日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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あと一カ月

あと一カ月位でイギリスへの通訳のお仕事に行きます。今回はウィーク8といって、クラシカルオステオパシーのウィーク1から始まる長い学びの最後のコースとなっております。いつものメンバーの先生とご一緒させていただきますが、これで皆さまに海外に連れて行っていただくのも最後かと思いますと、少々私も感慨深いところがあります。

オステオパシーが日本に初めて入ってきたのは大正時代といわれています。その頃から新し物好き、舶来品大好きの日本人は必死に英語と格闘しながら何とかこのオステオパシーを学んできたのではないでしょうか。その先人達のお陰で現在ではオステオパシーを教える団体も増え、一般の人でもオステオパシーの名を知る人が少しずつ増えてきているようです。私もそのオステオパシーを何とか日本に根付かせようとするお手伝い通訳と翻訳を通じてさせていただいておりますが、この英語と日本語の橋渡しというのは非常に難しい作業だなぁ、と常々実感させられます。

言葉というのは何か思いや事実を伝える時に発せられる音声によるメッセージでありますが、必ずその各言語には背景というものがあります。それはその言語を使う民族の歴史、宗教、文化であり、それらが言語を形作る時もありますし、また逆に言語がその民族のそういった背景に影響を与えることもあります。アメリカの開拓時代の荒野でATスティルによって提唱されたオステオパシーがJMリトルジョンによってイギリスにもたらされ、そこで発展したのがクラシカルオステオパシーです。そのクラシカルが伝えられている言語は英語でありますので、当然クラシカル自体が英語の歴史的、宗教的、文化的背景から色濃く影響を受け成立しています。一方日本語というのも同じように日本人が背負ってきた歴史的、宗教的、文化的背景が影響しています。それは言葉といえどもかなりの違いがあります。

私は専門家ではありませんが、英語と日本語の違いをいいますと、英語は角ばっていて、日本語はもやっとしている感じがします。これではちょっと分りにくいかもしれません。英語は過去から未来まで一直線です。現在形、過去形、未来形という感じで時間の区切りをしっかり決めます。また物が一個の時と二個以上の時では区別します。必ず私、あなた、彼、彼女と主語がはっきりしています。いってみれば時や物、人を確実に分割していこうという概念が存在する気がします。やはりその背景には一つだけの神様を戴き、神様と人間も全く別物として分け、神の栄光の時代で時間が終わる過去から未来への一直線の時間概念をもつキリスト及びユダヤ教の影響があるのではと感じます。

そういう背景があるからでしょうか、一般的なアメリカオステオパシーやカイロを見ていると、身体に悪さをする原因を追及して一つに絞っていこう、という流れがあるのではないか、という感じが私にはします。例えば、オステオパシーではそれが脳脊髄液と頭蓋骨へのアプローチとなり、カイロでは確かC1の変位へのみのアプローチとなっていくのでしょうか。クラシカルも全身治療をうたってはいますが、私が通訳している感じですと脊椎にその治療の焦点がもっとも置かれているようであります。

一方、日本語には現在、過去、未来を厳密に分けませんし、物も一個だから、二個だからと分けません。主語も必要ありません。やはり自然のあらゆる存在だけでなく、トイレまで神様がいるほど八百万の神様を抱き、死んだら皆仏様になって、みんな一緒的な考え方が色濃い日本語は英語とは本当にかけ離れた言語であると実感させられます。その日本語をベースに発展してきた日本の整体、例えば均整法なんて、一応12種体形が基本といわれていますが、それだけでなく脊髄神経反射や経絡、骨格調整などなどあらゆる技法が存在し、一体どこにその中心があるのか解らないほど、アナーキーな手技療法となっています。実際私のいい加減な手技もこれが均整だ、といえばそれで通じるほどあいまいなものであります。

そういった様々な両方の言語の背景を考慮しながら、いかに分り易い形で通訳するか、というのは非常につらいものがあります。ただ単に学校の英文和訳のように、直訳をするとそれを聞いている人は訳がわからなくなります。例えば、I love youという言葉があります。直訳すると「私はあなたを愛しています」となりますが、日本語ではせいぜい男女の間で、それも燃え上がっている時にのみ使用される賞味期限の短い言葉ではないでしょうか。しかし欧米では恋をしている男女間だけでなく、親子、兄弟、仲の良い友人の間でも使われます。父が息子に「I love you」ということをよく云いますが、これを「私はあなたを愛しています」と直訳することはありません。もしそう訳してしまえば、そういった文化的背景を知らない日本人はこの父と息子を変な意味で勘ぐってしまう人も少なからず出てしまうかもしれません。となると訳はその状況に応じて変化させなければなりません。もし家を大学に行く為に出る息子には「元気でな、がんばれよ」となりますし、戦地に赴く息子でしたら「生きて帰ってこいよ」となるかもしれません。

私の知人がNLPという心理学に関わっておりますが、ここで問題になっているのは「直訳主義」とのことです。アメリカ発祥のその心理学を出来るだけ正確に知りたい、と思って「直訳」するのでしょうが、逆に直訳してしまうと日本語としてまったく訳が分からなくなり日本の学習者が学べなくなり、その知人が英文と日本文を読み比べてもう一度解説しなおすことがたびたびあるそうです。そのせいでしょうか、私も他のオステオパシーの文章を読むと日本語として意味が分らない文に多々出会うことがあります。とはいえ、私の通訳・翻訳レベルでは偉そうには言えませんが・・・。

低いレベルですが、通訳をやらせていただくようになって、英語と再び向き合わなければならなくなり、それだけでなく、私が感じるオステオパシーと日本の手技の違いから、西洋の文化と日本の文化の違いが最近非常に気になるようになってしまいました。オステオパシーの通訳をすればするほど、日本の素晴らしさもますます実感し日本の事がもっと知りたくなってしまうというおまけまでついてきて、仕事以外にも良い老後の楽しみが出来てきた感じがします。

それもこれも全てはJACOの皆さまが私を通訳として使ってくださったお陰です。もしかしたら理事の皆さまへは最後のご奉公となるかもしれないので、しっかり準備をしてイギリスに備えたいと思っております。
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by kaiondo102 | 2015-03-19 01:00 | セミナー 海外 通訳 | Trackback | Comments(4)

経穴の使い方2 中極

先日いらっしゃった30代女性、耳鳴りがひどいということでいらっしゃいましたが、耳鳴りの方はステロイドの投与もあって数回の施術でなくなりました。3回目の施術の時に首筋から肩にかけての凝りがひどくてしょうがない(ちょうど膀胱経のところ)、とおっしゃられます。仰向けの状態でおっしゃられたので、一度頭を持ち上げていただきました。すると、胸鎖乳突筋を触りながら、この首のスジが張ります、とのこと。ちなみにこの女性、お医者さんです。ドクターでもスジっと言うんだと感心しながら中極の圧痛を旋機でとり、圧痛がとれた所でしばらくポンピング、良いかなと思った所で頭をもう一度挙げていただくと首筋の張りが無くなり、首筋から肩の凝りが無くなりました。「不思議ですね~」と経穴を使った施術にはいつも関心して下さいます。

20代の女性、仕事が超忙しく身体中が凝ってしょうがないとのこと。全身を調整、どう?と伺うと。随分らく、とのこと。肩コリはどう?と聞くと寝ていたら分らない、とのことなので、仰向けの状態で頭を持ち上げていただきました。すると、左の首筋から左の腰まで突っ張ります、とのこと。この方も旋機で中極の圧痛をとり、中極をポンピングしてもう一度頭を持ち上げていただくと、突っ張り感が無くなったとおっしゃられました。

上記のような感じで、膀胱経の流れに沿う領域の首の凝り、肩コリ、後頭部から頭頂部、前頭部にかけての頭痛などにこの中極のポンピングは本当に良く効く感じがします。この中極の云うのは膀胱経の募穴です。恥骨のすぐ上であり、押すと膀胱を抑えられる感じがするところです。澤田健先生もこの中極は頭をすっきりさせる、と鍼灸真髄でおっしゃられておりましたが、どうやら首から上の膀胱経のトラブルによく効くようです。

もちろん泌尿器の反応として中極の圧痛が出ることもありますし、女性は婦人科、多分子宮の反応も出やすいところです。均整では子宮のトラブルから女性特有の首筋から後頭部にかけてぎゅーっと締め付けられる感じに悩まされる、と言います。またクラシカルオステオパシーはC2C3は子宮のオステオパシーセンターであるとしています。

この中極、基本的に押さえるとほとんどの方が痛いと思います。また尿意を催す方もいらっしゃいますので、いちど膀胱をカラにしてから押さえて下さい。頻尿気味の方は例え膀胱をカラにしても中極を抑えると尿意をまた催す方がいます。その時は長野式では旋機を使います。旋機を押さえ、中極をもう一度押さえると、尿意が消えます。旋機で中極の圧痛がなかなか取れない場合は、子午の関係を利用して中府を抑えると中極の圧痛がとれます。また自律神経や更年期の女性でホルモンバランスが崩れている方はサン竹を抑えても中極の圧痛がとれます。

旋機、中府、サン竹で中極の圧痛をとってみたら、今度はダイレクトに中極をポンピングします。人差し指、中指、薬指を揃え、中極に差し込みます。そしてグーッと押さえてすっと力を抜く、押さえる、抜くをしばらく繰り返します。大体30秒ぐらいポンピングを行ってから凝り感や頭痛の痛みの度合いを確認してみてください。頭を持ち上げた時の首筋から肩コリ感や頭痛が減っていれば効いています。またしばらくポンピングを続けて下さい。長くても2~3分行えば凝り感や痛みが無くなるはずです。

下腹部を押さえて肩コリや頭痛がとれると患者さんはとても喜んで下さいます。また私自身もやっぱり経絡ってあるんだなぁと実感することが出来ます。

この中極を使うようになって十年ぐらい経ちますが、泌尿器や頭や肩の問題だけでなく、私は個人的にはあることにとても密かな効果があるのではないか、と思っております。これは野口整体の野口晴哉先生がよくおっしゃられる○の問題へのだれでも出来る調整法の一つになるのでは、と考えております。しかしそれを証明するのが難しいです。

いずれにせよ中極、鍼ではデリケートな場所なのでなかなかやりずらいですが、手であれば服の上から出来ます。是非お試しください。
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by kaiondo102 | 2015-03-01 16:58 | 経穴 | Trackback | Comments(9)