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日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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考え事 8

体表に加えられた圧というのはどのように身体の中で処理されるのでしょうか。もし、身体が水袋みたいなもので、骨がその中に浮いていて皮膚が表面張力で出来た膜のようなものであるとするのなら、その表面張力の膜を壊さない程度にかけた圧は身体の中でどう伝わるのでしょうか?

背骨の調整を誇張法で行う時は、私の場合は親指を棘突起の上にあて、棘突起が動きやすい方向に軽く皮膚をけん引します。少しするとなんとなく棘突起の感じだけでなく、その周辺の身体の感じも変わったような気がします。そうしたら棘突起の動きを確認すると、さっきは動きにくい方向にも動いてくる感じがします。このやり方が仲間内で練習していると、創始者の斎藤先生に受けた感じに一番近く、他の人が受けていても一番「何かが来る」やり方であります。

なぜこんな皮膚を動かすだけのようなやり方で背骨が動くのでしょうか?(もしかしたら動いていないかもしれませんが・・・)。一応、動くと仮定しますとなぜあんなに色々な筋肉や靭帯によって支持されている背骨が移動してくれるのでしょうか。

私の妄想ですが、身体には圧を一定に保ちたいという要求があるような気がします。これはなにも血圧や体腔といった大きな場所だけでなく表皮、真皮、皮下脂肪、筋膜、筋肉・・・・・そして細胞という大きなところから小さなところまで、身体の表面から一番深いところまである一定の圧で人生を過ごしていきたい身体の要求がある気がします。

誇張法で棘突起の上の皮膚を軽く引っ張ってあげるとその皮膚から棘突起までの間の組織の圧が変化します。しかし、圧を一定に保っていたい身体はその外部からの圧に反応します。その反応は皮膚や皮下組織だけでなく背骨やその背骨の周りの組織まで自律的な反応を作り出し、体内の圧を一定に保とうとします。その自律的な反応は背骨に付着する回旋筋や棘間筋やら靭帯やらをゆるませたり、少し緊張させたりするのでしょう。その結果背骨が動いてくるのではないか、と考えます。

ですからこの身体の圧を保っていたい自律的な反応は誇張法の云う5g、髪の毛一本、いわば表面張力を壊さない範囲の圧に上手く反応してくれるのかもしれません。これ以上行くと今度は防御反応に変化して、瞬時に筋肉や靭帯を緊張して靭帯が強い圧に負けないようにするのでしょう。

もしこんな私の空想上の反応が身体の中で起きているのなら、骨に対してでなく、身体の深部に対しても同じようなやり方でアプローチできるかもしれません。例えば、腹部の奥の方にある硬結・圧痛に対して体表からそこに圧をかけてあげると、圧を一定に保ちたい反応が、かけられた体表から皮下組織、脂肪、筋膜、そしてその腹部の奥のしこりまで起きて、最終的にはその硬結の圧を変え、硬結・圧痛が無くなるなんて可能かもしれません。

また、経絡も足の経穴から肝臓を狙ったり、喉を狙ったりと今のように何となく刺激するよりも効果が出るかもしれません。これらに関してはこれから研究をしていこうと思っております。

あれやこれや、生理学的、解剖学的にまったく裏付けのない、ただ私が日々感じたイメージからきた仮説を並べたててしまいました。斎藤先生がこんなことを聞いたら怒られるかもしれません。

野口体操の野口三千三先生は、人間は無数に穴のあいた水袋だとおっしゃられていたそうです。そのお言葉を聞いた時、かっこいいなと思いながらもどうしても身体がそのようなものというイメージは全然湧きませんでした。しかし、どうやって誇張法で効果をだすか、なぜ誇張法が効果があるのかということをずーっと考えている内に、現時点ではこんな妄想をすることができ、さらには野口先生のおっしゃることがなんとか実感できるようになってきました。

こんなことをあれこれ考えることが出来るのも、斎藤先生の誇張法に出会ったおかげであります。先生のご存命中にお会いして、ほんの少しの間ですがその教えお受けることが出来ました。先生は私の事なぞ知りもしなかったと思います。しかし、そんな人間の治療家人生を私の事を知らない斎藤先生と誇張法は大きく変えてくださいました。本当に感謝しております。心よりご冥福をお祈りしております。

そんなこんなを考えている、まもなく開業14年目の初夏であります。

by kaiondo102 | 2012-06-29 00:35 | 臨床雑記 | Comments(1)

考え事 7

誇張法であちこち施術する時に、斎藤先生は「骨をしっかり捉えて動かせ」、というような説明で講習の時には教えてくださいましたが、最近その皮膚が水の表面張力で出来た膜のようなイメージが湧いてしまうようになってから、もしかしたら骨だけにアプローチしているわけではないのかもしれないと思うのです。

クラシカルオステオパシーでは体腔間の圧力の調整ということがたびたびその講義の中で話題に登ります。とはいいながら、内容は今ではもう覚えておりません。しかし身体は重力だけでなく、気圧や時として水圧もかかりますし、血圧や脳圧、あるいは呼吸時に身体に加わる圧など様々な圧が体内、体外からかかってきます。

また、澤田先生の鍼灸真髄を読んでいると、澤田先生は身体に触れずに手をかざすだけで診断していたそうですが、確か悪いツボは低気圧のようだとその真髄には書かれていた気がしますし、ツボはその名の通り反応がある場合は結構凹んでいる部分がその経穴であったりします。

身体が外部の圧に対してあるいは、体内で作り出される様々な圧に対して上手く均衡を保っている間は良いのですが、上手く均衡がとれなくなるとき、それが様々な歪みを作り出す第一段階なのでしょうか。

こういったことから誇張法を考えると、例えばL3の動きが誇張法的に左から右に行きやすい場合、左右から棘突起を押さえると、これはあくまでも私個人の感覚なのですが、棘突起の右側の方=硬い方が棘突起の左側に比べて水分量が低く、乾いて凹んでいる感じがするのです。いってみれば水圧が低い感じがします。これは背骨だけでなく手根骨を上下から挟みこんで動きを確かめていても動きが悪い方が水圧が低く凹んでいる感じがします。また側頭骨なんかもそういう感じがします。そして動きが改善するとその凹みに反対側と同じような圧力が戻ってくる感じがするのです。

誇張法の生理学的な機序はさっぱりわかりませんが、私の個人的な感じでは、骨格が歪む時、あるいは筋肉に硬結が出来た時、経穴に反応がある時、そのような時にはその骨格周辺や筋肉や経穴に何らかの圧格差が出来ているのかもしれません。あるいは圧格差が骨格や筋肉、経穴に影響を与えることも考えられます。誇張法はその圧格差を身体が元に戻そうとする力を使って身体を調整し、最終的には骨が動きを取り戻す技法なのかな、と最近思うのです。確かに斎藤先生は「骨を動かせ」とおっしゃっておりましたが、これはあくまでも言葉のあやであり、言葉のもつ限界であって、動かしているのは骨だけではないはずです。

この身体の中の水圧を使って誇張法のように骨格にアプローチするだけでなく、筋肉や内臓、経絡にもアプローチできないか、と考えている昨今でもあります。

by kaiondo102 | 2012-06-22 00:44 | 臨床雑記 | Comments(1)

考え事 6

5gの圧で骨をうごかす、というのが誇張法でよく言われる売り文句であるような気がします。創始者の斎藤先生は「しっかり骨を動かさなければ治りません」とよく講習会でおっしゃられたような覚えがあります。

とはいえ、我々が誇張法でアプローチをしている時、本当に骨を動かしているのでしょうか?

今まで誇張法を5~6年やってきておりますが、時折自分のやっていることが分からなくなってしまい、あれころ試行錯誤が必要な時がありました。その中でとにかく骨を動かすのだから、しっかり骨を把持して5gで動かすのが良いのかもと思って、色々やっておりましたが今一つぱっとせず、逆に骨の動きというものがまったく分からなくなってしまいました。

これはいけない、と思いあれこれ自分でさらに試行錯誤してやはり骨の動きを感じるのは徹底的に指の力を抜いてやった時にどうやら分かりやすくなる、ということが現時点での結論となりました。また、仲間の身体を借りながら、私の施術を受けた感じをフィードバックしながら練習すると、不思議なことに気がつきました。

それは、自分でも骨の動きが分かりやすく、骨が動いている感じがして、受けた仲間が「何か来る、こっちの方が良い」と言ってくれるのは、必ず骨を把持して5gで動かすよりも、身体の皮膚の下の圧を利用してターゲットの骨にアプローチしていくやり方です。

誇張法を知らない方にはまったくピンとこないかもしれません、すみません。

私の感覚ではこのやり方をする時、骨が水袋である身体の中に浮いているというイメージがどうしても湧いて来てしまいます。いってみれば皮膚は身体に充満している液体の表面張力にあたるものであり、その表面張力は皮膚の内側にある骨を包んでいるようなイメージです。皮膚と骨の間の水の表面張力を壊さないように圧をかけていく感じです。水の中に浮いている物をそれに触れないようにしながらあっちに動かしていく感じとでいえるでしょうか。

誇張法だけでなく、なんちゃってAKAを使う時でもこの感じでやった方が受けての反応も良いですし、実際に効果が上がる気がするのです。

by kaiondo102 | 2012-06-18 00:15 | 臨床雑記 | Comments(4)

考え事 5

なぜ、身体の調整が5gで良いのでしょうか?この問題は色々と誇張法を学び始めた時から考えているのですが、よく分かりません。

ただ、私のこれは全くの妄想ですが、身体には外部から加えられた圧に対して自動的に身体を歪ませないようにする何らかの反射というものがあるのかもしれません。強い圧に対しては、その圧を受けた人が意識するより前に圧を受け始めた場所の皮膚や筋膜、筋肉、靭帯といった組織が自律的に緊張をして圧に対抗しようとするのではないでしょうか。

よく言われるのが強いマッサージや指圧を受けていると、だんだん身体が固くなってもっと強い圧でないと満足しなくなる、という話を聞いたことがあります。確かに昔マッサージ屋さんでアルバイトしていた時、ものすごい強揉みでなければ満足しないお客さんが沢山いらっしゃいました。もちろんその強揉みがお好きな方たちは強烈なマッサージを受けていると気もち良さそうにリラックスしております。ぐーぐーいびきをかいて寝ている方たちも多かったです。

しかし意識では強く揉まれて気持ちよくて気分はリラックスした感じがしたとしても、その強い圧に対抗しなければいけない身体はその方たちの気持ち良さとはうらはらに身体をどんどん緊張させていっているのではないでしょうか。それがあの鋼鉄のような身体を作り上げたのでしょう。

逆に誇張法のように5gという超微妙な圧に対しては身体はそういった反応を起こさないのかもしれません。身体が5gの圧を感じた時点で、このくらいだったら身体には害がないと自動的に判断して5gの圧を受け入れてくれるのでしょう。たとえば背骨の周りの小さい筋肉達は様々な動きから背骨を守り、さらに重力に抗するために常に微妙に反応しているはずです。その反応は自律的なもので、その小さい筋肉の自律的な反応はその上下の背骨の周りにさらに自律的な反応を引き起こし、ひいてはもっと大きな筋群も自律的に反応します。5gの圧は侵襲性がないと判断した背骨の周りの小さい筋肉は抵抗することなく、その5gの圧に身を任してくれているのでしょうか。

腸は考え、皮膚は賢いといわれております。ですから筋肉にもなんらかの脳や神経を介さない何らかの自律的な思考判断形態が存在することは多いに考えられうることです。

きっと誇張法の5gというのはその身体の賢さを上手く利用する一つの施術法なのかもしれません。

by kaiondo102 | 2012-06-17 01:35 | 臨床雑記 | Comments(2)

考え事 4

誇張法のことを初めて知り、5gの圧で髪の毛一本分動かすということを聞き、実際に講習会でそのやり方を練習したときは、正直こんなんで効果があるの?というのが率直な感想でした。しかし、実際の臨床でも誇張法を患者さんに使って5~6年になるでしょうか。最近ようやく5gというのは本当なのだという感じがしてきました。

誇張法を使っていて私が乗り越えなければいけなかった自分の中の考えは、ある程度の力をあたえなければ骨格は動かないというものでした。それまでの均整法ではアジャストをメインにやる流れの先生方の教えを多く受けていました。ですからアジャストメントや平衡、可動、強弱といった3つの均整独自の刺激法もある程度の圧を要すると思っていました。また、均整の後に始めた長野式も触診には経穴を3キロの圧で押さえる、というものでしたので、当然強い圧路線は引き継がれ続けました。

ですから、誇張法を学び実践していてもその考え方から抜けることがなかなか出来ず、いつもやりながら「こんなんで良くなるのかな?」という思いや「この骨をオレが動かしてやる」という思いが湧いてきてなかなか弱い圧で調整することが出来ませんでした。頭では弱くやる方が良いと分かりながらも、なかなか気持ちが納得しませんでした。

しかし、誇張法を使い始めてこの5~6年ですが以前よりぎっくり腰や寝違い、四十肩といった筋骨格系の問題だけでなく、指のあかぎれや巻爪なんかも稚拙な私の誇張法でも結構良くなって下さるという経験をしました。やはりこの弱い圧には何か身体に大きな影響を与えていることを少しずつ実感することが出来るようになってきました。

患者さんの中には誇張法をしていると「なんか感じます」とか「鍼やお灸をされているみたいです」とか、「何か身体を流れる感じがします」という方もいらっしゃいます。とはいえ患者さん全員がどう感じるか一々教えてはくれませんのし、「今どう?」と毎回伺うわけにもいきませんので、最近は仲間内で集まって練習するときには相手にどう感じるか逐一聞いて答えてもらうようにしております。

少し強めにやるのと出来るだけ弱くやるやり方で「どっちが良い?」と感じを聞くと、必ず弱い方が良い、何かが来るという答えが帰ってきます。

by kaiondo102 | 2012-06-10 00:08 | 臨床雑記 | Comments(2)