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日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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アトピー性皮膚炎を考える 2

何カ月か前のこのブログの中で、去年仕事がものすごい忙しくなって、背中や耳、腕や手にアトピーが出来て、ジュクジュクして困って私の施術所にいらした方の施術をご紹介いたしました。その時はほとんど改善して、オッケーみたいな感じで書きましたが、その次に来られた時は、左肘のアトピーが悪化していらっしゃいました。

引っ越しのお手伝いをしたら、ほこりにやられたのでしょうか、ほとんど治りかけていた肘の部分のアトピーが、また悪くなったそうです。ですが、今回はジュクジュクしているというよりも、あか切れのように皮膚が割れているそうです。左の肘を曲げ伸ばししていただくと、皮膚が割れそうで痛みがあるとおっしゃいます。

いつも通り施術、左ひじの状態を伺うと、少し動かしやすくなったとのこと。いつもだったら、皮膚疾患の特効穴である肩グウを押さえるのですが、凸凹でやってみました。肩全体が左の方に引っ張られている感じがしたので、右肩を軽く押さえましたが、左ひじの皮膚の感じは変化しません。左側胸部が大きく凹んでおりましたので、そこを押さえると、左肘を動かしても皮膚が割れそうな感じが減るそうです。そのまま少し(多分1~2分)お押さえました。

もう一度左肘を動かしていただくと、皮膚の痛みが随分減ります。またさらに押さえますと、肘を動かしてもアトピーの部分が割れそうになる感じはなくなりました。

その2週間後にいらした時には左肘のアトピーもほとんど良くなり、そのまた2週間後にいらした時はアトピーの症状は無くなりました。現在は3週間に一度、メンテでいらしていただいていますが、アトピーにはまったく悩まされていないそうです。

もう一つの症例は、これもまた数年前にこのブログに紹介した「今日で100回目です」と教えて下さったアトピーの50代の女性です。何かストレスを感じたりすると少しアトピーは出るものの、来院され始めた当初と比べると10分の1程度に症状が治まっています。

この方は2週間に一度いらしていますが、ここ一カ月ぐらい急に暑くなったためか、それまでアトピーが出てなかった、左右の肘の内側と左手の手首の大腸経のところにアトピーが出て、猛烈にかゆいそうです。施術中にもかゆみでそこに手がいきます。

そのアトピーの部分は切れていないし、ジュクジュクもしておらず、皮膚が分厚くなっているようでした。私が触っても、皮膚も切れませんし浸出液も出ることがありません。そこで、まず、左手首のアトピーを少し強めに押さえてみました。すると「痛い」、圧痛があります。そこで、左の肩グウを押さえ、もう一度左手首の先ほど痛かった所を押さえると、「痛くない」。ということで、アトピー部の圧痛を探し、肩グウでその圧痛を取ることを左手首と左右の肘の内側、特に経絡線に沿ったところだけ行いました。するとそれでかゆみが無くなり、2週間後にいらした時には、ほとんど良くなっておりました。

あと、臀部にアトピーが出来ている方に、その臀部のアトピー部を押さえると圧痛があるので、肩グウでその圧痛をとると、臀部のアトピーが無くなったり、手の指にアトピーが出ている方に、誇張法で手首の調整をおこなうと、指のアトピーが無くなったこともありました。

不思議なのは、凸凹操法にしろ、圧痛を取るにせよ、誇張法にせよ、これらは全て基本的には痛みに対するアプローチであると思っておりました。特に凸凹操法なんて、痛みの局所を触ることはありませんので、まさに痛みにしか効果がない、と思っておりました。しかし、その凸凹操法で、アトピーの皮膚の状態が改善しました。また、アトピーの出ている部分の圧痛をとることによっても、皮膚の状態が良くなりました。

今まではアトピーなどの皮膚疾患は、痛みの疾患とまったく異なったものだ、と思っておりました。勿論、両者の疾患の背景には五臓六腑の乱れが存在し、それが根本の原因であると認識してはおりました。しかし、症状として現れた時には、やはり皮膚のトラブルと関節の痛みのトラブルは全く違うものではないか、と考えておりました。

しかし、実は両者は同じものなのかもしれません。肘の部分の体液や経絡の流れが悪くなることによって、ある人にはそれが肘の痛みとして現れ、ある人にはアトピー性皮膚炎として現れるのかもしれません。ですから、肘の関節の調整を行うことによって、肘に出来たアトピーが改善することは多いに考えられますし、肘の部分の皮膚の動きを改善することによって、肘の関節の痛みが大きく軽減することも、多いにあり得る話です。ですから、アトピー性皮膚炎も、特別な疾患ではなく、身体の痛みに対するアプローチを使うことによって、大きく改善する可能性があるにではないでしょうか。

どうしても身体の浅い所と深い所、皮膚と筋肉、あるいは関節、骨と区別して考えてしまうことがありますが、実は身体の浅い所から深い所まで、実は一体なのかもしれない、とアトピーの方を施術して、思った次第であります。

しかし、全身にアトピーが出ている時は圧痛を取っていく方法は使えませんが・・・。

by kaiondo102 | 2013-07-21 01:45 | 臨床雑記 | Comments(0)

扁桃に始まり、扁桃に終わる

こんな記事をイギリスの一流紙ガーディアンが掲載しておりました。結構面白い記事なので、簡単に要約してみましたのでご参考にしてください。オステオパシーを学んで、英語もやっている方は、是非原文にあたってください。http://www.guardian.co.uk/society/2013/may/07/antibiotics-cure-back-pain-patients・・・すみません、どうやってリンクすれが良いのか解りませんでした。

「抗生物質が40%の腰痛患者を治す」というタイトルです。内容は「腰痛患者の40%は手術ではなく、抗生物質の投与によって治る、ということがデンマークの研究によって明らかになった。あるイギリスの神経内科医であり脊椎専門医は、これは大変大きな発見で、ノーベル賞級のものであり、脊椎の手術を半減させ、医療費も大幅に下げることになる、と述べている。

細菌感染が腰痛の原因と考える医師もいたが、あくまでも例外的なものと考えられていた。しかし、デンマークの研究によると、慢性腰痛患者の20%から40%は細菌感染が原因ということが判明した。イギリスでは人口の400万人が生涯の間に腰痛に悩まされるが、その内50万人が抗生物質によって助かる見込みになる。

抗生物質によって改善する腰痛は慢性腰痛のみで、急性・亜急性は効果がない。

腰痛の原因となる細菌は、ニキビの原因となるものと同じであり、損傷している椎間板を修復する為に伸びた血管を通じて、細菌が流れ込み、そこに炎症を作り出し、椎骨にダメージを与える。

MRIによって椎間板の損傷が確認された、6カ月以上の腰痛患者に100日間抗生物質を投与、その80%に腰痛の改善がみられた(・・・以下省略)。」

長野先生は「長野式は扁桃にはじまり、扁桃におわる」とおっしゃられ、筋骨格系の問題も免疫系の弱体化が原因と何十年もまえから主張されています。クラシカルオステオパシーのリトルジョンも、腸腰筋が細菌感染しやすい筋肉と述べています。我々の伝統医学に携わる者からすると、そんなこと随分前から解っていたことでもあります。

ところで、100日間抗生物質を飲むなんて、どんなもんなんでしょう?その副作用や耐性菌は問題にならないのでしょうか?それだったら、鍼灸やオステオパシーの方がよっぽど安全で効果的な気がします。

先日、仲間内の勉強会のあと、急性腰痛の患者にリンパポンプとなんちゃってAKAをやったら、驚くほど改善した、と連絡を仲間の一人からもらいました。また私自身の経験でも、慢性腰痛だけでなく、急性腰痛の患者さんにリンパポンプを行うと、痛みの改善が非常にスムーズになる感じがしています。(リンパポンプ技法は白血球数を上げる、という研究結果が出ているそうです。鍼灸も三里の灸によって白血球が挙がるという研究があったと思います。)

我々のやっている伝統医学というものは、現代医学からは非科学的であり、医学ではないと見られてきました。伝統医学の側も、非科学的である、という言葉がコンプレックスになり、どうしても現代医学に対し卑屈になってしまう傾向があるような気がします。

しかし、我々のやっている伝統医学は、確かに経験の積み重ねであり、科学的では無い所も多々あります。しかし、何故科学的でないか、といいますと、それは現代科学が未発達であり、伝統医学の主張することを計測できない、してもお金にならない、だからやらない、ということもその一因ではないでしょうか。

伝統医学と現代医学がお互いを尊重しあい、車の両輪のように、うまく人々の健康に貢献出来る時代になればなぁ、とこの記事を目にして、心の底より思いました。
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by kaiondo102 | 2013-07-14 17:49 | 長野式とオステオパシー | Comments(5)