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日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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不足分

誇張法や長野式がある程度出来るようになり、さらには凸凹、雑巾絞り、陰陽交差など自分なりの技を少しずつ開発してきました。人の身体が変化することは自分の中でも十分に理解し、経験し、実践してきました。お蔭様で今ではもちろん患者さんによりますが、身体の痛みに対してはある程度対処できるようになってきました。

その変化させることが人様を治していくことであり、治療であると思っておりました。その変化を出すことを一心に追い求めて今までおりました。ですが昨年の終わりくらいから自分の追い求めてきたことがどこか違うのではないか、という疑問が生じてきました。何かとても大きなものを見落としている気がし始め、自分の施術がどこか違う、と感じることになってしまいました。足りない所まだまだ沢山ありますが、それが何であるか全く見えません。自分の施術は未病を治すという東洋医学とは全くかけ離れ、ただのモグラ叩きにしか過ぎないと思いました。どんなテクを開発してもただモグラ叩きが少しだけ上手になるだけで、まったく東洋医学の本質に近づいていません。体調を崩したこともありますが、なんとなく自分の施術に感じてしまった疑問によってしばらくこのブログを書けなかっただけでなく、仕事への情熱も少々薄れてしまった時期がありました。

変化を追い求めながらもずっと疑問に思っていることがありました。それは、なぜある人には効果のある技法が他の人に効果がないのか、ということです。誇張法にしても長野式にしても、また自分の開発した技法にしても、基本的にはほとんどの方には非常に効果があります。S2を調整しただけで何年も股関節の痛みに悩まされていた方が一回で良くなりました。足首のツボを押さえるだけで、妊娠中にずっと苦しめられてきた坐骨神経痛が一回で痛みが無くなったこともあります。そこまで極端な例でなくとも、開業当初から5~6年は苦しめられてきた寝違いやぎっくり腰、四十肩となどのよくある痛みもここ10年くらいは良くしてあげられる割合は以前よりどんどん上がってきております。

しかし、その一方で治らない方がいます。その場では良くなったように見えても次にいらした時には元に戻っている方も少なからずいらっしゃいます。定期的に来院してくださっているのに少しずつ痛みの度合いがひどくなる方もいらっしゃいます。あげくの果てにはあれだけ私を信用して週一熱心に通って下さった方が乳がんになってしまいました。

そういうことを色々考えますと、自分にとって最も欠けていたのは、患者さんの身体の本当の姿を診る、ということだったのかもしれません。そもそも人様の身体に手を当てて何等かの操作をすると、どうしてその痛みが減ったり、動かなかったものが動くようになるのでしょうか。その原動力は何なのでしょうか。その原動力こそが身体の本当の姿ではなにのでしょうか。その原動力の程度によって治る人と治りにくい人の差を作るのかもしれません。

本日は夏休みでありましたが、特にすることもありませんのでキャンベル先生のDVDの翻訳のチェックをしておりました。その中でワーナム先生がクラシカルオステオパシーについて語っている映像があるのですが、ワーナム先生曰く「本当に大切なのは生命力、不可視の生命力である。それにクラシカルはアプローチしなければならない。だがモダンオステオパシーは骨やら筋肉やらそういう見えるものしか興味がないし、それを治療すれば十分だと考えている」とおっしゃられている場面がありました。それを聞いて、まるで俺じゃん、と思ってしまいました。

今まで私は見えるもの、触れるものしか興味がありませんでした。ここに手を当てると痛みがとれる、凝りがほぐれる、それだけで十分だと思っておりました。そもそも目に見えないものは信用しておりません。目に見えないものの代表として気やエネルギーやオーラやらチャクラやら色々あるのは知っております。ですがそんなのは私は感知出来ませんし
自分には無理な領域である、と思っていましたし今でも思っています。ですが、私の見落としていた大きなものとは、その目に見えないもののような気がしてきました。

クラシカルオステオパシーのJMリトルジョンは人体生理で最初に考えなければいけないのは生命力であり、その生命力はリズムという形で現れる、と述べています。均整法では身体の歪みが主に言及されますが、その歪みは平行・可動・強弱の欠如によるとしています。野口晴哉先生は気や勢い、という表現をされています。澤田健先生も長野潔先生もみな、不可視なものの存在を体表や脈の発現で感じて治療されています。

ではこの不可視な何か、生命力、気をどのように感じたらよいのでしょうか?正直その方法は全くわかりません。そういったものを感じられるようにする、観えるようにするというセミナーもあるようですが、個人的にはそういうものは人様に教えていただくものでは無い気がします。

とりあえずもっと真剣に患者さんの身体を感じるようにします。患者さん皮膚、筋肉、関節、骨を介して声なき身体の声を少しでもキャッチ出来るように耳を澄ますことをこれから最低10年はやってみようかな、と思っています。何かわかるようになるのでしょうか???

そんなことをこの6月にイギリスの帰りの飛行機で考えておりました。帰国後はなるべく耳を澄ましておりますが、まーったく何も聞こえません。困りました。

by kaiondo102 | 2016-08-18 01:10 | 臨床雑記 | Comments(3)

指と趾

上半身と下半身の左右交差(仲間の先生によるとたすき掛け、均整法では斜身相関)理論によって、右肘が痛ければ左膝、左股関節が痛ければ右の肩関節、左の足首の捻挫には右の手首を調整するとあら不思議、それだけでかなりの割合でそういった痛みがすーっと減ってくれます。

これは元はといえば北海道の有名女性鍼灸師の先生の「陰陽交差鍼法」を知り、最初はツボで色々工夫していておりました。ですが理論がメンドクサイので段々ご無沙汰になってしまいましたが、ある時関節操作で逆の相関する関節がどうなるかやってみたら上手くいったのがきっかけで色々使い始めました。

この陰陽理論とは、例えば患者さんが右の手首の肺経の原穴である太淵周辺の痛みを訴えたとします。それに対して、左足の太陰肺経に対応する太陰脾経の表裏の関係である陽明胃経の同じく原穴である陥谷に鍼をすると右手首の太淵の痛みが取れる、という手法です。これまでお読みになっていただければわかると思いますが、結構この経絡の関係性を考えるのが大変でした。鍼灸師でもないし、最近は固定したツボしか使わない私にとって、表裏がどうで同じ太陰が何でと考えるのがめんどくさくなってしまいます。ただ肘や膝などの大きな関節には、その関節のどこの経に痛みがあろうと、ぐっと捩じったり左右にずらしたりすれば経絡に関係せず逆側の痛みが改善してくれます。しかし、最近ずっと疑問に思っていたのは指ではどうなるんだろう、ということでした。親指が痛ければ反対の拇趾を捩じるのか、あるいは陰陽交差理論に基づいて胃経である第二趾を捩じればよいのかが分かりませんでした。

そんな疑問を解消してくれるヒントになる方が先週いらっしゃいました。その方は2~3週間に一度健康管理で来院されますが、先週はたまたま左の中指が痛い、と訴えられておりました。拳を作ろうとすると痛むそうです。ということでいつも通りのルーティンで調整し、今までだったら左の肩甲骨周辺をゆるめてみて、それで痛みが無くならなければ雑巾絞り、というのが指に対する手法でしたが、今回は左右交差でやってみることにしました。

左の手の中指はケツ陰心包経です。それに対応するのは同じケツ陰である肝経の表裏の少陽胆経の右の第四趾になります。そこでまず第四趾を捩じってみます。すると少しだけ左手の中指の痛みが減るそうです。やはり指は陰陽交差なのかな、と思ってしばらく第四趾を捩じるもあるところから痛みが減らなくなるそうです。そこで中指と中趾ではどうだろうということで、右足の第三趾を捩じってみました。その状態で左手を握ってもらうと「あれ~痛くない」とびっくりされます。しばらく捩じっていると左中指がどんどん軽くなってくるそうです。施術を終わると「これで無事夏休みが楽しめそうです!」とのことで痛みはゼロになって帰って行かれました。

手技でやる場合には経絡の表裏やなんやら考えず、とにかく指も同じ指を捩じればようのかもしれません。とはいえ、まだ指に関しては一症例だけですので、これから指が痛い日とには片っ端から反対の同じ指を捩じってみようと思います。

今まで経絡経穴にあこがれ、長野式を学び、そこから澤田流や深谷灸などを応用して自分の手技にツボの操作を取り入れてきました。しかし自分の中ではこのツボの操作と誇張法をベースとする関節操作の融合が今一つ出来ておりませんでした。ですが、左右交差の理論と関節操作を合わせることによって、ようやくツボと関節の距離が少し縮ん出来たような感じがいたします。

by kaiondo102 | 2016-08-03 00:34 | 臨床雑記 | Comments(2)