日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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座れない 1

イスラエルに行く前日に来られたのは82歳の激痛を訴えるおばあさんでした。伺うと1月5日にバスから降りようとしたときに右足首を捻挫したそうです。そのときは足が結構痛かったのですが数日すると足首の痛みがなくなって治ったかなと思っていたそうです。そうするとその数日後に右足に激痛が襲ってきたそうです。

近くの病院に行くと脊柱管狭窄症といわれ三十日分鎮痛剤をもらったのですが全然効かず痛みに苦しむ毎日だったそうです。

私のところに来られた時は、まず座った位置から立って歩こうとすると右足首から胆経と膀胱経ラインで最初の5歩激痛が走ります。そして5歩死にもの狂いで歩くとまあまあの痛みになって歩けます。その激痛の最初の5歩は杖に全体重を乗っけているような感じで歩かれます。また、寝ていても間欠的に激痛が胆経と膀胱経ラインに襲ってきます。激痛ー痛いー激痛ー痛いという感じです。夜も満足に眠れないそうです。当然家では車いすかベッドに寝ているかのどちらかの生活だそうです。

施術はとりあえずうつ伏せになっていただいて胆経ラインの痛みを取るべくL2~4の一側の圧痛をとり、痛みのラインが小殿筋のトリガーポイントの関連痛ラインでもあるため臀部を皮膚操作で緩めます。坐骨神経痛の激痛には附陽が効果的と首藤先生がおっしゃられていたのでそこをゆるめ、胆経は懸鐘の圧痛をとります。それまでは数分ごとに「ぎゃ~」と悲鳴をあげながらその激痛発作に耐えていましたが、少し激痛の度合いが減ってきたそうです。

そのまま超変な背骨を調整して仰向けになっていただきました。するとなんとか寝返りをうてます(悲鳴付きで)。でもご本人いわく寝返りも打てなかったとのこと。

仰向けで骨盤を調整、帯脈をゆるめました。右足首をあちこち曲げますが捻挫の痛みは無いそうです、というよりも足の痛みの発作でそれどころではないそうです。今日はこんなもんかなと思い、クラシカルの頭蓋骨の操作をなんとなくしてみました。

すると不思議、その痛みの発作がなくなったそうです。「ぎゃ~」という悲鳴が頭の操作中一度も聞こえず、寝息をたてはじめました。ちょっと長めに頭を操作しました。とりあえず、その日はそれで終わりで起き上がってもらうとほんの少しラクに起き上がれるそうです。恐る恐る立ってみましたが先ほどまでの激痛には襲われません。また翌日、イスラエル出発の日に来ることになりました。

その次の日は座って立った時の5歩痛かったのが3歩に減り、間欠的に襲ってくる激痛の発作がなくなり、ずーっと痛いだけになったそうです。施術をすると痛みなく歩けるようになり、もう少しだけ痛みが楽になってきたそうです。

イスラエルから帰ってからまたいらっしゃいました。立ち上がった時の痛みは無くなったそうですが、今度は長時間座れません。1~2分座ると右足の膀胱経ラインがしびれてくるそうです。ですからその一週間は立っていた方が楽なので、立ったままご飯を食べたり仕事をしていた(会社の経営者)そうです。

しかし、難しかったのはここからでありました。
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遠くに見える背の高いビルは研修のあったランバム総合病院です。
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by kaiondo102 | 2012-03-28 00:03 | 臨床雑記 | Trackback | Comments(7)

うつのセミナーが終わりました

わたしが言いだしっぺになった「うつ」のセミナーが昨日無事終わりました。

お呼びしたのは私の実家の近所にある芹香病院の精神科の医師の中村先生でした。この病院では中村先生の音頭のもと長野式の鍼灸が治療の実験の一環として取り入れられており、私が一緒に長野式を勉強している先生もそこで治療に当たられています。

セミナーではうつの考えられうる原因や治療法についてお話してくださいました。

うつの全般的な事を話していただこうという趣旨でしたが、鍼灸からのうつへのアプローチについてもかなり時間をオーバーしてお話してくださいました。

特に、皮内鍼とシャム鍼での二重盲験試験においても現代医学の目から見て明らかな効果がある、ということで中村先生もその実験結果には相当驚いていた、ということをお話ししてくださいました。また今行っている実験は自律神経にダイレクトに影響を与える実験をしている、とのこと。

また、先日NHKで放映されていたうつの番組の裏話的な話聞くことも出来ました。

その後は中村先生を含めて懇親会で結構盛り上がって、最後は先生に気合いの入った一本締めでしめくくりました。

日本では鍼の効果が現代医学的にも証明され始め、外国ではオステオパシーの効果が証明され始めております。少しずつ面白い時代になってきたと思うのは私だけでしょうか。
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by kaiondo102 | 2012-03-25 15:27 | Trackback | Comments(4)

考え事 3

スティル博士が行っていた技法が残されているというクラシカルオステオパシー。古くからの変わらない技法でマービン先生は多くの難病の患者さんを治療され、良い結果を出し続けていらっしゃいます。ランバム病院における先生の治療室は先生いわく「最後の砦」とのこと。100年以上もの前のからだをクルクル回し揺さぶっておさえるだけで病院の他の科で見放された人たちを治療していらっしゃいます。

古典的な技法だけでこれほど多くの患者さんの訴えに通用するのはクラシカルの素晴らしいところであるとは思います。しかし、これからどう発展させていくかということも考えていくことも必要ではないかと思います。

実際に先生の治療を見せていただいて、初日の急性の腰痛は私の目にはほとんど痛みも変化ない状態でありました。また糖尿病の末梢神経障害にはオステオパシーの技法では対応できないとおっしゃっていました。あと、トイレに行っていてちょっと聞けなかったのですが、若い方の睾丸の痛みは結果がまだ出ていないようでありました。また、CRPSという病気にも苦労しているとマービン先生ご自身がおっしゃられていました。

こういったクラシカルが手こずるような症状を少しでも改善させて、クラシカルをさらに進化させる糸口はどこにあるのでしょうか。

個人的にはそれは経絡の技法ではないか、と思うのです。

私は長野式しか知りませんが、例えば長野式ではマービン先生が手こずっていた症状については対処法が存在します。

まず、急性腰痛にはちょうど痛いところが仙腸関節から腰方形筋でしたので、考えられる経穴のアプローチとしては昆ロン、飛陽、委中、魚際が考えられます。また、長野式ではありませんが首藤先生はこういったときは附陽が良いとその著書で書かれています。糖尿病性の末梢神経障害には脾経、シュガーポイントが考えられます。睾丸痛には行間、CRPSには気水穴と大胞が考えられます。

そういった経絡の技法をクラシカルの施術にちょこっとスパイスのような感じで混ぜていってあげれば、クラシカルでも難しい症状の患者さんを少しでも改善させることには繋がるのではと思うのです。

経絡とオステオパシーという東西で古くから伝わってきた技法を一ついまとめあげ、さらに発展させて新しいクラシカルオステオパシーを作り出していくことの出来るのは日本だけではないでしょうか。

な~んて私ごときが生意気な事を書いてしまいました。しかし、2度のイギリス、アメリカ、イスラエルと通訳として行き、横からじーっと見させていただくとどうしてもこのような思いが強くなるのです。

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by kaiondo102 | 2012-03-19 00:12 | オステオパシー | Trackback | Comments(6)

考え事 2

日本がオステオパシーの本場になってしまうと感じるのは、まず手技だけでありとあらゆる疾患を診ているということが考えられると前回のブログで書かせていただきました。

次に感じられるのが日本の先生のからだの使い方の上手さと手の繊細さです。

イスラエルでの実技の練習の時に見ておりますと、カナダ、ロシア組への練習時のマービン先生からの指導は多かったですが、日本の先生の実技での指導はほとんどが「good, very good」であり、私の通訳の出番はほとんどありませんでした。私から見ていても日本の先生は練習といえども、相手のからだの扱いが非常に丁寧な感じがしました。手先の力を使わずに体全体で施術しているようです。私も見ているだけで大変勉強になりました。

マービン先生は太極拳を練習されていると聞いたことがありますが、日本の治療家の多くは武道のバックグランド、あるいは現在進行形で武道を練習している人が少なくありません。特に剣などの武器を使うものはさらに柔らかな手が要求されるのではないでしょうか。

そういったからだを作ろうとされている先生達の施術は武道というバックグランドの無い外国の方たちより見た感じ上手なのは当然かもしれません。

随分前にある指圧の流派のナンバー2という外国人の先生の施術を受けに行ったことがありました。ナンバー2だから凄いのかなと思ったら、とにかく荒っぽかったです。気の流れを重視するとのことでしたが、指先に力はこもっているし、腕や足の取り方がとにかく雑で、揉み返しがあまりおきない私の体でも数日つらかったことが今でも思い出されます。

クラシカルでは「最高の治療は抱擁と手を当てること」というワーナム先生がおっしゃった言葉が残っているそうです。そのお言葉を体現できるのはもしかしたら日本の先生が一番近いのかもしれません。
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出発の朝にパチリ。
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by kaiondo102 | 2012-03-13 00:12 | オステオパシー | Trackback | Comments(0)

考え事 1

イスラエルに今回セミナーの通訳として同行して、神様といわれる方の治療を拝見させていただいて感じたことがあります。

まず、一つはこれからのオステオパシーがどうなるか?ということです。いったいオステオパシーの本場はどこなのでしょうか?確かにアメリカではオステオパシー大学が存在しますしM.Dと同等の立場のD.Oがいらっしゃいます。しかし、昨年アメリカに行ってオステオパシーの存在は一般の人にはほとんど知られておらず、本来のオステオパシーの手技だけで勝負するD.Oもほとんどいないと伺ったことがあります。

ではイギリスは、といいますとクラシカルオステオパシーはマイナーな存在で、それ以外のモダンオステオパシーは基本的にはマービン先生の講演会のタイトル通り「骨抜き」にされている状態とのこと。つまり軽度な整形外科疾患しか診れない、理学療法かカイロと同じものだそうです(これは私が言っているのではなく、マービン先生がおっしゃっているのです)。ではクラシカルに目を転じてみると、いったいイギリス国内にクラシカルで創始者のスティルが治療していたような広汎な疾患を治療している先生は何人いらっしゃるのでしょうか?相当数は少ないと考えられます。そして、外部の私からみて大きな問題はクラシカルの次の世代が育っていないように感じます。

もしかしたら今から10年後、オステオパシーの本来の姿を保持しているのは、日本になるかもしれません。

というのも、日本には本当に多くの名人がいます。はっきいいって町内に一人は整体の名人がいる、といっても過言ではない、超代替療法先進国ではないかと考えられます。そういった名人クラスの先生方がそれでも飽き足らず、オステオパシーを学んでいます。海外で研修を受けられる方もいらっしゃいますし、外国のオステオパスといわれる先生が来られると、沢山の先生が講習を受けられます。

そして、そういった先生方の治療院に来られる患者さんはマービン先生のおっしゃる「軽い整形外科疾患」の患者さんばかりではありません。私のような小さい施術所でも、体の痛みを訴える方だけがいらっしゃるのではありません。うつやパニック障害といった精神的な疾患、肝炎や腎炎といった現代医学ではあまり治療法のない病気、不妊や産後うつ、各種の婦人科疾患というように、患者さんの訴えは全科に渡ります。この状況は私の施術所だけでなく、私の友人もそうですし日本のまともに治療を行っている治療院では当たり前のことではないでしょうか。それこそマービン先生が病院で診られている様々な患者さんの層は、日本の一人でやっているちっぽけな治療院では普通の見られる光景です。

そういった広汎な病気に対してオステオパシーの手技だけで日々格闘しているのはもしかしたら日本の先生だけかもしれません。そして多くの先生は日々成果をあげられ、オステオパシーの持つ可能性を発揮させています。

いくら理論的な面で先を進んでいたとしても、臨床といった面では日本の治療院ほど多くの経験を積み、修羅場をくぐっている外国のオステオパスがどれだけいるのでしょうか?

そうなると、オステオパシーの本場はそのうち日本になってしまうのでは、と思う私は変でしょうか?
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by kaiondo102 | 2012-03-05 00:35 | オステオパシー | Trackback | Comments(2)