日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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肺炎の後

肺炎になって一カ月入院して来られた女性の患者さん。退院したもののまだ調子が悪いと言っていらっしゃいました。まだ、喉は変だし咳もでますし呼吸も苦しいとのこと。お仕事が飛行機に乗られるお仕事ですが、もう休めないということでいらっしゃいました。

背中、特に上胸椎の周辺の圧痛をとり、背骨と骨盤を調整して腹部をゆるめ、首、頭という形で調整していきました。一回目で随分ラクになったとおっしゃっていただき、三回目の調整の後は家族が風邪を引いているが私は引かないとおっしゃって、肺炎の後の調子の悪い感じはかなりとれたような感じがしました。しかし、終わってから一度立っていただくと、からだは左の肋骨が非常に縮こまり、全身がその左の肋骨に引っ張られているような変な感じが残ります。でもまあ、そのうち良くなるだろうという思いで施術を続けていきました。

しかし、問題はここからで4回目の調整は何事もなく終わったのですが5回目の調整の後から、椅子に座っていると左腕がしびれるとおっしゃいます。C6で良くなるはずとそれから2回調整したのですが、その時は良いのですがやはり座っていると痛みとしびれが増してきて、仕事もとてもつらくなり、あまりのつらさに整形にいったのですが、ストレートネックと言われただけだったそうです。

何とか決めなければと思い8回目の施術を始めました。とりあえず全身を誇張法で調整して座っていただくも数秒後には左の腕に痛みとしびれが始まります。左の肋骨が縮んだ感じは全然変化ありません。C6はどうやら効果が今回はないし、困ったなぁと思いながら、長野式ではしびれは酸素不足と考え経渠を使います。それを思い出して左右の中府を押さえると左がとても堅く大変痛がります。そこで経渠を押さえもう一度中府を押さえると緩みます。そのまま経渠を軽く操作しながら数十秒刺激すると、段々見た感じ堅そうな中府のエリアがふっとゆるんできた感じがします。一度操作を止めて中府を押さえると「痛くない」。ですがもうしばらく経渠を操作しました。数分操作した後、中府周辺をあちこち押さえても痛みがないそうです。そこで一度座っていただいて腕の様子をみてみました。するとしびれが出てこないそうです。数分、座っていただきましたがしびれが出ません。それまで左の肋骨が縮んで全身がそこに引っ張られているような変な全身の感じもとれました。とりあえずその日はそれで終わりました。

その次の週来られると三日ぐらい調子が良かったとのこと。からだを診ると随分左に縮んでいる感じがなくなっています。そこで同じ操作をして、やはり中府に圧痛がありましたので経渠でそこをゆるめ、なんとなく大包も気になったので押さえると強圧痛がありましたので、そこもゆるめまた座っていただきました。また、数分座ってもらいましたがしびれも痛みも出ないため、終わりにしました。次に週いらっしゃったときはほとんど違和感を感じることなく仕事もできたとおっしゃっていただきました。

左の肺の方がこの肺炎でダメージを受けていたのでしょうか?肺炎は良くなったものの、肋骨が縮んで動きが悪く、十分酸素を取り込めなくなった為にこの腕のしびれが発症したのでしょうか?経渠一穴であれだけ変だったからだの歪みがガラッと改善したのは大変驚かされました。長野先生の発見に大変救われた症例でありました。
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by kaiondo102 | 2011-02-25 00:02 | 臨床雑記 | Trackback | Comments(0)

目が動かない

12月の半ばからいらっしゃったのは70代の女性で、突然物が二重に見えてしまい眼科に行くと「外転神経麻痺」と診断されたとのことです。左の眼が外に動かず困っており、眼科でも特に治療法もないとのことで私の施術所にいらっしゃいました。既往歴に右の顔面神経麻痺、高血圧、そして数年前のお正月の前に私の処で四十肩の施術を受け、「これで少し掃除ができそう」と帰っていったことがありました。

指を患者さんの顔の前に一本立て、左にスーッと動かして目で追ってもらうと、左目はびくとも動きません。そして立てた一本指も二重に見えるそうです。ものが二重に見えるため外を出歩くのもとても怖く、やっとのことで私の処にいらしたとおっしゃいます。

早速、お身体を診るとC7からD4あたりまで面白いぐらい左にずれています。真っ直ぐ立っていると顔が自然に左に向いてしまいます。私はこの外転神経麻痺というのはいままで診たことがありませんが、とりあえずいつも通り施術を始めました。

うつ伏せで骨盤と背骨を整えます。長野式の目のポイントのD4,5の左の際の圧痛をとり重点的に左にずれている上胸椎を誇張法で操作します。ところがこの上胸椎、なかなかきれいになってくれません。いい加減がんばったのですが、このずれがあまり改善しないまま仰向けでもう一度骨盤、帯脈を天柱、風池、C2をゆるめ、頸椎と後頭骨、側頭骨、そして顔面を誇張法で調整しました。一回目の施術が終わるとほんの少し左に左目が動きますが、患者さんは実感がまるでないそうです。3回同じ操作をすると少し左目が動くようになって、家族の方からも「動いているよ」といわれるようになったそうです。

もっと早くなんとかならないかな、と思い色々本を広げているも、外転神経麻痺の症例が載っている本がありません。唯一、首藤先生の最新の著書に柳谷風池が外転神経麻痺の効果あり、と書いてありましたので、柳谷風池を入れてみることにしました。

4回目からは骨盤、背骨などは今まで通りで施術し、光がまぶしくなったとおっしゃるので橋本先生の目のポイントと麻痺をすこしでも改善させるべく柳谷風池を入れてみました。面白いことに橋本先生の目のポイントの圧痛をとると、目の周りが軽くなったとおっしゃいます。両足の圧痛をとり、次に柳谷風池を片手で操作しながら、目の周りのサン竹や魚腰、糸竹空、四白などの圧痛をとっていきました。すると少しずつ目が左に動くようになってきました。しかし、上胸椎の左のずれと頭の左への傾きは今一つ変化ありません。

また、色々調べていると「新正体法」という私の仲間が出版した本に脳神経と経絡の関係が書かれていて、外転神経は小腸経と相関すると書かれていました。確かに、長野式ではC7周辺は小腸経とかんがえますし、肩甲骨の上角にも圧痛があります。

5回目からは小腸経のラインをさぐり、圧痛をとっていきました。前谷、支正、天宗、肩外ユ、と圧痛をとっていくと今度は上胸椎の左へのずれが随分改善し、頭の左への傾きも改善しました。目も随分右目の動きについていきます。

同じ操作をもう2回して7回目にいらしたときには「本当によくなりました」と患者さんからおっしゃられました。目の動きをみせていただくと右と同じように動き、立てた指も二重に見えなくなったとのことです。それから2週間に一度にしてきていただいておりますが、もう普通どおりに見えるようになったとのことです。

この脳神経と経絡の考え方は大変おもしろいものでした。それを応用して小腸経をゆるめるようになってグンと改善した感じがします。また、九州の向野先生というお医者さんが開発した「経絡テスト」に小腸経に負担がかかっている首の動かし方がありましたが、患者さんに首をあれこれ動かしていただいて一番嫌な感じがするのはなんと小腸経に負担のかかっている動かし方でありました。この二つの一致に施術をしながらわくわくさせられました。

結構いまどきには珍しいとてもかわいいおばあちゃんだったので、なんとか良くしてあげたかったのですが、治療期間は2カ月弱で元に戻ったので私もとてもほっとした症例でした。
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by kaiondo102 | 2011-02-15 23:33 | 臨床雑記 | Trackback | Comments(8)

側頭骨と首

なかなか改善して下さらない方なのに、コンスタントに来て下さる方が何人かいらっしゃいます。その中のお一人が20代前半の男の子です。3~4年前から2週間に一度来院して下さっておりますが、主訴はアトピー性皮膚炎です。とはいえ、アトピーは全然良くなっている感じはしませんし、時折ぎっくり腰や寝違いを起こしますが、ほとんど変化させることが出来ずではまた2週間後ということでその日は終わり、2週間後には自然に治っているというパターンを繰り返します。

彼のからだは均整でいうF8体型といわれるものだと思われますが、肋骨が扁平で弾力性がまったくありません。からだを揺さぶると振幅の幅が非常に狭く肋骨の部分はほとんど動きません。また、石柱は真っ直ぐで胸椎部は沈み込んで触るのが難しく、操作がなかなかやりずらいものでした。しかし、この数カ月彼の胸椎が以前より浮かび上がり、操作が段々しやすくなっている感じがしました。また、肋骨も弾力性はほとんど変わりませんが少し丸みを帯びてきております。

少し、からだが変化してかな?と感じはじめた矢先、いつも通り骨盤、脊柱、腹部をゆるめ首を操作しようとすると、左に回旋させると「そういえば、寝違えて痛い」とおっしゃいます。頸椎をいっこずつ触るとC6、5が変な感じがしますので動きやすい方に押さえて左に回旋させると「痛い」、C2を押さえて左に回旋させても「痛い」。内心「どうせいつも変化ないから、治んなくてもいいか」と思いながら側頭骨の位置が気になります。右の乳様突起が固く、左に比べると床からの位置が近い感じがします。そこで側頭骨を少し時間をかけて調整してみました。5分ぐらいやっていたでしょうか、だいぶ左右差がなくなったかなというところでダメ元で首をもう一度左に回旋すると「痛くない」とのこと。「へっ?」と思い念のためもう一度側頭骨を調整して、右のあごの下に圧痛があったのでそこを緩めるとさらに首の動きが良くなり、痛みもまったく無くなったそうです。

クラシカルの後頭骨の抑制をしていると側頭骨も一緒に動いているような感じがします。そして首が柔らかい人は側頭骨の動きも良い感じがしますが、首の動きのない人は側頭骨が動きにくいのかなぁと最近気になっておりました。後頭骨、側頭骨と首はなんか3点セットなのかなとも感じておりました。それが、今まで何があっても全然歯がたたなかった彼にこんな形で教えてもらえたのは大変うれしく感じました。

とはいえ、彼をその場で良くしてあげられたのは今回だけですので、まぐれだったかもしれません。しかし、私にとっては少し彼のからだに近づけたかなと思えた症例でした。
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by kaiondo102 | 2011-02-12 00:07 | 臨床雑記 | Trackback | Comments(0)