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日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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雑巾絞り

膝の横ずれや捻じれを誇張法でとることによって、腰や股関節、足首の痛みの解消に繋がる経験をすると、では上肢ではどうなるの?と疑問が当然湧いてきます。実際、患者さんの腕をじーっと見ておりますと、上腕が内旋していたり外旋していたりします。肘のところがくの字に曲がっている方もいらっしゃいます。前腕の真ん中から下三分の一のところで捻じれていたりしますし、手首も回旋や横ずれ縦ずれで動きが悪かったり良かったりします。そんな所をいじってどうなるかやってみると、結構効果があがります。

40代女性、1か月前から右肩が痛みます。吊革につかまっていたり、ふと何気ない動作で物を取ろうとすると、角度や方角によってずきっと痛みが出ます。寝ている時も仰向けで肩の下にタオルをかましていないと痛くて眠れないそうです。

いつも通り背骨と骨盤、肋骨を整え、仰向けになってもらいます。すると肩に何かをかませなくても痛みが出ません。骨盤、帯脈、左腕を操作、右にいきます。右腕を万歳、上腕を肩と同じ高さにして外旋・内旋するとどっちも痛みます。どちらかというと内旋の方が痛みが強いそうです。

では、ということでまず手首から。握手をする感じで右手を握り、手首を反対の手で固定して、内外にねじります。するとどっちか忘れましたが、捩じり易いほうがあります。それにプラス手首に牽引と圧縮をかけると確か牽引の方がしやすい感じがします。ということで軽く牽引をかけながら捩じり易い方に捩じり、今度は矯正方向に圧縮をかけながら捩じりなおします。それを繰り返すこと数回、どれだけ変わったかなと思って腕を万歳してもらうと、随分らくに挙げることができます。上腕の内外旋もさっきより楽です。手首だけでこんなに変化するなんて、面白いです。

次に前腕の真ん中から少し下がった所が内側に捻じれているので、ここも内側にねじりながら牽引がしやすいので軽く牽引して少ししたら今度は逆に動かします。これを数回。すると万歳は痛みがなくなり、外旋の痛みが随分減りました。今度は肘です。上腕が内側に、肘下が外側に捻じれている感じがするので、ここも牽引か圧縮をかけながら捩じります。すると外旋は痛みがなくなり、内旋も随分楽になりました。それから軽く肩鎖関節の調整をし、頭を操作して終わりました。

どう?と伺うと腕が動きやすくなった。痛みが随分減ったとおっしゃいます。その日の翌日今度はお子さんを連れてきた時に肩の具合を伺うと、夜は痛みなく練れた。あと3割残っている感じがする、とおっしゃっていました。

40代の男性の右肩、50代女性の左肩の四十肩の痛みにも腕の雑巾絞り操作をすると、これまた軽減しました。ばね指や高齢の女性の手の痛みも、全く痛みが無くなる、ということはありませんが、その場での痛みはほとんど無くなるそうです。

それだけでなく、腕を操作しているとお腹が鳴ったり、すっきりすると言う方もいらっしゃいます。また、一緒に勉強している先生も「雑巾絞り、効果ありますよ」と先日お会いしたときおっしゃってくれました。

下肢と同様、腕は非常によく使う所です。そのような日頃の酷使の結果がこのような腕の捻じれを作り(あるいは横ずれや縦ずれもあり)筋肉や靭帯のバランスを乱し、疲労させ色々な症状を作っていくのでしょうか。経絡治療でいう五行穴は確か肘と膝から下に位置しているはず。お腹がすっきりするということですから、肘下や膝の歪みを取る事はこの五行穴に対しても何らかの効果を持つのかもしれません。

患者さんをずーっと見ていて、身体の姿形を疑問に思う時があります。なんでこんな形しているんだろうか?どうしてここが凹んでいるんだろうか?なんでここが曲がっているのだろうか?と色々疑問が湧きます。そういった気になる所を誇張法の理屈で操作してみるとあら不思議、意外と効果が出ます。勿論、こんな技法は前から必ずどこかの流派にあると思いますが、それでも一応自分が考えたもの(?)ですから、効果が出るとまた嬉しくなって日々の仕事が楽しくなります。

斎藤先生がおっしゃっていた、「身体がここを治して下さいと言っています。素直になればよいだけです」というお言葉が、ようやく少しずつ素直でない私にも分り始めてきたかな?という今日この頃です。

by kaiondo102 | 2014-05-23 00:54 | 臨床雑記 | Comments(6)

業務連絡

先日はありがとうございました。皆さまがお互いあーでもないこーでもないと色々工夫されて練習されているのを拝見して、とても楽しかったです。

次回は6月8日です。頸椎と頭がい骨がお題です。

参加不参加、御連絡ください。

by kaiondo102 | 2014-05-14 00:44 | Comments(4)

科学vs妄想

その昔よく考えていたのは、科学的な治療法を学びたい、身につけたい、それで施術したい、ということでした。勿論「科学」ということを定義するのは難しいですが、一応、良く言われる所の第三者によって検証可能であったり、医学的にいえば二重盲験の検証に耐えられる客観性を持つものであったり、あるいは普通の人がイメージするところの「事実あるいは真実」であるということにします。

経絡指圧を創始した増永静人先生の著書の中には、漢方医学の大家が4~5人で一人の患者を診断したことがあったそうです。その大家は皆一流の腕を持つとのことでした。そうなると診断の結果は同じである、と予想されたのに関わらず全員その診断はバラバラであったそうです。その結果を受けて、漢方医学は科学的でない、と大きく批判されたそうです。

また、確かアメリカのどっかのオステオパシー大学でも同じ実験が行われたそうです。頭蓋骨の膨張、収縮のリズムといわれるCRIというものを検証すべく、一人のモデルを対象に何人かでそのCRIというものを測定したそうです。そうしましたら、全員バラバラのCRIの測定結果が出たそうです。そのため、その実験を主導したオステオパシー大学の教授は、頭蓋オステオパシーは科学的でないため、大学のオステオパシーカリキュラムからはずすべき、ということを提言されたそうです。

身近なところでは、均整の講習会でもモデルの体型が何型か講師によってバラバラであったこともありますし、学校時代の均整の先生は科学的でありたいがために、ノイロメーターを施術で使っている、とおっしゃっていました。

私は一時、科学的であるということにコダワリもっていたことがあります。特にオステオパシーの本を読むと「ただの経験的な整体とは違って解剖学と生理学に基づいて科学的である」なんて書いてあったので、非常にあこがれたものです。また、長野式は長野先生がさすがに東洋医学と西洋医学の結合を目指しただけあって、非常に分り易く生理学や解剖学をもとにして経穴や各処置の説明がなされていて、なんて素晴らしいのだ、と思ったこともあります。そして何と言っても圧痛といった第三者にも分り易い「客観的」と考える指標を使うことにも惚れこみました。

しかし、15年もこの稼業をやっておりますと、私のやっているような施術は科学的になりえるのか疑問に思います。最近では第三者が再検証可能でなくてもよいですし、客観的でなくても全然問題ないのでは、と思うのです。

そもそも客観的であり検証可能であるということは、人それぞれ同じ感受性をもつことが前提となります。しかしまったく同じ感受性をもつことなんて可能なのでしょうか。あばたもえくぼなんていいますが、一人の異性を見ても「美しい、そうでない」の判断は人によって大きくことなります。また江戸時代の美人図が我々には?ということから時代あるいは年齢、出身によっても美醜の概念は異なります。異性という単純な対象を見ても人それぞれですから、はたして脈や頭蓋骨の動きの僅かな差を皆同じように拾えるのでしょうか?もしCRIが客観性に欠けるのなら、では一人の背骨の変位をみな同じように右側屈左回旋なんて同じように診断できるのでしょうか?また一人目に手を当てた時と5人目に手を当てた時には、その実験の環境やモデルの性格から、実験中にモデルの精神的緊張度が増したり、あるいはリラックス度が増して、脈やCRIが変化することも十分考えられないでしょうか。

東洋医学やオステオパシーにおいて、診断や施術にそういった誰がやっても同じ診断をし、同じように施術が出来て、同じような結果を出せるといった、私が以前求めていた「科学性」なんて必要ないのかもしれませんし、出来ないのかもしれません。

最近思うのは「科学性」よりもっと大事なのは、術者が変化を感じることではないでしょうか。施術前に肝虚と感じたものが、施術後にはとれていると感じること、CRIが1分間に30回だったのが7回になっていると感じること、均整でいる捻じれ型が平衡型に近づいたと見て感じること、といった変化を術者が体感出来ることの方が大事な気がします。つまり術者が感じる範疇の中で、施術前と施術後、初診と3カ月後に変化を確実に感じるだけで十分である気がするのです。

ではなぜ私が科学性をもとめていたのでしょうか?やはりそれは一重に自分自身への頼りなさ、自信のなさでありました。自分の手や知識、技術、そして感性にまったく自信がもてなかったからでありました。患者さんのことなど何も診ることができず、自分の施術がどんな変化を作り出しているのかも感じることが出来ませんでした。当然、効果があがっているかどうかもまったく分らない、いわば五里霧中であえいでいた時に客観的で検証可能である「科学的」な治療法を渇望いていた気がします。

我々の施術というものは患者さんを勿論傷つけない中で、もっと自由に自分の感覚と感性の中で泳いでもよいのかもしれません。私は特にそれを最近「妄想」と呼んでいるのですが、その妄想も患者さんが確実に使えるか使えないか教えてくれます。使えなければまた違う妄想をすれば良いだけです。

そんなこんなを考えたゴールデンウィークの半ばでした。

by kaiondo102 | 2014-05-02 01:33 | 臨床雑記 | Comments(2)