日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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I Have A Dream 2

バブル真っ盛りの大学生の頃、売り手市場の就職戦線で私が入社したのはまだ始まって数年の有機農産物を宅配する、という訳のわからない会社でした。本当は通訳になろうと思っていたのですが、実際に仕事をしてみると自分には合わないのでやめよう、と思ったのがもう大学4年の夏。大手の会社の就職活動はほとんど終了していました。「どうしよう」と思いながら新聞の求人を見ていたらこの会社の広告が非常に印象的で、また海外勤務もあるとのことで早速応募しました。

求人広告に出ていた海外勤務はまったくのウソで、研修-営業を経てなぜか商品開発の部署に放り込まれました。その会社の売りは農薬や化学肥料を使わない有機農産物が売りでしたが、私は何故か水産商品の開発をやれ、といわれ素人3人で訳も分らずあちこちで恥ずかしい思いをしながら日本全国の漁港を回り、商品の開発をやっていました。

今でこそ市民権を得て、有機野菜というのは普通のスーパーにおかれたりするようになりましたし、ネットでも購入することが出来る非常に当たり前の物となりましたが、1990年当時はスーパーで見かけることはまず無く、基本的には私の居た会社やその他の団体、あるいは生協から特別に購入する以外、方法はありませんでした。

そもそもこの農薬や化学肥料を使わない有機農業というのが日本で始まったのが1960年代から70年代の初めのころでした。高度経済成長の伴う水俣病やイタイイタイ病を始めとする公害に対する反省とともに、レイチェルカーソンの「沈黙の春」及び有吉佐和子の「複合汚染」という2つの本によって、ほんの一握りの農家の中から化学肥料と農薬に依存する慣行農業に対して「このままで良いのか」という疑問から有機農業が日本で始まりました。もちろん、農薬による農業従事者への健康被害が大変大きかったのもその原動力の一つであります。

同時に都市生活者の間からも公害や光化学スモッグの経験から、安全な食品を求める動きが芽生えました。そして安全な農産物を作りたい農家と安全な野菜や果物を食べたい都会の消費者が手を結び、お互い助け合いながらの有機農産物の流通が日本で始まりました。

しかし、有機農業の始まりはそれは大変だった、と聞きました。ただでさえ閉鎖的な日本の農村コミュニティにおいて、それまで皆がやっていた慣行農業といわれる農薬や化学肥料を普通に使う農業をやめて、新しい有機農業を始めることは本当に困難なことでした。周りに攻撃され、変人・狂人扱いされ、村八分になりながらも、有機農業のやり方を貫き通した少数の農家がいました。

そんな状況下で、圧倒的に有機農産物を作る農家が少ないので、消費者がそれを手に入れるのは大変でした。都会の消費者が「援農」といって農家に手伝いに行ったり、あるいは共同購入といって隣近所数家族でグループを作り、そこへ有機農産物を届けてもらい、あるいは取りに行ったものをもってきて皆で分ける、というちょっとメンドクサイ方法を取らなければ手に入れることのできない野菜であり果物でありました。

このメンドクサイやり取りに異を唱えたのが私のいた会社の創設者でした。有機農業を盛んにするには消費者を増やさなければいけない、そのためには欲しい消費者が手軽に購入できるシステムを作らなければいけない。ということで、それまでは共同購入一本やりだった有機農産物の購入方法をがらっと変化させ、個人宅配というシステムを作りました。それが1988年、バブル真っ盛りのころでした。

これが大当たりしました。潜在的に安全な農産物を求める消費者の数も相当多かったのと、ちょうどチェルノブイリの原発事故とバブルの恩恵を受け、私のいた会社は急成長しました。それこそ毎月お客さんがどんどん増え、ボーナス以外にも金一封がどかんと出たこともありました。それと同時にそれまで協同購入一本やりだった諸団体も個人宅配を始め、これも大当たり、有機農産物への需要は大きく増えました。同時に農家側も有機農業を始める農家だけでなく、農協全体で有機農業を推進する所も出てきました。さらには農水省も有機農業をようやく認めました。1990年の初頭、私がその会社に在籍していた頃は、それまで日陰者であった有機農産物に光がようやく当たり始めた時期でした。

なんでこんな全然関係なさそうな有機農業の簡単な歴史を、この治療ブログで書き連ねたかといいますと、この有機農業の日本における萌芽-発展の歴史は、私たちがやっている東洋医学、オステオパシーを始めとする代替療法がより日本の中で盛んになる一つのヒントになるのでは、と思うためであります。
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by kaiondo102 | 2014-07-21 02:31 | Trackback | Comments(2)

低位安定

連休明けぐらいから、来院され始めたのは30代の男性でした。主訴は左の耳鳴り。キーンという音が2カ月前からして、夜寝ようとすると特にうるさく、とても困るとのことでした。何かきっかけに心当たりはありますか?と伺うと、物凄い暇な部署に異動になってそれがストレスとおっしゃいます。ということで早速施術を開始します。

お身体を見ますと左の肩が大きく下がっています。左半身が縮んでいる感じがします。ストレスで左の胸郭の動きが悪くなり、この縮んだ左半身が左の頸の筋肉、そして側頭骨まで引っ張ることで耳鳴りの原因を作り出したのでしょうか。

骨盤と背骨を誇張法で調整します。左の側胸が凹んでいますので、手を当てます。仰向けになってもらい、骨盤を調整、副腎と帯脈を復溜でとります。さすがに左の帯脈は「ぎゃっ」と強い圧痛があります。肩周りを調整、頸を調整します。左側のC2からC4位まで棒状の凝りがありました。そこをサン竹でゆるめます。後頭骨と側頭骨を調整、耳周りの圧痛を左の大包でとります。

2回目までの施術ではまったく変化ありません。3回目の施術も同じことをやりましたが、仰向けの状態では「耳鳴りはキンキンする」とのこと。困ったなと思い、今度は座位で半分お茶を濁すつもりでやってみました。

胸椎7番から頸椎5番ぐらいまで、2往復ぐらいしました。「耳鳴り変化ないですよね?」と消極的に伺うと、少しキンキン度が減ったとおっしゃいます。

4回目にいらした時は身体の感じが変わっています。それまでは左側が縮んでいた感じがしたのが、すーっと伸びた感じがします。立った状態で下がっていた左肩も今度は右肩より少しだけ高くなりました。そして耳鳴りがしていない時間があり、また、あっ耳鳴りが始まった、と分る時もあるそうです。もう2位回同じように調整をすると注意しない限り耳鳴りは聞こえない、とおっしゃいます。

それから2週間に一度3回いらしていただくと、耳鳴りはほとんど気にならなくなりました低位安定しています、とおっしゃられたので会社も引っ越して遠距離になるそうなので、ではここで終わりますか、なんかあったら電話下さい、ということで施術を終了しました。

以前も耳鳴りではありませんが、40代の女性が耳に入る音がキンキンするという施術をした時、座位で調整をするとそこからぐっと改善したことがあります。

仰向けの状態で大包で耳周りの圧痛をとっても寝ている状態では変化が無かったものの、座位での誇張法の調整を入れることによって、そこからぐっと改善がみられました。

耳の調整には座位の誇張法が必須なのでしょうか?

正直、耳鳴りは得意な種目ではありません。今回の方にも電話で「耳鳴りいけますか?」と伺われた時に、「耳鳴りは難しいです。4回週一で来てだめだったらそれから来なくても良いです」とお話をして施術を始めました。

ですが、座位の誇張法を入れたからでしょうか、そのタイムリミットの4回前に変化が起きてくれました。

今回も座位の誇張法に助けられました。あらためて誇張法を真面目にやっていて良かったです。
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by kaiondo102 | 2014-07-14 00:23 | 臨床雑記 | Trackback | Comments(2)

体質改善かな?

以前は数カ月に一度位来院されていた50代の男性ですが、数か月前から腕がしびれるということで週一で来院され始めました。

伺うと数カ月前から右肩から右人差し指までずーっとしびれるということです。ちょうど大腸経のラインがしびれるそうです。きっかけはわかりますか?と伺うも、特に分らないということです。ということで早速施術を始めました。

お身体を見ると、肩といいますか、長野式でいう小腸系ラインが随分右にずれ、右肩が大きく下がっています。物凄いやせていらっしゃいます。そしてこの方がいらっしゃると施術所が少し油臭くなります。痔もあるそうですし、肝臓が疲れていらっしゃるのでしょうか?

施術を開始します。身体を触ると、いかにも圧痛がありそうなのですが、どこをおさえても痛くない、とおっしゃいます。右のD4から11まで押さえても痛くないそうです。

ということで施術を始めました。骨盤、背骨をいつも通り誇張法的に施術、仰向けになってもらい骨盤を施術、帯脈を押さえるも痛くないそうです。触った感じは「ぎゃっ」と行きそうな感じなのですが・・・。お腹も瘀血や免疫、期門をおさえても全然平気です。ということでその辺はやらずに、骨盤からR11,12を調整、左の肩を軽く調整、問題の右腕の調整に行きます。

仰向けで腕を伸ばした状態でしびれが出ています。手首をトウ骨側に曲げるとしびれが強くなります。軽く腕を開いて肘を90度にまげ、内旋・外旋させると最後の所で両方肩が痛いそうです。ということでここのところはまっている雑巾絞りをします。肩と上腕の捻じれ、上腕と前腕の捻じれ、前腕の捻じれを調整すると、しびれが随分減ります。腕を曲げてさっきみたいに内旋、外旋すると忘れてしまいましたが、どっちかがまだ痛むけどかなりラクとのこと。手首と前腕の捻じれを調整すると、手先まで血が通った感じがするとのきこと。

こんな感じで3回ほど施術をすると腕のしびれはほぼ無くなったそうなので、もういらっしゃらないかな、と思っていたらまた直ぐに奥様から次の予約をいただきます。肩の痛みもその位で無くなりました。右にずれていた小腸経ラインも真ん中近くになり、ひどく落ちていた右肩も左肩とバランスがとれてきました。

しびれが無いのにどうして来るのかな?と思っていましたが、いらっしゃるのでありがたく調整させていただきました。するとしびれが無くなるぐらいから、身体の圧痛があっちこっちで始めました。志室、腎兪、脾兪、右のD4から11まで圧痛が出ていますのでとります。あと、痔(いぼ痔)があったそうですが、しびれの施術をしている間、気にならなくなった、とおっしゃいますが、一応骨盤隔膜も孔最でゆるめます。

そんな施術を続けていると、一ヶ月半立つころにはまず会社での疲労感が無くなって!きたそうです。それまではいつもだったら夕方の3時4時になるとどうしようもなく疲れが襲って、デスクにいるのがつらかったそうなのですが、それが無くなったそうです。

そして2カ月、約8回ぐらいの施術を重ねると、こんどは立つのが楽になってきたそうです。立っていて下腹部のご本人曰く「丹田というところでしょうか」に重心が落ち着くようになったそうです。そして私が一番驚いたのだ、その方が入ってきた時の脂臭さがなくなったことです。最近はいぼ痔も全然気にならないそうなので、肝臓の調子も改善してきたのでしょうか。

以前でしたら、腕のしびれが良くなったところで、やった雑巾絞りが効いた、やったーと言う感じでしたが、こんな感じで少しずつ気になっていた疲労感や微妙な身体のバランスが数カ月の施術の上で改善してきた、というのもとてもうれしいものです。

これで「あなた、行きなさい」といって私の施術所に行かせた奥様のご期待に少し応えることが出来たかもしれません。

私は今まで、とにかく早く痛みをとりたい、早く症状を取らなければ、と思って四苦八苦しておりましたが、今回の施術の経験を通じて、なんでも早く改善すればよい、というものでもないな、と思った次第であります。
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by kaiondo102 | 2014-07-07 01:01 | 臨床雑記 | Trackback | Comments(3)