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日々、治療雑感


均整法、長野式、オステオパシーを学び開業している一治療家の雑感
by kaiondo102
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なんちゃってAKA 5

本当かどうかは私は分かりませんが、仙骨というのは私の中ではほとんど動かないベアリングのようなものである感じがします。腸骨の中に嵌っており、一見動かないように見えます。勿論、手技療法の諸流派はみな仙骨といいますか、仙腸関節には可動性があると申しております。ではどのようにその仙腸関節が動くかについては色々説があるようですが、私は個人的には仙骨はかなりの自由度があるのでは、と思っております。

仙骨が前後左右あらゆる方向に微妙に動くことで、全身のありとあらゆる動きが可能になっているのではないでしょうか。勿論仙骨自体の動きは荷重を支える、という性格上非常に少ないのですが、しかし少しの動きがあるからこそ背骨や股関節、膝から肩までありとあらゆる全身の関節が自由に動くのでは、と常々夢想しております。

そしてそのベアリングの動きをスムーズにしてあげるためには、なんちゃってAKAや誇張法のような、5g髪の毛一本分動かす、という身体の無意識の抵抗を引き出さないような圧での操作が大きな効果をあげる感じがするのです。

勿論、グイっと捻ってボキっということでも上手く出来れば私の考える仙骨の微妙な動きを取り戻してあげることも出来ると思います。しかしそれが出来るようになるためには相当の練習と臨床経験が必要な気がするのです。それよりは5g髪の毛圧のほうが私のようなヘボでも安全にかつ非常に効果的に仙骨の動きを取り戻してあげられる気がします。

あらためて誇張法を学んで良かったな、と思う平成最後の年の瀬でありました。


by kaiondo102 | 2018-12-30 17:14 | 臨床雑記 | Comments(4)

なんちゃってAKA 4

年末のこの時期はぎっくり腰の方が非常に多く来院してくださいます。ですが、なんちゃってAKAと凸凹、そして背骨への誇張法を繰り返しますと、来院されたときよりは確実に痛みが軽減してくださいます。治療前と治療後の痛みがまったく変わらず、みじめな思いをしながらそれでも施術代をいただかなければいけないことも最近はほとんど無くなりました。本当にありがたいです。

なんちゃってAKAをやっているとふと思い出してしまうのがイスラエルのワークショップの事であります。クラシカルの「神」と呼ばれる先生がイスラエルの総合病院のペイン科でクラシカルオステオパシーで治療をされております。その「神」がどう実際の患者さんを普段どう治療するか、目の前で見ながら学ぶことの出来る贅沢なワークショップでありました。

その初日の朝一発目、なん十分か通訳をしたところでしょうか、急患がやってくることになりました。確か60~70歳くらいの急性腰痛の女性の患者さんでした。なんてラッキーなのでしょう!!「神」がぎっくり腰を治療するところを目の前で見れるのです。私もちょうどその頃、ひどい坐骨神経痛の患者さんを日本に残しイスラエルに来ておりましたので少しでも「神」の技を学ぼうと思いました。

患者さんは車いすで連れてこられました。かなり痛みがひどいみたいでなかなか動けなかったと思います。確か右の仙腸関節周辺の痛みを訴えていたと思います。なんとか治療台の上にあおむけになり、施術が始まりました。最初は腕をルーティンっぽくクルクルしていたと思います。「うーん、やはりぎっくり腰でもルーティンで攻めるのか」とワクワクしていた覚えがあります。しかし腕を少しクルクルしたらルーティンをやめ、両足首を腋窩に挟み「引っ張るのと押し込むのどちらが良いか?」と患者さんに聞かれ、確か引っ張る方が良い、と言われたのでしばらく「神」は牽引されておりました。

十分くらい牽引されていたでしょうか、その牽引していた両足首を治療台に「神」は戻され、ここで治療が終わりになり患者さんに起き上がっていただくことになりました。スッと起き上がれるか、と思ったところ中々痛みで起き上がれません。ようやく立ち上がり、また車いすに何とか座りました。私の目には全く痛みが変化したようには見られませんでした。ある意味、非常にショッキングな光景でした。神の技が全く効果がありません。痛くてやってきて痛いまま帰っていきました。まるでそれより何年か前の私が良く直面したのと同じ状況ではありませんか。逆の意味で本当に驚かされました。その結果にびっくりしたのは私だけでありませんでした。ある理事の先生もその結果に驚かれ、後々「もっと出来たのでは」と話しをしたのを覚えております。

きっと「神」がこのなんちゃってAKAをご存じであれば、もうちょっとあの女性の痛みを軽減してあげられたのではないか?と今でもよく思い出します。

一応その「神」の名誉の為に申し上げますが、その後の臨床見学ではパーキンソン病を始めとする種々の難病を改善せしめており、穏やかで謙虚で患者さんからの信頼も非常に厚い先生でした。「神」の治療時の美しい姿勢や患者さんのハンドリングなど、通訳しながらも大変勉強になっただけでなく、イスラエルの美しい女性たちに感動することも出来た素晴らしいワークショップであったと付け加えさせてください。




by kaiondo102 | 2018-12-19 23:04 | 臨床雑記 | Comments(2)

久しぶりに

先日、久しぶりに私の出身母体である均整のセミナーに参加してまいりました。内容は「スポンデロセラピー入門」というもの。このスポンデロセラピーとは均整では脊髄神経反射法、または観歪法、と呼ばれているものであります。どういったものかと言いますと、脊椎を叩いたり指圧することによりその脊椎に関係する臓器を拡張ないしは収縮させ病気を治していくというものです。例えば咳なんかには胸椎の3番から7番を叩くと気管支が拡張して咳が止まるというような原理を基に、全身に応用した治療法です。

そもそもはアメリカのスタンフォード大学の医師であるアルバートエイブラムという人が開発したものです。それを日本人の児玉林平という医師が日本に持ち込みました。実際に児玉先生は東京のお茶の水で開業されており、色々な症状を治療していたそうです。私の持っている「月刊手技療法」にもその児玉先生が書かれた臨床例も掲載されており、その治療効果に右も左もわからなかった開業当時の私は憧れたものでした。

今回、そのようなセミナーに出席した理由は、治療方法を知りたいというよりスポンデロセラピーがどうやって日本に伝来して、均整法や野口整体を始めとする療術に影響を与えたか昔から興味があったからです。

驚かされたのは日本人の好奇心です。オステオパシーが誕生したのが確か1874年ですが、それが日本にはすでに1910年の頃には入ってきて、本格的には1920年の頃に入っております。スポンデロセラピーも1910年に生まれましたが、日本には1917年には入ってきております。カイロも1893年に出来たものが1916年には日本に入ってきております。インターネットもアマゾンも無い時代です。日本からアメリカまで行くのに一か月かけて船に乗っていった時代でした。そんな海外だけでなく国内においても情報のやり取りが大変だった時代に、海外の海のものとも山のものとも分からない手技療法を英語で学び、日本にもってきた先人たちの努力と好奇心には頭が本当に下がります。そしてそれらを礎に日本の手技療法を近代化し、さらに発展させていった歴史も凄いと思わされました。きっと野口先生も亀井先生も、「これは凄いじゃん!!」なんて目を輝かせて辞書を引きながら原書を読み込み、さらにそこから新しい技術を作り上げていったのかもしれません。そんな事を考えると、滅茶苦茶ワクワクします。

そのマニアぶりは現代の治療家も引けを取らないようです。私も以前オステオパシーの通訳をしていた時、参加されていた先生方の中にはありとあらゆるオステオパシーを学んでいた先生がゴロゴロおりました。高いお金と自分の治療院を休みにして、海外へ何回も渡航され、オステオパシーを学ばれておりました。そういった先生方から私はクラシカル以外のオステオパシーの事を沢山教えていただきました。

過去から現在までそんなマニア(オタク)の学びと臨床の積み重ねが日本の手技療法を世界一のものにしている、と改めて実感させられました。

講師の先生も非常に博識で均整に真剣に取り組まれている感じが伝わって、とても気持ち良いものがありました。また、このブログを読んで均整を学ぶことに決めた、という好青年ともお会い出来ました。有難いことです。

そんなこんなで私の好奇心を十分に満たしていただけた3時間であり、またこんな歴史系のセミナーがあればぜひ参加したいな、と思わされた久しぶりの均整セミナーでありました。





by kaiondo102 | 2018-12-12 23:38 | Comments(2)