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日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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時の流れ・・・

数週間前に60代の女性が初めて来院されました。伺うと最近まったく眠れなくなってしまったとのこと。ご主人も退職され毎日お家にいるのがストレスなのかもしれない・・・とおっしゃっていました。

お身体は物凄い痩せています。スラーっとして贅肉だけでなく、筋肉もあまりなく身体もとても硬い感じです。呼吸もうまく出来ていない感じですので、とりあえずは呼吸が少し深くなることを目標に施術を始めました。

うつ伏せで背骨と骨盤を誇張法っぽく施術、仰向けで骨盤、帯脈、R11・12を調整、肩関節、頸椎、頭がい骨を調整して一回目は終わりにしました。

一週間後2回目にいらしたときは、一週間の中で2日は眠れるようになってきた、とのこと。こういう方はやりすぎると逆効果になってしまう気がしますので、2回目も最低限の施術で終わります。

3回目にいらっしゃった時は、一週間問題なく眠れたとのこと。まだ眠りが浅い感じがする、とおっしゃいますが、もう来る前よりは全然良い感じと、大変よろこんでくださいました。

実はこの方を紹介くださったのが、今から10年以上前にうちにいらしていた、その方の娘さんです。実はこの娘さん、私が長野式を勉強するきっかけを作ってくださった、今でも忘れられないといいますか、いってみれば恩人であります。

その娘さん、とにかく体調が悪いということでいらっしゃいました。当時は均整しかしらなかった開業2年目ぐらいの私。少しで良くなってもらいたいと一生懸命施術しました。最初の数カ月はぐんぐん良くなっていきました。本人だけでなく、周りからも体調が良さそうだと言われたそうです。しかし、そこからが大変でした。一旦良くなったかに見えた体調はまもなくどんどん悪化し、とにかくまったく眠れなくなってしまいました。

今から考えると、きっと肝実だったのかもしれません。お腹のあちこちを押さえると圧痛があります。首もごりごりでした。しかし悲しいことに、どうやってそういう圧痛をとってよいかわからなかった当時の私。ゆさぶってみたり振動圧を加えてみたり、と色々やってみました。均整の教科書を全部読みなおし、亀井先生の講義録も持っているもの全て読み返しました。しかし、そこにはヒントはまったくありませんでした。

施術をしてもにっちもさっちもいかなくなり、やがてその娘さんはいらっしゃらなくなりました。

当時の私は非常に落胆し、大きな挫折を感じ、均整の技術に疑問を感じ、自分の施術所から均整の名を外しました。そして新しい治療法をあれこれ探し、やがて長野式と出会うことになりました。

私にとっては苦い思い出のある方ですが、眠れなくなったお母さんに一生懸命「中野先生の所にいきなよ」と勧めてくれたのは、その娘さんなのだそうです。「身体が資本なんだから最低3カ月は通うように」とも言ってくださっていたそうです。

なんか不思議です。私はその娘さんの施術はいってみれば失敗だったと思い、今でも忘れられない症例の一つなのですが、その娘さんの思いは違っているようです。「患者の心、施術家知らず」ではありませんが、施術家と患者の思いの食い違いは多々あるのでしょう。しかし今回はある意味良い食い違いであったようです。

その娘さん、今は夢をかなえて、NYの有名な国際機関の職員として活躍しているそうです。あれからもう十年以上も経つんだ・・とそのお母さんから娘さんのことを伺って、時の流れを感じずにはいられませんでした。ちなみにお母さんにはNYからスカイプというもので私の所を勧めてくれたそうです。そこにも時の流れを感じました。

ここのところ施術が上手くいかず、ずっと苦しんでおりますが、その中でちょっと気持ちが明るくなったつい最近の症例でした。

by kaiondo102 | 2013-04-24 00:38 | 臨床雑記 | Comments(6)

アトピー性皮膚炎の施術

最近、アトピー性皮膚炎を何とかしたいということで2か月ぐらい前から施術を受けに来て下さっている30代女性がいらっしゃいます。伺うと、昨年は大変仕事が忙しく、肉体的にも精神的にもきつかったそうです。そのきつかったのも年末にひと段落したら、11月ぐらいから皮膚がかゆくなり、湿疹が出てきたそうです。最初は肘、そこから手、耳、背中に湿疹が広がって、かゆいだけでなくジュクジュクして本当に困ってしまったそうです。皮膚科にいったらアトピー性皮膚炎と言われ、薬をいただくも塗らなくなるとすぐじゅくじゅくするし、ステロイドは怖いということですぐに塗らなくなったそうです。何か別な方法で、ということで2月の始めに私の所にいらっしゃいました。

お身体をみると物凄い緊張している感じです。もちろん治療ベッドの上でうつ伏せになって力は抜けているのですが、それでも背中の筋肉が糸が張ったようにピンとなっている感じです。また身体が乾いている感じがします。筋肉がさきいかのように繊維のような感じです。アトピーの人に良く見られるように胸椎3番周辺が凹んでいます。

施術は背中の圧痛をまずとります。肺、瘀血、肝、脾、腎の圧痛をとり、背骨と骨盤を調整、仰向けで骨盤、瘀血、副腎、帯脈、中脘、期門の圧痛を築賓、肩グウでとります。肝臓と脾臓のリンパポンプ、肺のリンパポンプ、頸椎、頭を操作するのが一回の施術の流れになります。

2週に一度のペースでいらっしゃていますが、3回目にいらっしゃった時には耳と背中の湿疹がなくなり、肘と手のじゅくじゅくが以前より乾きやすくなってきたそうです。

本日、5回目の施術にいらっしゃいましたが、身体が変わった感じがします。全体的にふっくらとしています。それまで乾いた感じがしていたのに、今日はみずみずしい感じです。筋肉もさきいかの感じがしません。胸椎3番周辺の凹みもなくなっています。調子を伺うと、良いですとのこと。手のアトピーもなくなり、あとは肘に残っているだけだそうです。ジュクジュクはもうしていないそうです。

他に2人のアトピーの方が最近いらっしゃっていますが、このやり方でお一人は半年の施術の後、今はアトピーな無くなり、もう一人は4回目の施術の時、それまで赤黒かったお顔のアトピーが、薄赤い色になってきました。

とはいえ、このやり方は結構工程が多いです。時間もかかります。丁寧に圧痛を探さなければいけません。最初はなかなか圧痛が減ってくれない時もあります。

正直、もうちょっとカッコよく施術してみたいです。どっか一か所さわれば、5秒後に全ての圧痛が消えていたり、あるいは圧痛なんかとらなくてもアトピーが治ってくれればうれしいです。

以前、少々圧痛をとるのがめんどくさくなってその工程を省いて施術していたことがありましたが、アトピーの人は全然改善してくれませんでした。やがてその方達はいらっしゃらなくなりました。これではだめだ、と初心に帰って、一からやりなおしました。すると効果も上がってきているようです。

クラシカルや長野式以外の鍼灸のように15分から20分といった長さの施術でも、十分効果が出せるようになりたいです。いつそうなることやら・・・・。

by kaiondo102 | 2013-04-14 01:48 | 臨床雑記 | Comments(2)

上善如水

先日アトピーっぽい症状でいらっしゃっている方が、施術中に「今度、花粉症の人用に遺伝子組み換えをしたお米がでるそうですが、先生はどう思いますか?」とおっしゃられました。私はそういった治療は初めて聞きましたが、「うーんどうでしょうね・・・。」と言いながらふと、人間って物事を本当に難しくするなぁと思い浮かんだので、その方にそのように申し上げました。

その花粉症治療もそうですが、他にも色々な現代医学の治療というものを横から拝見させていただくと、同じことを感じます。例えば、認知症やアルツハイマーの治療に遺伝子治療が実験段階で成功した、という報道がありましたが、これが成功すればそういった病気で悩む方々やご家族にとっては朗報になると思います。きっと認知症に苦しむ多くの人々の為を思い、超頭の良い研究者の方々が、普通の人には解らない記号や単語を使って、普通の人には理解できない思考方法で考え出した、超最先端の研究成果なのでしょう。

しかしその反面、水を飲めば認知症が治ると主張している先生もいらっしゃいます。その先生はアルツハイマーを含む認知症はそのほとんどが水不足であり、最低でも1リットルから1.5リットルの水分を毎日摂取すれば、認知症の異常行動は改善するか、消失するとおっしゃっています。ただ水を飲むという簡単なことで本当に治るのでしたら、その最先端の研究はどうしましょう???

椎間板ヘルニアもこの間のN○Kの番組では、脳の確か側座核というところが原因とのこと。だから脳へのアプローチが必要といいます。ですが、筋肉をゆるめればヘルニアの痛みが改善するとしたら、脳へのアプローチはどうするのでしょう?

花粉症の遺伝子組み換えのお米もそうです。もしかしたら美味しくないかもしれません。そのようなお米を無理して食べるよりも、毎日の鼻うがいの方が花粉症にはよっぽど効果的だったら、どうしましょう?

超頭の良い研究者が作り上げたインフルエンザの治療薬やワクチンよりも、インフルエンザにかかったら温かくして水分をとって寝るほうが、効果的だったらどうなるのでしょう?

人間は難しいことを考えたがったり、やりたがる習性があり、そういった難しい物事の方をありがたがる好みがあるようです。とはいえ、簡単なことは実はあまりにも身近にありすぎて実は観えないのかもしれません。武道の世界では、秘伝とは目の前のまつ毛のようなものだ、と言います。また、秘伝の技とは、修行した人は一言聞いただけで、修行してない人でも1週間で使えるものだ、という言葉も聞いたことがあります。本当にシンプルなものに、この世の真理というものは宿っているのでしょう。

そんなことを偉そうにいっている私も、経絡がどうだ、とか5gの圧がなんだとか色々考えて、日々四苦八苦しながら施術を続けておりますが、私の技術なんてものは、愛する人の優しい一言やそっと触れた手の前には、何の役にも立たないのでしょう。

そのアトピーの患者さんとお話させていただきながら、クラシカルオステオパシーのワ―ナム先生の「最高の治療とは、優しさを持って相手を包み込み、愛をもって手をあてることだ」と言うお言葉を思い出しました。

本当に美味い酒は水のようだ、といいます。私の施術は死ぬまでにそこにどれだけ近づくことが出来るでしょうか?

でも、こんな俗っぽい事を考えているようでは、無理でしょうね。

by kaiondo102 | 2013-04-01 01:12 | 臨床雑記 | Comments(4)