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日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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リンパポンプを考える 3

痛みの出ている部分とは全く関係なさそうなところを施術してその痛みがとれるという体験は、あらためて身体は繋がっているということを感じさせてくれ、かつ東洋医学の理論の正しさを実感出来る瞬間でもあります。

ではどうして肝臓と脾臓のリンパポンプが四肢の痛みに効果があるのでしょうか?

まず考えられるのが横隔膜への影響です。肝脾ポンプは基本的に私は両期門、だいたいR9の肋骨の下に母指を当てポンプをします。この部分はちょうど横隔膜の前側の付着部であるとのこと。圧痛があっても痛くないようにポンプしていると、少しすると圧痛が無くなる事を考えますと、このリンパポンプはまず腹筋を緩めてから横隔膜まで緩めていると考えられるます。この横隔膜というのは呼吸を介して生命の維持に関わるだけでなく、体幹を安定させることに寄与するため四肢の運動を助ける働きがある、と何かの本で読んだことがありますので、この横隔膜を緩めて機能を向上されれば、そのお蔭で四肢の痛みが軽減してくれるのでしょう。

ロバートフルフォード先生曰く、ショックやストレスで横隔膜が上方にめくれあがってしまうことがあるそうです。その時は横隔膜をリリースすると今度は腹斜筋まで緩み呼吸が深くなるとのこと。腹斜筋イコール長野式では帯脈です。長野先生は帯脈への鍼でありとあらゆる部分の痛みとっておられました。横隔膜がゆるみ、帯脈がゆるむことで長野式の帯脈治療の効果に重なるところもあるのかもしれません。

数年前のクリスチャンフォッサム先生の講義では確か横隔膜の脊椎側の付着部がD11であり、そこは腰方形筋と大腰筋の付着部でもあり3つの筋肉が重なり合っている、と聞いたことがあります。ということは横隔膜への施術は腰痛だけでなく下半身にトラブルを作り出すことが多いこの腰方形筋及び大腰筋を間接的に緩めることも考えられます。

また肝臓をポンプすることは鬱滞しやすい肝臓の中の血液の動きをスムーズにすることで肝臓を軽量化し、右肩や右の背中、右首への負担を軽減させるだけでなく、右の骨盤へかかる荷重も軽くしてくれます。さらに東洋医学的に考えれば肝臓は靭帯、脾臓は肌肉(筋膜及び筋肉)を司る為、肝脾ポンプによって肝臓と脾臓の機能が改善し、靭帯や肌肉の状態も併せて改善すると考えられます。

シンプルイズザベストという言葉が思い浮かびますが、リンパポンプのような本当に簡単な技法で幅広い効果を得ることが出来るは非常にうれしいことであります。


by kaiondo102 | 2018-10-24 23:42 | 臨床雑記 | Comments(0)

リンパポンプを考える 2

どうやら海外ではリンパポンプ技法は風邪を始めとする呼吸器系の疾患に対して主に用いるようですが、最近色々実験してみますと筋骨格系の痛みにも効果があります。

40代の女性、産後に始まっためまいで来院されておりますが、めまい以外にも色々あります。お話を伺うと、どうも肝臓に負担が掛かっている感じがします。右の中指も痛みます。そこで肝臓に対するリンパポンプを行うとあら不思議、その場で中指の痛みがかなり軽減します。2回程施術するとその中指の痛みは指を全く施術しなくても無くなったそうです。

50代女性、この方も右手の中指の痛み(ばね指)を訴えておりましたが、肝臓リンパポンプで痛みがなくなり、動きも一生懸命中指を誇張法で操作していた時よりもスムーズになりました。

60代女性、右の四十肩のような痛み。ここ数か月、右肩が痛むということで施術をしておりました。右の鎖骨のところが特に気になるとのこと。いつも通り肩甲骨回りを緩め、鎖骨の調整をすると痛みはとれますが、数日後にまた痛みが戻ってくるそうです。数回調整しましたが、痛みの戻りが必ずあるので肝臓のリンパポンプを入れてみました。すると肩回りを操作しなくても痛みが大幅に軽減します。2回程リンパポンプをいれた施術すると3回目からは右肩の痛みがほとんど気にならなくなったそうです。

70代女性、左肩の痛み。最近ストレスが強く、すると左肩が痛くなってきたとのこと。巨闕に対してリンパポンプを行うと肩がすっと挙がります。

40代女性、左肘の痛み。こけて左肘をぶつけたそうです。曲げ伸ばしがつらく、押さえても飛び上がるくらい痛みます。そこで脾臓へのリンパポンプを行うと、曲げ伸ばしがスムーズに出来るようになり、押さえた所の痛みも大きく軽減します。2回施術したら、痛みがとれました。

その他にも肩こりや頭痛がらくになったりしました。このリンパポンプ技法を何とかの一つ覚えみたいに呼吸器疾患だけに使うのはもったいないです。色々考えればかなり応用範囲は広いはずです。


by kaiondo102 | 2018-10-12 23:18 | 臨床雑記 | Comments(2)

リンパポンプを考える

自分自身がアトピー性皮膚炎ということもあり、また長野式では長野先生が「長野式は扁桃に始まり扁桃に終わる」というお言葉を聞き、免疫やリンパというのは、生理学があまり良く分からない私でも少々興味のある分野であります。そしてクラシカルオステオパシーで学んだリンパポンプテクニックというのはそういった点から非常にそそられるものでありました。

クラシカルオステオパシーのセミナーの講義の中で良く出てくるのがオステオパシーが1900年初頭に流行ったスペイン風邪に大変効果的であった、というものです。このスペイン風邪に対する治療効果の高さが、アメリカの中でオステオパシーを西洋医学い並ぶ地位に押し上げた一つの要因であるそうです。またスペイン風邪であとは死を待つのみであったのが、オステオパシーによって命を救われ、それがきっかけでDOになった方も大変多かったそうであります。

当時どのようなテクニックがスペイン風邪に使われていたかはあちらのオステオパスの中でも議論があるようです。マコーネルという初期のオステオパスはリンパポンプのようなテクニックのことは一切述べず、スペイン風邪(インフルエンザ)には傍脊椎筋をしっかり緩めることが大事だ、とだけ述べていたそうです。リンパポンプが初めて公式に発表されたのは1920年ミラ―ドDOによるものとのことです。まあもしかしたらこのリンパポンプテクニックはすでにあって、スペイン風邪にそれで対処していたDOも多かったのかもしれません。そしてスペイン風邪が終息したころにミラード先生が発表されたと考えてもよいでしょう。

このリンパポンプというのは実際体内に生理学的変化を引き起こすことが実験で証明されております。ここ最近、現代医学の中で大きく懸念されているのが耐性菌の問題です。抗生物質の使い過ぎであらゆる菌が抵抗力をもってしまい、かつ新しい抗生物質の開発は非常に困難を極めている、というのは良く知られていることです。その耐性菌の問題に対し、抗生物質に代わる治療法は無いか、ということでアメリカのNIH(国立衛生研究所)という国の機関がテキサスのオステオパシー大学に依頼したのが、このリンパポンプの実験だそうです。

犬やマウスを使った実験では、リンパの胸管への流入量及び白血球数が大幅に増えることが分かり、さらにマウスですが肺炎や癌に対しても効果が見られたとのことでありました。

私も一時期はこのリンパポンプを多用しておりました。風邪で喉の痛みや鼻水が出ている方、アトピー性皮膚炎のかゆみ、花粉症など非常に即効で効果があるものでした。

ここ数年、免疫系に対してはツボでどこまでやれるか頑張っておりましたので、リンパポンプはあまり使ってはおりませんでした。ですがふと思うところがあり、またリンパポンプを使うようになりました。今回は免疫系ではなく筋骨格系の痛みに対して試しておりましたが、これもまた大変効果的であることが分かりました。





by kaiondo102 | 2018-10-02 23:29 | 臨床雑記 | Comments(5)