日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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ちょっと上達?

私たちのやっている稼業というのは、実際に上達しているかどうか図るのが難しいものだ、とよく思います。レスリングではスパーリング、太気拳では組手がありますので今まで勝てなかった相手に勝ったりすることで自分の実力というものを図ることができます。

先月、少し上達をしたかな?という症例があったので少し自慢話を。

年に1~2回ぎっくり腰で来られる60代の女性、先月もぎっくり腰でいらっしゃいました。大抵この方の腰は2回施術させていただくと良くなりますが、なかなか良くならないのが右手の親指の痛みでした。毎回、ぎっくり腰で来られる度に親指に挑戦するのですが、ほとんど変化なく「ま、腰が治ったからいいか」ということで指の方は半分あきらめておりました。

今回もいつも通り施術、仰向けになっていただいたところで「そういえば、親指どうですか?」と伺うと「変わらず痛い、寝ていてもじんじんする」とのことなので、再度チャレンジしてみました。

親指を反らせても、掌側に曲げてもどちらも痛みます。以前だったら誇張法でがんばってやっていたのですが、最近は経絡に戻っているので大腸経の温溜を何気なくおさえると結構痛い所がありました。まあ、変わんないかなと思って親指を掌側に曲げていただくと、「少しらく」とのこと。「えっ、うそ!」と思い温溜を何回か弾きました。それでもう一度曲げていただくと曲がるようになります。伺うと痛みが半分ぐらいになったそうです。それならば、と思い編歴を押さえてもかなり痛むのでそこを弾きました。すると親指を痛み無く曲げることができるようになったそうです。

その日はそこで終わり、翌週また来られました。腰の方は随分良いが少し痛むので腰の調整をし、私は腰より親指の方に興味がありましたので、そちらの方を伺うと結構良くなったとおっしゃいます。ただし、掌側に曲げるのは痛くなくなったそうですが、反らせるのはまだ痛いそうです。

どうしようかな?と思ってふと、膏肓を押さえると「ぎゃっ」となります。そこを押さえながら親指を反らせてもらうと痛くないそうです。そこで膏肓をゆるめると親指がとてもラクになったそうです。痛みはゼロ?とうかがうとまだ母指球のところが痛むそうです。そこで母指球の圧痛をとってみると痛くなく反らせるようになりました。

その方、親指を曲げたり反らせたりしながら「親指が痛くなく動かせるのは本当に久しぶり」とおっしゃっていました。

誇張法を学び始めたのは確か今から5年ぐらい前です。その時以来、その方の親指とは格闘しておりました。しかし来られる度に親指は全然変化せず、毎回凹まされておりました。でも、誇張法一本ということはなく、色々経絡も使ってはいたんですが、全然太刀打ちできませんでした。しかし初めてその方の親指を先月良くしてあげることができました。こういうのを上達というのでしょうか。

今から数年前、太気拳を始めたばかりの時、他の団体の結構デカイある方と組手をして殴られ、倒され、壁に飛ばされて散々な目にあったことがあります。しかし、その数年後もう一度その方と組手をして、今度は一回も殴られなかっただけでなく、私の打撃が今度はバシバシ入って一方的だったことがありました。その時はあ~俺も上達した!とすごく感動したものです。

殴りあいと比べるのも変ですが、今回の親指はそれと同じぐらい感動をした症例でした。
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by kaiondo102 | 2011-11-28 00:04 | 臨床雑記 | Trackback | Comments(2)

日本はやっぱり宝島

前回のブログでも書きましたが、今回24年ぶりにアメリカに行って改めて日本の素晴らしさを感じました。

まず、治療家にとってはこれほど勉強のしやすい国はないのでは、と思わされます。というのも、手技療法だけをとってみても均整や野口整体を始めとする様々な療術が今でも残っております。その他にも私の知らない様々な療術の流派が現存しているでしょうし、研究会や勉強会が日本各地で盛んに主催されています。また、日本に伝わるものだけでなくオステオパシーやカイロプラクティックも日本では積極的に学ばれています。オステオパシーでもアメリカに伝わるものだけでなく、イギリスに伝わったクラシカルオステオパシーまで学ばれています。外国からは本場のオステオパスやカイロプラクターが来日してセミナーが開催されています。

これは鍼灸でも同様で、経絡治療でも様々な会派があるだけでなく、日本伝統の鍼灸を学ぶ会もありますし、現代医学にそった鍼灸や中医を学んでいるグループもあります。

そして何よりも勉強しやすいのが、別にDOやDCにならずとも私のような無資格者がオステオパシーやカイロの技術を勉強できます。さらには長野式のグループのように、鍼灸師でも何でもない私を歓迎してくれる鍼灸の勉強会もあります。

患者さんにとっても日本は治療の選択がしやすい国なのではないでしょうか。アンドリューワイル先生の本のお陰か、アメリカやヨーロッパという国は代替医療がかなり発達てしいる、と日本では考えられている節があるような気がします。しかし、本当にそうなのでしょうか?

オレゴンの人たちに話を聞くと、基本的には西洋医学しか選択肢がないような感じです。アメリカ生まれのオステオパシーは全然知られていませんし、カイロも「う~ん」という感じでした。それよりも鍼灸のほうが皆さんの期待度が大きい感じがしましたが、私が話した人は誰ひとりとして鍼灸を受けたことはありませんでした。ですから、何かからだにトラブルがあってもアメリカでは現代医学しか選択肢がないようです。

しかし、日本はどうでしょう。もし、からだのどこかが痛くて病院ではどうしようもなかったらまず、接骨院に行くかもしれません。もしそこでダメなら、良い所があると聞けば鍼灸や整体、あるいは漢方に行こうという流れが代替医療なんて言葉を知らない人の中でも頭にある感じがします。

また、からだの痛みだけでなく現代医学では治療法のない病気も、我々のような鍼灸院や整体の所に施術を受けに来られる人はアメリカよりもはるかにそのパーセンテージは高いのではないでしょうか。

そして日本の現代医学のレベルは先進国でも引けをとらないでしょうし、我々のような代替医療業界のレベルも相当なものではないでしょうか。町をあるけば、整体や鍼灸院、整骨院の看板はあちこちで見られますし、看板を出していないところもあるほど多くの治療院が日本にはあり、多くの勉強会もありそれぞれしのぎを削っています。

高校でアメリカに行き、そして帰ってくるまで私は日本という国があまり好きではありませんでした。しかし、大学を卒業し日本全国を仕事で旅させていただき、素晴らしい風景や人々に出会い、さらにこの業界に入っても様々な勉強を遠慮なくさせていただき、レベルの高い先生たちに刺激を受けることによって今では、本当に日本に生まれて良かったと心より思うことができました。そして、今回のアメリカでその思いは決定的となりました。

操体法の橋本先生が「日本は宝島」とおっしゃっていましたが、本当にそうだと思います。
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by kaiondo102 | 2011-11-21 23:53 | セミナー 海外 通訳 | Trackback | Comments(6)

海を越えての出張治療 7

アメリカでは計9人の方を施術させていただきました。お父さん、お母さん、ホストブラザーのセス、シスターのサラ、その友達のケイティさんとその友達のアンジーさん、サラの奥さんのトレイシーとそのお母さん、そしてセスの息子のチェイスでした。

セスは身長190cmの仲間と遊びで取っ組みあって投げられてからの腰痛、サラは歯科衛生士の為これまた腰痛、アンジーさんは首から肩への凝り、トレイシーのお母さんは腰痛と右のテニスエルボー、チェイスは足首のねん挫でした。

お陰さまで皆さん、施術を受けると調子良くなってくださり、経絡の操作を使ったりすると大変喜ばれました。
あと、サラのご主人が片頭痛と腰痛に悩まされ、サラの友達の旦那さんもかなりひどい頭痛に悩まされ、あちこちの病院に行ったが全然治らず、もう来ないでくれといわれたそうですが、その2人も施術を受けに来たかったそうですが、仕事の為、来ることができませんでした。

24年ぶりに向こうのホストファミリーを始め家に来てくれた人達と色々をすることができましたが、感じたのは日本の住みやすさです。

まず、子供の教育には日本の方が全然環境がよさそうです。小学校一年生が黄色い帽子をかぶって一人で小学校に行き、放課後は友達と待ち合わせて遊ぶという話をしたら、「そんなことしたら誘拐される!」と驚いておりました。また、以前はありとあらゆるドラッグを使っていたセスは、本当に麻薬がすぐ子供達の隣にあると言っていました。私も高校時代に見たことがありますし、彼が言うんだから本当でしょう。

そして税収不足から授業日数が週4日に減らされそうだったり、体育や美術といった科目はカットされているそうです。また、学力低下は聞くと日本の比ではないそうで、字が読めなかったり基本的な計算が出来ない子供も多いそうです。ですから、高校入試が日本にある、といったらそれは良いシステムだと言っていて、アメリカの高校も入試を導入する(アメリカの公立高校はだれでも入れます)という話が出ているともいっていました。

また、大学になると今度は学費がとんでもなく高額で、州立大学でも年間軽く百万円は超えてしまうそうです。では、大学卒業して今度は仕事があるか?というと確か新卒の就職率は20パーセントとか言っていました。

あと、アメリカは戦争が非常に身近です。家族や親戚、友人のだれかが必ず軍の関係者です。そして経済格差から大学に行くお金の無い人が学費を稼ぐ為に軍隊に入る事も多く(ケイティーさんのように)、戦闘に巻き込まれ若い命が失われる、涙なしには聞けない話も聞かされました。

さらに、経済的に本当に苦しそうです。お父さんとお母さんは景気の良い時に良い具合に波にのって、高級住宅地の超どでかい家に今では2人で暮らしておりますが、サラのご主人は少しでも良い収入を得るために夜に学校に行っています。若い世代は本当に大変そうで、2つや3つの仕事を掛け持ちしている人も多いといいます。24年前にアメリカにいた時とは本当に雰囲気が違う気がします。

とはいえ、親が子供を心配し、子供が親を心配している姿は日本と変わらないなぁと思わされることも度々でした。

肝心のお父さんとお母さんの施術の結果はといいますと、全然だめでした。お母さんの股関節痛は随分ラクになったのですが、肘は全然かわらず、お父さんの左肩の痛みも変化ありませんでした。お母さんは最近のメールでヒジの状態はさらに良くないとも書いてきています。

あ~、日本の整体の名前に泥をぬってしまいました。ごめんなさい。
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by kaiondo102 | 2011-11-13 23:59 | セミナー 海外 通訳 | Trackback | Comments(6)

海を越えての出張治療 6

5歳か6歳だったホストシスターのサラはもう30歳。私の足元でちょろちょろしていたのが、今ではジェイニーという超カワイイ1歳の女の子のきれいなお母さんです。そのサラが紹介してくれたのはケイティーというこれまた超キレイな女性でした。聞くと、私が高校生の時にサラの家にいたの覚えているよ、とのこと。私は全然記憶にありませんでした。

ともかく、彼女は腰痛と足の痛みが何とかならないかということで、私の施術を受けにきました。彼女は陸軍に所属しており、アフガニスタンに派兵された時に戦闘中にどこかから落ちて以来腰痛に悩まされているとのこと。帰国して整形外科医にL4-L5とL5-S1の椎間板ヘルニアといわれたそうです。しかし、手術が可能なのはL5-S1のヘルニアのみでL4-L5はヘルニアが大きすぎて手術は出来なかったそうなので、L5-S1のヘルニアのみ手術をしたそうです。

しかし、手術をしても痛みはそんなに減らず、左の腰から左の大腿部外側、胆経ラインがとても痛く、前屈、後屈が出来ず、階段も上がるのもやっとだそうです。

体型を診させていただくと、左の腰から足にかけてとても変な感じがします。ということでやはり外人さんには遠隔ということで、まず左の胆経ラインを押さえていくと風市辺りに強い圧痛がありましたので、やはり陽輔を探るとこちらも圧痛があります。陽輔をおさえると、風市の痛みがなくなります。そこで陽輔の圧痛がとれるまで操作をすると胆経ラインの自発痛もなくなりました。鼠経部を中封でとり骨盤を調整、うつ伏せになってもらいました。L2からL5の1側、2側の圧痛、そして志室と環跳の圧痛をゆさぶりでとります。うつ伏せでも変だった骨盤がだんだんキレイになります。立っていただくと随分ラクとのこと。階段を上がってもらうと随分ラクだがまだ痛いといいます。

そこで誇張法で骨盤と背骨を調整、もう一度立ってもらい、前屈と後屈をしてもらうとさらにラクになります。仰向けで帯脈の圧痛をとり、R11とR12を調整するとさらに左の帯脈がゆるみ胸郭が広がります。頸椎と頭蓋骨を調整してまた立ってもらうと、ほとんど痛くないとのこと。そこで階段を上ってもらうとちょっと痛みますので、最後に座位で骨盤と背骨を調整してもう一度階段を上ってもらうと、痛くないとのこと。ということで施術を終わりにしました。

その日は土曜日で本当は日曜日にも来たかったそうのなのですが、大学の課題が終わらないため来れないとのこと。ちなみにアメリカでは大学に行く為に軍隊に入る人も多く(軍から学費が支給されるため)、彼女もその為に軍に入ったそうで、あともう一度チームリーダーとしてアフガンに行かなければならないそうです。実際に戦闘に巻き込まれることもあるとのこと。

サラに日曜日は行けないと電話が来ましたが、勉強していても痛くないと言っていたそうです。

きれいなその彼女、日本に行きたい、行きたいと何回も行っておりました。また、整体がアメリカにあれば、と言っていたのでオステオパシーがあるじゃんと言ったら、そういえば手術前に整形外科医いオステオパシーを勧められたが、知らない治療法だったので手術を受けたとのこと。でも手術を受けてもあんまり良くならなかったので「オステオパシーを受ければ良かった」とも言っておりました。そして、今後はオステオパシーの治療を受けるとのことです。

無事に次回のアフガンへの派兵から帰ってくることを心からお祈りするとともに、アメリカ人にオステオパシーを紹介するなんて、とても不思議な症例でした。
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by kaiondo102 | 2011-11-09 23:41 | セミナー 海外 通訳 | Trackback | Comments(0)

海を越えての出張治療 5

私のドラッグ漬けのとんでもないホストブラザーのセスは現在では更生し、3人の子供を持つ良い父となっております。その奥さんであるトレイシーの調子が悪い、ということでオレゴンにいる間2回施術しました。

症状は首から肩にかけての凝り、喘息、そして頭の痛みでした。この頭の痛みはそもそも何年か前に脳動脈瘤の手術をした時に、術後頭蓋骨が感染してしまったそうです。抗生物質では感染が治まらないため、感染した頭蓋骨をはずして人工骨をいれたそうです。その時以来、その手術した部分が痛く自分の手でも触れないほどだそうです(自発痛あり)。

一回目の施術は本人もあんまりその件については言わず、首から肩にかけての凝りを訴えていたのでその施術をしました。卵巣のう腫の手術もしているため、下腹部から来る凝りかなと思い誇張法で骨盤と背骨を整え、仰向けで一度頭を上げさせると首かた上背部にかけて強くストレッチされている感じがするので、中極を中府でゆるめてから中極へのポンピングをするとその凝り感がほとんど無くなり、あとは頸椎と後頭骨を調整して終わりにしました。これである程度信用してくれたのでしょうか、その頭の痛みの話を施術が終わってからビールを飲みながらしてくれました。

さて、頭の痛みですが一回目の施術では全然変化せず、2日後の日曜日にもう一度施術をすることになりました。

やはりアメリカ人には遠隔からが面白いかなと思い、頭の痛い場所を聞くと、この辺という感じで手の平を右のこめかみから側頭骨にかけてひらいて当てます。胆経かな、と思いまずは気水穴処置。陽輔の圧痛を探ると超痛いところあり。そこを皮膚操作して十数秒後に自発痛の具合を聞くと「little better」とのこと。そのまま一分ぐらい操作をすると側頭骨の自発痛はなくなり、こめかみ周辺が痛むとのこと。もう少し陽輔の操作を続けると今度はこめかみの痛みはなくなり、眉間が痛むそうです。どうしよう、もうちょっとやってみるかと思い引き続き陽輔を操作すると、眉間の痛みは消え頭の自発痛は無くなったそうです。「ワォ、イントレスティング」、いい感じです。骨盤と背骨を調整、「肩コリはどう?」と聞くともう痛くないとのこと。頭の痛みを聞くと自発痛は無いが触るとまだ全然痛いというか、触れないとのこと。

傷があるの?と聞くとちょうど上星のあたりから右の髪の生え際3mmぐらい後ろの所に耳の前あたりまで一本の大きな傷があります。触ると「ギャっ」と言います。「痛いのは皮膚、肉、骨のどれ?」と聞くと皮膚と骨と言います。皮膚の傷の痛みは肩グウかな?と思い、肩グウを少し押さえてもう一度その傷を押さえると「ベター」とのこと。十数秒肩グウを操作してもう一度さっきのギャの点を強く押さえると「ノーペイン」。それから指を一本分ずつずらしながら痛い所を探しては肩グウでその痛みを取って行きました。多分7~8か所そうやって痛みをとったでしょうか、じゃあ自分で頭を触ってみてというと「全然痛くな~い」と英語で言いました。

喘息は髪の毛を染めると必ず咳がでるとのこと。じゃあ解毒でこれも肩グウでしょ、と思い深呼吸をさせると吐くのがやりずらいそうです。そこで肩グウを押さえてもう一度深呼吸をしてもらうと、今度は「ワォ、マージック」と喜んでくれて、咳が出そうな感じもなくなりました。

その後、トレイシーさんのお母さんも腰と腕の痛みがあるので、施術をしてみんなでご飯を食べました。一回目の金曜日にあって食事をしていた時は結構不機嫌そうで、娘に「ビール持ってきて」と怖そうに指図していましたが、この日は終始ご機嫌で、けらけら笑いながら楽しそうに話をしていました。

ワーオ、マージック、イントレスティング、ノーペイン、なんてまるで松本先生の症例報告に書いてある患者さんの反応そのままでありました。

その後、オレゴンのお母さんからのメールではトレイシーはあれから頭が痛くない、と言っているそうです。
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by kaiondo102 | 2011-11-01 00:01 | セミナー 海外 通訳 | Trackback | Comments(0)