日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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セミナーの朝

先月の私が言いだしっぺだったうつのセミナーの日の朝一に来られた方が何の偶然か、「うつ」ということでいらっしゃいました。

ご紹介下さった奥様のお話曰く、今年に入って非常にショッキングな事があり、だんだん調子が悪くなってきたとのこと。身体中が凝って、食欲もなく夜も眠れず、仕事には行けるのだけれども夜になるとそのショッキングな出来事が頭から離れず、というか思い出してしまいずーっと考え込んでしまう、とのこと。お医者さんに行ったらやはりうつと診断されてお薬を処方されたが飲んでいないともおっしゃっていました。この方、数年前にもうつと診断されたことがあるそうです。その時は3か月会社を休んだら良くなったとのこと。薬はどうして飲まないのか?と伺ったところその前回の時も薬を飲んでも効いた気がしなかったから、とお答えいただきました。

今回も前回のうつの始まりと症状がよく似ているので、身体の凝りさえとれれば良いと考え来院されたそうです。

ということで早速身体を診せていただきました。しかし、あんまり私が普段苦闘しているうつの方の気配がありません。呼吸がまずしっかりしています。声量もありますし、お顔の感じも違います。本当にうつなのかなぁと思いながら早速施術させていただきました。

この方の身体で特に気になったのは仙骨がとっても変な感じです。尾骨が左に大きく捻じれています。学生時代、高校、大学と有名ラグビー部に所属、スクラムを組んで腰をおかしくしたことがあるそうです。

スクラムで後ろから押されたせいなのかな、と思い骨盤から背骨を調整、骨盤隔膜、横隔膜、頸椎と頭を施術しました。その気になる仙骨は2回目まで変な形でした。うつの症状も2回目まであまり変化ありません。3回目に来られたとき結構念入りに骨盤を整えると、4回目に来られた時ずいぶん骨盤もきれいです。症状の方も夜考え込むことが無くなってきたそうです。

同じような操作を4回目行い5回目に来ていただいたときはその一週間はまったく夜考え込むことなく食欲も戻って眠れるようになってきたとおっしゃられました。あまりのスムーズな回復ぶりに奥様も驚いてお電話をかけてこられ「先生の施術はうつも効くんですね」とおっしゃられました。

こんなにスムーズにうつの方の症状が変化したのは初めてであります。本当にうつなのでしょうか?

この方を施術しながら松田博公先生という鍼灸ジャーナリストが書かれた「鍼灸の挑戦」という本の中の松本先生のうつ治療の例を思い出しました。その中で、あるうつの患者さんは夜になると過去のイヤな思いでが繰り返し繰り返し思い浮かんでくるそうです。そこで松本先生に治療を受けると、尾骨を打撲したことがあり、その尾骨を治療するとだんだん繰り返しの思いが少なくなって、最後には思い出さなくなったという症例を読んだことがあります。

私のところに来られた方も尾骨が大きく曲がって仙骨が捻じれておりました。それがきれいに整っていくとうつといわれる症状も無くなってきました。スクラムを組んで仙骨を変にしたのがうつの原因だったのでしょうか?

長野式を病院で取り入れられている中村先生がうつの治療に鍼灸を用いようとしたのは、松本先生との出会いからでした。その松本先生の症例とよく似ている方を中村先生のセミナーの朝に施術させていただいた、そして同じように症状が改善した、という不思議な偶然を感じる一症例でありました。
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by kaiondo102 | 2012-04-23 00:13 | 臨床雑記 | Trackback | Comments(4)

感染症に経穴

今から確か半年ぐらい前だったでしょうか、いつも定期的に来てくださっている60代女性がひょうそうになったとおっしゃられました。中華屋さんのママさんでピータンを準備するとよくなる、とのこと。薬もあまり効かず、痛みに耐えながらの仕事だそうです。

均整の学校の2年生だったときに野口整体を使う先生がいらっしゃって確かひょうそうには奪命が良いと言っていた覚えがあります。ですからその時も奪命を探ると痛い凹んでいるところがあります。そこを抑えてそのひょうそうで痛い親指を抑えると「痛くない」。そのまま奪命を刺激して数分、まったく痛みが無くなったことがあり、「薬より全然良い」とおっしゃられてそれから4月の今まで一度もひょうそうの事はおっしゃられていません。

そうしたら先々週の土曜日に50代後半の男性が肘がぱんぱんに腫れあがったということでいらっしゃいました。理由はわかりませんが3月の初めに左の肘が大きく腫れあがって当たると痛く、シャツの袖を通すのも苦労していたそうです。病院に行くと病名は不明といわれ、抗生物質の点滴を3週間毎日病院で受けたそうです。少しはそれで良くなったみたいで、毎日の病院通いは終わり抗生物質を飲むことになったそうです。それから一週間ぐらいたつも今一つなので、そういえばと思ってうちにいらしたそうです。

肘を診させていただくとだいぶん小さくなったとはいえ、まだ少し腫れており、触ると痛いところがあります。曲げ伸ばしをしても違和感が出るそうです。そういえば、中華屋さんのママ以来、奪命は触ってないな、とおもいながら左の肩甲骨周り、斜角筋の圧痛をとってからその肘の痛いところを抑えて、奪命を抑えます。すると「痛くない」。少し刺激してもう一度今度は奪命なしで抑えると痛みがとれます。こんな感じで肘の赤く腫れているところを抑えながら全部圧痛を取ってみると、「痛くない」。肘を曲げ伸ばししても「痛くない」。と驚かれていました。

また変になったら来週来て、と伝えその日は終わりにしましたが、その次の週は予約がなかったため、多分よくなったのかな???

これがクラシカルだったら肝臓ポンプと脾臓ポンプ、胸郭ポンプに鎖骨のモビライゼーションを多くやってあげればよいのでしょうか。

以前にもこのブログで書かせていただきましたが、奪命は上腕骨、曲池と手三里は橈骨にあります。免疫の経穴というのは骨の上にありますので、こういった穴はやはり骨髄での白血球の産生を助けるのでしょうか???お灸は火傷の傷によって白血球が増加する、ということが言われておりますが、このような形で手技でも火傷を与えなず感染症にある程度の効果がありますから、そういったツボは白血球のトリガーポイントなのかもしれません。

手技療法にしろ鍼灸にしろ我々のやれることは意外に多い、と思わせられた症例でした。
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by kaiondo102 | 2012-04-16 17:18 | 経穴 | Trackback | Comments(2)

均整の経穴を使って

均整法には様々なテクニックがあります。十二種体型、脊髄神経反射法、筋肉操縦、骨格均整法、整顔整容法、疼痛操縦法、頭骨操法など名前は忘れましたがありとあらゆる操作があり、日本、いや世界に誇る手技療法であります。

モノは良いのですが体系があまりにも膨大すぎて、私には到底使いこなせません。

もう第二の亀井進先生になるのは諦めましたが、日本の療術の集大成であるこの均整を少しでも使ってみたいと常々思っております。しかし今までは使いこなせずに「う~んやっぱ俺には無理だなぁ」と半分投げておりました。

しかし先日勉強会の時に一緒に勉強している女性の先生が股関節が痛い、とのことで少し施術させていただきました。股関節はあまり改善しませんでしたが、時折のぼせることがあるというので頭のてっぺんを触ってみると圧痛がありました。これは長野式では頭部お血と呼ばれる状態で、少しお顔もむくんでいる感じでした。最初は頭頂リフトをしたのですが、めんどくさくなって均整法の事を思い出しました。

このような形で頭がむくんでいる感じの時はそれを引き締める為に陥谷を使います。そこで頭のてっぺんの亜圧痛を本人に抑えてもらって陥谷を抑えると頭のてっぺんの痛みが消えます。そこで陥谷を数分刺激すると頭の圧痛が消えました。驚くのはこれからで、それから立ち上がって少しすると顔がとてもシャープになっているのです。目鼻立ちがくっきりして普通でも美人なのにさらに美人度がアップします。

勉強会である程度健康な方に使って効果があっても実際の患者さんに効果がなければ意味ありません。

ということで顔がふっくらしている女性の患者さんに何も説明せずに片っ端から使ってみました。

すると顔がむくんだ感じの方は頭部お血があり、陥谷を使うとその圧痛が消え施術が終わって立ってみると目鼻立ちがくっきりして、顎のラインも少しすっきりする感じがします。

また、上眼瞼下垂の均整の経穴は解ケイです。40代の女性は右目が瞬きをすると開けずらく、60代の女性は左目でした。そこで解ケイを抑えると圧痛があります。そこで解ケイを抑えながら瞬きをしてもらうと開けやすくなります。そのまま解ケイを抑えながら足首を動かして圧痛をとり、「どう?」と伺うとお二人ともスムーズに目が明けられようになりました。

こんな感じで少しずつまずは経絡の方面から均整法を解明できればと思っております。
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by kaiondo102 | 2012-04-12 00:09 | 経穴 | Trackback | Comments(0)

座れない 2

イスラエルから帰国後の施術の方針はとにかく座れるようにしてあげることです。帰ってからすぐの施術では何故だか上手くいったみたいで30分座れるようになったそうです。「調子が良かったから帰りはとんかつを食べました。けど終わるころには痛くなってきました」とおっしゃいます。

このままスムーズにいくのかな、と思っておりましたがなかなか変化しなかったのはここからです。SLRをすると20度ぐらいあげたところで「ギャッ」となります。仙骨も右側がめちゃくちゃ変です。

臀部の圧痛、仙結節靭帯、仙骨上、大腿部から下腿部膀胱経の経穴の圧痛をとり、背骨、骨盤の調整を主にやっていきました。しかし全然変化しません。SLRの角度も変化なし、座った時点での痛みも変化しません。週に2回、多い時で3回来てくださいました。しかし2月の3週目までは座位での痛みは全くと言ってよいほど変わってくれません。相変わらず立った状態でご飯を食べ、仕事でお客さんと会うときは死にもの狂いで座っていたそうです。

だんだんそのおばあちゃんも落ち込んできました。もうずーっとこのままではないのか、このままだったら死んだほうがまし、とおっしゃい始めます。いや~困りました。このままどんな打開策があるのだろうか、長野先生の本をひっくり返したり、松本先生の本を読み返したりトリガーポイントをみたり、と手当り次第に調べました。しかし、ヒントはそこになく、今時珍しい可愛い感じのおばあちゃんのお顔がどんどん曇ってきます。困りまくって仲間に助けを求めメールをしてしまいました。何で二月の初めに施術したときは少し座れたんだろうか?と色々考えたところ、あの時は右仙骨の硬い感じを改善させたくてAKAをやりましたが、やっている途中に足にしびれがでるということで止めたことを思いだしました。

2月の最終週、絶対に変えなければと思い施術をしました。しびれがひどくなっても良いからAKAをもう一度入れてみました。施術後座ってもらうと、いつもより痛みが減っています。でももう少し何とかしたいです。そこでふと大腿部後面の圧痛を経穴でみるのではなく、ちょうど座ったみたいに全体で押したらどうかな、と思って手のひらで全体を押さえてみました。するとあら不思議、先ほどまでの座った時の痛みとしびれがでます。おっ!と思いそのまま逆側の胃ユを押さえながら大腿部を押さえると痛みしびれが出ません。手の平で全体を押さえて大腿部後面の痛みをとっていきました。

もう一度座ってもらいました。すると「痛くありません」とのこと。これで少しヒントをもらった気がします。その日は30分ぐらいまた座れたそうです。

次の施術からはAKAと腿裏全体を手の平でゆるめることを中心にやってみました。すると座れる時間がどんどん伸び始めてきました。SLRも違和感なく上がるようになりましたし、右仙骨の硬い感じもとれてきました。

そのまま週に2回ペースの施術を続けると3月の2週目には座った時には腿の裏の痛みは消えたそうです。あれだけ落ち込んでいたのが明るくなってきました。仕事でも会合で座れるようになったと喜んでお話ししてくださいました。

そして3月24日のうつのセミナーにいらっしゃって3時間弱姿勢を正して座っておられました。セミナーが終わってあいさつに行くと「おかげさまでずっと座ることができました」とおっしゃられ帰っていかれました。

足首を捻挫した時に仙腸関節のかみ合わせが悪くなってしまったのが足の痺れと痛みの原因だったのかもしれません。あらためて関節の細かい動きの大切さと点ではなく全体で圧痛を診る方法もある、ということを学んだ気がします。

いやー良くなってくださって本当にほっとしました。でも心の底からもっと上手くなりたい、と思った症例でもありました。
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by kaiondo102 | 2012-04-02 23:34 | 臨床雑記 | Trackback | Comments(0)