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日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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一歩ずつ

以前、アトピーのことでこのブログにも書いた、25歳の男の子のことですが、この冬はかなり調子が良くなってきたそうです。

原点に戻って、身体の隅々に気を配る施術をし始めたのは昨年の夏前ぐらいでしょうか。すると昨年の夏はあんなに暑かったにもかかわらず、アトピーが悪化せず過ごすことが出来ました。そして顔が真っ赤でガサガサだったのが少し赤いかな?ぐらいの肌色になり、お顔の皮膚もしっとりとしてきました。そして面白かったのが、髪の毛が柔らかくなってきたことです。それまでは顔の皮膚同様、乾燥してバサバサした感じでしたが、お顔が良くなってきたのと同時に、髪の毛までしっとりとしてきました。

そのまま週一で一生懸命施術をし、寒いこの冬を迎えました。いつもの冬なら乾燥が激しくて、体中が痒くなって、最もつらい季節だったそうなのですが、この冬はかゆみが少なく、かなり過ごしやすいそうです。身体が楽になるに従って、活動したくなってきたそうです。外出すると、排気ガスやたばこの煙を吸ったりすると、外出から帰って数日はアトピーが物凄くひどくなり、家から出ることが出来なかったそうです。しかしこの冬は外出しても、次の日にかゆみは少しでるものの、その次の日には収まり、元気になってきたと実感できるようになってきたそうです。

この子の施術は、いってみればフルコースでした。うつ伏せの状態で、長野式の理論を応用して背部の圧痛を全部とっていきました。肺、瘀血、肝、脾、腎と上から下まで圧痛をチェックして、築賓でとります。そこから背骨と骨盤を誇張法的に調整、仰向けになります。腹部の瘀血、免疫、副腎、帯脈、中脘、期門、中極の圧痛を左築賓、右肩グウでとり、肝臓・脾臓のリンパポンプ、軽く肩関節と鎖骨を調整してから、頸椎、頭蓋骨、そして胸郭のリンパポンプで終わる、という流れです。

真面目にやり始めたころは、施術の時間も1時間近くかかっていました。圧痛もなかなかとれませんし、肺や腎はその痛みが1側から4側まで大きく拡がっています。胸椎3番も大きく落ち込み、胸郭もきゅーっと縮んでいました。お腹の圧痛も強くなかなかとれません。特に長野式で腎虚を表す帯脈の過敏が物凄く強かったです。頭蓋骨もかちかちで、ものすごいいびつでした。

しかし、毎週、毎週、圧痛をとっていると、少しずつ変化が見えてきました。それまで押さえると「ぎゃっ」という感じだったのが、段々痛みが軽減してきました。圧痛も1側から4側までと大きく拡がることなく、肺と腎は3,4側に、他は2側に狭まってきました。圧痛がとれるまでの時間もかなり減りました。

また、帯脈も「ぎゃっ」と言っていたのが、そこまで過敏な反応もなくなると、胸郭が広がってきた感じがします。それまでは横幅も厚みも無かった胸郭が、まず最初に横幅が出て、最近は厚みが出るようになってきました。

胸椎3番の落ち込みは施術する前はあるのですが、背中の圧痛をとって、背骨を誇張法で調整した時点で、ぐっと盛り上がります。背骨なんか触っていると冷たくて硬くて石のような感じだったのですが、最近潤ってきた感じがします。頭蓋骨のいびつな感じも、前より減ってきました。

また、以前このブログに書かせていただいたリウマチの女性も、一年半近く週一で来ていただいております。この女性もフルコースの施術でしたが、ある時「昔よりどこ押されても痛みが少なくなってきた」とおっしゃられました。それから、9年ぶりに風邪をひいた後、ぐぐっとお身体の感じが変わりました。今では、外に買い物にもいけるようになってきたし、家事も随分出来るようになった、とおっしゃられます。

毎週、毎週、せっせと圧痛をとっていくのは、正直「疲れるなぁ」と思う時もありました。その時は痛くなくなっても、また次に来られた時、前回と同じように痛がられたりすると、気が重くもなりました。もちろん症状なんか全然変化しません。しかし、それでもあきらめず毎回同じように施術をしていくと、少しずつ身体が変わっていってくれるようです。そしてある時を境に大きく変化くれるようです。

施術のはじめというのは、いってみれば病気の力が強いのかもしれません。ですから、なかなか身体は変化しませんし、症状も変化しません。しかしそれでも施術を続けていると、少しずつ病気の力が弱くなり、施術に押され始めます。そこでさらに施術を続けると、今度は身体の治ろうとする力が強くなって、症状にも大きく変化が見られる感じがします。

マービン先生は、治癒には何年もかかることがある、とおっしゃられました。またワ-ナム先生は治療とは玉ねぎを外側から一枚ずつはがしていくものだ、とおっしゃられたそうです。さらに澤田健先生は病気になった道のりを今度は逆に同じ長さ戻っていく、とおっしゃっていたの鍼灸真髄の中で目にした記憶があります。

どうしても、患者さんには早く治っていただきたいですし、患者さんもそう思っていらっしゃると思います。ですが、難しい病気はなかなか治るものではないし、それ相応に時間がかかるのでしょう。しかし、しっかりと施術を続けていけば、改善の可能性は少なくないのかもしれません。

あきらめず、しつこく施術に来て下さったこのお二人に、今後私が様々な病気と向き合うに当たって、色々教えを受けた感じがした症例でした。

by kaiondo102 | 2014-01-24 01:01 | 臨床雑記 | Comments(2)

おとぎ話

今、高校一年生の女の子が来ています。ちょうど高1になりたての頃、来初めました。最初は肩コリや首のこり、そしてめまいがひどいということ出来ました。

最初はすごい警戒していました。でも高1だし直ぐに良くなるだろう、と思って施術をはじめたのですが、全然変化しません。その時には良くなるのですが、2週間後にまた来てもらったときには、肩も首もめまいもあります。夏ごろまでずっとこんな感じでしたが、とりあえずお母さんがよろしくとおっしゃいますし、来ればその時は2~3日調子も良い、ということで定期的に通って来て下さいます。

最初は警戒しているものの、何カ月か経つと少しずつ慣れてきてくれました。すると少しずつ色々と話をしてくれるようになりました。そしてさらに慣れてくると、こんどは話が止まりません。来た時からずーっと終わるまで喋り倒します。

でもその話を聞いていると、変なのです。絶対にそんなことはありえないだろう、ということを話します。すると、ある日、別の時間に来られているお母さんが、「実は」ということでお話をしてくださいました。

お母さん曰く、「あの子には虚言癖がある」とのことでした。中学時代からも結構問題になったそうです。高校でも引き続きその傾向はあり、今は週に2回、学校のカウンセラーとも話しをしているそうです。

そんな話を聞くと、その子の話を聞くのがつらくなります。あからさまに嘘、と分る話しをされて、それを聞くのはつらいものです。その子が来る時間がいやになり、私の対応もぶっきらぼうになってきたかもしれません。嘘だということを分らせたく、言ったことを確かめたり、と今から考えるといじわるなことをしてしまいました。

しかしある日、ふと話しに乗ってあげたらどうだろう、と思いました。高1といっても見た感じもの凄い幼い感じがします。もしかしたら、子供が空想を語るように、その子も空想の世界で遊んでいるのかもしれない、その空想は本人にとっては現実かもしれないし、空想することでつらい現実をなんとかやり過ごしているのかもしれない、と思いました。

ということでその日は話に乗りました。「へ~すごいねぇ、やばいじゃん、おっかないねぇ、それでそれで」という感じで、なるべくその子にどんどん話をしてもらいました。するとその日はご機嫌でにこにこしながら「あ~すっきりした」と明るい顔で帰って行きました。

もしかしたらこの方向で行けばよいのかもしれない、とそれまで心配していたお母さんが2回に一度は一緒に来ていたのを、とりあえず一人で来させ、月2回を週1にして来てもらいました。

相変わらずお話は凄いです。そんなことがあったら死んじゃうよ、とか大けがするよ、とかそんな時にそんな人は出てこないよ、というおとぎ話のオンパレードです。時々聞くのがつらくなるのですが、それでもがんばって聞き続けました。

10月になってからぐらいでしょうか、お母さんが、最近友達と上手く行き始めたこと、文化祭の準備でも周りと協調して出来て本当に楽しかったこと、またカウンセリングにも行かなくなったことを話してくれました。

それと同時に、まずめまいが無くなり、あとよく足も痛くなっていたそうなのですが、それも無くなり、肩コリや首の凝りも無くなってきたそうです。急激な改善度でした。

12月には、お母さんからまた、友達とも上手くいって、家の手伝いも積極的にしてくれ、また先生からも「本当に変わりましたね」と面談で言われたと、教えてくれました。

彼女の改善は、もちろん様々な理由があると思いますが、もしかしたら私が彼女の「お話」に付き合ってあげたことも良かったのでは、と思います。本人もお母さんやお父さんにはそんな話はあんまりしないそうです。特にお父さんには、そういう話をすると怒られるそうです。学校の先生にも最初はそういった話をするのですが、その先生が相手にしなくなると、次の先生を見つけると言う感じで、話をする相手を選んでいたそうです。

中学校時代はいじめられたり、最愛のおばあちゃんを亡くしたり、と結構大変だったそうです。そんなつらい時期をなんとか乗り越える為の手法が、虚言といわれるその彼女のおとぎ話だったのかもしれません。

心理学者の河合隼男先生は、その著書の中で我々は全て物語で生きている、と書かれていました。男は夜な夜なカウンターの向こうにいる、なんでも話を聞いてくれる優しい女性に自分の物語をかたり、そして社会に立ち向かうととも書いてあった気がします。

自分も暗い中学時代を送り、高校時代になってアメリカに行って始めて、家族や先生以外の大人と接し、少しでも「自分」というものを認めてもらってすごい嬉しかった覚えがあります。どうしても親と教師は、同じような視点と価値観で、子供を追い込んでいくことが多い気がします。そして彼らの作る枠でがんじがらめになって苦しんでいる子も多い気がします。その体験から、思春期の子供たちが、家族や学校以外の大人と、ちゃんとした交流を持ち、色んな生き方や価値観がこの世にあるということを知り、そして何よりも話しを聞いて、少しでも彼らを認めてあげる必要があると思っています。

そんなこんなで、最近中高生にはその観点から、なるべく親と引き離して、一人で来てもらうようにしています。そうすることによって、親がいる前では話すことが出来ないことを少しでも、話してもらえればと思っています。

彼女との交流はまだ続きます。相変わらずお話は凄いです。でも少しでも良い人生を送れるお手伝いができれば、と思って、一生懸命お話と遊ぼうと思います。

そう考えると、我々の仕事というのは、技術を磨くことだけに限られているわけでは無いようです。

by kaiondo102 | 2014-01-13 18:32 | 臨床雑記 | Comments(2)

翻訳しながら思いだしたこと

ロバートフルフォードという日本でもその著書で超有名になったアメリカのオステオパスがいます。その人のことをアンドリューワイルという「癒す心治す力」かな、と言う代替療法を紹介する本を出した人が制作したビデオがユーチューブにありましたので、JACOの為の参考資料として翻訳をしました。

その中では中耳炎の治療をしている模様がありました。フルフォード先生曰く、中耳炎では胸郭も大事とのこと。そこでふと思い出した症例がありました。

いまから2年前のことだったでしょうか、保育園に通っている確か4歳の子を施術してほしいということでいらっしゃいました。伺うと月一で中耳炎になるとのこと。なんとかなるでしょうか?ということ。そこで施術をしてみました。

凄い警戒感が強かったのを覚えています。お母さんからびったり離れず、なかなかベッドに寝てくれません。お母さんが説得して、なんとかベッドの上に寝ました。

印象に残っているのは、胸郭がぺったんこだったということです。だいたい胸郭の薄い子は免疫力が弱い感じがします。仰向けでも物凄い警戒しているのが分るので、まず足をくるくる回して、警戒感をとるようにしました。

しばらくくるくるしていると、なんだか胸郭が盛り上がってきた感じがします。反対の足首をくるくるすると、さらに胸郭が膨らみます。それから軽く肝臓と脾臓のポンプをおこない、後頭骨のポンピングで終わったと思います。これだけでは良くなる自信などありませんので、できれば月二回、最低月一で来てみて下さい、といったところ次にいらしたのは半年後でした。

久しぶり、と思いながら「どうでした?」と伺うと、その半年の間に一回しか中耳炎にならなかったそうです。その時は確か胸郭も初回よりはひろがった感があります。前回よりは警戒感も少なくて、背骨も調整出来たと思います。今度は月一来てなんて言わず、来れる時に来てということで、またいらしたのが、今度も半年後でした。

その次の半年の間は一度も中耳炎にならなかったそうです。今回は鼻づまりがなかなか良くならない、ということでいらしたそうです。

正直、こんなに慢性中耳炎が早く良くなるとは思ってもいませんでした。もっと頭蓋骨の調整とか入れないとダメかな、と思っていました。しかし一回の施術で大きく変化しました。

フルフォード先生曰く、胸椎3番の高さに頭部からのリンパの排液が流れ込んでくる、とのこと。胸郭が十分に広がらないと、その排泄経路がブロックされる、それが中耳炎がなかなか治らない一つの原因となる、とそのビデオでおっしゃっていました。

今回の症例は、足首をくるくるすることによって、胸郭が上手く膨らんだことが良かったのかもしれません。

いつもはもう何回か来ていただくことが多かったのですが、この子の場合は1回で大きく改善しました。フルフォード先生は中耳炎は数回の治療で治すとのこと。その映像を翻訳しながら、そんな一回だけプチフルフォードした症例を思い出しました。

さあ、明日から今年の営業開始です。今年はどうなることやら・・・。

by kaiondo102 | 2014-01-06 23:45 | 臨床雑記 | Comments(4)