日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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もうちょっとお腹

最近ふとしたきっかけで始めた手のひらお腹療法。意外と効果的なので色々な人に試しております。とはいえ私の施術所には身体の痛みだけでいらっしゃる方はあまり多くないので、全員には出来ません。

高校二年生の女の子。軽いパニック障害で学校に行けない日があるとのことで来院。肩こりもひどいとのこと。肩が凝るのは僧帽筋の所で、肩井を押さえると強い圧痛があり仰向けで肩をすくめてもらうと凝り感が強くなります。

肩井の痛みは長野式では骨盤内の循環異常ということで陰陵泉を使います。脾経ですので、難経のお腹の脾領域であるおへそに手のひらを載せ肩井を押さえると「痛くない」。左右の肩井をおへそでゆるめて肩をすくめてもらうとラク。座ってもらうと「肩が軽い」とおっしゃられます。

50代前半の女性。インフルエンザになって薬を飲んだら調子悪く、右の後頭部から背中までの凝りがひどいとのこと。薬で肝臓に負担が来て右の背中が凝るのかなと思い、期門を押さえると気持ち悪いそうです。仰向けで右の手の平を背中に差し込み凝りを確認、難経の肝領域は左の下腹部、長野式ではちょうど左天枢と大巨になります。ここに手を載せもう一度背中の凝りを確認すると「痛くない」。だいたいD5からD10くらいまでこれで圧痛をとり、右のC2を押さえるとここも凝りが強いので引き続き同じように施術。すると「痛くない」座ってもらうとまだ少し右の背中が張るので、凸凹で調整すると「痛くない」。

40代後半の女性、以前はひどい左股関節痛でしたが最近の調子は良いとのこと。ですが仰向けで膝を立ててもらい右に傾けてもらうと大転子から左の仙骨にかけて少し痛むそうです。帯脈を緩めると大転子の痛みは無くなり、仙骨だけになります。ちょうど膀胱系になりますが、子午の関係を考えると肺と対応し、難経では右の下腹部、長野式では右の天枢大巨に当たります。そこに手の平を載せ、もう一度膝を右に倒すと「痛くない」。

50代前半女性、右の肘が痛むそうです。何もしなくてもずきずき痛み、動かしても痛みます。肩甲骨回りを緩めると自発痛が減ります。肘を私がぐっと握りますと痛みます。右ひじは肝臓と関係すると考えますので、左の天枢大巨に手のひらを当て、もう一度肘をぐっと握ると「痛みが減る」。しばらくその状態にしてもう一度握ると「痛くない」。もう一回うごかしてもらうとまだ三焦経に違和感を感じます。三焦経のお腹の対応点をもう疲れて考えられないので、薬指を捩じります。薬指の動きが整ったところで肘を曲げ伸ばししてもらうと「平気」とのこと。

痛む箇所とお腹のツボの関係を考えてそこに手のひらを置く、簡単腹部手のひらツボ療法。こんなんで変わるのか?と私自身がびっくりします。正確にツボを探す必要もありません。べつにぐっと押さえることもありません。ただ治療点かなと思われる所に手のひらを当てるだけです。

勿論上記の症例はいずれもその場の痛みが改善しただけで、治ったということではありません。ですがこんな軽い刺激で人様の身体が変わるなんて、あれだけツボに親しんできたつもりの私も本当に驚かされます。

ツボという小さな点だけで考えるだけでなく、経絡という考えから指で操作したり、領域という考えで手の平を置く、ツボという考えを利用することで私のように感覚が鈍い人間もある程度効果的な施術が出来るようになります。やはりツボは面白いですし、これを遺して下さった東洋医学の先達、そしてその教えを分かりやすく通訳・翻訳してくださった長野先生、松本先生には心より感謝であります。

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by kaiondo102 | 2017-01-29 17:18 | セミナー 海外 通訳 | Trackback | Comments(2)

腹部から末端へ

仲間から野口晴哉先生が成人の治療には四肢から、子供は体幹でという言葉を教えてもらい、最近は内科的疾患の症状は長野式の火穴治療を応用しておりますが、あれだけこだわっていた腹部をそう簡単に捨てられず何とかできないか、と思っておりました。中極の頭痛や頸部痛に対する効果や関元のリウマチへの驚くべき効果を経験し、腹部を緩めるのではなく、そこを積極的に治療点として使っていくのはどうか、と思い立ち最近色々実験させていただいております。

ちなみに松本岐子先生は関元だけでなく中脘を使い全身の痛みをとったり、滑肉門で不安感の軽減、おへその周りアレルギーやトラウマの治療などで効果をあげております。先日もう一度松本先生の医道の日本の過去記事を読み返しておりますと、そのおへその治療、ネーブルの臨床が載っていましたので私もなんかやってみようと思いました。

40代女性、風邪を引いてたぶん抗生物質を処方されたせいか右の背中が痛いということで来院されました。いつも通り骨盤と背骨そ施術、帯脈を緩め肩甲骨回りも緩めます。どうですか?と聞くとやはり右の背中はうずく感じがするとのこと。期門を押さえると圧痛がありますので、薬の害から肝臓に負担が出て背中が痛いと思い、期門と子午関係にある小腸経の墓穴である関元に手を載せます。しばらく手を載せ、「どう?」と伺うと「痛みが減ってきた」とのこと。そのまま数十秒手を載せておくと「痛くない」。座っていただくとまだ右の背中が痛みます。そこで凸凹で操作すると「10が2になりました」ということで終わりにしました。

50代の女性ですが、昨年の乳がんになってしまった患者さん。今年の正月明けから再び来院し始めていただきました。右胸を切除しているため右の胸、脇の下、腕の内側にかけて攣る。右手を自由に動かすことが出来ません。今まで3回位来院してくださいましたが、胸の傷は陰陵泉でとっておりました。随分腕も動かしやすくなってきましたが、まだ押さえると傷は痛みます。ということで今回は陰陵泉の代わりに難行で脾経の腹部の
点であるといわれているおへその上に手を載せます。そしてもう一度傷を押さえると「痛くない」。終わって起き上がるときに右手を回しましたが、「今日はこの動きが痛くないです」とのこと。

50代女性、左の耳鳴りと耳が詰まる感じがするということで来院。来院時には耳鳴りは聞こえませんが、耳が詰まる感じはあるそうです。耳の前のツボ三点を耳は腎ですので難経の腎のポイントである下腹部、関元当たりに手を載せると耳の前のツボ三点の痛みは消えます。耳の詰まり感も無くなりました。

50代女性、左の中指のばね指。お正月明けに急に痛くなってきました。左の中指が曲げ伸ばし出来ません。中指の手のひら側の関節部を押さえると強い圧痛があります。日常生活でもここに何か当たるとずきっと痛むそうです。整形に行ったらもっと痛みがひどくなったら手のひらに痛みどめを打ちますよ、というのが怖くて私のところに来院。

中指の拳の手のひら側から押さえて圧痛を確認、中指は心包経ですのがダン中は女性ですので触りにくいため、心包経の裏の三焦経の墓穴である気海に手のひらを載せると圧痛が消えます。中指の圧痛を気海でとり、手のひらをグーパーしていただくとあれ、中指は伸びません。そこで誇張法で中指の捻じれをとりますと、あっスムーズに伸びますとのこと。

腹部手のひら療法、意外と効果があるのかもしれません。まだまだ実験し始めたばかりですが、今のところ面白いように変化が出ますし、なんといっても正確にツボを探す必要がありません。狙ったツボの上に手のひらを置くだけで十分です。これは楽です。

今後は難経の腹部点を使ったり、通常の墓穴をつかったりその表裏や子午を考えながら手を当てていき、もっと精度をあげていければと思っておりますが、ただ手のひらをお腹の上に載せるだけでこんなに効果があるなんてとても嬉しい発見をすることが出来ました。

一昨年と一昨々年は患者さんに恵まれ、症状の改善にあまり苦労しませんでした。ですがそうやって順調に時が一見過ぎていくと、患者さんを何とかして治そう、良くなってもらおう、という気合いが減り、それと同時に自分のやっていることに疑問も出て、仕事に対して情熱を少し失いかけました。しかし、昨年は自分の実力の未熟さを突き付けられ、また自分の不足分もはっきりしてきました。

そう考えると順調に物事が進んでいるのはある意味停滞、あるいは劣化しているのかもしれません。ここ数か月のように、何とかして治らない方を良くしてあげたいともがき始めるとふっと新しいことがひらめきます。またやる気も湧いてきます。

ようやく仕事がまた楽しくなってきました。ありがたいです。

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by kaiondo102 | 2017-01-25 00:26 | 臨床雑記 | Trackback | Comments(4)

一期一会

前回昨年治らなかった症例として書かせていただいたリウマチの患者さん、今年に入って突然良い感じになってきました。

とにかく激しい膝の痛みからほとんど歩けなくなりましたので、私もリウマチの専門医に行くことをお勧めして本人もしぶしぶ(薬が極度に嫌いなため)行ったのが11月の終わり。そこでまず膝のステロイドを注射してもらい、血液検査をしました。ステロイドの注射を受けると少々ラクになりましたが、とはいえ10が8になった程度です。私の施術所に来ると壁があるところはそこで身体を支えながら歩きますが、壁がない所から治療ベッドまでは私の腕にしがみついてゆっくりと一歩一歩歩くという感じは昨年の夏前ころから変わりません。ステロイドの注射の効果は3週間とのことで12月の末にはまた10に痛みが戻っていきました。

リウマチの薬は血液検査の結果、数値がそんなに悪くないということで最少減の量を処方されたのが12月の末。とはいえその薬は痛みを止めるものでなく、組織破壊を防ぐものだそうなので、痛みの軽減は期待できず、その薬の効果がでるのも初めて処方されてから2か月とのことでした。

12月の最後の施術でも膝の調子は相変わらずでした。歩くと膝の中のほうでグズグズと音を立てて何かが潰れるような感じがするとずっとおっしゃられていました。私は膝の関節の中の軟骨が壊れているとずーっと思っておりましたが、年末だし改めて膝を触診してみることにしました。

もう一度膝を軽く動かしてみます。左右、回旋、前後と微妙に動かします。「痛みでます?」と伺うとどれも痛くないとのこと。「でもグズグズ音が鳴って痛いのは膝の中なんですよね?」と伺うと「違う」とのお答え。「じゃあどこなんですか?」と伺うと「膝のもっと前の方」とおっしゃります。もしかして膝蓋骨?と思い膝のお皿を押さえてみます。すると「痛い」。「普段膝がグズグズ痛いのと今押さえて痛いのは同じ場所?」と伺うと「そうだ」とのお答え。ご本人いわく膝のお皿の裏側が痛みの発現部位だそうです。「そんなの初めて聞いたよ~」と内心思いながら、もしかしていけるかもと思いました。

そこで膝のお皿を押さえながら一か所ずつ関元を押さえながら圧痛をとっていきました。ちなみに関元は長野式でリウマチの特効穴です。膝のお皿を押さえても裏側に痛みが無くなった時点で立っていただきます。すると今までで一番立ちやすいとのこと。

年明けに同じような形で3回施術しました。一回ごとにどんどん痛みがラクになっていきます。先日、今年3回目にいらしたときは私の支えなしにご自身で壁の無い所からベッドまで歩くことができました。いつもだったら朝起きたとき痛みで30分動けないそうですが、ここ一週間くらいは起きてもすぐ動けるそうですし、寝ているときに以前であれば寝返りをうつと痛みで目が覚めたそうですがそれも無くなったそうです。仰向けで寝ているときに膝の下にいつもタオルをかましていましたが、必要ありません。

この方の膝が激痛になりはじめてから私はずーっと大腿骨と脛骨の間が問題だとばかり思って、そこの施術をメインに行っていました。最初は左右、それがよくなったら捻じれの動きで痛みが出ておりましたが、やっているうちに痛みもなくなり膝の動きも良くなってきました。それでも痛みは増すばかりです。膝のお皿の滑りもチェックして操作を入れておりました。ですが痛みは悪化しつづけました。

どんどん悪化していく膝の痛みを前に正直為すすべ無しでした。ですが、年末にもう一度問診しなおすとご本人が痛い痛いといっている所は私が痛い所と思っていた場所ではなく、いままで見過ごしていた膝のお皿の裏側でした。そのお皿の裏側の痛みをとると今後どうなるかまだ分かりませんが、少なくとも今年に入ってから今までと比べると大幅に改善しております。薬の効果は前述しましたが関与はかなり少ないと考えられます。

今後痛みがどのように変化していくかは何ともいえません。ぜひこのまま良くなっていって欲しいと思います。あるいはまた悪化していくことも考えられます。とはいえ、問診の重要性と自身の思い込みに注意することを改めて思い知りました。膝のお皿の裏側の痛みが原因だったとは思いもしませんでしたし、誇張法でお皿の滑りをよくすればそれで十分だったと思っておりました。

この患者さんとはかれこれ10年のお付き合いになります。リウマチになってからも私を見捨てずに週に一回せっせと来院してくださっております。しかし自分の施術がどんどん通用しなくなり、私は自分の実力ではもう無理かもしれない、と正直諦めていたところもあります。何をやっても無理かもと思い込んでもおりました。何としても良くしたい、という以前のような気合いが無かったのも事実です。それが問診と触診をし直すことをきっかけに大きく改善し始めました。

定期的に来て下さる方は私のような治療院には非常にありがたいのにも関わらず、一回一回の施術が自分の中で馴れ合いになってしまっていたと深く反省させられました。年の初めに思い切りガツンとやられた気分であります。

一期一会という言葉を大切にこれから施術していきたい、と思った2017年の年明けであります。







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by kaiondo102 | 2017-01-16 23:18 | 臨床雑記 | Trackback | Comments(2)