこころがけます。非常に地味ですし、便器の水は顔に飛んできます。しかし汚れはたまりにくく一見きれいなように見えます。しかし掃除ですのでやり残しはありますし、だんだん便器も古くなってきます。しかし、全部壊して取り替えることはできません。

一生懸命掃除をするということはただ消臭剤をふりまく行為と比べるとトイレの汚れの根本に迫って本質的なことをやっているという感じも確かにしないこともありません。しかし、もっと本質的な問題が存在します。それはそのトイレを使う人のマナーです。平気でそこらじゅうにまき散らしてトイレを使う方を改善させることは東洋医学さんにも西洋医学さんにも不可能なことです。

五臓六腑を調整して、体型を整え、骨格を矯正することはいってみれば一生懸命便器をブラシでこする行為と同じかもしれません。しかし、何かが五臓六腑を乱れさせ、体型を歪ませ、骨格を乱れさせます。その何かからそれ以上のものが人の病気の本当の原因となるもので、それは長野式でもオステオパシーでも野口整体でも均整法でも決してアプローチができない何かではないのでしょうか???

これからどんなに私が勉強して経験を積み技術を磨いてもアトピーの人がそうでない人のように変化させることは出来ないでしょうし、胃の弱い人を健啖家に変えることも無理ですし、腰の痛い人を一生腰痛から解放してあげることはできません。せいぜい出来ることはほんのちょっとアトピーをラクにしてあげられる(それも短い期間)ぐらいでしょうし、胃の弱い人はよく噛めば美味しく食べる期間が少し長くなるだけでしょう。腰の痛い人は上手く腰の痛みと付き合うことに私が少々お手伝いをさせていただけるだけなのではと思います。

そう考えるとあれほど厭で見下していた慰安のマッサージとやっていることが12年目を迎えた今でもほとんど変わんないじゃん、と思えてなりません。

by kaiondo102 | 2010-08-01 23:44 | Comments(4)