日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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たまには徹底的に

7月の始めに紹介で来られたのが高校二年生の女の子です。お母さん曰く毎朝頭痛がひどく、まったく起きれない、とのこと。二年生になってから朝起きれなくてほとんど学校に行っていないそうです。またお腹も毎日キューっと痛くなるそうです。お医者さんには偏頭痛と過敏性大腸炎と診断されているそうです。

うちの子はどうなってしまうんでしょう?とお母さん。ということでせめて2学期からは学校に行けるようになれば良いですね、ということで施術を始めました。

身体を見るとぐにゃっとしています。左の肩が右に比べて物凄く下がっています。大腸炎の人っぽく左の腰方形筋が物凄く緊張しています。左のC2のところ物凄い凝りがあります。偏頭痛は左側の側頭骨の所だそうです。

とりあえずいつも通り施術をします。左右の腰方形筋、D11~12をゆるめます。背骨と骨盤を調整、仰向けで骨盤、瘀血、副腎、免疫、中脘、期門、帯脈もゆるめ、肩井もゆるめます。そしてC2の凝りをとり頸椎と頭を調整して終わりました。

週に2日のペースで来院することになりましたが、だいたい2日の内一日はお腹が痛くなって休みます。それでも7月は一学期の終わりに2~3日、学校に行けたそうです。一度セーラー服で来院したので、思わず「学校行けたんだ!?」と私もびっくりしました。

とはいえ、今一つすっきりしません。夏休みに入る頃になると、食欲が少しずつ出始め、頭痛と腹痛は毎日起きなくなり、今日は頭痛、次の日は腹痛、と上と下で交互に痛くなるようになってきました。

これはもうちっと徹底的にやらなければいけないかなぁ、ということでまず腹痛の解消を目指し何回か調整をしました。前述の調整に加え、あまり高校生の女の子にはやりたくないのですが、鼠径部を浅いところから深い所までゆるめ、骨盤隔膜もゆるめます。あと下行結腸を触ると痛いそうなので、陰陵泉でその痛みをとります。その施術を2回位するとお腹の痛くなることは無くなりました。

次は頭痛です。左の肩周りとC2から風池までの凝りと圧痛が物凄く、また扁桃の圧痛もあります。とりあえず、肩井、肩の小腸経ライン、肩甲骨内縁、天ゆうから東風の扁桃3点、C2も上中下、棘突起内側、椎弓、横突起と全部で9分割ぐらいして、全部サン竹でゆるめていきました。そんな調整を3回ぐらい行うと、8月の終わりぐらいでしょうか、頭痛が週一程度しか出なくなりました。

9月に入ると身体中にあった圧痛はほとんどなくなり、左右の大巨、帯脈ぐらいになり、肩周りの圧痛も無くなり、天ユウからの免疫3点の圧痛も天ユウのみになりました。9分割ぐらいしたC2の凝りもだいたい1~2箇所ぐらいしか痛い所がありません。腹痛は8月半ばからほとんど無くなったそうですし、頭痛は7月までの痛みレベルを10とすると4~5レベルの痛みが週一位来るそうです。2学期になり学校にも行けるようになり、朝、頭痛があってもがんばって登校しているそうです。

さらにしつこくC2周辺の凝りを追いかけていると、9月の半ばから今日まで一日も頭痛及び腹痛を経験していない、と今日とてもうれしそうに報告してくれました。

以前、長野式を教えて下さった鶴崎先生は、どうしても治らない患者さんにはあらかじめ2時間ぐらい枠をとって、足の先から頭の先まで徹底的に治療する、ということをおっしゃっていたのが非常に印象的でした。患者さんにある程度体力があり、病の力が強くなかなか症状が改善しない場合は、症状が軽くなるまで徹底的に一時期やることはとても大事なのでは、と今回の高校生の施術を経験して、まだまだへぼな私は改めてその意を強くしました。

それにしても頸椎と頭を操作だけで頸の凝りがすっきりさせるのはいつになったら出来るのでしょうか?まだまだかな。
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by kaiondo102 | 2015-09-27 01:01 | 臨床雑記 | Trackback | Comments(3)

啐啄同時

これからのお話は私の記憶を基に、もしかしたら妄想Maxでかなり脚色があるかもしれませんが、そうであってもどうぞおゆるし下さい。

4月の終わりにイギリスに行った時のことです。ある日、みんなで食事をすることになりました。JACOのメンバー+クリス先生、サンディ先生、クリス先生のご両親、そしてキャンベル先生でした。場所はいつも良く行くタイ料理屋でしたが、レストランに行く前に、理事のB先生から結構真剣なお顔で「今日、キャンベル先生に質問があるんで通訳してもらえないですか?」と言われました。勿論、了解させていただきました。

キャンベル先生の横に私が座り、私の前にB先生が座りました。少し落ち着いた所で、B先生の質問は始まりました。

まず第一の質問は「リズム」というのは何であり、受講生にもどう伝えて良いか苦労しているし、多分ご自身でもどう理解して良いのか困っている、的な質問だったと思います。

キャンベル先生は一言「一つ言えるのはギターを弾く時にまず弦を調律するだろ、それに似ている」というお答え。また、「身体の各部位にはそれぞれのリズムがある。今度はそれぞれのリズムをまとめてオーケストラのようにハーモニーを作る。我々はその時、指揮者でもあるんだ」とのお答え。

う~ん、私はこの瞬間感動で身震いしてしまう、といいますか魂が震えました。

多分B先生はずーっとこのリズムは何か?ということをクラシカルを学んでから考えられてきたのではないでしょうか。クラシカルは身体のリズムを調整すること、とよく講義の中で語られます。しかし、そのリズムというものをどれだけの人が頭でなく身体で理解しているのでしょうか?身体全身のリズム、臓器それぞれのリズム、クラシカルの云うリズムは多分他のオステオパシーの流派がいうCRIやら内臓の自動力的な一分間に何回、とか決められたものではない感じがします。へぼな調律師とこの道30年の調律師が調律したギターの音色がまったく違うように、初心者の指揮者とヘルベルトフォンカラヤンが同じ指揮をしてもまったく違った音を聞き分け、まったく違ったメロディーを奏で上げるように、きっとクラシカルのリズムというのも、それぞれの術者のレベルによってまったく違ったものとして感じられるのかもしれません。

そしてB先生もきっと一分間に何回という定型的なものである、と考えられず、かといってクラシカルの根幹であるリズムを自分の臨床の中で、そして受講生の方たちにお伝えする為に自分の言葉にして理解しなければなりません。しかし、そのような定型的なものでないクラシカルのリズムはそう簡単に理解することは不可能でしょうし、それを自分の言葉にして、さらに受講生に伝えるのは至難の業であると思います。ずーっとずーっと事ある度にこのリズムの自問自答はB先生のエロい頭の中で膨らんで熟成してきていたのではないでしょうか。

一方、キャンベル先生も一言「ギターの調律」「オーケストラの指揮者」と簡単におっしゃいますが、30年にも渡る真剣な臨床と研究の末のお言葉である感じがします。きっとキャンベル先生の中でもリトルジョンが云うリズムとは何か、という模索がこの30年あったと思いますし、そしてこれからも模索を続けられるのではないでしょうか。

私はこのキャンベル先生とB先生の質疑応答を通訳しながら、禅でいう啐啄同時とはこのことかもしれない、と魂が震えました。B先生の中で熟成してきたこのリズムという公案がキャンベル先生の一言によって、今までこもっていた殻の中からひな鳥が出てくるようにぶわっと悟りに至った瞬間に立ち会えた機がします。

もちろん一休さんか白隠禅師も「人生で何百回悟ったか解らない!」とおっしゃられていたように、一度悟ったからといって終わりになるのではないのと同様に、これからもB先生は再びリズムという公案に違った形で向きあい、そして次なる悟りを得ていくのではしょうか。

あの時の衝撃と感動、魂の震えは今でもありありと私の心の中で再現することができます。そして道を志し、極めていこう、とするのはこういうことなんだ、と同じ臨床の道を歩くものとして本当に素晴らしい機会に巡り合うことが出来ました。正直、この話をつまみに今でも3時間は酒を飲むことが出来ます。

そんなキャンベル先生がまたこの11月に来日されます。こんな素晴らしい機会はこれからめったにないと思いますが、その機会がありましたら先生方のお役に少しでも立てるように、キャンベル先生の心を自分に移すつもりで通訳していければ、と思います。
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by kaiondo102 | 2015-09-14 23:39 | セミナー 海外 通訳 | Trackback | Comments(2)

出来ることは少しだけだけど・・

高校二年生の男の子、お母さんからお願いされて月一度のペースで施術させていただいております。軽度のアトピーと副鼻腔炎、口呼吸、疲労感が強い、身体がだるい、どいうことでした。

施術を始めて半年位経つでしょうか、副鼻腔炎と口呼吸もなくなり、疲労感やだるさも抜けてきました。そんな土曜日の朝お母さんからお電話がありました。その子がぎっくり腰になったので今日塾に夜行くのでその前に診てもらえないか、とのこと。夕方20分ぐらいは開けられそうだったので、その時間に来てもらいました。

聞くと前日重い荷物をもって自転車で坂道をおしていたら左の腰がおかしくなり、朝起きたら腰が痛くてベットからなかなか起き上がれなかった、とのこと。歩く時も軽くびっこを引いています。

ということでいつも通り、骨盤と背骨を調整、仰向けになってもらうと寝返りが痛いとのこと。仰向けで骨盤、帯脈、肩関節、首を調整、一度起き上がってもらうと、起き上がる途中が痛いそうなので、仙骨の下の手の平を差し込んで1~2分いると、今度は起き上がれます。ベッドの上の長座の姿勢から片足を下ろそうとすると左の腰に痛みが軽く走るので座ってもらってカーブ調整、もう一度長座の姿勢から降りようとすると、まだ少し痛みます。もう一度カーブ調整で同じ動作をやってもらうと、「痛くない」。びっこも引きませんし少なくとも今は痛みを感じないので、これで終わりにしました。

高校生ぐらいのかるいぎっくり腰みたいのだったら以外とスムーズに良くなってくれますが、そんなことより「困ったな~」と思うのはその子の過程環境です。

お父さんは某一流企業の役職についており、お母さんは専業主婦。おうちは結構裕福です。しかし、お父さんとお母さんは物凄い不仲、お母さんも施術に月1~2回いらっしゃいますが、そのたびにご主人への文句が結構聞くのもつらいレベルで語られます。お父さんはお母さん曰く、自分の思った通りに成長しなかったので、息子さんを毛嫌いしているとのこと。特に男の子の趣味を馬鹿にして、二人の間に会話は全くないそうです。お母さんはこれまた「キーキー」と云う感じで口うるさく、話を聞いている限りでは常に子供の行動を監視、今までの学校選び、塾選びも全てお母様が行うそうです。その割には私の所に来ると「内の子供は本当に馬鹿で困ります。将来どうなってしまうのでしょうか???」とおっしゃられます。私が子供でそんなやかましくいわれていたらどうにかなってしまいそうなレベルです。

いってみればその子はそのおうちの中で独りぼっちな状態です。なんか自分の昔を思い出してしまい、施術するたびに「つらいだろうな~」といつも感じてしまいます。

私的にはその子はとっても良い感じの子です。礼儀正しいし、ゆっくりですがちゃんと話もしてくれます。趣味も過去の私の趣味とかなりかぶるので結構施術中も話が盛り上がる事もあります。

私の施術所にはおうちは結構裕福なのですが、家族関係が冷え切っている中で成長している若い子が結構多いです。大抵そういう子は私の施術所にお母さんが連れてくるぐらいですから、体調も良くありません。私の所でも結構こんな感じの子がいますので、現代の日本全体でみたら、本当に冷え切った家庭の中で成長しなければならない若い子は本当に多いのでは、と思います。

私は高校でアメリカに留学する前、初めて両親と学校の先生以外の大人と英会話学校の夏期講習で知り合いました。またアメリカに行ってからもホストファミリーを始め、沢山の大人と出会いました。彼らを通じて「自分は自分として生きていても良いんだ」と初めて自分の存在を認めてもらった感じがして、心の底よりホッとして生きる勇気が湧いてきたのを今でも覚えています。

私もうちの施術所に来る子供たちにとって、少しはそんな存在になれれば良いな、といつも思いながら施術をする毎日であります。
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by kaiondo102 | 2015-09-04 23:47 | 臨床雑記 | Trackback | Comments(4)