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日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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Find it, Fix it, Leave it alone!

Find it, Fix it, Leave it alone, というオステオパシーを学ぶ皆様がよく目(耳)にするスティルが遺した格言の一つであります。これは日本語に訳すと「見つけて、それを治療したら、あとはほっとく」という感じの文章で日本では紹介されております。この日本語の訳を目にされて、皆さまはいかが思われますか?私は最初の2つの「見つけて」と「それを治療したら」というところは別に問題ありません。ですがとても引っかかるのが最後の「あとはほっておく」という文章です。

確かに辞書で訳を調べますと leave it alone は「ほっとけ」と書いてあります。ですが日本人の我々としてこの「ほっとけ」という文を見たら、どう感じるでしょうか?私は見放されたような、言われた人に「あとは知らないよ」と言われているような感じがします。

英語ではよく深く心が傷ついている人にたいして「そっとしておいてあげよう」的な意味合いで「leave him alone」という言い、その彼の悲しみやささくれだった心が落ち着くまで見守ってあげながら、一旦距離を置く的な表現があります。いってみればこの場合は否定的な距離の置き方ではなく、肯定的な距離の置き方を現すときに使います。そう考えますと、日本語訳の「ほっておく」というのは私はどうしてもスティルが言わんとしていることをなるだけ正確に表現した訳とは思えないのです。

日本クラシカルオステオパシー協会から通訳と文献の翻訳をお願いされてから、今年で7年になります。特に通訳は最初のころとにかく必死でした。英語も20年ぶりに再び付き合いが始まり、とにかく先生の口から放たれる英語を少しでも聞き漏らすことのないように、訳せるように頭をフル回転させて通訳しておりました。しかし、だんだん英語との再会も落ち着き、外国の先生方のしゃべりにだんだんついていけるようになってきますと、なるべく正確に意味を伝えたい為、今度は英語と日本語の差が気になってしょうがなくなりました。以前もこのブログで書きましたように、英語と日本語は私にとって全く別の言語であります。

英語はどんどんものを分けていきます。誰が話したのか、いつのことなのか、それは一個なのか複数なのか、その一個はどの一個なのか・・・・。日本語は逆です。英語で自分の事を指す"I"も日本語になると私、僕、おれ、わたくし、吾輩、拙者、だけでなく、お父さん、お母さん、先生、などその時に状況と人間関係に合わせて、自分の呼称を変化させていきます。それどころか会話の中では「私は」という主語をつけることもありません。現在、過去、未来、あまり時制も明確な形で使い分けることもありません。私はこの差を英語はニュートン力学的であり、日本語は量子力学的であると感じますが、あまり大それたことは今は述べません。

英語と日本語はその体系が異なるだけでなく、さらには日本文化と英語圏文化の考え方も違います。ギリシャ哲学にその端を発し、キリスト教の影響を強く受け、ルネッサンスを経て発展してきた西洋文明を基にした英語と、縄文文化に端を発し、逆に海外からの思想、文化、宗教、技術を積極的に飲み込んできてそれを日本化していった日本文化を基にした日本語は、それを調べれば調べるほど私にとってその英語と日本語の差は果てしなく離れたものになっていきます。

その違いだけでも困ったものなのに、同じ英語でも誰が話すかによってその個人のフィルターを介しますので、少しずつ意味合いが変わってきます。アメリカの開拓時代を生き抜いて、家を建て、水を確保し、食料と獲るところから全て自分でやらなければならなかったATスティルと、ある程度文明的であった環境から育ち、肉体労働より知的労働が主であったであろうJMリトルジョンではオステオパシーに対する見方が違って当たり前です。その彼らから学び、日々自分の治療院で多く慢性疾患の患者を診ているクリスキャンベル先生と、日々西洋医学の病院で自分自身の科学的根拠を証明し続けなければいけないマービンウオルドマン先生とでは、同じクラシカルオステオパシーといえども、同じ言葉ではありますが、その意味合いはかなり違ってきます。

さらに困ったことに、それを通訳するときは私のフィルターを介するということです。私もアメリカで3年間生活したとはいえ、基本は日本で育ち、日本語を使ってきた人間です。さらにその治療のバックグランドは身体均整法と長野式鍼灸という東洋医学であります。ですから私から出る日本語訳はどうしても日本文化を基にした東洋医学臭い、療術臭い言葉になってきてしまいます。果たしてそれで本当に良いのだろうか?どこまで正確に伝えることが出来ているのだろうか、ふと考えますと怖くなる時があります。

明後日からまたイギリスに行ってきます。今回はウィーク4といってクラシカルオステオパシーの正会員であるMICOのテストを参加者の皆さんは受けられます。また通訳をしなければならないと考えますと、どうしてもこんな事を思ってしまいます。

ちなみに一番初めの” Find it, Fix it, Leave it alone" はどのような日本語が良いと思いますか?私はこの言葉を訳す時は「見つけて、それを治療したら、あとは自然に任せる」というように訳しております。一応、キャンベル先生に私の訳を確認したところ、「素晴らしい、スティルの言っていた言葉より良い!」とのお褒めをいただきましたが、オステオパシーを学ばれる皆様はどう感じられるでしょうか???


by kaiondo102 | 2017-06-18 21:16 | セミナー 海外 通訳 | Comments(2)

オスグッドの症例

前回書かせていただいた帯状疱疹のお母さんの息子さんがいらっしゃいました。年は13歳、中学校に入ったばかりです。小学校の終わりくらいから急に身長が伸び始めたと思ったら、中学校に入ったあたりから右膝が痛いと言い始めたそうです。はじめは成長痛だろうと思っていたそうですが、あまりにも痛がるので心配になって病院に連れて行ったら「オスグッドなんとかと言われました」とのこと。ですが何か治療してくれたわけでもなく、いずれ治ると言われたそうですが、全然変化が無いので私の施術所に連れてきてくれました。

その彼から直接話を聞くと、膝の下がボコッとして何かに当たると痛く、特にジャンプしたときに痛むそうです。実際その場でジャンプしてもらうと着地したときに特に痛いそうです。しゃがんでも痛むそうです。ということで早速施術を始めました。・

うつ伏せで右ひざを動かすと、屈曲したときにちょっとだけ痛みます。背骨と骨盤を調整してもう一度右ひざを曲げると、痛くない。仰向けになってもらい、一度膝をぐっと曲げると痛くないけど、逆に伸ばした膝を上から押さえると痛むそうです。また膝のお皿の下が確かにボコッと膨らんでいて、ここは軽く触っただけで「痛いっ」となります。

左右の帯脈をゆるめ、もう一度膝を上から伸展させるように抑えるともう痛くないそうです。でも膝の下のぼこを押さえるとまだ痛みます。ここを押さえるとあざを押さえられた感じがする?それとも骨を押さえられた感じがする?と聞くと骨とのこと。

骨の痛みは腎、長野式では復溜か大杼ですが、手のひら腹部療法は効くかなと思い、腎の腹部の反応点の関元あたりに手をのせ、もう一度ボコッとしたところを押さえるとさっきよりは良いけどまだ痛い。何となくそれより下の中極あたりの方が冷えている感じがしたので、そちらの方に手を当て、もういちどぼこを押さえると「痛くない」。そのまま手のひらは中極において、ぼこを何か所か押さえてその圧痛をとりました。

ここで一度立ってもらいしゃがんでもらうとさっきより痛くない。ジャンプしてもらうとさっきより痛くないけどまだ痛いそうです。

今度は座ってもらい凸凹操作を行います。もう一度しゃがんでもらうと今度は痛くない。ジャンプすると「少しだけ痛い」。ということでもう一度凸凹操作を行い、ジャンプをしてもらうと「痛くない」ということで一回目の施術を終えました。

その一週間後もう一度来ていただくと、あれから全然痛くなくなったとのこと。ということで全身を軽く調整して終わりにしました。

ちなみに私が良く背骨と骨盤を調整、と書いてありますが、その具体的な方法は日本クラシカルオステオパシー協会のフェイスブックページにちょっとだけその様子が動画でアップされております。ファンデーションコースで講義をさせていただいたとき、私がどのように自分が学んだ均整と長野式、誇張法をクラシカルでまとめて施術所で実際にどう施術しているか、参加者の皆様のご参考になればと思い、体調が悪かった参加者の方を患者役にしてデモしたものです。ですがここからどうやってリンクをすればよいのか分からないので、一応興味があれば協会のフェイスブックを見てみてください。

ということで若い子の膝の痛みが無くなってよかった症例でした。


by kaiondo102 | 2017-06-12 23:56 | 臨床雑記 | Comments(0)

皮膚疾患の症例

2006年にこのブログを書き始めたとき、確か3人の仲間にしかブログを始めたことを伝えませんでした。継続は力なりではありませんが、その後少しずつ読者数は増えて、最近は60~100人くらいの方が毎日訪問してくださっております。私のブログの一部を引用してくださることもあり、大変うれしくおもいます。私は著作権など一切気にしませんので、今後も文章をご自由に引用していただあければ幸いです。無断でも構いませんし、一言お伝えいただければなおさらうれしく思います。

ということで最近来られたアトピー性皮膚炎と帯状疱疹の症例を書かせていただきたいと思います。

中学校3年生の男の子、以前に足底痛で来た事がありますが、久しぶりにお母さんからのメールでアトピーになってしまったとのこと。ということで早速来院していただき施術を始めました。アトピーが出ている場所は顔のちょうどほっぺたのところ。赤く腫れていますが、ジュクジュクはしていません。皮膚科にいってアトピーといわれステロイドをもらっているが治らないそうです。

一回目はどうなるかわからないので、背中の圧痛をとりました。築賓でL2,3とD11,右のD7~9.手三里でD3をゆるめ、背中と骨盤を調整、仰向けになってもらい築賓で瘀血と帯脈、肩ぐうで免疫と肝の圧痛をとります。ここで一度顔のアトピーのチェックをしました。ニコッとしてもらうと頬の皮膚が突っ張るそうです。そこで先ほどの右の肩ぐうを押さえながらもう一度ニコッとしてもらうと突っ張り感が減るです。しばらく肩ぐうを押さえますが結構痛そうですが、構わずぐいぐい押します。十数秒経ったところでもう一度ニコッとしてもらうとツッパリ感が減ります。もうしばらくしてもう一度ニコッとしてもらうと「突っ張りません」とのこと。最後に頭を少し調整して終わりました。帰り際に甘いものは一切食べない、飲まないでと伝えました。聞くとアイスをよく食べたり、スポーツドリンクは部活をしていますので良く飲んでいるそうです。甘いものはかゆみの元だよ、と伝え一週間後に来てもらいました。

2回目に来た時は顔のアトピーは無くなっておりました。顔をニコッとさせても皮膚も突っ張らないそうです。2回目の施術は背中とお腹の圧痛はとらず、築賓で帯脈をゆるめるだけで終わりました。念のために次の週も来てもらいましたが、アトピーは全然平気になったそうです。それより左足の太もも前面の筋肉痛がつらいそうです。うつ伏せで左ひざを曲げようとすると90度のところから痛くて曲げられないので、骨盤と背中を調整して凸凹操作をすると左足が曲げられます。最後は座って凸凹調整をもう一回すると、「痛くない」。ということで終わりにしました。

お母さん曰く初めてアトピーになってどうしようと思ったけどこんなに早く治って嬉しいとおっしゃっていましたので、だいたい中二のころには身体が急激に変化することもあって体調を崩す子が多いのと、甘いものがその不調をさらにひどくさせる、ということをお伝えしました。するとその中三の男の子、甘いものを今まで我慢してきたけどもう解禁してよいか?とのこと。懲りていないようです。

50歳の女性、帯状疱疹になって薬を飲んだが痛みが止まらないどころか、逆に体調が悪くなったということで来院しました。帯状疱疹の出ているのは左の首筋、ちょうどC2のところ(膀胱経)、左の耳の前(三焦経か胆経)、左の肩甲骨の上(小腸経)、首の前面左の胸鎖乳突筋が鎖骨に付着するところ(腎経か胃経)です。確かに赤くボツボツしていますし、びりびりする自発痛があるそうです。

背中と骨盤を調整、痛みを伺うとびりびり感が少し減ってきたとのこと。そのままうつ伏せで長野式帯状疱疹の特効穴の膀胱、胆、腎の火穴
をゆるめます。するとさらにびりびり感が減るそうです。

仰向けになってもらい骨盤と帯脈を緩め、今度は胃と三焦、小腸の火穴の圧痛をとったところさらに楽になったそうです。あとは頭を軽く調整して「どう」と伺うとずいぶん帯状疱疹の痛みが減ったそうです。痛みだけでなく体の不調感も減ったそうです。

2回目の来院されたときはあれから痛みが無くなったとのこと。実はご自身のお母さんが帯状疱疹をやっており、薬を飲んでも治らずそれからずっと神経痛に悩まされていたので、自分もそうなるかもしれなくて怖かったけど大丈夫になって安心したとのこと。患部の赤味はなくなり茶色くなっています。同じように調整し、もう一度いらしてくださった時はもう全然平気とのこと。今度は息子がオスグッドといわれ膝を痛がっているので診てくださいとのことで終了となりました。

最近改めて経穴の効果の凄さと切れ味を実感します。何故こんなに経穴には効果があるのでしょうか?クラシカルオステオパシーでは生命力kという言葉が出てきて、私もそれが感じられるようになりたく日々精進しておりますが、この生命力にダイレクトにアプローチ出来ているのはもしかしたら経穴なのかもしれません。どこか一か所触れただけで数秒後には症状が変化し始めるなんて、生命力というものにアプローチ出来ていなければそんなこと出来ないのではないでしょうか?誰がこの経絡経穴をどのように発見したのでしょうか。また以前は鍼やお灸が使えなければダメかな、と思っていたこともありましたが、骨格や筋肉の調整をしてから経穴を使うことで鍼灸負けず劣らない効果が出せる気もします。改めて松本先生と鶴崎先生は勿論のこと、長野潔先生、沢田健先生、深谷伊三郎先生のご偉業に感謝してもしきれません。


by kaiondo102 | 2017-06-05 01:15 | 臨床雑記 | Comments(0)