日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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根本治療で効果を出すために

以前、根本治療と局所治療について書こうと思いながら、途中で断念したことがあります。当時はクラシカルオステパシーと関わりを持ち、クリスキャンベル先生という治せてかつ尊敬できる先生と出会い、先生のおっしゃるバイタルフォースの治療というものを体現しようと四苦八苦しておりました。


しかし今年に入ってからクラシカルとの縁も切れ始め、通訳の仕事も無くなったことから自分自身の治療に向き合うこととなりました。確かにクラシカルの先生たちと縁遠くなったのは寂しいものですが、本業をもう一度見直すことが出来たのは非常に有難いことでもありました。


そこでまた考え始めたのが根本治療のみで治療していくことの難しさであります。私はクラシカルオステオパシーと約8年お付き合いをさせていただきました。その間、沢山の先生がクラシカルの講習会に参加されました。ですが私もそうでありましたが、このクラシカルだけで果たして日々の患者さんの訴えに対応出来るのか、その答えを見出せずクラシカルから離れる先生も多いのが事実だと思います。


実際、クラシカルだけで、それも自費で治療院を経営している先生は私の知る限りでも数人しかおりません。やはりこの根本治療だけで患者さんを納得させるのは、非常に難しい現状があるのではないでしょうか。


海外でも状況は似たようなものであると思います。数年前に根本治療を基本とするオステオパシーのワークショップに通訳として参加したことがあります。その流派の2トップのオステオパスが実際に患者さんを治療し、その治療についてあれこれ先生が解説、質疑応答という非常に実戦的なものでした。普段のワークショップではデモ治療的な物しか拝見することが出来ませんので、非常にわくわくして参加させていただきました。


しかし私にとっては非常にがっかりするものでありました。もちろん患者さんの中には慢性の難病の方もいらっしゃいましたし、会場もその先生方の治療院ではありません。ですからその場ですぐに結果が出ることばかりでは無い、ということは重々承知しております。しかし、筋骨格系の若い患者さんに対しても少なくともその場では全く結果は出なかった治療ばかりでした。


まず驚かされたのは、身体の痛みを訴える患者さんに、どの辺が痛むのか、どういう動作をすると痛むのか、治療後はその痛みが変化したのか全くお二人の先生とも患者さんに聞かないことでした。背骨を診るだけで患者さんに私のようにアレコレ聞かなくても診断できるのかもしれません。しかし患者さんに伺うことでしか自分の施術の効果を測ることの出来ない私には、その先生方の治療が効果があったのかどうか判断することは非常に難しいものでした。


一人の大先生が30代の黒人女性の腰痛を治療しました。その流派の若い先生がすでに5回治療し随分改善してきたそうです。ですが大先生の治療が終わると、治療前はスムーズに動いていたその女性は、顔をしかめ、腰に手を当てながら痛そうにゆっくりとした動作で帰っていかれました。先生曰く、腰椎の345が狭かったので最後の技法で離開させた、とのこと。どうやらその技法は少々その女性にはきつく、痛みが出てきてしまったように私は見えました。


また、もうお1人の大先生は20代後半の大学院生だという女性を治療しました。訴えは右の肩凝りと右の背中の凝り。パッと見る限り右肩が左肩に比べ大きく下がっておりました。肝臓かなと私は見当をつけておりましたが、その先生曰く「彼女のようにバレエをやっている柔軟性の高い患者さんは良くしてあげるのは非常に難しい」とのこと。それを聞いて私は内心「なんだそれ!」と思ってしまいました。実際、治療後は「あなたは自分自身の身体の使い方をしっかりマスターした方がよい、アレキサンダーテクニックを勧める」とおっしゃっておりました。納得のいかなかった私はその先生に「右肩が落ちているから肝臓の不調からの右肩と背中のトラブルとは考えられないのか?」と質問したところ、「肝臓の不調に右肩の症状が関係するという論文は無い」とおっしゃられました。私がそれより以前にその流派の講習会で右肩の痛みは肝臓から来ることもある、と通訳したことがありますが、もしかしたら私は英語が本当は聞き取れていなかったのかもしれません。


ちなみにこの大先生のワークショップにそれより数年前に参加したことがありますが、急性腰痛の女性が車いすで運ばれ、全く痛みが引くことなくそのまま治療後は車いすで帰ったのを拝見したこともありました。


勿論、その場では症状の変化は無かったのかもしれませんが、翌日大きく改善していることも考えられますので、その一回の治療だけでがっかりするのは私がまだ未熟な証拠でもあります。もしかしたら普段は難病の患者さんばかり治療されているので、このようなマイナーな筋骨格系の問題はあまり重要視されていないのかもしれません。実際、その急性腰痛に対応されなかった先生は、オステオパシーは本来は病気を治すものだが、現在は筋骨格系の問題しか扱えない、カイロや理学療法と同じレベルのものになってしまった!!とオステオパシー大学の学生さんを鼓舞されていた講義の動画を翻訳したことがあります。きっと普段は病気の患者さんを治療することでオステオパシーの本当の姿を体現されているのでしょう


そういった難しい病気を治すことが本来の姿ではありますでしょうが、私たちのような日本の施術家にとってまず大事な事は肩凝り腰痛、膝の痛みを良くしてあげることです。それが出来なくては、少なくとも私の経験では難しい病気の施術をお願いされることは無いと思います。


そして考えなければならないのは、何故この根本治療的な施術だけでは、そういった肩こり腰痛に対応するのは難しいか、ということであると思います。


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by kaiondo102 | 2018-06-25 00:27 | Trackback | Comments(4)

中極の効果

中極というツボが恥骨のちょうど真上にあります。膀胱経の腹部にある募穴であり、鍼灸真髄には沢田先生は中極にお灸をすると頭がすっきりすると書いてあります。均整では頭に刺し込むような頭痛は子宮から来る、と確か観歪法の教科書に書いてあった気がするので、私はこの中極を首から後頭部そして頭頂部にかけての凝りや痛み、頭痛に使っておりました。

この中極に出会ったのは開業してしばらくのころ。キャバクラにお勤めだ、という物凄い綺麗な女の子が定期的に来てくれていたことがあります。そして何故この中極を押さえたのか覚えておりませんが、中極を押さえて軽くポンピングをかけていると、その女の子が足の骨間が緩んで開いていく感じがする、と気持ちよさそうな顔とお声でおっしゃられていたのがずっと記憶に残っておりました。

そんなことをここ数年思い出し、中極を頭部の症状だけでなく下半身の症状に使ってみるとあら不思議、色々な症状に効果があることが分かりました。

70代の女性、右足甲の痛み。こういうのは足背神経痛というのでしょうか?足の甲のちょうど真ん中あたりが全体的にビリビリして立つのもつらい時があるそうです。私がそこをぐっと握ってみると「ぎゃっ」となります。

全身を調整後、一度足背の痛みを確認すると「ぎゃっ」。この方は何かあると頭が痛くなり、また子宮脱もありますので、中極をポンピングすることにしてみました。中極を押さえると痛みます。そこで喉元にある旋機というツボを押えると中極の痛みが消えますので、それから中極をポンピングします。イメージ的には刺激が右足の甲に流れるようにポンピングをします。しばらくポンピングして足の甲を握ると先ほどより痛みが軽減しているそうです。もうしばらくポンピングするとさらに足の甲の痛みが無くなりました。それから数回施術すると足の甲は痛くなくなりました。

右股関節の痛みを訴える50代の女性。この方は交感神経の緊張が強く、脊柱起立筋を触るととても嫌な感じがするそうです。この方も全身を調整して右股関節を動かしてもらいました。膝を立てて外に開いても内側に閉じても大転子のあたりが痛みます。特に開いた時の方が痛いそうです。そこでしばらく中極をポンピング。すると内側に倒す事が楽になり、そしてさらにポンピングを続けていると開くのも楽になりました。

その他、足首の捻挫、膝の痛み、ふくらはぎの凝り、などなど下半身の症状に非常に効果がありました。どうやらこの中極は膀胱経にだけ効果があるのではなく、使いようによっては全身のかなりの所に効果があるようです。

先人が遺してくれたこのツボですが、本当にありがたいものです。それこそありとあらゆる症状に効果があります。そう考えますと今から40何年も前に自宅近くの鍼灸院の看板に興味をそそられ、30年前に実際に鍼灸の治療を受け、そして一時期は鍼灸師を目指しながらも、ツボも骨格も全て網羅した均整を学び、今の自分の施術の基本とすることのできたこのご縁は本当にありがたいものがあります。

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by kaiondo102 | 2018-06-18 20:08 | 経穴 | Trackback | Comments(0)